質疑応答記録

「2016 年 3 月期 第2四半期決算説明会」主な質疑応答
日
時:2015 年 10 月 30 日(⾦)10:30~11:40
場
所:新丸の内ビルディング 20 階
登壇者:代表取締役社⻑ 久保 征⼀郎
取締役副社⻑執⾏役員 飯塚 久夫
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上期の業績について
Q.今後、地⽅展開と「ぐるなび外国語版」を通じて、有料加盟店舗数を拡⼤していくとのことだが、2
Q末の有料加盟店舗数が、前期2Q末比 2,179 店舗増加したのは、地⽅展開の強化と、「ぐる
なび外国語版」のどちらの影響が⼤きいのか。
A.現状は、地⽅展開の強化の影響のほうが⼤きい。ただし、「ぐるなび外国語版」の活用を目的に、こ
れまで契約のなかった商業施設や、チェーン店等が新規加盟するケースが出てきているので、今後さ
らに「外国語版」をフックにした新規加盟は増えていくと考えている。
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通期業績⾒通しについて
Q.下期の営業利益の増減要因が3項目あるが、特に中⻑期的成⻑に向けた追加費用の規模・内
容、そして効果が現れるタイミングについては。
A.中⻑期的成⻑に向けた追加費用は、飲⾷店のインバウンド需要取り込みや、当社の地⽅展開な
どの施策を中⼼に5〜6億円程度⾒ている。中でも費用規模が⼤きいのは、当社と東京急⾏電
鉄株式会社、東京地下鉄株式会社の3社が旗振り役としてサービス開始の準備を進めている「訪
日外国⼈向け観光情報サービス」に関する費用。この効果が出てくるのは、2〜3年後で、収益モ
デルとしてはインバウンド需要取り込み強化を考える飲⾷店や小売業・商業施設等に対して掲載
費用を課⾦する形を考えている。ただし、まずはサービス開始の時点で、外国⼈ユーザーにとって十
分利便性の⾼いサイトを構築しておかないといけない。外国⼈ユーザーのサイト利用が積極化する
中で、飲⾷店や小売業・商業施設等への課⾦を進めていく。今回の追加費用はそのためのもの。
Q.忘年会シーズンに向けた⾜元の状況は。
A.受注状況は順調。
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関連事業について
Q.再構築している関連事業の今後の⽅向性について。
A.「非日常性」を重視した形、そして飲⾷店販促サービスとの相乗効果を生む形という⽅向性で再構
築を着実に進めている。ネット通販、デリバリー、ウエディングなどについて⼀貫した⽅向性で再構築
を進めていくので、まだ時間はかかるが来年ぐらいには、より明確に打ち出していけると考えている。
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ネット予約について
Q.ぐるなびネット予約件数が増加しているとのことだが、ネット予約の増加傾向は飲⾷業界全体の動き
なのか。
A.当社に限らず、業界全体で増加傾向にあると⾒ている。当社においては2年前ぐらいからネット予
約が急速に増加している。
Q.ネット予約における他社との違いは。
A.ネット予約に対応していくには、座席の空き状況等を日々更新する必要があり、そこが予約システム
の利用を始める飲⾷店にとってのハードルの⼀つだが、当社では、毎月 30,000 店以上の飲⾷店が、
加盟店管理画⾯を利用し情報更新をしているため、ネット予約システムについても⼤きな問題なく
スムーズに活用されている。この飲⾷店⾃らが日常的に情報を更新する環境を既に構築しているこ
とが、非常に⼤きなポイント。また、飲⾷店にとってのネット予約システムの利便性向上に向けた機能
改善は、日々実施している。
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「ぐるなび外国語版」について
Q.「ぐるなび外国語版」において、今後展開を予定している有料サービスによる中期的なARPU 上乗
せ効果について。
A.「ぐるなび外国語版」の有料サービスについては、メディアとしての価値を⾼めるためにエリアや業種、
外国⼈客受入態勢の状況等外国⼈ユーザーのニーズを考慮した上である程度対象店を絞りたい
と考えている。対象とする飲⾷店のARPU は上げやすくなると考えている。
Q.「ガイアの夜明け(テレビ東京系列)」で「ぐるなび外国語版」が取り上げられていたが、飲⾷店からの
問合せはどの程度あったのか。
A.コールセンターを中⼼に、既存加盟店から「ぐるなび外国語版」に関する問合せが 100 件程度あっ
た。また、巡回スタッフが加盟店を巡回する際には、「番組の内容を⾒て、ぐるなび外国語版の価値
が理解できた」という意⾒が数多く寄せられている。
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従業員数について
Q.インバウンド施策等、新たな取組みを強化する中で、約 1,000 ⼈の⼈的サポート体制を増員しな
いといけないのか。
A.新しい取組みを進める中で多少は増えると思う。⼀⽅で、営業スタッフが飲⾷店と接触する時間、
すなわち営業に専念できる時間を⼤幅に増やせるように事務作業の負担軽減等業務改善を進め
ている。今後、業務改善の効果によって営業効率は非常に良くなると考えている。
以上