リグニンの高効率分離技術の リグニンの高効率分離技術の開発 の高効率分離技術の開発 ●リグニンの7割以上を低コストで抽出・分離する方法を開発しました。 ●抽出物の約9割を熱可塑性リグニン複合物に変換することに成功しました。 本研究の背景と目的 チップ化 粗粉砕 バイオマス キーテクノロジー リグニンの 高効率分離技術 (本提案) 20~35% リグニン ・熱可塑性リグニン複合物 ・機能性炭素繊維、成形品 ・バイオマスプラスチック 微細化 複合化 ・セルロースナノファイバー ・セルロースナノ粒子 ・バイオナノコンポジッド 65~80% (針葉樹、広葉樹、イネ科植物) 繊維質(セルロース、ヘミセルロース) 糖化 年後事業化) ・バイオエタノール(5~10年後事業化) ・バイオブタノール ・ETBE( (ethyl tert-butyl ether) ) 単 糖 ・六炭糖(グルコース等) ・五炭糖(キシロース等) 糖の化学変換 ・プラスチック、ポリマー原料 ・化成品(基礎化学品、医薬品、農 薬、香料、食品添加剤など) バイオ燃料 バイオマテリアル バイオマス高度変換 バイオマス高度変換プロセスの 高度変換プロセスの構想及 プロセスの構想及び 構想及び本提案の 本提案の位置づけ 位置づけ ●目的: ①バイオマスの糖・エタノール変換において非常に厄介であったリグニンを高付加価値化し、 ②リグニンの高度分離により、糖・エタノールへの変換効率を著しく向上させ、実用化を目指す。 本技術の概要 収量: 37.8g (含リグニン23.2g) 抽出量: 42g リグニン抽出・ 分離一段処理 (含リグニン23.2g) 抽出液 収量: 58g 木粉100g (含リグニン32.4g) 溶媒: 水/エチレングリコール 処理温度: 150~200℃ 繊維質 (含リグニン9.2g) 軟化点 可塑性リグニン複合物 170~220℃ <実験結果> 糖化 原料 ・リグニン抽出分離率:71.6wt%(対木粉中リグニン) ・可塑性リグニン収率:90wt%(対抽出物) ・繊維質のセルロース結晶度の低下も確認 本技術の特徴 ●処理方法の特徴: ・低溶媒/バイオマス比 ・低有機溶媒使用量 ・抽出&分離システム簡単、省エネ、低コスト ・糖化残渣発生量小 ●分離成分の特徴 ・熱可塑性に優れたリグニン複合物を製造可能 →高付加価値バイオマテリアルを製造 ・リグニンの高度分離、低セルロース変質 →糖&エタノール変換効率を著しく向上可能 KRIからのご提案 ●主な提案内容 ・ 各種木質バイオマスからのリグニンの抽出・分離方法についての詳細検討 ・ 可塑性リグニン複合物の製造・利用方法についての詳細検討 ・ 繊維質成分の高効率糖化処理の前処理としての最適化検討 ●その後 その後の展開: 展開: ・ バイオマス高度変換プロセスの要素技術の開発 ・ バイオマス高度変換システムの考案および実用化に向けた実証試験 株式会社 KRI 環境化学プロセス研究部 tel:06-6466-2911 特許出願中 <実験例の紹介> メールでのお問い合わせはこちらから
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