2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt 広島大学 高エネルギー宇宙グループ (http://www-heaf.hepl.hiroshima-u.ac.jp) 可視・赤外 X線 X線 ガンマ線 2015年1月21日 宇宙科学センター 水野恒史 T. Mizuno et al. 1 /13 Research Theme 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt • 宇宙の高エネルギー現象の観測的研究を行う – ブラックホール(BH)/中性子星、高温プラズマ、ガンマ 線バースト、宇宙線 • そのため、ASTRO-H衛星計画を推進する – 硬X線撮像検出器(HXI)、軟ガンマ線検出器(SGD)開 発の主要メンバー • 平行して、現行の装置を用いた観測と将来装置 の開発を行う – すざく衛星 (2005~)、Fermi衛星 (2008~)、PoGOLite 気球実験(2013~)、CTA将来計画など T. Mizuno et al. 2 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt Members • 理学部物理/宇宙科学センターの教員+ポスドク 研究員、学生で構成 • 他のグループ、特に可視赤外線Gと密に連携 深沢泰司 水野恒史 高橋弘充 大野雅功 田中康之 (+北口貴雄) 大杉節 T. Mizuno et al. 勝田準一郎 伊藤亮介 3 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt Members • 理学部物理/宇宙科学センターの教員+ポスドク 研究員、学生で構成 • 他のグループ、特に可視赤外線Gと密に連携 深沢泰司 水野恒史 (拠点リーダー) BH、宇宙線 活動銀河核、銀河団 高橋弘充 BH、中性子星 大野雅功 田中康之 ガンマ線バースト 活動銀河核 (+北口貴雄) T. Mizuno et al. 大杉節 勝田準一郎 伊藤亮介 加速器実験 超新星残骸 活動銀河核 4 /13 最近の研究成果(1) 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt • これまでで最も遠い(80億年前、赤方偏移z=1.1) 活動銀河からの超高エネルギーガンマ線の検出 (2013年10月 田中康之らにより記者会見発表) E>5GeVの「普通の」ガンマ線到来 方向 PSK 0426-380から2発の超 高エネルギーガンマ線(>100 GeV)を検出 T. Mizuno et al. Fermi衛星全天ガンマ線マップ 5 /13 最近の研究成果(1) 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt • これまでで最も遠い(80億年前、赤方偏移z=1.1) 活動銀河からの超高エネルギーガンマ線の検出 (2013年10月 田中康之らにより記者会見発表) (星の光) E>5GeVの「普通の」ガンマ線到来 方向 (活動銀河など) • 超高エネルギーガンマ線は星の光に よる背景放射と反応=>ガンマ線の吸 収から星生成を研究 • より遠く(昔)の星生成研究が可能に Fermi衛星全天ガンマ線マップ • 次世代地上TeV望遠鏡アレイ(CTA)に より詳細な研究が期待される T. Mizuno et al. 6 /13 最近の研究成果(2) 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt • 日本人アマチュアの発見した新星からガンマ線を 初めて検出 (2010年8月 高橋弘充らにより記者会見発表) • 新星(白色矮星を含む連 星系での爆発的核融合) は銀河系スケールではあ りふれた現象(超新星爆発 の~1000倍の頻度) • 新星がガンマ線を出すと は考えられていなかった 日本人アマチュアが発見, 花山天文台で確認・通報 西山浩一, 椛島冨士夫, 前原裕之(花山天文台) T. Mizuno et al. 7 /13 最近の研究成果(2) 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt • 日本人アマチュアの発見した新星からガンマ線を 初めて検出 (2010年8月 高橋弘充らにより記者会見発表) • 新星がガンマ線を出すと は考えられていなかった T. Mizuno et al. • 「かなた」を含む可視フォローアップ観測&ガ ンマ線データのモニタ。可視光と同期したガン マ線を初めて検出 • 伴星(赤色巨星)近くの衝撃波による粒子加速 が普遍的に起きている 8 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt その他の成果(記者発表を例として) • 記者会見発表 – これまでで最も遠い活動銀河からの超高エネルギーガンマ線(2013/10月; 田中康之ほか) – 太陽フレアからのガンマ線の長時間放射(2012年6月;田中康之ほか) – 新星からのガンマ線の検出(2010年8月;高橋弘充ほか) – 銀河より巨大な粒子雲からのガンマ線(2010年4月;深沢泰司ほか) – ガンマ線による銀河宇宙線測定(2010年3月;水野恒史ほか) – 恒星方向からのガンマ線放射(2010年3月;高橋弘充ほか) – ガンマ線バーストによる光速度一定原理の検証(2009年10月;大野雅功ほか) – 新種のガンマ線銀河(2009年5月;深沢泰司ほか) • 「かなた」望遠鏡(可視赤外)、すざく衛星(X線)、Fermi衛星(ガンマ線)な どによる多波長連携を中心に継続的に成果を上げている T. Mizuno et al. 9 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt ASTRO-H実現に向けて(1) • ASTRO-H衛星の実現に向けて、HXI/SGDの製造・試験を急ピッチで進 めている (スタッフ・大学院生多数参加) 2014年1~12月 フライト品の製造 初号機の完成 (2014年11月 アライメント最終調整) 2014年1~5月 一時噛み合わせ試験 End-to-endで動作の確認 2014年10月カメラ部低温試験 線源のイメージング T. Mizuno et al. 10 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt ASTRO-H実現に向けて(1) • ASTRO-H衛星の実現に向けて、HXI/SGDの製造・試験を急ピッチで進 めている (スタッフ・大学院生多数参加) 2014年12月 初号機低温試験 軌道上動作温度でのキャリブレーション 宇宙研C棟恒温槽 2014年12月 初号機熱真空試験 軌道上環境下での動作検証 CC付近の温度履歴 つくば 8mφチャンバー 10日間 SGD-S BGO付近の温度履歴 22Na(511keV) 57Co(122keV) SGD-AE SGD-DPU 視野Cut前 視野Cut後 現在は二号機の製造を済ませ試験準備中 T. Mizuno et al. 11 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt ASTRO-H実現に向けて(2) • 昨年2月24,25日に広島大学で「HXI/SGD Science Workshop」を開き 、国内外の主要メンバを招いてASTRO-H打ち上げ後に目指すサイエン スについて議論を行った – 高エネ宇宙メンバによる講演4つ、「かなた」望遠鏡ツアー – ASTRO-H White Paperや性能検証フェーズの観測提案へのインプット T. Mizuno et al. 12 /13 まとめ 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt • 宇宙の高エネルギー現象の研究のため、ASTRO-H衛星計 画を推進し、現行装置による観測と将来装置の開発を行う • 大学内の他のグループ、特に可視赤外線グループおよび国 内外の研究機関と密接に連携 • ASTRO-H衛星の実現に向け、搭載装置の製造・試験および 、打ち上げ後に目指すサイエンスの議論を進めている T. Mizuno et al. 13 /13 2015-01_CoreU高エネ宇宙G紹介.ppt Appendix T. Mizuno et al. 14 /13
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