退職金規程第○条目的この規程は、就業規則第●条（退職金）に基づき、社員の退職金の支給基準および運用手続について定めたものである。第○条適用範囲この規程は、就業規則第●条（社員の種類）に定める正社員（以下社員とする）に適用する。第○条支給事由会社に引き続き 3 年以上勤務した社員が、次の各号の一に該当して退職する場合は、この規程に基づいて退職金を支給する。（１）定年により退職したとき（２）業務上の傷病により死亡したとき（３）会社都合により退職したとき(役員就任、他社への転籍の場合を含む) （４）就業規則の規定により休職し、休職期間が満了したとき（５）業務外の傷病により死亡したとき（６）自己の都合により退職したとき２会社都合退職とは第 1 項第 1 号から第 3 号までをいう。３自己都合退職とは第 1 項第 4 号から第 6 号までをいう。４第 1 項の規定にかかわらず、勤続 3 年未満の第 2 項の会社都合退職の場合には、退職金を支給する。第○条退職金の計算退職金の額は、役職ポイントと勤続ポイントを退職日の属する月まで累積した値に別表 1 に定める単価を乗じて得た額とする。２退職事由が前条第 3 項の自己都合に該当するときは、前項の金額のうち役職ポイントにポイント単価を乗じた金額については、別表 3 に定める自己都合退職係数を乗じて得た額とする。３ポイントの付与日は毎月 1 日とし、付与日以降にポイントが変更となったときは、変更日の属する月の翌月の付与日から新しいポイントを付与する。４次の各号に該当する期間についてはポイントを付与しない。（１）就業規則に基づく休職期間（２）育児・介護休業規程に規定する育児休業期間ならびに介護休業期間－1－第○条役職ポイント役職ポイントは、役職に応じて別表 2-1 に定める。第○条勤続ポイント勤続ポイントは、勤続年数に応じて別表 2-2 に定める。２勤続ポイントの算定に用いる勤続年数は、入社後最初に到来する 4 月 1 日をもって満 1 年とし、以後 4 月 1 日が到来するごとに 1 年を加算して算出する。第○条退職功労金社員が退職するにあたり、在職中の功績が特に顕著であると認められた者、または会社が特に加算が必要と認めた者に対しては、退職功労金を別途支給することがある。２退職功労金の額は、取締役会の決議を経て、その功績に応じて都度決定するものとする。第○条退職金の支給方法退職金は、原則として退職の日から 2 か月以内に本人に対し通貨で支払う。ただし本人が希望する場合、指定する銀行口座(本人名義に限る、ただし死亡退職の場合を除く) への振込み、または銀行小切手により支払うことができる。第○条退職金の不支給・減額社員が次の各号の事由により退職した場合には、第 3 条の規定にかかわらず、退職金について全額または一部の額を支給しない。ただし、情状により全額を支給することがある。（１）諭旨解雇（２）懲戒解雇（３）懲戒解雇事由に該当する行為を行ったとき、または在職中において懲戒解雇事由に該当する行為を行ったことが退職後に明らかになったとき（４）会社の承認を得ずに退職後 2 か月以内に競合他社に就職したとき２退職後において前項の不支給減額事由に該当する事実が判明した場合において、すでに支給した退職金について、会社はその返還を求めることができる。第○条社員死亡時の受給権者社員が死亡した場合の退職金は、労働基準法施行規則第 42 条から第 45 条に定めによって支払う。－2－２前項において、同順位の遺族が 2 人以上いる場合の退職金は、そのうち代表者 1 名に支給する。代表者の決定に関して当事者間に争いがある場合には、会社が代表者を選任する。３会社は、前条の規定により退職金を受領しようとする遺族に対して、戸籍謄本その他会社が必要と認める証明書類を提出させることがある。第○条受給権の処分禁止退職金を受ける権利は、これを譲渡し、または担保に供してはならない。第○条受給権の消滅退職金を受ける権利は、その権利が生じた日から起算して 5 年間これを行使しない場合は消滅する。ただし、会社が特別の事情があると認めたときはこの限りではない。第○条退職金の端数処理退職金の算出にあたって千円未満の端数が生じたときはこれを千円に切り上げるものとする。第○条ポイント数の通知および照会社員の累計ポイント数および新たに付与されるポイント数は、会社が毎年 4 月の給与支給日に社員に通知する。２社員はいつでも現在の累計ポイント数を会社に照会することができる。第○条企業年金との調整本規程に基づく退職金の支給額は、確定拠出年金規程第 6 条第 1 項の基本掛金の総額を控除した額とする。第○条廃止および減額この退職金規程は、経済情勢の変化や社会保障制度の改正、または会社の経営状況等により、廃止もしくはポイント単価等を変更することがある。２前項の規定に基づく廃止または変更を行うときは、社員代表の意見を聴取する。附則平成○年○月○日施行－3－退職金規程別表＜別表 1＞ポイント単価区分金額役職ポイント単価円勤続ポイント単価円＜別表 2－1＞役職ポイント役職一月額ポイント般リーダーチームリーダーグループリーダー課長部長＜別表 2－2＞勤続ポイント勤続年数月額ポイント～ 5年未満 5年～ 10 年未満 10 年～ 20 年未満 20 年～ 30年未満 30年～－4－＜別表 3＞自己都合退職係数（役職ポイントの累計に対する係数）勤続年数支給乗率～ 5年未満 5年～ 10 年未満 10 年～ 20 年未満 20 年～－5－