No.53( 1月14日) - カラカス日本人学校ホームページ

第 53 号
平成 27(2015)年 1 月 14 日
在ベネズエラ日本国大使館
附属カラカス日本人学校発行
目指す児童生徒像
よく考える子
思いやりのある子
進んでやりぬく子
強くたくましい子
日本もベネズエラもよく知る子
海外にいても日本にいても、大切にしたいものがある。それは日本の伝統と文化!
~後世に伝えたいものがある。伝えねばならぬものがある。それが日本の伝統と文化~
1月9日(金)5校時の全校学活は「全校お正月集会」でした。日本の伝統的な行事や遊びに親しむ目
的で開催しました。「お正月」(滝廉太郎作曲)の歌をみんなで歌い,日本で行われるお正月ならではの催
しを話しました。例えば,書き初め,初詣,初夢,おせち料理,門松等です。その後,全校でお正月の遊
び「福笑い」と「カルタ遊び」をしました。遠い異国ベネズエラの地で,日本の伝統と文化を偲びました。
■■■1年生がいも掘りをしました!■■■
1月 12 日(月)に1年生仲良し3人組が
待望の芋ほりをしました。昨年9月から丹
精込めて育ててきたお芋は丸々と美味しそ
うに育っていました。約 40 個以上も収穫,
美味しいおやつに調理して,みんなで自然
の恵みをいただきます。今から楽しみです。
■ 舞 台 出 来 る! ■
オビディオさんが中
心となって学習発
表会の舞台設営が
できました。舞台
練習も始まります。
カラカス日本人学校をもっともっと知り、もっともっと好きになるために…(その44)
「学校沿革史」が見せてくれる美しい風景の数々…その 11
思い出は緑の風の中に
日本人学校学校、はじまりの記。沿革史なる本が学校に残されています。厚さ3cmはある立派な本です。
その第1ページに、お二人の写真が収められています。1枚は日本人学校全日制設立に尽力くださった杉原眞
一大使閣下です。大使閣下は昭和 50 年(1975)11 月1日の開校式から次の年の3月末まで臨時校長をして
くださいました。
。昭和 51 年4月に初めての派遣校長が初代校長神谷又一郎先生でした。4名の教員が校長先
生と同時に赴任し、開校式に合わせて半年前に赴任していた湯浅教諭と合わせて、政府派遣は6名となりまし
た。神谷校長は、東京都の校長を定年退職されてからの派遣でした。学校の創成期、何もかもが手探りの出発
でした。昭和 53 年3月 20 日離任される神谷校長の歌が残っています。
「老いの身に重き務めをつつがなく 果たし
て帰るカラカスの朝」同じく派遣教員第1号の湯浅教諭の言
葉です。「ブーゲンビリアの咲き乱れる校庭をあとにして
二年半振りにサクラの咲く日本へ帰ります。帰りたくもあ
り帰りたくもなし、雨季を直前にしたバージェ・フレスコ
にて」はじまりがあってこその今です。遠いはじまりの日
の苦労に思いを寄せては、感謝の念がこみあげてきます。
(写真左より:沿革史、杉原大使、神谷校長)