技術職員仕事案内 - 九州地区国立大学法人等職員採用試験事務室

平成27年度
九州地区国立大学法人等
技術職員仕事案内
施設系技術/研究系技術
国立大学法人や国立高等専門学校の技術系職員は、
大学等の施設について、
整備計画、
施工監理、
維持保全まで、
すべてをマネージメントする
「施設系」
と、
多岐にわたる教育/研究活動を円滑に進めるため、
それぞれの専門知識を活かし、
技術面から支援する
「研究系」
に分かれており、
大
学等の運営に幅広く関わっています。
職員採用試験の概要等
試験区分(技術系:11区分) 電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学
受験資格
昭和60年4月2日以降に生まれた者(※詳細は採用試験ホームページを確認してください。)
試験方法
①第一次試験
教養試験
(出題数40題 120分)
社会、
人文及び自然に関する一般知識並びに文章理解、
判断推理、
数的推理及び資料解釈に関
する一般知能についての多肢選択式
(大学卒業程度)
②第二次試験
面接考査等国立大学法人等ごとに第一次試験合格者を対象に実施します。
試験日程
受験申込受付期間
第 一 次 試 験
第一次試験合格発表
第 二 次 試 験
平成27年7月上旬(インターネット上で申込受付)
平成27年8月23日(日)
平成27年9月中旬
第一次試験合格発表後
※正式な日程は採用試験ホームページで公開します。
※採用予定数(機関別)
については採用試験ホームページで公開します。
また、平成27年6月25日の時点で採用予定のない試験区分については試験を実施しません。
過去の試験データ(平成26年度試験実施結果)
第一次
合格者数
試験区分
申込者数
事 務
6,339
574
11.0
図 書
103
16
6.4
電 気
48
19
2.5
機 械
50
24
2.1
土 木
77
3
25.7
建 築
32
12
2.7
化 学
86
22
3.9
物 理
14
6
2.3
電子・情報
31
16
1.9
農 学
55
11
5.0
林 学
21
6
3.5
生物・生命科学
30
6
5.0
6,886
715
9.6
合 計
倍 率
※「資源工学」
の区分は、
平成26年度は採用がなかったため、
試験を実施しておりません。
ここでは、
一般的な事項を記載しております。
各法人がそれぞれ規定すること
になりますので、
詳細については、
それぞれの機関にお問い合わせ下さい。
勤務時間・休暇
勤務時間
休日
休暇等
原則として、
1日7時間45分
(週38時間45分)
❶土曜日・日曜日(完全週休二日制)
❷祝日
❸年末年始(12月29日∼1月3日)
ただし、
業務の特殊性により、
休日に業務を行う機関や部署
があります。
年次有給休暇、特別休暇、病気休暇、育児休業、
介護休業
給与
初任給
各種手当
昇給
各機関の規程により定める
通勤手当、
住居手当、
扶養手当、
期末・勤勉手当等
毎年1月1日に勤務成績に応じて昇給します。
施設系・研究系の仕事
技
建築・電気・機械等を専門とする施設系技術職員が、各機関のキャンパス内の
多種多様な施設に関する計画、施工から保全等の業務を行う
術
●施設実態調査 ●施設の長期整備計画の策定 ●施設整備の企画立案・予算要求
●施設の基本設計実施設計及び積算 ●工事の入札及び請負契約 ●工事の施工、監督及び工事用資材の検収 ●施設の維持保全及び改修
施設系
系
専門的な知識をもった技術職員が、各機関配置部署において、教育・研究における重要な役割を担う
さまざまな業務を行う
●学生の実験、実習の技術的指導 ●研究実験用設備機器の開発・設計・維持管理
●研究実験の実施・測定・分析の補助 ●研究実験用各種資料の採取、保存、標本作製
研究系
先輩職員の声
Q1 この仕事を選んだ理由 Q2 現在の仕事の内容
Q3 この仕事のやりがい(うれしかったこと)
Q4 担当業務に対する思いや心がけていること Q5 今後の目標 Q6 メッセージ
瀬戸山 玄修
せとやま げんしゅう
吉武 靖生
施設系
よしたけ やすお
▼
▼
▼▼
採用年月 平成24年3月採用(試験区分:機械)
所 属 久留米工業高等専門学校 教育研究支援室第一技術グループ 趣味・特技 卓球・バドミントン・映画鑑賞
▼▼
採用年月 平成22年4月採用(試験区分:建築)
所 属 熊本大学 運営基盤管理部施設管理ユニット
施設整備チーム建築担当 趣味・特技 水泳
研究系
「自分が携わった建物が大学に残っていくこと」
大学施設に関
A1 地域や社会に貢献できる仕事がしたいと思っていました。
して企画・計画から、設計・施工、建物の完成後は維持・保全やマネジメ
ントに至るまで、多様な経験ができる国立大学法人等に「街づくりの全て
ができる」という魅力を感じて、この仕事を選びました。
工事監理を担当しています。設計・積算業
A2 主に建築工事の設計・積算・
務では、教員や職員と打合せを行い、意見が反映できるように設計を進
め、予定価格を算出します。工事監理では、学内だけでなく建設会社の人
たちや近隣の住民など多様な人たちとコミュニケーションを取って円滑に
工事が進むように努力しています。
監理業務では、建設会社からの確認依
A3 工事監理にやりがいを感じます。
頼や質問等について、スピード感をもって設計図書との照合及び確認を進
めていくなど、現場の進行に追われ大変な状況の連続となりますが、自分
が担当した建物が無事に完成・引き渡しを迎えた時は毎回感動します。
A4 設計に際しては、施設利用者などの関係者が施設の機能や質的水準に
ついて適切に理解できるように設計内容を伝えることを心掛けています。
また、設計に込めた思いを具体的なカタチにしていくのが現場です。その
ため監理業務では、品質、コスト、工程、安全面を特にチェックしていくこ
とを心掛けています。
A5 まだ新営工事を担当したことがないので、新営工事を設計から現場監
理まで担当することが今後の目標です。いずれは、本学を代表するような
建物のプロジェクトに携わりたいので、そのためにも多くの経験を積み実
力をつけていこうと思います。
企画から、設計・監理、建物の完成後は維持・保全
A6 施設系業務には、
やマネジメントに至るまで、数多くの仕事があります。
「設計、営業、施工」
といった枠にとらわれず何でもやりたいと感じている方にとって、建物の一
生涯に寄り添って働く国立大学法人等は最適な職場だと思います。
具
私の仕事道
「コンベックス 三角スケール」
どちらも施設系業務には欠かせない、測定道具
です。
コンベックスは、現場での検査・測定に使
います。三角スケールは、図面上での寸法を確
認するために使用します。
「自分の仕事に誇りをもっています」
「どこかいい仕事は無いだろう
A1 以前の勤め先がどうしても自分に合わず、
か」と探していたときに見つけたのが「国立大学法人等職員(技術系)」とい
う職種でした。知ったときには「これだ!」と思いました。私自身が高専の機
械工学科の出身でしたので、もちろん高専の機械系技術職員を志望しまし
た。この選択は大正解だったと思っています。
特に私は鉄(鋳鉄)
A2 4学科6クラスに対して機械系の実習を行っています。
を溶かし、型に流し込んで製品を作る「鋳造」の実習を主に担当しています。
その他、研削盤・フライス盤などの工作機械を用いた機械加工の実習や、卒
業研究関連の依頼などもあります。実習そのものは学生と直接かかわる仕事
ですが、裏ではそれ以上の事前準備もあります。
「キュポラ(溶解炉)」を用いて鉄を溶かしています。コー
A3 久留米高専では
クスと呼ばれる燃料を燃やして、その熱で鉄を溶かすのです。そのため、炉の
上部には火柱がゴウゴウと立ち上がり、さらに溶かした鉄を取り出すときは
圧巻で、学生から「おぉ∼っ!」という歓声があがります。この瞬間に一番の
やりがいを感じています。
絶対に安全な実習というものは、まずありま
A4 機械系の加工実習となると、
せん。それはモノを加工するためには、必ず加工する工具などを使う必要が
あるからです。そのため私は「(自分も含めて)学生は常に危険にさらされて
いる」という意識を持ち、学生が怪我をしたり事故を起こさないように学生の
行動に注意するよう心掛けています。
自分の「技能」と「専門知識」がまだま
A5 この仕事に就いて3年経ちますが、
だ足りないと思っています。腕ばかりでも、頭でっかちでもなく、双方バラン
スの取れた技術職員になることを目標に、日々、邁進していきたいと思ってい
ます。余談ですが、最近結婚しましたので、家庭と仕事のバランスもうまく
取っていきたいですね。
A6 国立大学法人等職員といっても職種によって全く業務が異なりますので、
定時でさっと帰れる職種から常に夜遅くまで残業している職種など、様々だ
と思います。私の場合、通常の実習業務であれば定時で終えることができる
ので、あとはスポーツで汗を流すなり、勉強をするなり自分次第です。自分に
とって一番合う仕事に就けるといいですね。
具
私の仕事道
「手袋」
細かい作業や危険な作業もあるので手袋
にはこだわります。
(社)国立大学協会九州地区支部 九州地区国立大学法人等事務・技術系職員人事委員会
お問い合わせ先
(代表幹事校)九州大学 〔編集・発行〕九州地区国立大学法人等職員採用試験事務室
所在地:〒819-0395 福岡市西区元岡744(九州大学総務部人事課内) TEL:092-802-2340
E-mail:[email protected] URL:http://www-shiken.jimu.kyushu-u.ac.jp/