VMware Site Recovery Manager 6.1 プライベート クラウドでのアプリケーションの可用性と サイト間でのワークロードの移行の自動化 概要 Site Recovery Manager について VMware Site Recovery Manager は基盤となるレプリケーション VMware Site Recovery Manager™ は、プライベート クラウドでのアプリケーションの可用性とサイト間での ワークロードの移行において、業界をリードするソリュー ションです。基盤となるレプリケーション テクノロジーと 連携する自動化ソフトウェアであり、ポリシー ベースの テクノロジーと連携する自動化ソフトウェアで、ポリシー ベースの 管理、ダウンタイムなしのテストの実行、リカバリ プランの自動 オーケストレーションが可能です。VMware vSphere® Replication™ とネイティブに連携し、VMware の主要なストレージ パートナーが 提供するアレイ ベースのレプリケーション ソリューションを幅広く 管理、ダウンタイムなしのテストの実行、リカバリプラン サポートすることで、高い柔軟性と幅広い選択肢を提供します。 の自動オーケストレーションが可能で、シンプルかつ ま た、VMware vSphere の メ リ ッ ト を ネ イ テ ィ ブ に 活 用 し、 信頼性に優れたサイト間での仮想マシンのリカバリと Software-Defined Data Center(SDDC)の ア ー キ テ ク チ ャ も 可搬性によって、ダウンタイムをゼロまたは最小限に 利 用 で き る ほ か、VMware NSX™( ネ ッ ト ワ ー ク 仮 想 化 ) や 抑えることができます。 VMware Virtual SAN™( 高 度 に 統 合 さ れ た Software-Defined Storage)など、その他の VMware ソリューションとも連携します。 主なメリット Site Recovery Manager では、ゼロまたは最小限のダウンタイムで、 サイト間でのアプリケーションの移行をテストおよび自動化でき • ディザスタ リカバリ、災害の回避、データセンターの 移行など、さまざまなユースケースに対応 • システムを停止せずにテストを頻繁に実行できるため、 予測信頼性の高いリカバリ目標を実現 • フェイルオーバーおよびフェイルバック ワークフロー の自動化により、高い信頼性の下、リカバリ時間を 分単位に短縮 • サイト間における仮想マシンの大規模なライブ マイグ レーションをオーケストレーションすることで、ダウン タイムを伴わないアプリケーションの可搬性を実現 • ディザスタ リカバリの総所有コストを最大で 50 % 削減 ます。これにより、ディザスタ リカバリ、災害の回避、データセン ターの計画的な移行、サイト レベルのロード バランシング、アプリ ケーション メンテナンスのテストなど、さまざまなユースケースに 対応が可能です。 さらに、迅速で予測可能なリカバリ時間、自動化による管理の簡素化、 総所有コストの最小化と、アプリケーションの可用性とプライベート クラウド環境の各サイト間での可搬性を実現する、業界をリード するソリューションです。 連携するテクノロジー Site Recovery Manager で保護対象の仮想マシンのリカバリ操作を オーケストレーションするには、基盤となるレプリケーション テク ノロジーが必要です。 • vSphere Replication: 目標復旧ポイント(RPO)のカスタマイズ と複数の時点へのリカバリ機能を備えた、ハイパーバイザー ベース のレプリケーション テクノロジーです。Site Recovery Manager とネイティブに連携し、vSphere のほとんどのエディションに 含まれています。詳細は、次の Web サイトを参照してください。 http://www.vmware.com/jp/products/vsphere/features/ replication • サードパーティ製ソリューション: Site Recovery Manager は、 ストレージ パートナーが開発したストレージ レプリケーション アダプタを使用して、アレイ ベースのレプリケーション ソリュー ションや拡張ストレージ ソリューションと連携します。互換性 ガ イ ド は 次 の Web サ イ ト か ら ご 確 認 い た だ け ま す。 http://www.vmware.com/resources/compatibility 図 1: Site Recovery Manager は、セカンダリ サイトへの仮想マシンのフェイルオーバー と移行を自動化します。vSphere Replication や、さまざまなストレージ ベースのレプリ ケーション製品を使用して、リカバリ サイトへの仮想マシンのレプリケーションを実現 します。 デ ー タシ ート / 1 VMware Site Recovery Manager 6.1 主な機能 マニュアル作業を必要とする従来のディザスタ リカバリ ソリュー ションの多くは、コストが高く、複雑で信頼性が低いため、ビジネス 要件を満たすことは困難です。Site Recovery Manager は、次の ポリシー ベースのシンプルな管理 Site Recovery Manager は、自動化機能、および SDDC テクノロ ジーとの連携によって、初期設定から継続的な管理作業まで、ポリ シー ベースのシンプルな操作が可能です。 ような機能とメリットを提供します。 • 統合リカバリ プラン:数千台規模の仮想マシンのリカバリ プランを、 vSphere Web Client から直接作成して管理できます。 迅速かつ信頼性の高いリカバリ • ポリシー ベースの管理:「ストレージ プロファイル」保護グループ によって、保護対象データストアを識別し、仮想マシンの保護 / 保護解除プロセス、保護グループへのデータストアの追加プロ セス、および保護グループからのデータストアの削除プロセスを 自動化します。 Site Recovery Manager は、リカバリ プランの実行に関連する すべての処理を自動化することで、迅速にリカバリし、マニュアル 作業に伴うリスクを排除します。 • ダウンタイムのないリカバリ テスト: 分離されたネットワークで、 自動フェイルオーバー テストを必要に応じて実行できます。本番 環境のアプリケーションへの影響はなく、詳細なレポート機能に よりコンプライアンスの確保も可能です。 • オーケストレーション ワークフローの自動化:ディザスタ リカバリ 用フェイルオーバーまたは計画的な移行を実行し、リカバリされた 仮想マシンを元のサイトにフェイルバックします。1 回クリックする だけで、常に同じリカバリ プランを実行できます。 • ネ ッ ト ワ ー ク 設 定 お よ び セ キ ュ リ テ ィ 設 定 の 自 動 リ カ バ リ: VMware NSX との連携により、リカバリ後の仮想マシンで IP アドレスを再設定する必要がありません。セキュリティ ポリシー も保持されるため、リカバリ後の設定がさらに簡素化されます。 • 自動化のカスタマイズが可能な拡張性: Site Recovery Manager 向けの VMware vRealize™ Orchestrator™ プラグインを使用 して、カスタムの自動化ワークフローを作成できます。事前に 作成されているワークフローを利用して、カスタム ワークフロー を簡単に作成可能です。 ダウンタイムを伴わないアプリケーションの可搬性 Site Recovery Manager を使用すると、2 つのサイト間でアプリケー ションをライブ マイグレーションできます(認定された拡張ソリュー • ネットワークの自動マッピング: VMware NSX 論理スイッチを 使用して、リカバリ プランの作成時に 2 つのサイト間でネット ワーク設定を自動的にマッピングします。 • セルフサービス プロビジョニング: アプリケーション テナントは、 VMware vRealize Automation™ のブループリントを使用して、 ディザスタ リカバリ保護をプロビジョニングできます。 TCO を最大 50 % 削減 Site Recovery Manager では、管理とテストの自動化により複雑な マニュアル作業が排除されるため、総所有コスト(TCO)を大幅に 削減できます。また、リカバリ インフラストラクチャ用の設備投資 コストの削減も可能です。この数字は、サードパーティのグローバル な調査会社によって検証されたものです。詳細については、調査資料 を参照してください。http://info.vmware.com/content/apac_jp_ cp_BCDR_lp?src=web_jp_15Q2_BCDR_TRC 購入方法 Site Recovery Manager には 2 種類のエディションが用意されて おり、ビジネス要件に応じた環境の保護を実現します。 ションを使用)。詳細は、互換性ガイド(英語)を参照してください。 Site Recovery Manager のライセンスは、どちらのエディションも • Cross-vCenter vMotion のオーケストレーション: リカバリ プ ラ ン を 使 用 し た、 大 規 模 な Cross-vCenter™ vMotion® を オーケストレーションできます(拡張ストレージを使用)。また、 ダウンタイムのない、災害の回避とデータセンターの移行も可能 です。 保護対象の仮想マシン単位で提供されます。 • 拡張ストレージのサポート: 同期レプリケーション機能と、メトロ エリアでのアレイ ベースのクラスタリング機能を兼ね備えた ソリューションを活用し、幅広いレプリケーション ソリューション とも連携して、トポロジーと目標復旧ポイント(RPO)を柔軟に 調整できます。 − vSphere Replication: 目標復旧ポイント(RPO)を柔軟に 設定でき、異種混在のストレージ トポロジーに対応する、仮想 マシンのレプリケーション機能で、Virtual SAN 用のレプリケー ション エンジンとしても機能します。 − アレイ ベースのレプリケーションのサポート: 既存のストレージ を活用できるほか、同期レプリケーションによる、データ損失の ないレプリケーション オプションを提供します。詳細は、互換性 ガイド(英語)を参照してください。 Site Recovery Manager Enterprise には、VMware vCloud Suite® Enterprise の一部として保護対象の CPU 単位のライセンスも用意 されています。 SRM Standard SRM Enterprise 1 サイトあたり最大 75 台 ライセンスが付与されていれば、保護可能な仮想 の仮想マシンを保護 マシン数に制限なし SRM Enterprise のみの機能 • VMware NSX との連携 • Cross-vCenter vMotion のオーケストレーション • 拡張ストレージのサポート • ストレージ ポリシー ベースの管理 詳細情報 VMware 製品のご購入、または詳細情報については、製品 Web サイトをご覧ください(http://www.vmware.com/jp/products) 。 製品の仕様およびシステム要件の詳細については、Site Recovery Manager のドキュメントを参照してください。 ヴイエムウェア株式会社 〒 105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5 浜松町スクエア 13F www.vmware.com/jp Copyright © 2015 VMware, Inc. All rights reserved. 本製品は、米国および国際的著作権法および知的財産法によって保護されています。VMware の製品は、http://www.vmware.com/go/patents のリストに表示されて いる 1 件または複数の特許対象です。VMware は、米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。 アイテム No.: VMW8697-DS-SITE-RECOVERY-MNGR-6.1-A4-102 2015/08
© Copyright 2024 ExpyDoc