2015/8/19 <科学とは> 小学校理科 滝川 洋二 氏(東海大学特任教授) 「科学をベースに世界を平和にする」 「豊かな国ほど科学技術を利用して新しい 冨をつくりだすことができる」 平成27年8月19日 10:30~11:30 大阪市教育センター 「理科読のすすめ」 (科学の本を読む) 平成26年度 大阪市学力向上コンフェロンスより 1 <理科指導上の留意点> 小学校理科 理科の目標 ・自然に親しむ。 ・見通しをもって観察,実験などを行う。 ・問題解決の能力を育てる。 ・自然を愛する心情を育てる。 ・自然の事物・現象についての実感を伴った 理解を図る。 ・科学的な見方や考え方を養う。 <理科指導上の留意点> 4 <問題解決とは> 小学校理科 何らかの欲求や要求が満たされていない状態 (初期状態)から、 満たされた状態(目標状態)へ移行すること。 初期状態と目標状態のギャップを埋めること。 発芽させたい 速くさせたい 周期1秒にしたい 等 2 5 小学校理科 <求められる資質・能力> 小学校理科 環境・生物・地球 ・自然に親しむ。 光・熱・音・磁力 ↓ 液体・固体・気体 ↓ ↓ 「あれっ? なんで? ふしぎ! すごい!」 ↓ ・見通しをもって観察,実験などを行う。 3 問題を設定し解決する力 新たな価値を主導・創造する力 対人関係能力…グループ活動 学びに向かう力…意欲・集中力・持続力 情報活用能力 グローバル化に対応する力 持続可能な社会づくりにかかわる実践力 等 6 1 2015/8/19 <想定される社会> 小学校理科 知識基盤社会 知識経済の進展・テクノロジーの発展 中大江小学校 古市小学校 小教研理科部 苗代小学校 リスク化社会 予測困難な状況の中でのリスク管理 <我が国の危機的状況> ・モデル校による公開授業 ・理科教育の充実モデルカリキュラムプラン 報告会 2月29日(月)午後予定 7 小学校理科 10 <小学校理科研修> 国際的な存在感の低下 小学校理科研修会(1)~(3) 社会全体の活力の低下 博物館連携研修 (科学館・自然史・海遊館等) 格差の固定化 小学校理科 教職員地域研修 小学校理科 (区の理科主任会・CSTと連携) 社会の不安定化 授業実践研修会 (小教研理科部と連携) 知識基盤社会への対応が困難 8 <我が国の危機的状況> 小学校理科 理科教育推進モデル校事業(指導部) グローバル化社会 英語教育の強化・多様な考えを知り合う 流動化社会 社会・個人 <e-サイエンス> 小学校理科 自己肯定感が低い。(高校生) CST:コア・サイエンス・ティーチャー <理科指導上の留意点> 11 小学校理科 問題を見いだす 児童が関心や意欲をもって対象とかかわること により、以降の学習活動の基盤を構築する。 自然の事物・現象の、ある特定の部分に注意 をはらい、関心や意欲を高め、問題意識を構 築するように意図的な活動を工夫する。 「あれっ?」「なんで?」「ふしぎ!」といった疑問 や気付きを引き出す。 主体的な学びが少ない。(大学生) 9 12 2 2015/8/19 <理科指導上の留意点> 小学校理科 追究する問題の設定 <理科指導上の留意点> 「結果」と「考察」を区別 「あれっ?」「なんで?」といった疑問を、 目的意識をもった観察、実験につなげる。 → 「調べてみよう!」 → 「何が、どのように?」 ↓ 児童が観察や実験の計画を立てたり、条件の 制御を考えたりするようになっていく。 予想・結果から考察する。 ・自分の予想と結果を比べて考える。 ・予想と結果が合っていた理由,違っていた 理由を推論する。 ・発見したことを記述する。 に対する答えが 。 13 <理科指導上の留意点> 小学校理科 小学校理科 16 <学びのたしかめ> 小学校理科 「結果」と「考察」を区別 観察や実験などから得られた事実を根拠として 論理的に表現することなどを通して、科学的な 見方や考え方を養う。 「結果」を分かりやすく整理する活動、その「結 果」をもとに論理的に思考する活動を意図的 に分けて指導する。 「考察」の際にその「証拠」を意識させる。 14 <理科指導上の留意点> 小学校理科 17 <学びのたしかめ> 小学校理科 問題解決の8つのステップ ①自然事象への働きかけ ② の把握・設定 ③予想・仮説の設定 ④検証計画の立案 ⑤観察・実験 ⑦考察 ⑥結果の整理 ⑧ の導出 15 18 3
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