PDFはこちら - 高梁川トレイル

平成27年度採択「岡山県備中県民局協働事業」
備中高梁臥牛山コース
http://t-trail.sakura.ne.jp/
コースガイド
高梁市は、岡山県の中西部に位置し、県下三大河川の一つ高梁川が中央部を南北に貫流し、その両側に
吉備高原が東西に広がっています。地勢は総じて西に高く東に低く高梁川と成羽川、その支流に沿って帯状
に曲折した低地部と高原部に至る傾斜部および高原部分からなっています。
この地域は、古来「備中の国」
と
歩行距離:約14.2km
して中核を占め、近世では幕藩体制のもとに松山藩は、
「 備中の首都」
として、また近代以降においても
所要時間:約5時間30分
政治、経済、教育の中心地として栄え、今日に至っています。
(引用高梁市HP)
約2・5㎞
約2・5㎞
吉備国際大学
国際交流会館
約75分
大池
約75分
約2・5㎞
展望台
約60分
約2・6㎞
備中松山城
約80分
約3・2㎞
御根小屋跡
約60分
約3・2㎞
松連寺
約60分
JR備中高梁駅
モデルコース
高梁市内中心部の東側、寺院周辺を巡り、小高
下谷川沿いに上がり、中州橋を渡って臥牛山へ
登ります。天然の広葉樹林の中を、息を弾ませ
ながら前山・小松山・天神の丸・大松山と登って
吊り橋を渡ると、その自然に恵まれた森は一変
し、人工樹林の森が広がります。
このギャップが
環境と開発を考える本トレイルのもう一つの
醍醐味です。展望台を越えて中国自然歩道を
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南下した後、途中皆伐(かいばつ)
により、樹木
を全て伐採されている区画を下山し、
かつての
農業用のため池
(大池)
から農道を通って、
奥万田
へと下ります。
展 望 台 からは 城 下 町と高 梁 川 を
一望することが出来ます。
備 中 松 山 城を越 えて 橋を渡ると、
戦後に植えられた人口樹林の森が
目 の 前に現 れ、広 葉 樹 林 の 広 がる
臥牛山の姿は一変します。
モミ、アベマキ、シラカシなど多種の
樹木が1000種以上原生する臥牛山。
ア ベ マキ のように、樹 齢350年 と
推定される巨樹も現存しています。
吊り橋
アベマキ
展望台
中国自然歩道を歩き、人工
林に囲まれた森を進みます。
臥牛山
備中松山城
標高430m
現存する山城としては、全国一高い所
(標高430m)にある城です。国指定
重要指定文化財でもあります。
天正3年(1575年)、時の城主三村
元親に対して、広島の毛利が8万の
大軍で攻めた「備中兵乱」で安芸の
国毛利軍がここで陣を張りました。
高陣
皆伐(かいばつ)により、樹木が全て
伐採された区画が広がっています。
大石良雄腰掛岩
大池
ふいご峠
標高300m
備中松山城入口
播磨赤穂藩国家老大石良雄が城明け
渡しの使者として備中松山城に来城
し、そ の 際に腰 かけたとい わ れて
おります。
御根小屋跡(県立高梁高等学校)
方谷橋
昭和30年ごろまで水田に水を供給
するために作られた奥万田「大池」。
今なおその水は、奥万田に流れ、水田
を潤し、高梁川へ注がれています。
御前神社
吉備国際大学
頼久寺
国際交流会館
高梁美しい森
三村元親公の碑
備中松山城への登城道。天然樹林が
生い茂るこの道を、かつて多くの人
が往 来していました。
八幡神社
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高梁市役所
高梁大橋
備中高梁駅
高梁川
備中兵乱で宇喜多と毛利に敗れた
三村元親はこの池で自刃しました。
定林寺
薬師院
松連寺
高梁市の多くの寺は城壁のように石垣
が組まれており、城壁の一部として
ひとつひとつが城下町を守る拠点で
あったことを物語っています。
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上記QRコードよりスマートフォンで
マップを確認できます。
(C)map date:opeanstreatmap
「高梁川トレイル」
は、
歩くことを通して高梁川流域の自然の素晴らしさや歴史・文化、
産物などの魅力を存分に
味わっていただけるよう、既存のコースや中国自然歩道、かつての往来の道をアレンジして紹介しています。
高梁川流域の豊かな自然の中で、今まで見過ごしていたような小さな発見や、知り会った人同士が語らい
ながら歩く楽しさなどを、フィトンチッド効果いっぱいの新鮮な空気の中で、日々移ろう季節とともに感じ
ながら歩いてほしいと願っています。
そして多くの人々が気持ちよく歩ける高梁川、人々の集う高梁川になってくれることを目指し、地元の方々
や専門家たちの協力を得て、活動しています。
ご紹介できるコースはこれから少しずつ広がっていきますので、
ご期待ください。ホームページからも
さまざまな情報を確認できます。
(http://t-trail.sakura.ne.jp/)
広葉樹林が広がる森
人口樹林が広がる森
臥牛山は、
北より大松山、
天神丸、
小松山、
備 中 松 山 城を越えて吊り橋を渡ると、
前山の四峰にわかれ、周囲は急勾配な
自然に恵まれた森は一変し、戦後に植え
断崖が多く、
ほとんどが国有林で、
うっそう
られた人工樹林が目の前に現れます。
とした大自然におおわれた自然の植物園
途中皆伐(かいばつ)
により、樹木を全て
です。モミ、
アベマキ、
シラカシなど多種
伐 採されている区 画もあります。そ の
の 樹 木が1000種 以 上 原 生し、鳥 類や
一帯には松の木が植えられていますが、
昆虫に至るまで多様な生き物が生息する
成 長 す るま で に は40 年 以 上 の 長 い
広葉樹林が続きます。
年月が必要であるといわれております。
備中松山城
このコースの案内人
現存する山城としては、
全国で一番高い
子どものころより山登り、高梁川での水泳、自然の
所(標高430m)にあるお城として有名
生 き 物 との 触 れ 合 い を 通して、高 梁 川 流 域 の
です。
鎌倉時代、
秋庭重信が大松山に城を
自然の恩恵を受けながら暮らして参りました。
築き、
1683年に水谷勝宗によって3年
森林インストラクターとして、
先人たちの汗と生活の
がかりで修築され、今の天守の姿になり
匂いが残る歴史ある生活道を高梁川トレイルで
ました。高 さ10m以 上 の 巨 大 で 切り
新たに発掘・発信すると同時に、地域の自然の恵みを、歴史・文化・産業遺産
立った岩壁がそびえ、
昔のつわものたち
等を通じて、次世代へと繋げていきたいと思っております。
が舌を巻いた”
難攻不落の名城”
の面影を
NPO法人フォレストフォーピープル岡山 理事
知ることができます。
服装
マナー
・靴は、
コースにもよりますが、
はき慣れた靴底のしっかりした靴をお勧めします。
・ごみは各自持ち帰りましょう。
・通気性の良い服装で、温度変化に対応できるようにしましょう。
・道に広がらず、譲り合って歩きましょう。
・紫外線が強いので帽子もあった方がよいでしょう。
・出会った人には気持ちよく挨拶しましょう。
安全
・コースでご紹介しているトイレは、
ご協力によるものが
多いので、利用はきれいに気持ちよくお願いします。
・コース内での事故や怪我は自己責任です。
・立ち入り禁止地域や、個人の敷地内には立ち入らない。
・無理のないペースで楽しく歩きましょう。
・牧草地や採草地付近では、柵より中には入らないこと、
・水分はこまめに補給しましょう。
小見山節夫
また、石灰の白い粉が地面にまいてある時はその上を踏んで通ってください。
・ウォーキングの前後にストレッチをすると効果的です。
・一般道を歩く際は、交通ルールを守り、安全に注意を払ってください。
●お問い合わせ先 一般社団法人水辺のユニオン TEL : 086-434-8400 FAX : 086-441-1228 E-mail : offi[email protected]