有機化学演習Ⅰ

一年次後期
有機化学演習Ⅰ
Practice in Organic Chemistry I(1単位)
1年次後期
必修
【担当教員】
教授
西田 篤司
准教授 荒井 秀
准教授
助教
助教 堂浦 智裕
原田 真至
鈴木 紀行
准教授 星野 忠次
【授業概要及び目標】
(授業概要・目的)有機化学は医薬品の開発や性質の理解に欠かせない学問であり、また生命を司る
生体反応の理解にも繋がる。演習を通じて有機化学Ⅰで学んだ知識をさらに確実なものとし、有機化
学Ⅱの理解を深める。授業は演習問題の解法を中心に進める。分子模型やコンピューター計算を用い
る構造解析も行う。
(到達目標)有機化学の基礎課題に自ら挑戦し、討論を重ね、答えを導くことができる。
【授業計画及び授業内容】
回
月日
1 10. 7
2 10.21
3 11. 4
担当者
西
原
星
田
田
野
項
目
<授業方法>
授
業
内
容
有機分子の構造と結合
共有結合、共鳴構造、原子軌道、分子軌道、混成軌道の
<演習>
性質、表現法について理解を深める。
アルカン、シクロアル アルカン、シクロアルカンの構造上の特徴について理解
カンの構造と反応
を深める。シクロアルカンを含む医薬品を調査し、その
<演習>
構造を解析する。
立体配座解析
アルカン、シクロアルカンの配座異性について分子模
<演習>
型、コンピューター計算を用いて以下の課題を学ぶ。1)
コンピューターを用いて配座異性体作る。2)配座エネ
ルギー計算を行い、他の配座異性体のエネルギーと比較
する。3)配座エネルギーに与える要因を解析する。
4 11.18
5 12. 2
荒
鈴
井
木
立体異性
立体異性とその表現法について理解を深める。反応と立
<演習>
体化学の関連性についてより深く考察する。
二分子求核置換反応
SN2 反応の理解を深め、基質、反応条件による反応性の
<演習>
違いや反応機構が答えられるようにする。
26
6 12.16
鈴
木
一分子求核置換反応と SN1 反応、E2 反応、E1 反応の特徴、反応条件、反応機構
が答えられるようにする。
<演習>
7
8
1.20
2. 3
鈴
鈴
木
木
3 限
アルコールの化学
アルコールの物理的性質、反応性、合成法について答え
<演習>
られるようにする。
エーテルの化学
エーテルの物理的性質、反応性、合成法について答えら
<演習>
れるようにする。
【授業外学習】
レポートを課す場合がある。
【教科書・参考書】
教科書: ボルハルト・ショアー〔古賀、野依ら訳〕
「現代有機化学」〔上〕
〔下〕〔化学同人〕
【評価方法・基準】
演習態度(60%)および課題(40%)で評価する。
履修開始時に配布する評価基準に基づき各評価を実施する。
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脱離反応