“ものづくり”のベストパートナー 粉体・灰の溶融性試験 長年蓄積された豊富な経験・知識により、粉体・灰の溶融についてのお客様の課題解決を支援いたします。 溶融性試験・溶融温度測定 物質の溶融特性や溶融温度を知ることは、その物質が関与するプロセスの設計や運転を行ううえで、重要です。 例えば、石炭燃料ボイラーの運転時トラブルの原因となるクリンカ生成、溶融灰付着などは、灰の溶融性が関わる 現象です。弊社では、製鉄プロセスなどにおける知見と経験を活用し、JIS「灰の溶融性試験方法」に準拠した試験 をはじめ、各種の物質に対応した方法・条件での試験を実施し、設計検討や操業改善のお手伝いをいたします。 灰の溶融性試験(軟化点・融点・溶流点の測定) 「灰の溶融性試験方法」(JIS M 8801)は、試料を灰化 して円錐形に成形し、連続昇温により試料を加熱し、 円錐形の形状の変化で、軟化点・融点・溶流点を測定 します。 最高温度1600℃で、通常は酸化性(大気)雰囲気下で 行いますが、内容や目的に合わせて、不活性雰囲気 や還元性雰囲気(CO含有など)、多様な雰囲気条件に も対応できます。 測定対象は、石炭、スラグ、レンガ、汚泥、木質ペレット、 その他灰化した試料です。 粉体などの溶融温度測定 粉体などの物質の溶融温度は、熱分析などでの測定 方法がありますが、熱分析での測定は溶融時の潜熱 による熱量・温度変化を捉えた間接的なものです。 これに対して、物質の形態を直接観察することで、溶 融挙動を測定することができます。 最高温度1600℃、酸化・還元・不活性各種雰囲気条件 での測定が可能です。金属粉末など円錐形の成形で きないものや、灰化できない物質でも、溶融特性を知る ことができます。 データ採取・処理 物質の溶融状況をデジタルビデオで観察します。 軟化点 融点 溶流点 JIS規定の溶融性試験 溶融性試験装置の一例 (管状炉タイプ) JISに規定されている水平型管状電気炉のほか、内部 観察機能を備えた箱型電気炉を用いて、測定条件に 合わせて構成した試験装置で測定を行います。 画像データは保存され、試験後の再確認などのほか、 画像処理ソフトによる形状変化の定量化にも対応でき ます。 溶融性試験装置の一例 (炉内観察可能な箱型炉) Copyright ©2013 JFE Techno-Research Corporation. All Rights Reserved. 本資料の無断複製・転載・webサイトへのアップロード等はおやめ下さい。 Cat.No 3S3J-131-00-131009
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