平成 27 年 6 月 12 日 NO.4 中 央 区 立 佃 中 学 校 中 央 区 佃 2-3-2 03-3531-7215 [email protected] H26.27中央区教育委員会指定研究奨励校 「よりよく生きる生徒の育成」-生命尊重教育の充実 - H26.27東京都教育委員会指定 人権尊重教育推進校 確かな足取りを 副校長 永井 均 先ごろ、日本で来年開催される先進7ヶ国首脳会議会場(サミット)が伊勢志摩に決まったという 報道がありました。伊勢志摩は英虞湾や伊勢神宮など、海外の人にとって日本の自然と文化を体験で きる景勝地でもあります。2日間という短い期間ではありますが、日本を含め、アメリカ、イギリス 、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの首脳が一堂に会します。世界中が注目し、世界中の報道に 携わる人々が伊勢志摩に集うのもまたサミットならではのことと思います。 注目というと、世界最大のスポーツと平和の祭典であるオリンピック・パラリンピックが2020 年に東京で開催されます。そして、みなさんもご存じのとおり、中央区に選手村ができます。大会期 間は3週間、国内外の報道機関をはじめ観光客など、多くの人々が東京へ 集います。さらに、世界70億人の人々がマスメディアを通じて2020 年の東京を知ることになります。いま、東京都ではこの東京オリンピック ・パラリンピック開催を機会に、公立学校を中心としてオリンピック・パ ラリンピック教育(以下:オリパラ教育)を推し進めています。中央区の 各小中学校も一校一国運動やスポーツの振興など、オリパラ教育を積極的 に進めています。わが佃中学校でもスポーツアスリートによる講演会や世 界の国々の調べ学習など、オリパラ教育を進めて行きます。先日、その取 組の先陣を切って体育祭が開催されました。今年の体育祭は聖火トーチに 本物を使いました。聖火ランナーとして抜擢された 3年B組 K・Y 君 が力強い足取りでトラックを回り、聖火台に点火してくれました。そして、 体育祭の開催とともにオリパラ教育の推進を力強い態度で宣言してくれま した。一つ一つの競技に全力を尽くし最後まで諦めない。学年を超えて気持ちを一つにして応援する。 敗れた相手にも惜しみない声援を送る等。オリパラ教育の精神を前面に出した体育祭となりました。 そんな体育祭の余韻の残る中、オリパラ教育イベントの第二弾として、今月15日(月)に3年前 のロンドンオリンピックの女子バドミントンダブルスで銀メダルを獲得した 藤井 瑞希 (フジイミ ズキ)選手の技術指導を交えた講演会を予定しています。「夢に向かって過ごした小中高の学生時代 」という題のもと、メダリストならではの話が聞けると思っています。 今月はいじめや丌登校について、継続的かつ意識的な取組である「ふれあい月間」の月です。本校 でも生活委員会を中心に、有志による挨拶運動やいじめアンケート調査、さらに、女性の人権を考え る講演会や命を考える朗読会等、企画し実施します。 オリパラ教育と合わせていろいろな取組を推し進めることで、優しさと思いやり兼ねそなえ力強く 歩んでいく佃中生を育てていきます。 考えましょう人権Ⅷ<アイヌの人々> ※この記事は生徒にむけてのものです。 かつて「日本は単一民族だから」ということ言葉をよく聞きましたが、近年は「いやいや、そんなことはないよ 」という認識が広まっています。「民族」という言葉の定義によって多少見解が異なる問題かもしれませんが、 特に北海道、千島列島、樺太からロシア極東地域の先住民とされる「アイヌ」の人々は、もともと独自の言語・ 文化をもつ日本国の中の民族のひとつです。最近は歴史の教科書にも、アイヌの英雄シャクシャインのことな どが載っているので記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?このアイヌの人々に対しては、特に明 治以降、政府から狩猟を禁止され、土地を奪われ、教育の場などでアイヌ語の使用が禁じられ日本語の使 用を強制されるなど同化政策が進められました。同時に本土の人から偏見の目で見られたり、就職や結婚で 差別されたりすることもありました。世界的に先住民の権利を見直そうとする潮流の中、アイヌの人々も先住 民であると認め、その文化を復興させようとする動きが高まっています。 仲間との絆を深めた体育祭 教諭 池田哲志 5月30日(土)に第28回体育祭が開催されました。陽ざしが強く、熱 中症の心配もありましたが、暑さに負けず、生徒一人ひとりが競技や係の仕 事、応援などに責任をもって取り組みました。3年生が中心となり、生徒が 自主的に取り組む姿が多く見られ、佃中らしい素晴らしい体育祭になったよ うに感じました。 女子のダンスでは、笑顔で演技する姿がとても印象的でした。会場全体が 一つになっているような一体感で観客を魅了しました。男子の組体操では、 本番に向け練習を重ねてきた大技で、各学年気迫のこもった演技を見せてく れました。5段ピラミッドでは、堪えきれず崩れてしまいましたが、気持ち を切らさずやり直し、最後に3年生の意地を見せてくれました。最後までやり通すこと、諦めない姿勢が多 くの感動を呼びました。 今年度の体育祭は、3年生の2学級を3グループに分けて色別連合学級で競技を実施しました。団長を中 心に各連合で競いながらも勝敗に執着しすぎることなく、学年全員で体育祭を成功させようと協力する姿に 成長を感じました。閉会式で3年生ほとんどの生徒から笑顔が見られたことが体育祭成功の証だったように 感じました。今回の体育祭を通して深まった学年の団結力、クラス・仲間との絆をこれからも大事にしてほ しいと思います。 最後に、ご来賓、保護者、地域のご関係の皆様には早朝より応援にお越しいただき、誠にありがとうござ いました。心より感謝申し上げます。 女性差別について考えよう 教諭 山崎俊輔 6月11日(木)の3年生を対象として、人権の特別授業を行いました。女性問題を専門としている弁護 士 江上千恵子先生を講師としてお迎えし、実際の裁判になった事例をもとに授業を行いました。 〈生徒のワークシートより〉 ・お話を聞いて私自身がいじめや差別に反対する強い人であれるよう、人権と いうものをもっとよく知っていきたいと思いました。 ・これからの世界の人々の人権のために、皆で違いを尊重し合い、言動や行動 を気をつけることが大切だと思いました。 教育実習生からの一言 教育実習生 3週間の教育実習では、教壇実習はもちろん、担当学級の生徒との生活や他教科の授業 見学、体育祭など、様々な経験をすることができました。そして教育実習を通して、授業 をすることや生徒を指導すること以外での教師の仕事の大変さや楽しさを知ることができ ました。佃中の生徒は皆優しくて素直であり、毎日一緒に生活することはとても楽しかった です。3週間、ありがとうございました。 細越純香 教育実習生 実習初日は丌安でいっぱいでしたが、佃中の生徒の皆さんの笑顔や、元気なあいさつに 励まされ、元気に実習期間を過ごすことができました。授業や学活、体育祭など多くのこ とを経験させていただき、私自身にとって大変貴重なものとなりました。この実習中に経験 できた様々なことを先生として踏み出す時の力にしていきたいと思います。 大橋佳歩 行事予定 6月、7月 15 19 22 月 金 月 全校朝礼 オリパラ講演会 小中連携日(授業・部活体験) 木 金 土 全校朝礼・避難訓練 水泳指導開始 25 26 27 小中連携日 29 30 月 火 命と心の授業 道徳地区公開講座 1 2 3 水 木 金 期末考査① 期末考査② 6 月 学校公開 期末考査③ 都学力調査(2年) 音楽鑑賞教室(3年) 救急救命講習(2年) ~ 部活動等の記録 大会結果 ~ ○女子バレーボール部 東京都中学校バレーボール春季大会(都大会) 1 回戦 2 回戦 15-25 25-10 ○佃 清瀬× ×佃 淑徳SC○ 11-25 25-19 ○男子バスケットボール部 東京都中学校バスケットボール春季大会(都大会) 1 回戦 ○佃4 9 -4 7 日野一× 2 回戦 ×佃4 5 -6 0 小平四○ 全校朝礼 第1回オリパラ講演会 6月15日(月) 14:15~15:20 講師:藤井瑞希 選手 (ロンドン五輪バドミントン女 子ダブルス銀メダリスト) ご都合のつく方は是非ご参 観ください。
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