我々は、敬老施設売却に関する理事会討議の議事録の全て、敬老の財務

敬老シニア・ヘルスケアーズ
プレジデント& CEO
ミヤケ・ショーン 様
敬老ナーシング・ホーム、サウスベイ敬老ナーシング・ホーム、敬老中間看護施設及び
敬老引退者ホームの売却に関する書類の写しの提供を要請する文書
三宅 様、
貴殿も既に熟知のことと拝察いたしますが、多数のコミュニティのメンバーが現在既に進行中と
報道されている敬老四施設の売却に反対の意を表しています。 反対の最大理由は、売却の意思
決定に至ったその理由と売却の内容が詳らかにされていないことです。九月二十四日付の羅府新
報の報道によりますと、貴殿は「敬老マネジメントはコミュニティに向けて何度かの会合を開い
て説明し、またウエッブサイトでの掲載等を通じて、施設売却に関する情報を伝える努力を十分
にしてきた。敬老マネジメントは出来得る限りの全てを尽くし、売却プロセスの全てが透明であ
る様務めてきたと確信している」旨を述べられたということです。
しかし、我々は貴殿の言っておられることに反論いたします。我々の知る限り、誰一人として敬
老マネジメントからの敬老施設売却の詳細についての説明を聞いたこともなく、読んだこともあ
りません。ただ聞いたことがあるのは、売却を考えているという一般論的な話しだけです。また、
敬老のウエッブサイトにも施設売却についての詳細説明は全くありません。我々は日系コミュニ
ティは、売却計画の詳細にわたるマネジメント側からの説明があるのをずっと待っていたと観察
しています。その間、マネジメントによる売却計画は実行に移され、着々と進行していたのです。
これは、その創設以来ずっと真心を込めてお金を寄付し、献身的に労力を提供して、今日の立派
な敬老を築き上げてきたコミュニティに対して取るべき態度ではないと断言します。また、現在
の敬老の住人たちにとってこの様な仕打ちは、心情的にも経済的にも大きな打撃をもたらすもの
です。実際に、一部の住人たちは既に現実的なダメージを受けています。
我々は、敬老施設売却に関する理事会討議の議事録の全て、敬老の財務管理記録の全て、施
設売却を勧めるに至った外部専門家による調査結果リポートの全て、以上のコピーを我々
(「敬老施設売却に反対する会」組織に提供されます様要請いたします。さらに、敬老施設
売却完了後におけるパシフィカ社管轄下の敬老管理組織計画の内容説明(現行の敬老スタッ
フの中、誰が、如何なる位置づけで残るかについての説明も含む)を同じく「敬老施設売却
に反対する会」組織に対して速やかに為されます様要請いたします
これらの要請は同封いたします日系コミュニティの署名入りの賛同者リストに出ている市民全員
の意思によるものであります。また、我々「敬老施設売却に反対する会」組織は、貴殿ご自身が
予めコミュニティに広く伝播された通知に従って敬老施設売却に関する説明会を開催されます様
強くお勧めいたします。その様な会合は、コミュニティに対しての貴殿他現行敬老マネジメント
の真摯な姿勢の表れと見られ、因って現時点での敬老マネジメントへの悪評価を和らげる結果に
つながるものと考えます。現時点の敬老マネジメントによるコミュニティに対するこの様な扱い
方は全く良識に欠けたものとしか言えません。
敬具。
「敬老売却に反対する実行委員会」臨時代表・井川 齋・チャールス