NECネッツエスアイ株式会社 導入事例2ページ(PDF:1.67MB)

Case Study
SSLサーバ証明書
NEC ネッツエスアイ
サービスの信頼性を守るSSL サーバ証明書
申請や管理にまつわる手間、コストの問題を
「Trend Micro SSLサーバ証明書」への移行で解決
課 題
効 果
1 枚ずつ申請して台帳で管理
ポータルで申請や管理を効率化
インターネット上のサービスにとって、信頼性を証明する
Trend Micro SSLサーバ証明書はポータルから申請・発
行を素早く行え、
課金体系も1ライセンス3ドメインまでなら
発行数無制限。最も信頼性の高いEV証明書も他の種類
業務負荷とコストの増大が悩み
しかし、申請や更新のための台
SSLサーバ証明書は必須。
帳管理に手間がかかる上、1枚ごとの課金で、サービスの
成長と共にコストが増大していた
導入先プロフィール
発行数無制限だからコストも半減
の証明書と同じ価格で利用でき、
使うほどコスト削減になる
上、
トレンドマイクロのブランド力も信頼感につながる
導入の経緯
システムの増強、サービス拡大と共に
SSLサーバ証明書の管理負荷とコストが増大
社会を支える通信インフラの構築を始
NEC ネッツエスアイ株式会社
と同社の林田 達也氏は話す。
SSL サーバ証明書には、審査が厳格な
順に「拡張認証証明書(EV)
」
「組織認証
証明書(OV)
」
「ドメイン認証証明書(DV)
」
の3種 類 が あ る。このうち EV と OV は、
め、システムインテグレーション事業や運
サイトの所有者が実際に存在するか、信頼
用支援など、広範な ICT サービスを展開
できる事業者かどうかなどを第三者機関で
する NEC ネッツエスアイ。クラウドサービ
ある認証局が直接電話するなどして確認・
所 在 地 〒1 12-8560
東京都文京区後楽 2-6-1
飯田橋ファーストタワー
ス事業にも注力しており、様々なサービス
審査の上、発行される。サイトの信頼性を
を提供している。
証明する“お墨付き”の役割を果たすわ
その1つが「S-iDC メールサービス」で
けだ。
創
ある。同サービスは自社でメールサーバを
「実際は証明書の有無に関係なく、しっか
持たずとも、サービスとしてメールシステ
りと安全性を確保していますが、お客様を不
立 1953 年 12 月 1 日
資 本 金 131 億 2200 万円
(2013 年 3 月 31 日現在)
ムを利用可能。Web メール環境を標準提
安にさせないためにも証明書は欠かせない
供しており、オフィスの PC はもちろん、
ものです」と同社の藤井 恭平氏は説明する。
事業内容
自宅や外出先からも様々なデバイスで自在
しかし、証明書の運用に関しては、いく
ICT システムに関する企画・コンサルティン
にアクセスできる。
つか課題があった。
このようなクラウドサービスを利用する
まず運用に手間がかかるという課題だ。
従業員数 6,024 人
(2013 年 3 月 31 日現在:連結)
グ、設計・構築、および保守・運用、監視サー
ビス、アウトソーシングサービスの提供
U R L http://www.nesic.co.jp/
導入製品・ソリューション
Trend Micro SSLサーバ証明書
に当たり、ユーザ企業が何より重視するの
現在、S-iDC メールサービスが取得してい
がセキュリティ、ひいては信頼性である。
る証明書は約 50 枚以上にものぼる。
「分
「そこで、様々な対策を施し、システムを
散処理、信頼性強化のために多重化した
安全に守るのはもちろん、
『SSL サーバ証
サーバの台数分、さらには『ログイン画
明書』によって、通信を暗号化すると同時
面』
『メール閲覧画面』など、画面ごとに
に、イ ン タ ー ネット 上 に 公 開し て い る
証明書が必要になるからです」
(藤井氏)。
『Web メールアクセス画面』などが正規の
サイトであるということを証明しています」
利用していたサービスは、インターネット
を通じて証明書を 1 枚ずつ注文する必要が
Case Study
SSLサーバ証明書
あり、サーバを増強したりする度に追加で申請を行わなければなら
NEC ネッツエスアイ株式会社
企業ソリュ―ション事業本部
ニューソリューション推進事業部
クラウド構築部
なかった。社内の購買手続きなどを含めると、約 1 週間の日数と手
さらに更新管理の負荷も高まっていた。証明書は 1 年ごとに更新
林田 達也
▲
間がかかっていたという。
NEC ネッツエスアイ株式会社
手続きを行わなければならないが、証明書を取得した時期がバラ
バラなため、ローカルで表計算ソフトによる台帳を作成し、手作業
企業ソリュ―ション事業本部
ニューソリューション推進事業部
クラウド構築部
藤井 恭平
▲
で管理していたのだ。
加えて、コストの問題も大きかった。証明書は 1 枚ごとに費用が
氏(左)
氏(右)
かかるため、発行数が増える度に、それに比例してコストも増大し
す。また、時間ができれば、新しい技術を習得したり、スキルアッ
ていたのである。
プのために使う時間も増えるでしょう」
(林田氏)
また、コスト面でのメリットも大きい。
導入プロセス
前述したとおり、TMSSL は、1 ライセンス 3 ドメインまでなら枚
総合セキュリティベンダーとしての
トレンドマイクロのブランド力に魅力
数無制限で証明書を発行できる。
「コストは半分以下になると試算
しています。また、データセンターサービスで利用しているドメイ
SSL サーバ証明書にまつわる課題を解消するために同社が選択
ン以外にも 2 ドメインまで適用可能。使えば使うほどコストメリット
したのがトレンドマイクロの SSL サーバ証明書サービス「Trend
が高まるわけですから、社内にも声をかけ、可能なものは TMSSL
Micro SSLサーバ証明書(TMSSL)」である。
に相乗りするようアナウンスしています」と林田氏は強調する。
「特別なトラブルや問題がなければ、クラウドサービスの窓口で
さらに、今後はさらなる信頼性の強化も検討している。
ある『Trend Micro SSL ポータル』から証明書の発行/ダウン
現在、同社は基本的に OV を利用している。従来利用していた
ロードが行える上、私たちが取得している証明書も一覧で確認で
他社のサービスでは、OV に比べ EV が非常に高額だったからだ。
きます。更新時期が迫っているものは、赤く表示されるので一目で
一方、TMSSL は、OV より信頼性の高い EV も OV と同じ価格で
分かり、申請や管理が効率化できると考えました」と藤井氏は言う。
利用できる※。
「EV を取得すれば、お客様のさらなる安心感の醸成
また、コストの面でも TMSSL は、証明書ごとの課金ではなく、
にもつながるでしょう。積極的に活用していきたいですね」と藤井
1 ライセンス 3 ドメインまでなら無制限で証明書を発行できる。ま
氏は話す。
た、1 枚の証明書で複数のコモンネームをカバーするワイルドカー
このように、同社は TMSSL を採用することで SSL サーバ証明
ド証明書にも対応。最大 50 のマルチドメインオプション(SANs)
書にまつわる課題を解決。削減したリソースをより戦略的な分野に
まで無料で登録できる。証明書の枚数をある程度必要とする企業
振り分けることで、さらに競争力の高いサービスが実現するに違い
であれば、大きなコスト削減につながる。
ない。
「加えて、何より評価したのがトレンドマイクロのブランド力です。
※TMSSLは、
OV、EVの取り扱いのみ。DVは扱っておりません。
一般コンシューマ、ユーザ企業を問わず、誰でもトレンドマイクロの
存在は知っています。SSL サーバ証明書の目的の 1 つは安心感を
Trend Micro SSLポータルの画面例
与えることですから、この信頼感は欠かせません」と林田氏は言う。
証明証発行
導入効果
Trend Micro SSLポータル
発行日や有効期限、承認待ちなどのステータスが一目瞭然
使うほど高くなるコスト削減効果
他のサービスもTMSSLに集約
現在、同社は、証明書の期限が切れるものから順に TMSSL へ
移行している。
「Trend Micro SSLポータルで申請を行え、証明書を一括管理で
きる点は本当に効率的です。さらに定額制で証明書の発行数が無
制限なため、発行・更新の度に社内の購買処理を行う必要もなくな
り、発行までのスピードが大きく短縮できました」と藤井氏は言う。
これまで S-iDC メールサービスの証明書は藤井氏が管理してき
たが、林田氏は管理が効率的になることで、それ以外の業務に割
く時間が増えることを期待している。
複数の管理者で情報を共有することも容易
「本来、私たちの仕事は、お客様の使いやすいシステムやサービ
管理者一覧
スをご提供すること。そうした本来の業務に時間を割くべきなので
トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。本ドキュメントに記載され
TREND MICROは、
ている各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。記載内
容は2013年 1 1 月現在のものです。内容は予告なく変更になる場合がございます。
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