平成 27 年 10 月 13 日 お取引様各位 アグリシステム株式会社 北海道河西郡芽室町東芽室基線 15 番地 8 TEL:0155-62-2887 担当:遠藤 伊藤 「スム・レラ T70 10kg 25kg」原料品種変更について 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜 り、厚く御礼申し上げます。 この度、弊社製品「スム・レラ T70 10Kg / 25Kg」について原料の小麦品種 を「十勝産きたほなみ」より「十勝産ホクシン」に原料を変更致します。 下記出荷ロット出荷終了後、新ロットより原料品種(ホクシン)へ変更となります。 また、きたほなみ品種を使用したスム・レラ T70 につきましては生産者限定商 品「土蔵 信さんのスムレラ T70」を継続販売致します。 ■ 現在の出荷ロット (十勝産きたほなみ) ・627600321 スム・レラ T70 10kg ・627600270 スム・レラ T70 25kg ・627600320 スム・レラ T70 25kg ■ 代替え商品 (十勝産きたほなみ) ・土蔵 信さんのスム・レラ T70 在庫数量 在庫数量 在庫数量 40 袋 22 袋 114 袋 25kg ※北海道本別町の小麦生産者 土蔵 信さんのきたほなみを 100%使用しております。 ■ 新ロット(十勝産ホクシン) ・627600431 スム・レラ T70 ・627600430 スム・レラ T70 10kg 25kg 出荷開始時期 10 月下旬 出荷開始時期 11 月上旬 以上 平成 27 年 10 月 13 日 お取引先様各位 アグリシステム株式会社 ホクシン製品の復活について ~実需に応える生産と流通~ 拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配賜り、厚 く御礼申し上げます。 さて、この度弊社主要製品であります「スム・レラT70」につきまして使用しており ます品種「きたほなみ」を「ホクシン」に置き換えることとなりました。 (※スム・レラT70については当初使用されていたホクシンに戻すという形) 背景としましては、ホクシンからきたほなみへの品種改良及び平成 24 年からの本格的 な作付け切り替えにより、市場からホクシンは消え、ホクシンを使用していた製品は全 国的にきたほなみへと変更されていきました。きたほなみは生産効率(収穫量・病害耐 性など)もよく、安定供給を実現し、国産小麦のパン作りに新たな可能性を示しました。 しかし一方で実需であるベーカリーの皆様からは、失ったホクシンの要望が次第に強く なっていきました。 「ホクシンには世界に類のない香りと味がある」 「独特の穀物の香り がよい」「きたほなみにはない力強い味と風味」などの声より、弊社としましても「ホ クシン」の復活生産に可能性を感じました。 アグリシステムは直接生産者と契約栽培を行っており、実需の声を直に伝えることが できます。また取り組みとして、年間数十名のベーカリーシェフが生産地まで足を運ば れ、直接生産者とつながり、対話をし、お互いの声を伝えていただいております。その 結果、国から要望される品種を作るだけでなく、実需の声に応える生産を行っていこう とする 8 名の有志(生産者)が今回のホクシン作付けの復活に協力していただけました。 そして今年の“とかち小麦ヌーヴォー2015”よりホクシンの復活を遂げ、予想してい た以上のご好評をいただき、ホクシンの可能性を確信いたしました。また大変興味深か ったご意見の中で「 “ホクシン”を使用したことで、その良さを感じたと同時に、あら ためて“きたほなみ”の良さを認識することができた」という声でした。単に旧品種だ けを良しとするのではなく、旧品種と新品種のそれぞれの特性と多様性を活かしたパン 作りによってさらなる国産小麦の可能性が広がっています。 今後もベーカリーの皆様の声に生産者と共に真摯に耳を傾け、実需の要望に沿った、 実需と結びついた生産と製造流通を確立していきたいと思っております。また生産地の 声や情報も同時に、実需の皆様や消費地に向けて積極的にお伝えしていきたく思ってお ります。今後とも変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 敬具
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