G92201 科 目 名 法職演習(数的処理②) 「判断推理」と「資料解釈」 教 員 名 杉山 務 【授業の内容】 公務員試験に出題された「判断推理」と「資料解釈」分野の問題又はそれに準ずる問題を解く演習です。 【到達目標】 過去の整理された知識から最も適した解法を利用して問題を解くことができ,正解に辿り着く時間を短縮することが できます。 【授業計画】 第1回 オリエンテーション,簡単な足慣らしの問 「判断推理」 第2回 第1章「集合と命題」 1 集合,2 命題 第2章「文章条件から推理」 3 対応関係 第3回 第2章「文章条件から推理 続」 4 順序関係,5 位置関係,6 試合の勝敗,7 発言推理 第4回 第3章「数量条件から推理」 8 数量関係,9 操作の手順 第4章「暗号と規則性」 10 暗号,11 規則性 第5回 【実力テスト1】 第1章~第4章 集合と命題,文章の推理,数量の推理,暗号と規則性 第6回 12 平面構成,13 平面分割,14 移動・回転・軌跡,15 折り紙 第7回 16 位相と経路,17 方位と位置,18 立体構成,19 正多面体 第8回 20 展開図,21 投影図,22 立体の切断・回転・結合 第9回 【実力テスト2】 第5章~第6章 平面図形,空間図形 「資料解釈」 第10回 第1章「数表」 1 実数・割合,2 指数・構成比,3 増加率 第11回 第2章「グラフ」 4 実数・割合、5 指数・構成比、6 増加率 第12回 第3章「特殊な問題」 7 度数分布,、8 統計・相関,9 その他 第13回 【実力テスト3】 第1~3章 数表,グラフ,特殊な問題 第14回 総合テスト 判断推理及び資料解釈 第15回 判断推理・資料解釈のまとめ 【授業の進め方】 確認では40分間のテストを行った後,前回の成績評価をフィードバックし,必要であれば不得手な問題のいくつか について検討します。 実力では,前回の成績評価をフィードバックし,必要であれば不得手な問題のいくつかについて検討した後,60分 間の実力テストを行います。 【教科書(必ず購入すべきもの)】 ①『新スーパー過去問ゼミ4 判断推理』実務教育出版(2014.9)1,944円 ②『新スーパー過去問ゼミ4 文章理解・資料解釈』実務教育出版(2014.9)1,944円 【具体的な評価方法・基準及び評価比率】 定期試験 30% 授業内小試験 60% レポート・課題 10% 受講態度 % 特記事項 確認テスト(40分8問)10回,実力テスト(60分15問)3回,レポート,定期試験(60分20問) 【「成績評価の方法」に関する注意点】 判断推理や資料解釈は,日常の積み重ねにより実力がつくものですから,日々の努力をテストに反映させることが重 要です。 【履修上の心得】 基礎講座ではなく演習講座であることを踏まえ,公務員試験にチャレンジしたり,将来の進路を決定したりするため に,自分から進んで学習する意欲が必要です。問題を解答し,単に「わかった」ではなく,自分で解答できるレベルを 目標とする心掛けが必要です。 1回分の授業にはかなりの範囲が含まれますから,予習が必須で,授業で扱わないテキスト中の問題についても,自 -1- 身でチャレンジすることが望まれます。 【科目のレベル、前提科目など】 日本語の文章が正しく理解できることが前提です。 問題のレベルは,中学数学ですべての問題が解けるとみています, 教科書掲載の問題と解説の理解に困難が生じた場合には,ネットや図書館において自分で調べるだけでなく,他者に 聞くことも有益で重要です。 【備 考】 判断推理は,クイズではなくパズルに近い問題が多いと感じます。クイズは記憶した知識を思い出すことが主体です から,知識以上のものは生まれませんが,パズルは知識を利用して考えることが主体となりますから,想像力に関わ り,創造的な仕事に必要な力が培われるものと考えます。 そういう意味で,判断推理又は類似の考えさせる問題は公務員試験だけでなく,企業の採用試験においても採用され ていますから,将来の志望を公務員に限定しなくても,履修する価値は十分あると考えます。加えて,弁護士を志す前 提となる法科大学院入学の適正試験においても,判断推理の問題が多くの割合で出題され,資料解釈を前提とする問題 も出題されています。 履修の成果が反映され,将来の進路選択に良い結果が得られることを期待します。 -2-
© Copyright 2024 ExpyDoc