№15-025 ・・・医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。 ・・・ 2015年8月 「効能・効果」、「用法・用量」の追加 及び使用上の注意改訂のお知らせ 抗悪性腫瘍剤 (一般名:オキサリプラチン) この度、標記製品に関しまして平成 27 年 8 月 19 日付で下記のとおり「効能・効果」及び「用法・用量」の一 部変更承認を取得致しましたのでご案内申し上げます。 また、これに伴い「使用上の注意」を改訂致しましたので併せてご案内申し上げます。 なお、改訂後の添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには若干の日数を要しますので、今後のご使用に 際しましては、本内容をご参照くださいますようお願い申し上げます。 1. 改訂内容(抜粋) (承認事項一部変更承認による追加箇所 (自主改訂による追加箇所 改 訂 後 【効能・効果】 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 結腸癌における術後補助化学療法 治癒切除不能な膵癌 治癒切除不能な進行・再発の胃癌 〈効能・効果に関連する使用上の注意〉 (1)国内での結腸癌の術後補助化学療法に関する検討は行われ ていない。 (【臨床成績】の項参照) (2)結腸癌の術後補助化学療法においては、臨床試験の投与対 象及び病期ごとの結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性 を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。 (【臨 床成績】の項参照) (3)治癒 切除不能な膵癌の場合、患者 の病期、全身状態、 UGT1A1 注)遺伝子多型等について、【臨床成績】の項の内容 を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、 適応患者の選択を行うこと。 注)イリノテカン塩酸塩水和物の活性代謝物(SN-38)の主 な代謝酵素の一分子種である。 (4)治癒切除不能な膵癌に対して、本剤の術後補助化学療法に おける有効性及び安全性は確立していない。 (5)治癒切除不能な進行・再発の胃癌に対して、本剤の術後補 助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。 改 訂 下線: 下線: ) ) 前 【効能・効果】 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 結腸癌における術後補助化学療法 治癒切除不能な膵癌 ←追加 〈効能・効果に関連する使用上の注意〉 (1)国内での結腸癌の術後補助化学療法に関する検討は行われ ていない。 (【臨床成績】の項参照) (2)結腸癌の術後補助化学療法においては、臨床試験の投与対 象及び病期ごとの結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性 を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。 (【臨 床成績】の項参照) (3)治 癒切除不能な膵癌 の場合、患 者の病期、全身状態、 UGT1A1 注)遺伝子多型等について、【臨床成績】の項の内容 を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、 適応患者の選択を行うこと。 注)イリノテカン塩酸塩水和物の活性代謝物(SN-38)の主 な代謝酵素の一分子種である。 (4)治癒切除不能な膵癌に対して、本剤の術後補助化学療法に おける有効性及び安全性は確立していない。 ←追加 <裏面につづく> -オキサリプラチン点滴静注液「テバ」 1/2- 改 訂 改 後 【用法・用量】 1.治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌及び結腸癌における 術後補助化学療法にはA法又はB法を、治癒切除不能な膵癌には A法を、治癒切除不能な進行・再発の胃癌にはB法を使用する。 なお、患者の状態により適宜減量する。 A法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオ キサリプラチンとして85mg/m2(体表面積)を1日1回静脈 内に2時間で点滴投与し、少なくとも13日間休薬する。こ れを1サイクルとして投与を繰り返す。 B法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオ キサリプラチンとして130mg/m2(体表面積)を1日1回静脈 内に2時間で点滴投与し、少なくとも20日間休薬する。こ れを1サイクルとして投与を繰り返す。 2.本剤を5%ブドウ糖注射液に注入し、250~500mLとして、静脈 内に点滴投与する。 訂 前 【用法・用量】 1.治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌及び結腸癌における 術後補助化学療法にはA法又はB法を、治癒切除不能な膵癌には A法を使用する。なお、患者の状態により適宜減量する。 A法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオ キサリプラチンとして85mg/m2(体表面積)を1日1回静脈 内に2時間で点滴投与し、少なくとも13日間休薬する。こ れを1サイクルとして投与を繰り返す。 B法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオ キサリプラチンとして130mg/m2(体表面積)を1日1回静脈 内に2時間で点滴投与し、少なくとも20日間休薬する。こ れを1サイクルとして投与を繰り返す。 2.本剤を5%ブドウ糖注射液に注入し、250~500mLとして、静脈 内に点滴投与する。 【使用上の注意】 2.重要な基本的注意 2.重要な基本的注意 (1)~(8) <略> (1)~(8) (9)胃癌に本剤を使用する際には、関連文献(「医療上の必要性 ←追加 の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に 係る報告書:オキサリプラチン(切除不能進行・再発胃癌)」 等)を熟読すること。 【使用上の注意】 <略> 2015年8月改訂 2.改訂理由 1)承認事項の一部変更承認(平成27年8月19日付)取得に基づく改訂(【効能・効果】及び【用法・用量】 ) 「治癒切除不能な進行・再発の胃癌」の適応が承認されたことから改訂致しました。 2)「効能・効果」及び「用法・用量」の承認事項の一部変更承認取得に伴う改訂 「治癒切除不能な進行・再発の胃癌」の適応承認に伴い、 〈効能・効果に関連する使用上の注意〉及び「重要な基 本的注意」の項を改訂致しました。 本添付文書改訂情報は医薬品医療機器総合機構のインターネット情報提供ホームページ(http://www.pmda.go.jp/)に 最新添付文書並びに医薬品安全対策情報(DSU)を掲載致します。あわせてご利用下さい。 -オキサリプラチン点滴静注液「テバ」 2/2-
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