三豊市父母ヶ海水浴場施設 指定管理者公募要項兼仕様書 平成 27 年 4

三豊市父母ヶ海水浴場施設
指定管理者公募要項兼仕様書
平成 27 年 4 月
三豊市
1
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設指定管理者公募要項兼仕様書
1.対象施設の概要
(1)名称
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設
(2)概要 所 在 地
三豊市仁尾町仁尾乙 203 番地 3
面
積
5,630 ㎡
設
備
賃室(桟敷)4 棟 シャワー室 2 棟
便所
1棟
売店 1 棟
事務室 1 棟
駐車場 1 箇所
上水道施設 1 式
電気設備 1 式
(3)施設の利用者数
単位:人
三豊市父母ヶ浜海水浴場
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
13,000
10,000
10,000
利用客数
※指定管理者報告数値
(4)施設の管理運営時間等
開設期間
7 月 1 日∼8 月 31 日
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設条例及び同施行規則を基準としますが、利用者のサービス向上
等の観点から柔軟に検討し、提案することも可とします。
2.指定管理者が行う管理基準
(1)条例、同施行規則及び関係法令に基づき適切な管理を行うこと。
(2)住民の福祉の向上に寄与すること。
(3)利用者の平等及び安全を確保すること。
(4)適宜巡回し、利用状況の適否等につき監視するとともに、不審者や徘徊者の発見及び排除に
努めること。
(5)施設及び設備について定期的に点検し、修理等について適切な措置を講じること。
(6)適切な広報を行うなど施設の利用促進を積極的に図ること。
(7)利用者にとり快適な施設であることに努めること。
(8)利用者のサービス向上に努めること。
(9)個人情報の保護を徹底すること。
(10)情報公開を積極的に推進すること。
(11)指定管理者が施設運営に係る各種規定等を作成する場合は、市と協議すること。
(12)緊急時の体制を確保すること。
(13)管理基準に関する細目事項は、協議のうえ、協定で定めること。
3.指定管理者が行う業務の範囲
(1) 施設の利用に関する業務
(2) 施設の設備、器具等の維持管理に関する業務
(3) 前各号に掲げるもののほか、施設の管理上又は衛生上市長が必要と認める業務
4.応募資格
次の要件を満たす法人その他の団体であること。個人でまた、単独で応募する法人は複数の法
人の構成団体として応募することは認めません。
2
(1)法人税、法人市民税、消費税、地方消費税等の租税または労働保険料を滞納していないこと。
(2)会社更生法・民事再生法による更生・再生の手続中でないこと。
(3)2年以内に他施設において指定管理者の指定の取消をうけていない者であること。
(4)地方自治法施行令第167条の4の規定により、「市」における入札参加を制限されていな
いこと。
(5)選定委員が、構成団体の経営または運営に直接関与していないこと。
(6(暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条
第2号に規定する暴力団をいう。
)またはその構成員の統制下にある団体でないこと。
(7)2 年以内に労働基準監督署から是正勧告を受けていないこと(仮に受けている場合には必要
な措置の実施について労働基準監督署に報告済みであること)
(8)「施設」を指定期間に亘り、安定的に管理することの可能なノウハウ・実施体制・管理運営
に不可欠な資格や、経営基盤等が確保されていること。
(9)現在、役員に破産者または禁固以上の刑に処されているものがいないこと。
5.提出書類
応募しようとする団体は、第 1 次審査に必要な以下の書類を、原本 1 部、副本 1 部(副本は原
本の写し可)提出して下さい。
また、市が必要と認める場合は、追加資料の提出を求める場合があります。
(ア)指定申請書(様式第 1 号)
(イ)定款又は寄付行為の写し及び登記事項証明書(法人以外の団体にあっては、会則)
(ウ)団体の前事業年度の貸借対照表及び財産目録
(エ)欠格事項に該当しない旨の宣誓書(様式第 4 号)
(オ)直近3カ年の事業年度の法人税・消費税及び地方消費税の納税証明書(納税証明書「その3
の3」(未納の税額がないことの証明)
(カ)構成団体の労働保険料の納付証明書(労働局または労働基準監督署による未納がないことの
証明書)
(キ)構成団体の現在の組織図
(ク)構成団体の設立趣旨、事業内容のパンフレットなど構成団体の概要がわかるもの
第 1 次審査を通過した団体は、以下の(ア)∼(イ)の書類を「提案内容の評価基準」を参照
にして作成し、原本 1 部、副本 8 部(副本は原本の写し可)提出して下さい。
(ア)三豊市父母ケ浜海水浴場施設に関する事業計画書(様式第 2 号)
(イ)三豊市父母ケ浜海水浴場施設に関する業務の収支予算書(様式第 3 号)
6.指定管理料
(ア)指定管理料は、毎年度の業務が開始するまでに、
「市」と指定管理者で事業条件等を協議の
上、決定します。原則として、指定管理料は「市」の実績評価を踏まえ四半期ごとに支払う
ことを想定していますが、支払い時期や方法は協定にて定めます。
(イ)施設や付属設備の使用料等、利用者が支払う利用料金を、自らの収入(利用料金制)とし
ます。利用料金は、
「市」が条例で定める額を上限として、指定管理者が、「市」の承認を得
て定めることができます。
7.リスク分担等
施設整備等の維持管理運営については、三豊市父母ヶ浜海水浴場施設指定管理者仕様書に記載
3
の別紙 2 標準リスク分担表によるものとする。
8.指定(予定)期間
平成 27 年 7 月 1 日∼平成 30 年 3 月 31 日(2 年 9 ヶ月)
ただし、指定管理者が行う「施設」の管理の適正を期する為に「市」が行う指示に従わなか
った時、その他指定管理者による管理を継続することが適当でないと認められるときは、地方
自治法第244条の2第11項の規定に基づき、指定管理者としての指定が取り消され、又は
期間を定めて管理業務の全部又は一部の停止を命ぜられることがあります。
指定取消又は管理業務の停止を行う必要がある場合の例として、以下のようなものが考えら
れます。
(ア)「施設」の設置条例又は協定の規定に違反したとき
(イ)法第244条の2第10項の規定に基づく報告の要求又は調査に対して、これに応じず又
は虚偽の報告を行い、若しくは調査を妨げたとき
(ウ)法第244条の2第10項の規定に基づく指示に従わないとき
(エ)当該施設の指定管理者公募要項に定める資格要件を失ったとき
(オ)申込の際に提出した書類の内容に虚偽があることが判明したとき
(カ)指定管理者の経営状況の悪化等により本業務を継続することが不可能又は著しく困難にな
ったと判断されるとき
(キ)指定管理者の、本業務に直接関わらない法令違反等により、当該団体に本業務を継続させ
ることが社会通念上著しく不適当と判断されるとき
(ク)指定管理者の責に帰すべき事由により本業務が行われないとき
(ケ)不可抗力(暴風、豪雨、洪水、高潮、地震、地滑り、落盤、火災、戦乱、内乱、テロ、侵
略、ストライキなどの「市」または指定管理者の責に帰することのできない自然的又は人
為的な現象をいう)により本業務の継続が著しく困難になったと判断されるとき
(コ)指定管理者から、指定の取消又は管理業務の全部又は一部の停止を求める書面による申し
出があったとき
(サ)「施設」が、公の施設として廃止されることとなったとき
(シ)その他、
「市」が指定管理者による業務を継続することが適当でないと認めるとき
なお、指定管理者の責に帰すべき事由により、指定取消等の処分を行った場合には、必要に
応じて、市が既に支払った指定管理料の返還、収受した利用料金の全部又は一部の返納、市に
損害が発生した場合には損害賠償の支払い等を指定管理者に求めることがあります。
9.利用料金
(1)施設や付属設備の使用料等、利用者が支払う利用料金を、指定管理者の収入とします。
(2)利用料金は、
「市」が条例で定める額を上限として、指定管理者が、「市」の承認を得て定め
る ことができます。
10.質問事項の受付
募集要項の内容に関する質問を次のとおり受付けます。
(1)受付期間 平成 27 年 4 月 26 日(日) 10 時∼16 時
(2)提出方法 質問書(様式第 5 号)に記入の上、E-mail・FAX にて
(3)提出先
香川県三豊市総務部施設管理課
E-mail [email protected] FAX 0875-73-3032
(4)質問回答 平成 27 年 4 月 30 日(火)(予定)
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※誹謗、中傷など、公募に関係のない質問・意見等については、回答しません。
11 申請書の提出及び提出期間
第1次審査
.
(1)提出期間
第二次審査
平成 27 年 5 月 1 日(金) 10 時∼16 時
(第一次審査を通過した応募者に事業計画書の提出を求めます。)
(1) 提出期間 平成 27 年 5 月 20 日(水) 10 時∼16 時
(2)提出先
三豊市施設管理課
提出時に提出書類の確認を予定していますので、応募団体の代表者またはその代理人が、
三豊市施設管理課に持参して下さい。
12 審査方法及び選定基準
(1)審査方法
「市」が設置する三豊市指定管理者候補者審査委員会で審査を行い、その結果に基づき、指
定管理の候補者を選定します。審査は応募団体の提出書類及びプレゼンテーションに基づき、
指定管理の候補者の評価基準に従い、総合的に実施します。
なお、応募が1団体のみの場合であっても、審査委員会の定める最低基準に満たない時は選
定されず、再度公募を行うこととなります。また、応募団体の財務状況の評価が著しく悪い場
合は、選定から除外する場合があります。
(2)選定基準
第1次審査
①提出頂いた指定申請書及び各書類をもとに応募団体が市の契約先としてふさわしいか、また
業務遂行能力があるかについて審査します。第1次審査で不適格となった場合は、第2次審査
には進めません。
第2次審査
①応募書類の内容審査及び事業計画書の内容に基づくプレゼンテーション、質疑等をもとに、
事項ごとに各審査委員が採点し、その合計点で指定管理の候補者を決定します。
②審査日時:平成 27 年 5 月 29 日(金)
(予定)
説明者 :応募団体の正社員合わせて6名までとし、当日は正社員である証明書等を確認し
ます。ヒヤリングの詳細については、別途通知します。
13.事業計画書の評価基準
本公募要項、質問回答等を踏まえ、次の事項について具体的にわかりやすく提案して下さい。
なお、評価は、次の合計100点をもって実施します。
指定管理の基本方針と目標及び実施策について(10点)
(1)「施設」の設置目的を踏まえ、管理運営を行うに当たっての経営方針を示して下さい。
(2)経営方針を踏まえて、指定管理者の指定を申請した理由、経営の目標および実施策について
示して下さい。
業務の確実な実施について(20点)
(1)安心・安全面からの管理運営の具体策など、類似施設の管理運営実績をもとにした特徴的な
取り組みについて示して下さい。
(2)指揮命令系統がわかる組織図等を含む、人員配置計画を示して下さい。
(3)有資格者の配置、研修計画、防犯、防災を含む危機管理体制等について示して下さい。
(4)セルフモニタリング、第三者評価等の体制について示してください。
5
運営業務について(30点)
(1)年間自主事業について考え方を示して下さい。
(2)利用者サービスの向上策について考え方を示して下さい。
(3)利用者等の要望の把握および実現策について示して下さい。
(4)トラブルの未然防止と対処方法について示して下さい。
(5)地域との連携等、地域貢献に関する取組みについて示して下さい。
(6) 個人情報保護、情報公開その他法令遵守体制について示して下さい。
維持管理業務について(20点)
(1)清掃、維持管理の考え方を示して下さい。
(2)修繕等の考え方、費用の管理方法の考え方を示して下さい。
指定管理料について(20点)
(1)指定期間中各年度の施設の収支計画書(指定管理料、自主事業を含む項目ごとの内訳)を示
して下さい。
(2)施設の収支計画書の考え方を示して下さい。
14.選定結果
第一次審査の結果通知
平成 27 年 5 月 11 日(月)(予定)
第2次審査の結果通知および公表 平成 27 年 6 月上旬(予定)
審査結果は、ヒヤリングに参加した全ての応募団体に対して通知します。また、審査の結果
は、「市」ホームページへの掲載により公表します。
通知内容:審査結果、選定された指定管理の候補者及び当該応募団体の選定評価表
なお、
「市」が想定している指定管理料を、提案された指定管理料が上回った場合は指定管理
の候補者を選定しないことがあります。
15.申請に係る経費
応募に関して必要となる費用はすべて申請者の負担とします。
16.無効又は失格
応募団体が次の事項に該当した場合は、失格とします。
(ア)公募要項に定める手続きを遵守しない場合
(イ)応募書類に虚偽の内容を故意に記載した場合
(ウ)審査委員会への、本件提案についての接触の事実が認められた場合
(エ)その他、不適当と認められた場合
17.注意事項及び禁止事項
(1)応募の辞退
団体の倒産、解散等の事情により、応募を辞退することが明白となった場合は、応募辞退届(様
式第 6 号)を提出して下さい。
(2)提案内容の変更・追加の禁止
提出された書類の内容の変更又は追加はできません。ただし、審査委員会が認めた場合はこの
限りではありません。
(3)応募団体の社員(職員)以外の関与の禁止
応募にあたって、構成団体の社員(職員)以外が、次の行為を行うことを禁止します。
(ア)事業計画書等、提出書類の作成(ただし、作成に関する技術的な助言等は除く。)
6
(イ)審査への出席
18.指定管理者選定後の手続等
市は、指定管理の候補者と協議を行なったうえ(平成 27 年 6 月下旬)仮協定(別紙)を締結し
ます。その後、市議会の議決を経て指定管理者として指定し、正式に基本協定を締結します。
また、毎年度、指定管理料の金額等に関する年度協定を締結します。
なお、審査委員会で指定管理の候補者として選定された団体が、市議会の議決を経るまでの間
に、指定管理者に指定することが著しく不適当と認められる事情が生じたときは、指定しないこ
とがあります。
また、指定管理の候補者が、指定管理期間開始までの協議の過程において指定管理業務の実施
が困難であることが明らかになった場合や協議が成立しない場合も、同様となります。
そのような場合には、次点の候補者と協議を行い、次点の候補者を指定管理者の候補者として市
議会に議案を提出します。
また、指定管理の候補者を指定管理者として市議会に議案を提出した結果、議決が得られなか
った場合にも、次点の候補者を指定管理者として市議会に議案を提出することがあります。
この際、本業務に係る準備の為に指定管理の候補者が支出した費用については、一切補償しま
せん。
19.その他
(1)応募書類は理由の如何を問わず返却しません。
市が提示する完成図書(平面図等)の著作権は「市」及び設計者に帰属し、応募グループの
提出する応募書類の著作権は作成した応募グループに帰属します。
(2)応募書類については、
「三豊市情報公開条例」に基づく情報開示請求が提出された場合は、選
定された事業者(優先交渉権者)及び次点交渉権者の提案書類については、選考の公正性につ
いて説明責任を果たす範囲で公開することを原則としますが、開示請求があった段階で応募者
に対して意向の確認を行い、独自に保有するノウハウに該当するため非公開とすることを希望
する場合には、三豊市総務部総務課と調整の上、対応を決定します。
(3)本要項に定める事項以外については、別紙 1 の仕様書に記載するものとします。
7
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設指定管理者仕様書
1 趣旨
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設条例(平成 18 年 1 月 1 日条例第 187 号)に定めるもののほか、
指定管理者が行う業務について、その詳細を定めることを目的とする。
2 管理運営に関する基本的な考え方
(1)施設利用者の安全確保を第一とする。
(2)施設の効果的・弾力的運営を行う。
(3)適切な広報を行うなど、施設の利用促進を積極的に図る。
(4)利用者にとって快適な施設であることに努める。
(5)自主事業を実施し、市民サービスの向上に努める。
(6)個人情報の保護を徹底する。
3 管理運営体制の整備
(1)職員の雇用に関すること
①
総括責任者を配置のこと。また、管理に係る全職員(臨時職員を含む)の勤務形態等につ
いては、労働基準法や労働安全衛生法等の労働関係法令を遵守し、管理に支障のないように
配置すること。
②
職員に対して、施設の管理に必要な研修を実施すること。
③
経理業務、受付業務、帳簿作成業務等、体制の整備に必要な業務を実施すること。
(2)業務遂行の準備
指定管理者に指定された後は、指定管理業務が円滑に遂行できるよう、自己の責任及び負担に
おいて、人的及び物的体制を整えること。物品販売、飲食提供等を行うにあたっては、必要な認
許可、届出等を業務開始時までに完了すること。
4
法令等の遵守
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設(以下「父母ヶ浜海水浴場」という。)の管理に当たっては、関係法
令及び条例等を遵守しなければならない。
指定管理期間中、関係法令に改正があった場合は、改正された内容を仕様とする。
なお、改正に伴い費用が増減する場合は、協議により施設使用料を改定するものとする。
5
業務内容
指定管理者が行う業務は次の業務である。なお、これらの業務の全てを第三者に再委託するこ
とは認めないが、業務の一部を第三者に再委託することは、事前に市の承認を得ればできるもの
とする。この場合、三豊市の公の施設であることから、市内業者への再委託について可能な限り
配慮すること。
(1)施設及び設備(以下「施設等」という。)の使用許可に関する業務
①
施設等の使用許可に関する業務
ここでいう「使用」とは、父母ヶ浜海水浴場本来の用途や目的による「利用」を指し、行政
財産の目的外使用となる事業については、
「市」の許可及び使用料の納入が必要となります。
②
付帯設備の管理
(2)利用料金の徴収、減額・免除(減免)、還付に関する業務
①
利用料金の徴収等に関する業務
8
市が条例で定める利用料金の額を上限として、指定管理者が、
「市」の承認を得て定めた利用
料金を利用者から利用前に徴収すること。
②
利用料金の減免に関する業務
父母ヶ浜海水浴場施設条例第8条に該当する利用者に対しては、利用料金の減額又は免除の
措置を行うことができる。
なお、指定管理者は、条例第8条以外にも、事前に市の承認を得れば、独自に利用料金の減
免措置を行うことができる。
(ただし、この場合の減免分の減収は補てんしない。)
(3)施設等の維持管理に関する業務
①
施設内の清掃業務
日常清掃(日常的に必要な清掃業務)に関する業務
②
設備・施設内の機器類の保守点検業務
ア 電気設備、給排水設備等の設備に関する法定点検、保守に関する業務
イ 機械類の保守点検に関する業務
③
施設の軽微な修繕に関する業務
※ 上記に記載する業務の詳細については別紙1に規定する。
(4)自主事業の実施に関する業務
①
基本的な考え方
指定管理者は、施設利用者の増加等を図るため、積極的に自主事業を企画し、実施するもの
とする。なお、自主事業は、指定管理者主催(市は共催しない)の事業であり、実施により収
益が発生した場合は、その収益は指定管理者の収入とする。
②
自主事業の内容
原則として施設の目的に添ったものであること。
③
自主事業実施における注意点
自主事業の実施については、当該施設としての利用とのバランスに考慮するとともに、事前
に市と協議し、承認を経てから実施すること。なお、自主事業の実施後であって自主事業が本
来の施設運営に支障を与えていると判断される場合は、自主事業の改善、中止等を命じる場合
がある。
(5)その他父母ヶ浜海水浴場施設の管理運営に必要な業務
① 事業報告書(上半期、下半期)を作成し、市に提出すること。
② 定期的に施設利用者から意見や満足度等を聴取し、市へ報告すること。
③ ②の結果及び利用実績の分析により、施設管理運営実績の自己評価を行い、市に提
出すること。
④ 市を交えた定例会議を開催すること。
6 備品・消耗品等の取り扱い
父母ヶ浜海水浴場施設に附属する市所有の備品等については、その使用及び保管に十分注意す
ること。また、指定管理者自らが購入した備品等については指定管理者の所有とし、備品管理簿
等により管理すること。
なお、市所有の備品についての消耗品類の更新については、指定管理者の負担とする。
7 管理運営経費の取り扱い
父母ヶ浜海水浴場施設の管理運営に必要な一切の経費は、指定管理者が実施する施設等の利用
料金及び自主事業の収益で賄うこと。
9
8 利用料金の額
施設等の利用料金は指定管理者の収入となるものであり、父母ヶ浜海水浴場施設条例で定める
額の範囲内で自由に定めることができるが、事前に市の承認を得る必要がある。
9
リスクの分担
リスク分担の方針は別紙2のとおりであるので、指定管理者は自らのリスクに対して、指定管
理者の費用負担で「施設賠償責任保険(指定管理者特約条項付き)」に加入し、損害賠償責任に
対応することを原則とする。
また、別表に定めのないリスクが生じた場合は、「市」と指定管理者が協議の上リスク分担を
決定する。
10
協定の締結
市と指定管理者は、父母ヶ浜海水浴場施設を適正かつ円滑に管理運営するために必要な基本事
項について、協議の上協定を締結する。
協定は、指定期間全体を通じた基本協定と、指定期間中に毎年度締結する年度協定の2種類と
する。協定の主な項目は次のとおりであるが、市と指定管理者の協議により項目を変更する場合
もある。
(1)基本協定 <例示>
本協定の目的、趣旨、信義誠実の原則、指定管理者の責務、指定期間、管理物件、管理業務
の内容、リスク分担、法令上の責任、業務の範囲等の変更、使用料、利用料金、その他の収入、
管理業務の経理・経費、暴力団の利用の排除、暴力団員等からの不当介入に対する通報及び報
告の義務、事業計画書等、事業報告書、委託の制限、事故の報告、避難施設等の指定、管理業
務の継続が困難となった場合の措置等、市による指定の取消し及び業務の停止、指定管理者に
よる指定の取消しの申出、暴力団排除措置による指定の取消し等、使用料の納付、管理業務の
引継ぎ、重要事項の変更の届出、権利譲渡の制限、管轄裁判所、疑義についての解釈
(2)年度協定<例示>
年度協定の目的、業務内容、施設使用料、疑義等の決定
11
協議
この仕様書に規定するもののほか、指定管理業務の内容及び処理について疑義が生じた場合は、
市と協議すること。
12
注意事項
(1)公の施設であることを常に念頭におき、特定の団体等に有利あるいは不利になる運営を行わ
ないこと。
(2)個人情報の保護のため、別紙3「個人情報取扱特記事項」の遵守について、職員に周知徹底
させること。
(3)緊急時対策、防犯・防災対策について、マニュアルを作成し、職員を指導するとともに、事
故・災害等が発生した場合には、速やかに応急処置を講じること。
(4)指定管理者は、父母ヶ浜海水浴場施設条例第12条の規定により、利用者に対して原状回復
の義務を負わせる必要があること。
(5)指定管理者は、三豊市情報公開条例の規定により、施設の管理を行う文書については、公開
の手続義務が課せられるものであること。
10
別紙1
施設等の維持管理に関する業務の詳細
1 基本事項
(1)施設等は、利用者の安全確保を念頭に置き、常に良好な状態を保ち管理すること。
(2)施設等を常に清潔な状態に保持するよう努め、管理上発生した廃棄物については適正な分別
及び廃棄を行うとともに、定期的な清掃等を実施すること。
(3)施設設備及び備品は、善良なる指定管理者の注意をもって管理すること。法定点検は必ず実
施すること。
(4) 保守点検等の結果、部品の取替、修理等の整備を必要とする場合は、速やかに処置すること
とし、5 万円未満の修繕等は指定管理者の費用負担により行うこと。また、1 件5万円を超える
修繕は、「市」と協議の上、その年度の予算の範囲内において市が実施する。
(5)保守点検業務については、年度当初に緊急連絡体制表と年間の設備保守点検計画表を作成し、
指定管理者はこの計画に従って業務を遂行すること。変更が生じた場合は、その理由と対処方
法を記録保存すること。
(6)指定管理者は、施設設備等の動作不良及び故障発生を確認した場合は、速やかに原因を究明
し、対処するとともに、直ちに市へ報告すること。
(7)定期点検、保守管理業務を行った後は、速やかに点検の結果等を記録し、保存すること。
2 施設の清掃業務
(1)目的
当該業務は、父母ヶ浜海水浴場施設の全般について、施設内外の環境をより衛生的に保持し、
利用者に常に清潔な環境を提供するとともに、建物の耐久化を図ることを目的とする。
(2)清掃業務の範囲
清掃業務の範囲は、父母ヶ浜海水浴場施設の敷地内とする。
(3)清掃業務における遵守事項
①
指定管理者は、清掃業務の実施が施設等の利用に支障を与えないよう充分配慮すること。
②
清掃業務を総括的に実施するため、清掃責任者を選任し、企画、指導及び監督させること。
③
清掃器具、使用材料は指定管理者の負担とし、作業内容及び建築材料に最も適したものを用
いること。
④
清掃業務に従事するときは、一定の服装を着用し、指定管理者の作業員であることを明瞭に
しなければならない。
⑤
清掃業務の実施中に破損箇所を発見した場合は、直ちに適切な処置を講ずること。
⑥
施設等の安全性の向上
ア 作業能率や経済効率を理由として、施設の保全性を損なう方法は避けること。
イ 作業機材の放置など、利用者の安全を損ねる作業方法を排除すること。
ウ 物品の破損、汚染に注意し、移動できる物品は移動して行う。また付属品の破損
取り付けの不備等を発見したときは、直ちに安全確保のための適切な処置を行うこと。
エ 火気には特に留意し、引火性物質は使用しないこと。
⑦
労働安全性の向上
ア 作業者の注意力に依存するだけでは解決できない労働災害多発型作業の排除又は改善を追
求すること。
イ 熟練を要する危険度の高い資機材の利用は極力抑制すること。
⑧ 上記の項目を満たした上で作業の能率を向上するための業務改善に努めること。
⑨ 清掃作業の記録を保存すること。
11
3 施設内の設備等の保守点検業務
(1)目的
本業務は、施設内の設備等の日常的な運転操作と適切な保守整備を行うとともに法定点検を確
実に実施し、事故の予防及び各機器の耐久化の向上を図ることを目的とする。
(2)法定点検業務
消防設備点検等、法律に定められた業務を実施すること。
(3)機械類の保守点検に関する業務
① 日常的に動作を確認し、日常の使用に支障のない状態を保つこと。
② 定期的な点検(原則年1回)を行うこと。
③ 消耗品等の購入及び補充を行うこと。
4 施設の修繕
1件5万円未満の軽微な修繕については指定管理者が自己の費用と責任において実施すること。
また、1 件5万円を超える修繕は、
「市」と協議の上、その年度の予算の範囲内において市が実施す
る。
12
別紙2
標準リスク分担表
種
類
物価変動
管理運営内容
の変更
不可抗力
内
容
市
人件費、物品費、水道光熱費の変動に伴う経費
分担
○
の増
市の政策による期間中の変更
指定
管理者
○
指定管理者の発案による期間中の変更
不可抗力※に伴う、施設、設備の修復費用
○
○
不可抗力による管理運営の中断
○
債務不履行
指定管理者の債務不履行による指定管理業務の
破綻等
法令の変更
管理運営に影響を及ぼす法令等の変更
○
消費税(地方消費税含む)率の変更
○
税制変更
書類の誤り
資金調達
周辺地域住
民・施設利用
者への対応
セキュリティ
需要変動
許認可等
法人税・法人住民税率の変更
○
事業所税率の変更
○
それ以外で管理運営に影響するもの
○
仕様書等市が責任を持つ書類の誤りによるもの
指定管理者が作成した書類等の内容の誤りによ
るもの
資金調達不能による管理運営の中断等
○
○
○
金利上昇等による資金調達費用の増加
市に帰責事由があるもの
○
○
指定管理者に帰責事由があるもの
○
上記以外
指定管理者の責めに帰すべき管理不備による情
報漏えい、犯罪発生等
上記以外
○
○
○
大規模な外的要因による需要変動
それ以外のもの
市が取得すべき許認可等が取得・更新されない
ことによるもの
指定管理者が取得すべき許認可等が取得・更新
されないことによるもの
指定管理者の故意又は重大な過失によるもの
施設・設備の設計、構造上の原因によるもの
施設等の損傷
○
第三者の行為から生じたもので相手方が特定で
きない、上記以外の理由(経年劣化)による施
設、設備、備品の損傷等
○
○
○
○
○
○
○
※不可抗力とは、暴風、豪雨、洪水、高潮、地震、地滑り、落盤、火災、戦乱、内乱、テロ、侵略、ストラ
イキなどの「市」または指定管理者の責に帰することのできない自然的又は人為的な現象をいう
13
別紙3
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1条
乙は、個人情報(個人に関する情報であって、特定の個人が識別され、又は識別され得る
ものをいう。以下同じ)の保護の重要性を認識し、この協定による管理業務を実施するにあたっ
ては、個人の権利利益を侵害することのないよう、個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第2条
乙は、この協定による管理業務の実施により知ることのできた個人情報を他に漏らしては
ならない。この協定が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(収集の制限)
第3条
乙は、この協定による管理業務を行うために個人情報を収集するときは、その管理業務の
目的を達成するために必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(適正な維持管理)
第4条
乙は、この協定による管理業務の実施により知ることのできた個人情報の漏えい、
滅失及び損傷の防止その他個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(利用及び提供の制限)
第5条
乙は、甲の指示がある場合を除き、この協定による管理業務に関して知ることのできた個
人情報を協定の目的以外の目的に利用し、又は甲の承諾なしに第三者に提供してはならない。
(複写又は複製の禁止)
第6条
乙は、この協定による管理業務を処理するために甲から引き渡された個人情報が記録され
た資料等を甲の承諾なしに複写し、又は複製してはならない。
(再委託の禁止)
第7条
乙は、この協定による管理業務を行うための個人情報の処理は、自ら行うものとし、甲が
承諾した場合を除き、第三者にその処理を委託してはならない。
(資料等の返還等)
第8条
乙は、この協定による管理業務を処理するために甲から引き渡され、又は乙自らが収集若
しくは作成した個人情報が記録された資料等は、管理業務完了後直ちに甲に返還し、又は引き渡
すものとする。ただし、甲が別に指示したときは、その指示に従うものとする。
(従事者への周知)
第9条
乙は、この協定による管理業務に従事している者に対して、在職中及び退職後において、
その管理業務の実施により知ることのできた個人情報を他に漏らしてはならないこと、又は協定
の目的以外の目的に使用してはならないことなど、個人情報の保護に関し必要な事項を周知する
ものとする。
(実地調査)
第10条
甲は、必要があると認めるときは、乙がこの協定による管理業務の執行にあたり取り扱
っている個人情報の状況について随時実地に調査することができる。
(事故報告)
第11条
乙は、この協定に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれのあることを知ったときは、
速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。
14
(別紙)
三豊市父母ヶ浜海水浴場施設管理運営に関する仮協定書(案)
三豊市(以下「甲」という。)と構成団体●(以下「乙」という。)との間で、三豊市父母ヶ浜
海水浴場施設(以下「施設」という。) 管理運営に関し以下のとおり仮協定(以下「協定」という。)
を締結する。
(目的)
第1条 本協定は三豊市父母ヶ浜海水浴場施設条例及び同施行規則(平成18年三豊市条例第18
7号以下「条例」という)第3条の規定に基づく指定管理者の候補者となった「乙」が行う「施設」
の管理運営に関する基本協定書(以下「基本協定書」という)の締結までに必要な事項を定めるも
のとする。
(「甲」及び「乙」の義務)
第2条「甲」及び「乙」は、お互いに協力し信義を重んじ、対等な関係に立ってそれぞれ誠実に対
応するものとする。
(基本協定書)
第3条 「乙」は、公募要項3、仕様書5の指定管理者が行う業務内容の業務を漏れなく分担し、
「施設」を指定期間に亘り、安定的に「管理」することとする。
2
「乙」は、本協定締結後細目を協議し、市議会の指定管理者の指定の議決後すみやかに「甲」
との間で、基本協定書を締結するものとする。
3
第2項により「甲」から指定管理者の指定を受けた構成団体は管理運営を誠実に行わなければ
ならない。
4
基本協定書は「乙」が「甲」から「施設」の指定管理者として指定をうけた日から効力を発揮
する。
(準備行為)
第4条「基本協定書」締結前であっても、「乙」は管理運営に関して必要な準備行為を行うこと
ができるものとし、「甲」は、必要かつ可能な範囲で「乙」に対して協力するものとする。
(基本協定書の不調)
第5条 事由の如何を問わず、基本協定書の締結に至らなかった場合には、すでに「甲」及び「乙」、
が本事業の準備に関して支出した費用は各自の負担とし、相互に債権債務関係の生じないことを
確認する。
以上を証するため、本協定を2通作成し、「甲」及び「乙」がそれぞれ記名押印の上、各1通を
保有する。
平成●年●月●日
甲
乙
15
≪参考資料≫
平成 24 年度三豊市父母ヶ浜海水浴場施設 実績報告
1.利用実績
営業期間
平成 24 年 7 月 1 日∼平成 24 年 8 月 31 日
営業日数
61 日(開設期間)
延べ利用者数
10,000 人
2.収支決算
歳入
前年度
当初予算額
増減額
歳出
当初予算額
増減額
詳細
74,448
74,448
0
賃金
560,000
600,000
△40,000
410,000
410,000
0
消耗品費
108,640
180,000
△716,360
1,408,400
1,400,000
8,400
光熱水費
164,696
180,000
△15,304
アルバイト代
繰り越し
指定管理料
事業収入
紙類等
水道料金
電気料金
自主事業
1,275,000
1,280,000
△5,000
仕入費
830,000
900,000
△70,000
食材・材料費
37
500
△463
報償費
20,000
10,000
10,000
修繕費
100,000
100,000
0
役務費
30,600
120,000
△89,400
し尿汲取り料
委託料
247,750
248,000
△250
清掃・防除料
負担金
220,000
220,000
0
2,281,686
2,558,000
△276,314
収入
雑入
合計
3,167,885
3,164,948
2,937
合計
※事業収入内訳:駐車場料金・貸室
16
海開き神官謝礼
砂浜整地代
漁業協力金
≪参考資料≫
平成 25 年度三豊市父母ヶ浜海水浴場施設 実績報告
1.利用実績
営業期間
平成 25 年 7 月 1 日∼平成 25 年 8 月 31 日
営業日数
61 日(開設期間)
延べ利用者数
10,000 人
2.収支決算
歳入
実績
前年度
当初予算額
増減額
歳出
112,509
112,509
0
賃金
410,000
410,000
0
1,414,900
1,415,000
△100
実績
当初予算額
増減額
詳細
610,000
620,000
△10,000
消耗品費
24,588
180,000
△155,412
光熱水費
179,669
180,000
△331
アルバイト代
繰り越し
指定管理料
事業収入
紙類等
水道料金
電気料金
自主事業
1,280,000
1,280,000
0
仕入費
864,900
900,000
△35,100
食材・材料費
43
500
△457
報償費
10,000
10,000
0
海開き神官謝礼
修繕費
100,000
100,000
0
砂浜整地代
役務費
37,900
120,000
△82,100
し尿汲取り料
委託料
247,750
248,000
△250
清掃・防除料
負担金
220,000
220,000
0
2,294,807
2,578,000
△283,193
収入
雑入
合計
3,217,452
3,218,009
△557
合計
※事業収入内訳:駐車場料金・貸室
17
漁業協力金