心臓血管外科 臨床研修医プログラム №1

心臓血管外科
研修目標
№1
1 外科的治療の必要な循環器疾患に対する基本的な病態の理解を深めるとともに、
それらの疾患に対する手術術式の基礎を学ぶ。
2 心臓外科手術の術前術後管理を通じて循環器疾患患者の急性期全身管理に対する理解を深める。
到達目標
研修方略
臨床研修医プログラム
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1 上級医の指導のもとに担当医として心臓血管外科手術患者の術前検査を行い、
手術前カンファレンスでの術式決定、Risk評価等を学ぶ。
2 助手として手術に参加し、また術後管理を経験することで心臓血管外科疾患に対する理解を深める。
3 初期臨床研修プログラムの選択科目として2年次に研修することができる。
研修期間は最低1ヶ月以上とし、研修到達度や希望を勘案して決定する。
また、心臓血管外科専門医を目指す者は2年次の選択期間に3ヶ月以上の研修が望ましい。
週間
スケジュール
月、火、水、金、週4回の心臓血管外科手術に助手として参加すると供に、週1回木曜日17時半からの
心臓血管外科術前カンファレンスで担当患者のプレゼンテーションを行い、術前評価を通じて疾患に対する理解を深める。
木曜日午後の部長回診に参加し、心臓外科全入院患者のラウンドを通じて術前および術後患者の問題点について
ディスカッションを行う。
毎朝8時15分より心臓外科ICUでのモーニングカンファレンスでICU、CCU入室中の術後急性期患者の状態把握と
治療方針決定に参加する。
週間スケジュールの1例
指導体制 月
火
水
木
金
8:15~
ICU回診
ICU回診
ICU回診
ICU回診
ICU回診
午 前
手術
(開心術)
病棟処置
手術
(開心術)
病棟処置
手術
(開心術)
午 後
手術
(開心術)
手術
(血管手術)
手術
(開心術)
部長回診
手術
(開心術)
循環器内科
合同検討会
心臓血管外科
術前検討会
指導医講習会
○
○
○
氏名
高橋 俊樹
西 宏之
関谷 直純
山田 光倫
堀川 浩平
職名
副院長
部長
医長
医員
シニアレジデント
3階南ナースステーション
6階東ナースステーション
心臓センター外来
副部長
師長
師長
池邊 美佳
卯川 久実
深水 愛子
副院長および部長は臨床研修期間における各研修医の全指導責任を負う。
シニアレジデントを含むスタッフ全員が研修プログラムに基づいた研修指導を行う。
31
心臓血管外科
臨床研修医プログラム
№2
A.目標に達した B.目標に近い C.目標に遠い
心臓血管外科医
として必要な
一般的事項
心臓血管外科医
に必要な検査
A
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
救急蘇生と呼吸循環管理
一次救命処置(気道確保、人工呼吸、心マッサージ)
気管内挿管
中心静脈の確保
人工呼吸器の取り扱い
人工呼吸器管理
人工呼吸器からの離脱の手順
気管内吸引と洗浄
気管切開の適応と実施
動脈ラインの確保(とう骨動脈、大腿動脈)
観血的動脈圧測定
動脈血ガス測定
中心静脈圧測定
Swan-Gantz カテーテル留置
胸腔穿刺
心嚢穿刺
強心利尿剤、抗不整脈剤の使用方の習得
《 評価 》
自己
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
指導者
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
B
1
2
3
4
5
6
7
輸液、輸血と栄養管理
血液型判定とクロスマッチ
輸血
輸液と組成
鎖骨下静脈穿刺
高カロリー輸液
経管栄養
経腸栄養
《 評価 》
自己
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
指導者
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
C
1
2
3
4
5
6
7
その他
胸腔ドレナージ
心嚢ドレナージ
胃管挿入
導尿バルーン挿入
手術器具(内視鏡下手術器具を含む)の取り扱い
人工心肺装置,補助循環装置の取り扱いと運転
ペースメーカーの取り扱い
《 評価 》
自己
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
指導者
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A
1
2
3
4
5
X線検査
胸部X線の読影
腹部X線の読影
胸部CTの読影
腹部CTの読影
胸部MRIの読影
《 評価 》
自己
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
指導者
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
《 評価 》
自己
A・B・C
A・B・C
指導者
A・B・C
A・B・C
自己
A・B・C
指導者
A・B・C
自己
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
指導者
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
A・B・C
B 血管造影検査,冠動脈造影検査
1 心臓カテーテル法による大血管、冠動脈造影検査の読影
2 末梢血管造影検査の読影
C 心臓超音波検査(経胸壁および経食道エコー検査)その他の読影検査
1 心臓超音波検査の手技と読影
心臓血管外科 助手経験(術者としての経験は※と記入する)
手術の助手経験 1 気管切開(小気管切開法を含む)
2
3
4
5
6
7
8
《 評価 》
開胸術(後側方切開法、腋窩法)
開胸術(胸骨縦切開法)
開腹術
血管露出、血管吻合術
人工心肺装置装着,および脱着
補助循環装置の装着〔IABP、PCPS〕
胸腔、心嚢ドレーンの挿入と抜去
指導医氏名
研修医氏名
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