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練習問題 6 の解答例(SPSS 出力)
1.性別と専門資格の有無については関連がある。
性別で専門資格の有無について連関性を見るために χ2 検定を行ったところ有意であった(χ2=73.151, df=1,
p<.001)
。この結果と残差を見ると、女性の方が専門資格を持っている人が多いと解釈することができる。
2.回答者の職種を責任者(職種 1)、管理職(職種 4)、実務者(2,3,5)の 3 群に分けた場合、経験年数には差があ
る。
経験年数における回答者の職種の影響を分析するために分散分析を行った。その結果、回答者の職業の効果は
有意であった(F(2,465)=6.563 ,p<.01)
。Tukey b を用いた多重比較によれば、
「実務者・管理職」と「責任者」
の間に有意差があり、責任者は経験年数が長いことが分かった。
3. 経験年数は、回答者の性別と専門資格の有無によって差がある。
経験年数に与える回答者の性別と専門資格の有無の影響を分析するために、分散分析を行った。
その結果、有意ではなかった(F(3,481)=376.273,p=n.s.)
。
4. 「質問 1」の回答の結果は、回答者の性別によって差がある。
性別で質問 1 の回答結果に差があるかどうかについて t 検定を行ったところ有意差が見られた(t=2.570,
df=479, p<.05)
。この結果と平均値を見ると、男性は女性よりも施設を地域住民の交流のために開放したいと思
っていると解釈することができる。
5. 刑務所内の部屋(娯楽室・職員室・図書室)によって、快適度には差がある。
快適度に与える刑務所の部屋の影響を分析するために分散分析を行った。その結果、刑務所の部屋の効果が有
意であった(F(1.969, 982.491)=159.568, p<.001)
。Tukey b を用いた多重比較によれば、
「娯楽室」と「図書
室」と「職員室」の間に有意差があり、職員室が最も快適度が高く、娯楽室が快適度が最も低いことが分かった。