短期大学部 口腔保健学科

口腔保健学科
目 次
1.1年次開設科目… ……………………………………………………………… 1
2.2年次開設科目… ………………………………………………………………35
3.3年次開設科目… ………………………………………………………………65
索 引
【1年次】
【2年次】
【3年次】
キャリア基礎(その 1)
1
コンピュータ演習Ⅱ
35
プレゼンテーション技法
65
キャリア基礎(その 2)
2
生命倫理
36
生涯発達論
66
医療英語
3
国際関係論
37
遺伝子と再生医療
67
コンピュータ演習Ⅰ
4
くらしと法律
38
歯科医療と法律・制度
68
健康スポーツ科学
5
地球と環境
39
災害援助と救急医療
69
人間関係論
6
日本文化の理解
40
医療情報システム学
70
健康科学総論
7
口腔健康統計学
41
歯科医療と経済
71
福祉社会の理解Ⅰ
8
社会福祉総論
42
う蝕予防の実践Ⅱ
72
人体の構造
9
臨床歯科Ⅲ(口腔外科・歯科放射線)
43
歯科衛生ケアプロセスの実践
73
人体の機能
10
臨床歯科Ⅳ(小児歯科)
45
地域口腔保健支援実習Ⅰ
75
口腔の構造
11
臨床歯科Ⅴ(矯正歯科)
46
地域口腔保健支援実習Ⅱ
76
口腔の機能
12
臨床歯科Ⅵ(高齢者・障害者)(その 1) 47
診療補助実習Ⅱ
77
生化学
13
臨床歯科Ⅵ(高齢者・障害者)(その 2) 48
口腔保健衛生学実習Ⅱ
78
薬理学
14
臨床検査学
49
災害時の歯科衛生士の働き
79
病原微生物学・免疫学
15
アシスタントワークⅡ
50
ボランティアの理論と実践
80
病理学
16
アシスタントワークⅢ
52
コミュニカティブ イングリッシュ
81
口腔衛生学概論
17
オーラルリハビリテーション
53
海外研修
82
公衆衛生学
18
チェアサイドの口腔ケア法
54
歯科診療補助論
19
ベッドサイドの口腔ケア法
56
臨床歯科Ⅰ(歯科保存)
20
歯科衛生ケアプロセス論
58
臨床歯科Ⅱ(歯科補綴)
22
こころと歯科衛生ケアプロセス
59
医療安全
23
予防と歯科衛生ケアプロセスⅡ
60
器材学
24
食生活指導
61
アシスタントワークⅠ
25
総合歯科実習
62
口腔保健衛生学概論
26
診療補助実習Ⅰ
63
歯科予防処置論
27
口腔保健衛生学実習Ⅰ
64
歯科保健指導論
29
う蝕予防の実践Ⅰ
31
歯周疾患予防の実践
32
予防と歯科衛生ケアプロセスⅠ
33
担当者欄の
◎は科目責任者、*は客員教授を表す
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
キ ャ リ ア 基 礎
(その1)
(O14021)
1
15
資格取得要件
担当者名
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
1 前期 必修
演 習
研究室
◎柳 敏晴 7 号館 4 階
他 専任教員
研究室 他
① 授業の概要・ねらい
本学の教育は、キャリア教育そのものであり、それは「専門職業人として高い意識と誇りとを持って、元気よ
く社会に貢献できる “ 人財 ” を育成する」ことを目標としている。そこで、本学のキャリア教育の基礎となる基
幹教育は、卒業後も持続すべき学ぶ力の育成を理念と目的とし、「学ぶ悦び、知る愉しさを学ぶ」ことと「学び
のスタイルを転換する」という2つの目標を掲げている。このキャリア基礎の授業では、その目標に近づく最初
の1歩として、4学科の学生による混合グループをベースに、「いのちと健康について考える」というテーマで、
アクティブ・ラーニングの方法を取り入れ、目標達成に必要な「人間力」
「学び力」
「社会力」の基礎を身に着ける。
② 学習の到達目標
1.専門性の異なる学生たちとのグループ活動に協働的に参加できる。
2.「いのちと健康」について、様々な角度から見たり考えたりすることができる。
3.能動的な学習の愉しさがわかる(読むこと、書くこと、情報収集のスキルアップを含む)
4.社会人のマナーを身につける。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 大学生基礎力調査
第 2 回 講義と演習:「ソーシャル・マナー」
第 3 回 講義①:「地球規模でいのちと健康を考える」。講義②「図書検索法」
第 4 回 講演:「新聞の読み方」
第 5 回 グループワーク
第 6 回 講演:健康とライフステージ「タバコフリーの人生を選ぼう」
第 7 回 グープワーク
第 8 回 前半の学びのふりかえり、総括
④ 授業時間外の学習
グループワークに関する情報収集やグループ活動
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
30%
20%
0%
「定期試験」:レポート試験
「平常点」:授業やグループワークへの積極性
「製作物・実技など」:課題の提出
⑥ 履修上の注意など
4学科混成のグループワークになります。多様性を認め合い、相互に信頼し合い、協働を目指しましょう。
⑦ 教科書・参考書
教科書・考書:使用しない。随時資料を配布する。
−1−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
キ ャ リ ア 基 礎
(その2)
(O14021)
1
30
1 前期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
牛頭 哲宏
7 号館 5 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
大学における書くこと読むことの導入教育として、文献・専門書・論文の読解、レポート・論文の作成の技能
の習得を目指す。主に縮約を通して書かれている内容を的確に読む力および、まとめる力を養う。一文の文字数
や段落、構成などに注意し、簡潔に書く事への意識を高めることをねらいとしている。
② 学習の到達目標
原稿用紙の使い方や文字の表記など、文章を書くに際しての基本的なきまりを確認し、大学生活に必要な実践
的な日本語表現能力を高めることを目標とする。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 イントロダクション・文章の構成(序論・本論・結論)・原稿用紙の使い方
第 2 回 縮約文の書き方① 実践
第 3 回 縮約文の書き方① 修正とフィードバック
第 4 回 縮約文の書き方② 実践
第 5 回 縮約文の書き方② 修正とフィードバック
第 6 回 小論文・レポートの書き方
第 7 回 まとめ
④ 授業時間外の学習
毎時間の復習を行うこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
50%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度
⑥ 履修上の注意など
毎時間、何らかの文章を書くことになるので、積極的に参加すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:必要に応じてプリントを配布する。なお、国語辞典(電子辞書可)を持参することが望ましい。
参考書:授業中に指示する。
−2−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
医 療 英 語
(O14030)
1
30
1 後期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
山﨑麻由美
4 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
医療の現場で英語はますます必要になり、会話レベルから専門用語にいたるまで幅広い英語力が求められる。
この授業のねらいは口腔保健に関する様々な英語に触れ、専門用語から現場でのコミュニケーションに必要な英
語運用能力をつけることである。また国際的な医療活動を知り、世界の現状に目を向け視野を広げることも目的
でのひとつである。
② 学習の到達目標
歯科医療で使われる英語の基礎知識の定着と実践的な活用を目指す。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 オリエンテーション 海外の医療現場を知る 第 2 回 海外の医療現場
第 3 回 専門用語 1(歯の名称や部位に関する用語)
第 4 回 専門用語 2(歯科疾患に関する用語)
第 5 回 問診とカルテに関する英語
第 6 回 専門用語 3 治療に関する用語
第 7 回 歯ブラシ指導
第 8 回 口腔ケアの指導
第 9 回 子どもの歯の健康
第 10 回 歯科衛生士の仕事(英文読解) グループ制作 1(テーマを決める)
第 11 回 口腔の病気 1(英文読解・う蝕)グループ制作 2(内容を決める)
第 12 回 口腔の病気 2(英文読解・歯肉の疾患)グループ制作 3(英語の原稿を作る)
第 13 回 グループ制作 4(英語の原稿を完成する)
第 14 回 グループ制作 5(発表に向けての準備をする)
第 15 回 グループ制作発表
④ 授業時間外の学習
課題(各時間の最後に提示)を仕上げてくる。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
15%
25%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、小テスト
「製作物・実技など」:グループ制作と発表
⑥ 履修上の注意など
授業には必ず辞書を持参すること。積極的に授業に参加すること。与えられた課題は仕上げること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:随時紹介する。
−3−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
コンピュータ演習Ⅰ
(O14040)
1
30
資格取得要件
担当者名
研究室
ー
笹井 隆邦
7 号館 5 階
研究室
1 後期 選択
演 習
① 授業の概要・ねらい
歯科衛生士の仕事では患者についてのデータを職場で話し合い患者への指導方針を相談するなど、データ分析
を行う場面がたくさんある。そこでこの授業では、パソコンを使ってデータ処理を行うために、OS の操作やワ
ードの利用法、表計算ソフトの利用法についての基本的な操作を学び表やグラフの作成ができるようにすること
を目的とする。また情報収集のための Web ブラウザやメールに関する事柄にも触れる。 ② 学習の到達目標
Word、Excel、ブラウザの基本操作をマスターする。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 Windows8 の基礎
第 2 回 ネット検索
テキストの使い方
イラストの作成
第 3 回 Word の操作 案内状の作成
第 5 回 Word の操作 レポートの作成
第 6 回 Word の操作 表の作成
第 7 回 Word の操作 ポスターの作成
第 8 回 Word の操作 時間割の作成
第 9 回 Excel の操作 基本シートの作成
第 10 回 Excel の操作 表計算
第 11 回 Excel の操作 グラフの作成
第 12 回 Excel の操作 データベースの操作
第 13 回 Excel の操作 カレンダーの作成
第 14 回 Word の操作 ビジネス文書の作成
第 15 回 Word と Excel を用いたビジネス文書の作成
④ 授業時間外の学習
教科書の予習と復習
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
30%
20%
0%
「定期試験」:実技試験
「平常点」:授業参加・受講態度など
「製作物・実技など」:課題の作成・提出
⑥ 履修上の注意など
各自が興味を持って、積極的にコンピュータに触れていくことが大切なので、出席することが大事である。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『Windows8 /Office 2013 対応版 Word/Excel/PowerPoint 標準テキスト』 定平 誠 技術評論社
参考書:使用しない。
−4−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
健康スポーツ科学
(O14110)
1
30
資格取得要件
担当者名
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
1 前期 必修
演 習
研究室
◎柳 敏晴 7 号館 4 階
近藤みづき 研究室 他
① 授業の概要・ねらい
現代社会の便利な日常生活は、運動不足・ストレス等私達の身体的、精神的、社会的健康を脅かしている。心
と体の健康に関しウエルネスの視点から、自らの健康を自律した人間としてコントロールできるようにすること
は重要である。運動・スポーツの実践を通し、コミュニケーション能力を高めるとともに、基礎的技能を習得し、
ルール・マナーを遵守する態度を身につける。健康な日常生活を楽しむための基礎となる、体力や運動能力を養
い、運動・スポーツを行う習慣を身につける。授業全体を通し、チームワークや協力、マネジメントを学ぶ。
② 学習の到達目標
・個人がウエルネスの考え方を理解し、自律して体力や健康の保持増進ができる能力を身につける。
・各種スポーツの特性を理解し、スポーツ活動の実践が習慣化するために必要な態度や能力を育成する。
・健康づくりや体力の保持増進の重要性を理解し実践する。
・ウエルネスを理解し、生涯スポーツへの導入とする。
③ 授業の内容・計画
生涯学習・生涯スポーツへの動機づけは、現代社会で重要な課題である。ウエルネスを基本として、運動の重
要性や健康のために必要な体力、運動と健康づくりについての少講義を加え、サッカー、ソフトボール、テニス、
バドミントン、ニュースポーツを中心とする活動を行う。チームワークを基本として、併せて、体力づくりも行う。
第 1 グループ
第1回
オリエンテーション
第2(9)回
球技の基本練習1(野球型)
第3(10)回
担当者
合同
第 2 グループ
担当者
第1回
オリエンテーション
合同
柳
第2(9)回
基本のストローク 1
近藤
球技の基本練習2(野球型)
柳
第3(10)回
基本のストローク 2
近藤
第4(11)回
ソフトボール試合
柳
第4(11)回
応用練習 1
近藤
第5(12)回
球技の基本練習1(サッカー型)
柳
第5(12)回
応用練習 2
近藤
第6(13)回
球技の基本練習2(サッカー型)
柳
第6(13)回
ゲームの導入 1
近藤
第7(14)回
サッカー型試合
柳
第7(14)回
ゲームの導入 2
近藤
第8(15)回
アルティメットの導入と試合
柳
第8(15)回
補足とまとめ
近藤
④ 授業時間外の学習
・ウエルネスについての基礎理解をする。
・球技(野球・サッカー、テニス等)におけるスポーツの総合的な基礎技術を復習する。
・幅広いスポーツ種目を調べ、生涯スポーツの意義をまとめる。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
25%
25%
「平常点」:授業受講態度
「製作物・実技など」:授業への積極的な取組
「その他」:提出レポート
⑥ 履修上の注意など
・大学指定の体操服(ポロシャツ)を着用する。
・運動に適した服装と靴(屋外用・屋内用)を着用する。
・出席し、授業への積極的な取組を重視する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『基礎から学ぶスポーツリテラシー』 大修館書店
参考書:『最新体育スポーツ理論改訂版』 大修館書店
−5−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
人 間 関 係 論
(O14130)
2
15
1 前期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
後藤 晶子
7 号館 5 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
人は人とのかかわりの中で発達し、喜びを感じ励まされて生きていく。しかし一方で人間関係に傷つく場合も
少なくない。なぜそうなのか、人間の心の底に潜む欲求から理解を深める。私たちがそれぞれかかえている「自己」
は、
「他者」と密接にかかわっていることを理解することから始め、人間関係の諸相を概観する。その後、自ら
の人間関係のありようを振り返りながら、身近な人々や仕事でかかわり合う人々と良好な人間関係を築く力の育
成を図る。
② 学習の到達目標
・自他を尊重することのバランスをうまくとることが人間関係を良好にすることを理解する。
・自分の人との関わり方の特徴をとらえ、自らの人間関係をより良好なものとする視点を築く。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 自身の人とかかわる力について
第 2 回 人間関係をめぐる欲求の理解
第 3 回 自己意識について
第 4 回 青年期の自己
第 5 回 アイデンティティとは
第 6 回 アイデンティティの再確立
第 7 回 他者と比べる
第 8 回 義務自己と理想自己
第 9 回 思春期からの親子関係
第 10 回 青年期の友人関係
第 11 回 男性らしさ・女性らしさとは
第 12 回 自他を尊重する伝え方(1)留意事項
第 13 回 自他を尊重する伝え方(2)演習
第 14 回 自身の人とかかわる力を高める
第 15 回 補足とまとめ
④ 授業時間外の学習
事前あるいは事後に求められる課題に取り組む。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
40%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」: 課題への取り組み、ミニレポート
⑥ 履修上の注意など
授業中に求める資料の読み取りや自己分析等に積極的に取り組むこと
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:適宜紹介する。
−6−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
健 康 科 学 総 論
(O14150)
2
15
1 後期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
研究室
◎足立 了平 5 号館 3 階
岩越 美恵 研究室 他
① 授業の概要・ねらい
「健康とは何か」、『健康』を科学的にとらえ健康の維持・増進に関わる課題を解決する学習の中から自分なり
の『健康観』を考える。肉体的、精神的な医学上の健康という概念だけでなく、障害を持ちながら活き活きと生
きることなど社会的な側面をも包含する『健康』という言葉の持つ多様性を学ぶことで命と人格を尊重し、社会
に貢献できる歯科衛生士としての基盤を創る。
② 学習の到達目標
1)自分自身の「健康観」を持つ。
2)生活習慣病と 5 疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・認知症)について概説できる。
3)正常な摂食嚥下運動とその障害について概説できる
4)課題を発見し、解決するための学習方法を身につける。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 私の健康観①-医学における健康の維持・増進とは
第 2 回 私の健康観②-障害を持って生きるとはどういうことなのか
第 3 回 第 1 ~ 2 回のまとめ-自分自身の健康観を考える
第 4 回 疾病①-生活習慣病、メタボリックシンドローム
第 5 回 疾病②-高血圧、糖尿病
第 6 回 疾病③-心筋梗塞・脳血管疾患(脳卒中)
第 7 回 疾病④-認知症、高次脳機能障害
第 8 回 疾病⑤-肺炎
第 9 回 疾病⑥-がん
第 10 回 疾病①~⑥のまとめ
第 11 回 口腔機能と体の機能
第 12 回 摂食・嚥下障害①-解剖と生理
第 13 回 摂食・嚥下障害②-病態
第 14 回 口腔機能のまとめ-摂食・咀嚼・嚥下
第 15 回 災害時の健康被害
(担当者:足立)
(担当者:足立・岩越)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担者当:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
④ 授業時間外の学習
第3回目は、第1、2回目の授業をまとめたレポートを作成します。第4~9回は事前に配布した資料を読ん
でおくことを必修化します(授業のはじめに小テストを実施します)。第10回目は第4~9回のまとめたレポ
ート作成、第14回目は第11~13回のまとめのレポート作成。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
0%
40%
0%
「定期試験」:筆記試験
「製作物・実技など」:レポート、小テスト
⑥ 履修上の注意など
授業は予習を前提として進行します。事前に配布する資料には必ず目を通し理解しておくこと。大学の授業は
何を教えられたかではなく、授業前後の学習を通して自身がどんな知識や能力を得たかが重要です。
⑦ 教科書・参考書
教科書:なし(配布資料あり)
参考書:『4 疾病のオーラルマネジメント』 足立了平編集 金芳堂
『知りたいことがすぐわかる高齢者歯科医療―歯科医療につながる医学知識-』
小谷順一郎編 永末書店
『一歩進んだ口腔ケア』 足立了平編集 金芳堂
−7−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
福祉社会の理解Ⅰ
(O14240)
2
15
1 後期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
中田 康夫
7 号館 4 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
福祉の基本理念としてのノーマライゼーション・自立支援やリハビリテーションについて学び、福祉サービス
の基本的視点である利用者の自己決定・QOL の向上とは何かを理解する。さらに、今注目されている地域福祉
の意義と役割について正しく理解し、歯科衛生士として地域福祉に寄与できるようになることを目指す。
② 学習の到達目標
・福祉の定義、社会福祉の目的について述べることができる。
・地域福祉の基本的考え方について述べることができる。
・障がいとリハビリテーションについて述べることができる。
・口腔保健と福祉について自己の考えを述べることができる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 ガイダンス 福祉とは
第 2 回 社会福祉の目的
第 3 回 今、なぜ、地域福祉なのか?
第 4 回 地域福祉の意義と役割
第 5 回 ノーマライゼーション、インテグレーション、インクルージョン
第 6 回 障がい者とは、新しい障がいモデル
第 7 回 障がいのある当事者からのメッセージ
第 8 回 自立支援とリハビリテーションの理念
第 9 回 障がい者に対するリハビリテーション的アプローチ
第 10 回 リハビリテーション医療の考え方
第 11 回 自立と自律、自己決定、QOL に関するグループワーク
第 12 回 自立と自律、自己決定、QOL に関する討議とグループワーク
第 13 回 口腔保健と福祉に関するグループワーク
第 14 回 口腔保健と福祉に関する討議とグループワーク
第 15 回 まとめ
④ 授業時間外の学習
特に復習に努めること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
0%
0%
20%
「定期試験」:筆記試験
「その他」: グループワークのレポート
⑥ 履修上の注意など
本授業は、知識の一方的な伝達ではなく、学生と教員との問答をとおして福祉の基本的理念などについて理解
を深めていく。そのため、履修する者は主体的に授業に参加すること。受け身的な学習では、得るものはほとん
どないであろう。
⑦ 教科書・参考書
教科書:なし
参考書:適宜紹介する
−8−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
人 体 の 構 造
(O15010)
2
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
池 宏海
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
昨今、少子高齢化が進む中、有病者の治療、要介護者の訪問診療などの歯科医療において口腔領域のみならず
全身的な一般医学知識がより一層求められてきている。この医学的知識の最も基礎となるのが正常な状態の構造
を学ぶ解剖学とその機能を学ぶ生理学である。まずは解剖学的知識を習得した上でないと、次の生理学や正常か
ら外れた状態を学ぶ病理学、また多くの臨床的学問を理解することは困難である。そこで、この授業を通じて系
統的に人体の構造を深く学び、最終的には得られた知識を広く臨床に役立たせることを目的とする。
② 学習の到達目標
系統的に得た知識を統合し、人体の構造を総合的に理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 1章 細胞と組織
第 2 回 2章 発生
第 3 回 1章 骨格系
第 4 回 2章 筋と運動
第 5 回 3章 消化・吸収
第 6 回 4章 循環
第 7 回 5章 神経系
第 8 回 6章 呼吸
第 9 回 7章 感覚
8章 排泄 〔9章 体温(生理学)〕
第 10 回 10 章 内分泌
11 章 生殖
第 11 回 11 章 顔面と口腔の発生
第 12 回 12 章 口腔付近の解剖学 ①―口腔とは ②-口腔を構成する骨 ③-頭頸部の筋と作用
④-顎関節
第 13 回
12 章 口腔付近の解剖学 ⑤-口腔付近に分布する脈管系 ⑥-神経
第 14 回
8章
第 15 回
まとめ
唾液
①―唾液腺 ②―唾液の分泌機構 ③―唾液の性状・成分の機能
④ 授業時間外の学習
前回の講義内容を復習するとともに、予め教科書や配布資料に目を通して授業に臨む。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
100%
0%
0%
0%
「定期試験」:国家試験形式(4 択問題)
⑥ 履修上の注意など
多くの医学用語を覚えないといけないので、講義はすべて受講し、毎回ノートに記入すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 人体の構造と機能 1 解剖学・組織発生学・生理学』
全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版株式会社 『最新歯科衛生士教本 歯と口腔の構造と機能 口腔解剖学・口腔組織発生学・口腔生理学』
全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版株式会社
参考書:特になし
−9−
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
人 体 の 機 能
(O15020)
2
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
◎佐藤 元 7 号館 2 階
豊田 博紀 非常勤講師
齋藤 充
控室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
生理学とは生体の機能とその動作原理を明らかにする学問であり、臨床歯学・医学を学ぶ上で重要な基盤とな
る。また、生理学そのものは、歯学、医学の一分野であるが、自然科学の広範な学問領域を基盤とする学問であ
り、自然科学のさまざまな原理や基礎知識に立脚している。
授業では、まず、生体・器官を構成する細胞あるいは分子の微視的な現象の理解を深め、それを生体機能シス
テムと結びつけて理解することを目的とする。生体機能システムについては、植物系機能と動物系機能に分けて
解説し、臨床医学と結びつけて理解できるようにしている。
② 学習の到達目標
様々な病態を理解し予防を考えることができる歯科衛生士となるために、生体機能に関わる基礎的な生理学知
識を習得し、身体の仕組みを理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 生理学概論、細胞と内部環境
第 2 回 神経系総論
第 3 回 中枢神経
第 4 回 末梢神経
第 5 回 筋と運動機能
第 6 回 感覚
第 7 回 血液と循環1(血液、血管の構造と機能)
第 8 回 血液と循環2(心臓の機能とその調節)
第 9 回 呼吸
第 10 回 内分泌
第 11 回 消化・吸収1(消化管の運動)
第 12 回 消化・吸収2(消化液と胃腸からの吸収)
第 13 回 代謝と体温
第 14 回 腎臓・排泄
第 15 回 生殖
(担当者:齋藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:豊田)
(担当者:豊田)
(担当者:佐藤)
(担当者:佐藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:豊田)
(担当者:豊田)
(担当者:豊田)
(担当者:豊田)
(担当者:齋藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:佐藤)
④ 授業時間外の学習
講義の予習および復習を行うこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:講義中に適宜質問し、知識を評価する。また、講義態度を評価する。
⑥ 履修上の注意など
講義中に不明な点を質問し理解に努める。また、講義内容は連続しているため、前回の復習をし、さらなる理
解に努める。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新 歯科衛生士教本「人体の構造と機能」』 全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版株式会社
参考書:『標準生理学』 小澤瀞司、福田康一郎総編集 医学書院
− 10 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口 腔 の 構 造
(O15030)
3
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
隈部 俊二
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
近年歯科衛生士の進出分野が広がりをみせ、またその果たす役割も非常に大きくなっている。そのため、従来
の解剖学的知識の講義のみならず歯列の発育・成長、咀嚼機能と加齢変化、口腔機能の回復など最新の研究およ
び治療にも対応することができる歯科衛生士の養成を目指した講義を行う。
② 学習の到達目標
歯および歯周組織、頭蓋顎顔面に関する解剖学的、組織学的構造および機能を理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯の種類、数、機能、構造、方向用語①、歯の微細構造
第 2 回 歯の種類、数、機能、構造、方向用語②、エナメル質の性質、構造①
第 3 回 上下顎切歯、犬歯、エナメル質の性質、構造②
第 4 回 上顎小臼歯、象牙質・歯髄の性質、構造
第 5 回 下顎小臼歯、象牙質・歯髄の性質、構造
第 6 回 上顎大臼歯①、歯周組織の性質、構造①
第 7 回 上顎大臼歯②、歯周組織の性質、構造②
第 8 回 下顎大臼歯①、歯周組織の性質、構造③
第 9 回 下顎大臼歯②、歯周組織の性質、構造④
第 10 回 大臼歯、鑑別
第 11 回 乳歯
第 12 回 歯列弓、咬合の種類、歯の異常
第 13 回 口腔粘膜の構造
第 14 回 頭部、顔面、鰓弓由来および口腔諸器官の発生
第 15 回 歯の発生
④ 授業時間外の学習
・前回分講義内容を把握しておく、理解しておく。
・次回分講義範囲を教科書等で予習しておく。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:小テスト
⑥ 履修上の注意など
理解度確認小テストの実施(毎回終了時前 10 分程度)
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯・口腔の構造と機能 口腔解剖学・口腔組織発生学・口腔生理学』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:随時紹介する。
− 11 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口 腔 の 機 能
(O15040)
2
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
◎佐藤 元 7 号館 2 階
豊田 博紀 非常勤講師
齋藤 充
控室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
顎・口腔・顔面領域の諸機関の生理学を解説する。特に正常な咀嚼機能・嚥下運動および構音機能の形成およ
び維持を目標とする歯科医学の基礎として、顎・口腔・顔面領域の構造を咀嚼・嚥下および構音の器官系と捉え
て、その運動・感覚・自律機能について理解することを目的とする。
運動機能としては、咀嚼運動、嚥下運動、構音運動を中心として顎・舌・顔面の運動およびその協調の神経・
筋機構を対象とし、感覚機能としては、顎・口腔・顔面領域の体性感覚とともに味覚を取り扱う。また、自律機
能としては唾液分泌を中心に解説する。さらに歯科臨床と関連の深い「咬合」や「歯痛」について、その神経機
構を解説する。
② 学習の到達目標
臨床歯科医学において、顎口腔領域の疾患に対する予防を適切に行い、顎口腔領域の機能維持を図れるように
なるために、歯・顎・口腔の生理学的特性を理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 口腔生理学総論、歯および支持組織の生理
第 2 回 咬合と咬合器
第 3 回 顎運動と顎反射
第 4 回 咀嚼の特徴と意義
第 5 回 咀嚼運動
第 6 回 咀嚼の制御機構
第 7 回 吸綴運動と舌運動
第 8 回 味覚器の構造と味覚受容機構
第 9 回 味覚情報の伝達
第 10 回 顎・口腔・顔面感覚の特徴と意義1(歯根膜、舌、口腔粘膜の感覚)
第 11 回 顎・口腔・顔面感覚の特徴と意義2(顔面皮膚、口腔粘膜、口唇の感覚)
第 12 回 顎・口腔・顔面感覚の特徴と意義3(歯髄感覚と歯痛)
第 13 回 構音器官としての口腔の形態と機能
第 14 回 嚥下、嘔吐の機能と制御機構
第 15 回 唾液腺の構造と機能
(担当者:佐藤)
(担当者:佐藤)
(担当者:佐藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:齋藤)
(担当者:豊田)
(担当者:豊田)
(担当者:佐藤)
(担当者:佐藤)
(担当者:佐藤)
(担当者:佐藤)
(担当者:豊田)
(担当者:豊田)
④ 授業時間外の学習
講義の予習および復習を行うこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:講義中に適宜質問し、知識を評価する。また、講義態度を評価する。
⑥ 履修上の注意など
講義中に不明な点を質問し理解に努める。また、講義内容は連続しているため、前回の復習をし、さらなる理
解に努める。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新 歯科衛生士教本「歯・口腔の構造と機能」』全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版株式会社
参考書:『基礎歯科生理学』 森本俊文、山田好秋編 医歯薬出版株式会社
− 12 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
生
化
学
(O15050)
2
15
1 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
合田 征司
7号館2階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
分子レベルで発展する歯科医学を生涯にわたり自己研鑽する意欲と態度をもつために、基礎となる生化学的な
思考法、分子レベルで生命現象を捉える習慣を身につける。
② 学習の到達目標
生命現象を分子レベルで捉える習慣を身につけるために、生命維持に必要な生体分子、特に糖質、脂質、タン
パク質の代謝過程、調整の仕組みおよび代謝産物の生体機能を知り、口腔領域との関わりを理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 細胞の構成
第 2 回 細胞の機能
第 3 回 糖質の化学
第 4 回 糖質の生体機能
第 5 回 脂質の化学
第 6 回 脂質の生体機能
第 7 回 タンパク質の化学
第 8 回 タンパク質の生体機能
第 9 回 コラーゲンの生体機能
第 10 回 エラスチン・プロテオグリカンの生体機能
第 11 回 カルシウム代謝・骨代謝
第 12 回 石灰化の仕組み
第 13 回 歯周組織の組成
第 14 回 唾液の成分と作用
第 15 回 プラークの生化学
④ 授業時間外の学習
講義の予習および復習を行うこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:歯科衛生士国家試験問題に準じた問題で総括的評価を行う。
「平常点」:講義態度を評価する。
⑥ 履修上の注意など
将来受験する歯科衛生士国家試験のために有用なノートを作製する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 人体の構造と機能2 栄養と代謝』全国歯科衛生士教育協議会 医歯薬出版社
参考書:『イラストでわかる歯科医学の基礎(第2版)』渕端 猛 他監修 永長書店
− 13 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
薬
理
学
(O15060)
2
15
1 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
7 号館 2 階
◎國友 勝*
非常勤講師
武内信二郎
控室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
現在、歯科医療の場において多くの薬物が使用されている。また、近年高齢者や有病者等、複数の薬物を投与
されている可能性があると考えられる人が歯科医療を受ける機会が増えている。
この様な現状を踏まえ、薬物がどのような役割を持ち、そして使用する意義、投与方法、副作用等、薬物に関
わる知識を十分理解し、適切な使用法を学んでもうらうとともに、そのことが薬物の関係する医療事故を防ぐこ
とにも繋がるということを知ってもらうことを目的とする。
② 学習の到達目標
歯科衛生士として必要な薬物に関する知識を修得する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 総論:疾病の回復の促進と薬、薬物の定義と分類
(担当者:國友)
第 2 回 総論:薬物の作用
(担当者:國友)
第 3 回 総論:からだにおける薬物の働き
(担当者:國友)
第 4 回 総論:薬物の副作用、医薬品の開発
(担当者:國友)
第 5 回 中枢神経系と薬:中枢神経系とは、中枢神経系に作用する薬物
(担当者:國友)
第 6 回 末梢神経系と薬:末梢神経系に作用する薬物、局所麻酔薬
(担当者:國友)
第 7 回 循環・呼吸系と薬:循環系に作用する薬物、呼吸系に作用する薬物
(担当者:國友)
第 8 回 血液と薬:血液凝固薬、血液に関連する薬物
(担当者:國友)
第 9 回 炎症と薬:炎症とは、炎症に作用する薬物
(担当者:國友)
第 10 回 ビタミン・ホルモンと薬:ビタミン、ホルモン、代謝性疾患治療薬
(担当者:國友)
第 11 回 感染症と薬:感染症とは、抗感染症薬、消毒薬
(担当者:國友)
第 12 回 悪性腫瘍と薬:悪性腫瘍とは、抗悪性腫瘍薬
(担当者:國友)
免疫と薬:免疫とは、免疫系に作用する薬物
第 13 回 歯・歯髄疾患と薬:齲蝕の予防に用いる薬物、歯・歯髄疾患の治療に用いる薬物 (担当者:武内)
第 14 回 歯周疾患と薬:歯周治療における薬物療法、急性炎症に用いる薬物、
(担当者:武内)
歯周治療に用いる薬物、口臭治療に用いる薬物
顎・口腔粘膜疾患と薬:炎症性疾患に用いる薬物、口腔粘膜疾患に用いる薬物、
顎関節症に用いる薬物、口腔乾燥症に用いる薬物、神経疾患に用いる薬物
第 15 回 服薬指導:一般的な服薬指導、対象者別の服薬指導
(担当者:武内)
④ 授業時間外の学習
授業前には授業内容を教科書で事前に調べ、授業後は教えられた専門知識を反復して理解すること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度
⑥ 履修上の注意など
人体の構造、人体の機能、口腔の構造、口腔の機能、病原微生物学・免疫学で学習した知識が必要である。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ち及び回復過程の促進3 薬理学』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書: 使用しない。
− 14 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
病原微生物学・免疫学
(O15070)
2
30
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必須
野村 慶雄
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
病原微生物の種類と特徴、検査法、消毒や滅菌などの微生物学の基本を学習する。また、一般感染症のみなら
ず地球規模の新興・再興感染症や日和見感染、性感染症、院内感染症などについても学ぶ。これら病原微生物学
を理解した上で生体防御を中心とした基礎免疫学を学習する。
口腔内の多彩な感染症の原因である病原微生物を学習するとともに、それら病原微生物による感染症の発症機
序ならびに病態への関りを学習する。とりわけ口腔の二大感染症であるう蝕と歯周疾患への口腔微生物の関りに
ついて学習する。さらに、口腔微生物が関る感染症における免疫現象とその特異性についても学習する。
② 学習の到達目標
病原微生物学と免疫学を理解し、それを基礎として口腔微生物学を理解する。
1)健康を脅かす感染症の病原微生物とその感染予防法および生体防御システムを理解する。
2)口腔微生物の種類と生態、う蝕と歯周疾患の病因・病態を理解する。
③ 授業の内容・計画 第 1 回 微生物と感染症
第 2 回 微生物の病原性(1) 細菌感染症
第 3 回 微生物の病原性(2) ウィルス感染症
第 4 回 微生物の病原性(3) その他の微生物(マイコプラズマなど)
第 5 回 微生物の病原性(4) その他の微生物(真菌など)
第 6 回 生体防御(1)
免疫機構
第 7 回 生体防御(2)
液性免疫と細胞性免疫
第 8 回 生体防御(3)
アレルギー(過敏症)
第 9 回 口腔微生物の種類と生態
第 10 回 プラーク形成機序と微生物叢
第 11 回 口腔微生物の検査
第 12 回 う蝕と微生物
第 13 回 歯周病と微生物(1) 歯周病原細菌
第 14 回 歯周病と微生物(2) 病原因子
第 15 回 その他の口腔感染症
④ 授業時間外の学習
前回の講義内容を復習するとともに、予め教科書や配付資料に目を通して授業に臨む
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、小テスト
⑥ 履修上の注意など
1.スライドと配付資料を使用して授業を行う。 2.教科書・配布資料で復習すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ち及び回復過程の促進2 微生物学』 医歯薬出版
参考書:なし
− 15 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
病
理
学
(O15080)
2
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
大山 秀樹
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
病理学は、病気の原因、発生機序、進展および転帰等の成り立ちを学ぶ学問であり、その論理を展開し、応用
することによって、個々の疾病に対する予防法および治療法の確立に役立てることを目的としている。病理学総
論において、これらに関する基礎を習得した後に、各論的に口腔および顎顔面・頭頸部領域に発生する疾患の成
り立ちについて、感染症、嚢胞性病変および腫瘍性病変を中心に学ぶ。これらの学習によって、病理学が基礎医
学と臨床医学とを繋ぐ領域であることを理解し、将来履修する臨床科目の理解度を深めることにも役立てる。
② 学習の到達目標
1.病理学総論において、疾患の発症メカニズムに関わる様々な現象および理論を習得し、個々の病態を論理に
理解できる能力を身につける。
2.口腔病理学において、病理学総論で習得した知識を基礎として、口腔領域に発生する疾病の病因および病態
を理解し、臨床科目を履修する上で必須となる基礎的学識を習得する。
③ 授業の内容・計画
《病理学総論》
第 1 回 病理学とは/病因論/遺伝性疾患と奇形
第 2 回 循環障害
第 3 回 代謝障害と退行性病変
第 4 回 増殖と修復・進行性病変
第 5 回 炎症
第 6 回 免疫応答異常と疾患
第 7 回 腫瘍総論
第 8 回 復習と確認問題による演習
《口腔病理学》
第 9 回 歯の発生と発育異常・損傷/う蝕
第 10 回 象牙質・歯髄複合体の病態/歯周組織の病態
第 11 回 口腔粘膜の病変
第 12 回 口腔領域の嚢胞性病変および腫瘍性病変
第 13 回 顎骨および唾液腺の病変
第 14 回 口腔領域の奇形/口腔組織の加齢変化
第 15 回 復習と確認問題による演習
④ 授業時間外の学習
1.前回の講義内容を復習するとともに、予め教科書や配付資料に目を通して授業に臨む。
2.「病変」および「異常」を理解する上で、解剖学的および生理学的な「正常」についての知識が整理されて
いることが望ましい。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
90%
10%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業内容の理解に対する積極性および受講態度
⑥ 履修上の注意など
講義内容は教科書に沿うが、授業形態はスライドを中心として行う。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本「疾病の成り立ち及び回復過程の促進1 病理学・口腔病理学」』 医歯薬出版
参考書:『新歯科衛生士教育マニュアル「病理学」』 クインテッセンス出版
− 16 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口腔衛生学概論
(O15110)
2
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必須
野村 慶雄
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
口腔衛生(保健)学とは、歯・口腔・粘膜の疾患を予防し、歯と歯周組織を含む口腔を中心とした健康の維持・
増進を臨床と公衆衛生の面から達成するための学問である。そのために個人および集団に対する歯科疾患の予防
と健康の維持・増進のための方法論を学習する。また、口腔の健康が国民の健康や福祉にどのように関わるか、
また、国民の QOL の向上にどのように貢献するのかを理解する。
② 学習の到達目標
健康の概念ならびに口腔の健康が全身の健康に関わる仕組みを理解する。
歯科疾患とりわけう蝕と歯周疾患の原因を理解しその予防法を理解する。
口腔保健における歯科衛生士の役割を理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 口腔衛生(保健)学総論
第 2 回 疾病予防の概念(第一次予防、第二次予防、第三次予防)
第 3 回 口腔の基礎知識(口腔の構造)
第 4 回 口腔の基礎知識(唾液の働き)
第 5 回 口腔の機能(咀嚼・嚥下機能など)
第 6 回 歯の沈着物
第 7 回 プラークのコントロール
第 8 回 う蝕の病因とリスク
第 9 回 う蝕の予防におけるフッ素の役割
第 10 回 フッ素によるう蝕の予防法
第 11 回 歯周疾患の病因とリスク
第 12 回 歯周疾患の予防
第 13 回 口臭・顎関節症等の原因と予防
第 14 回 口腔乾燥症の原因と予防
第 15 回 口腔保健への取り組み
④ 授業時間外の学習
前回の講義内容を復習するとともに、予め教科書や配付資料に目を通して授業に臨む。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度・小テスト
⑥ 履修上の注意など
1.スライドと配付資料を使用して授業を行う。 2.教科書・配布資料で復習すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 保健生態学 第 2 版』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版社
参考書:なし
− 17 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
公 衆 衛 生 学
(O15120)
2
15
1 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
新庄 文明
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
公衆衛生学は疾病の発生要因を広く社会との関連から追求し、疾病予防や健康の維持・増進に貢献する学問で
ある。診療室における医学的・臨床的な対処だけでなく、人々の生活改善や、その環境を整えるための社会への
働きかけによって、健康を確保することをもめざすものであり、予防医学あるいは社会医学とも呼ばれる。
② 学習の到達目標
疾病の発生予防(一時予防)、早期発見と早期の対処(二次予防)、そしてリハビリテーション(三次予防)に
至る予防の各段階を通して、個人のライフステージに対応した、また集団の規模に応じた、健康リスクを軽減す
るための方法論を習得する。地球規模の健康問題に対する理解と地域保健・医療・福祉における専門家の役割を
理解し、問題発見から問題解決を見据えた態度・習慣を身につけ、地域の特性に応じた実践を担う判断力、人々
の生命と人格を尊重した健康政策と、対人関係形成能力、ならびに科学的な考え方と問題解決能力を身につける。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 予防医学という考え方
第 2 回 環境の健康影響と環境保全
第 3 回 衛生統計
人口ならびに健康の指標
第 4 回 疫学の考え方 疾病の原因と予防手段をさぐる
第 5 回 食品と健康
栄養確保と食品衛生
第 6 回 感染症(1)
感染と感染予防
第 7 回 感染症(2)
感染症と院内感染予防
第 8 回 地域保健(1) 地域保健活動とその成果
第 9 回 地域保健(2) 地域保健計画と住民組織
第 10 回 母子保健
母性保護と育児
第 11 回 学校保健
学校保健と保健教育
第 12 回 成人保健
生活習慣病の予防
第 13 回 老人保健
介護予防と老人福祉
第 14 回 産業保健
労災・職業病と職場の健康管理
第 15 回 精神保健
こころの健康と精神衛生
④ 授業時間外の学習
日頃から新聞・ニュースを通じて現代の社会・経済と保健医療動向を把握する姿勢を身に着ける。また授業計
画とその内容に応じた復習として、教科書や参考書の内容について理解を深める。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
10%
5%
5%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:質問などの積極性
「製作物・実技など」:課題発表におけるプレゼンテーション
「その他」:受講態度
⑥ 履修上の注意など
教科書と併せてスライド(パワーポイント)や DVD など視聴覚機材を用いて授業を行うとともに、個別の課
題について内容を整理して発表する習慣を獲得するためのワークショップなどを、適宜行う。発表態度や質問な
ど、積極的な受講の姿勢を加点として評価する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『歯科衛生士のための衛生学・公衆衛生学(仮題)』(医歯薬出版:平成27年9月刊予定)
必要に応じて、その他の資料を配布する。
− 18 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科診療補助論
(O16010)
1
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
上原 弘美
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
歯科衛生士の 3 大業務の 1 つである歯科診療補助の実践のためには、基礎的理論と技術の理解が不可欠である。
本科目では歯科診療補助の意義・法的解釈・患者対応についての理解を深める。また、歯科医療の高度化や高
齢社会に対応する知識を基盤にした歯科診療補助のあり方を学習する。
② 学習の到達目標
歯科診療の補助について理解し、歯科診療における歯科衛生士の役割を知る。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科診療補助の意義・法的解釈、歯科診療を受ける患者の理解と対応
第 2 回 医療安全管理
第 3 回 感染予防対策
第 4 回 歯科診療室の基礎知識
第 5 回 共同動作の基本
第 6 回 主要歯科材料の種類と取り扱い
第 7 回 合同実習(ユニフォームの着用)
第 8 回 合同実習(実習室の使用方法)
④ 授業時間外の学習
前回の授業内容を復習するとともに、準備学習として教本を読んで授業に臨むこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
90%
10%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度・小テスト
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士の 3 大業務の一つである歯科診療補助の基本を学習する科目です。今後の実習の基盤となるのでし
っかりと学習してください。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』 全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版
参考書:随時紹介します。
− 19 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨 床 歯 科 Ⅰ
(歯科保存)
(O16020)
講 義
2
30
1 後期 必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎野村 慶雄
金久 弥生
5号館3階
研究室
① 授業の概要・ねらい
口腔の二大疾患である硬組織疾患(う蝕)と軟組織疾患(歯周疾患)の病因、病態、治療法と予防法について
学習する。
う蝕に関しては、初期う蝕の考え方とその対処法に関しても学習する。
う蝕と歯周疾患の全身の健康に対する役割を学び、口腔の健康が全身に及ぼす影響を学習する。
う蝕と歯周疾患を理解した上で、歯科衛生士の主要な業務である現状と今後期待される “ 予防処置 ” と “ 保健
指導 ” の役割と業務について理解を深める。
② 学習の到達目標
歯科衛生士として必要なう蝕ならびに歯周疾患の原因と病態を理解する。う蝕により生じた歯質欠損部の修復
方法、歯髄に生じた病変ならびに根尖性病変の治療法を理解する。また、歯面での脱灰・再石灰化の機序を理解
することを通して初期う蝕への対処法を理解する。
歯周疾患により生じた炎症の保存的ならびに外科的治療法を理解するとともに、先端再建療法としての歯周組
織再生法を理解する。
歯および歯周組織に生じた疾患の治療と予防における歯科衛生士としての役割(予防処置、保健指導)など業
務内容を理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 保存修復学 う蝕の原因、病態と治療法
第 2 回 保存修復学 保存修復の基礎知識(検査、診断等)
第 3 回 保存修復学 う蝕に伴う歯質欠損の治療法(1)コンポジットレジン
第 4 回 保存修復学 う蝕に伴う歯質欠損の治療法(2)レジン修復
第 5 回 保存修復学 う蝕に伴う歯質欠損の治療法(3)セメント修復
第 6 回 保存修復学 う蝕に伴う歯質欠損の治療法(4)インレー修復
第 7 回 保存修復学 う蝕に伴う歯質欠損の治療法(5)その他の修復
第 8 回 保存修復学 初期う蝕とその対処法
第 9 回 歯内療法学 歯髄疾患・根尖性病変の原因と病態
第 10 回 歯内療法学 歯髄疾患・根尖性病変の分類等 第 11 回 歯内療法学 歯髄疾患の治療法(鎮静療法・覆髄法)
第 12 回 歯内療法学 歯髄疾患の治療法(抜髄法) 第 13 回 歯内療法学 根尖性病変の治療法(感染根管治療)
第 14 回 歯内療法学 根管治療(根管拡大・根管清掃・根管充填)
第 15 回 歯内療法学 外科的歯内療法
第 16 回 歯周療法学 歯周組織の形態と機能
第 17 回 歯周治療学 歯周疾患の疫学と分類 第 18 回 歯周治療学 歯周疾患の病因と病態
第 19 回 歯周治療学 歯周疾患の治療の流れ
第 20 回 歯周治療学 歯周疾患の検査(1)プロービング
第 21 回 歯周治療学 歯周疾患の検査(2)その他の検査
第 22 回 歯周治療学 歯周疾患の基本治療(1)プラークコントロール
第 23 回 歯周治療学 歯周疾患の基本治療(2)スケーリング等
第 24 回 歯周治療学 歯周疾患の薬物治療
第 25 回 歯周治療学 歯周疾患の外科的治療(1)フラップ手術
第 26 回 歯周治療学 歯周疾患の外科的治療(2)その他の外科的治療
第 27 回 歯周治療学 再生治療
第 28 回 歯周治療学 歯周補綴(リハビリテーション)とメインテナンス
第 29 回 歯周治療学 歯周疾患の全身への関り
第 30 回 保存修復、歯内療法、歯周治療における歯科衛生士の役割
− 20 −
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:金久)
④ 授業時間外の学習
前回の講義内容を復習するとともに、予め教科書や配付資料に目を通して授業に臨む。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、小テスト
⑥ 履修上の注意など
1.スライドと配付資料を使用して授業を行う。 2.教科書や配布資料で復習すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 保存修復学・歯内療法学』 医歯薬出版
『歯科衛生士教育マニュアル 歯周病学』 クインテッセンス出版
参考書:なし
− 21 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨 床 歯 科 Ⅱ
(歯科補綴)
(O16030)
1
30
資格取得要件
担当者名
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必須
1 後期 必修
講 義
研究室
◎野村 慶雄 5号館3階
金久 弥生
研究室
① 授業の概要・ねらい
臨床歯科Ⅱは、歯科補綴学を反映するものである。歯科補綴学とは、歯質・歯の欠損、歯の周囲組織や顎顔面
の欠損を人工物で修復し、失われた形態や機能を回復させるだけでなく、咀嚼系の健康を維持・増進させること
を目的とした科学と技術の学問である。歯の喪失が総ての年齢層でみられる現代においては、日常の歯科臨床に
おいて歯科補綴治療は不可欠のものであり、患者のQOL向上に貢献するものである。
本講義では、歯科補綴治療の目的、治療の流れ、補綴治療患者への指導(術後管理)に加え、臨床で使用され
る専門用語を理解し、臨床に応用できる知識を学習する。
② 学習の到達目標
歯質・歯列の欠損に対する修復(補綴)方法と咀嚼系の健康の臨床的意義を理解する。
補綴治療後の術後管理全般について理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科補綴治療の概要(補綴治療の意義・目的・種類)
第 2 回 歯科補綴治療の基礎知識(歯列と対合関係)
第 3 回 歯科補綴治療の基礎知識(口腔の機能)
第 4 回 歯科補綴治療の基礎知識(咬合様式)
第 5 回 歯科補綴治療の基礎知識(歯の欠損・喪失に伴う変化)
第 6 回 歯科補綴装置
第 7 回 クラウンの臨床(検査と診断)
第 8 回 クラウンの臨床(臨床ステップ)
第 9 回 ブリッジの臨床(支台装置とポンティック)
第 10 回 ブリッジの臨床(臨床ステップ)
第 11 回 有床義歯の臨床(検査と診断)
第 12 回 部分床義歯の臨床(臨床ステップ)
第 13 回 全部床義歯の臨床(臨床ステップ)
第 14 回 インプラントの臨床
第 15 回 補綴治療における歯科衛生士の役割
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:野村)
(担当者:金久)
④ 授業時間外の学習
前回の講義内容を復習するとともに、予め教科書や配付資料に目を通して授業に臨む。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、小テスト
⑥ 履修上の注意など
1.スライドと配付資料を使用して授業を行う。 2.教科書・配布資料で復習すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 咀嚼障害・咬合異常 1 歯科補綴』 医歯薬出版
参考書:なし
− 22 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
医 療 安 全
(O16110)
1
15
1 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎足立 了平
上原 弘美
5号館3階
研究室
① 授業の概要・ねらい
医療事故を科学的に分析し、根底に存在する問題を解決する手法を身につけることにより、医療安全の理念と
リスクマネジメントについて考える。ひいては患者の命と人権を尊重した医療を実践するための知識と技能を修
得する。
② 学習の到達目標
1.医療安全の基本的な考え方を説明できる。
2.ヒヤリ・ハット事例の収集と報告の意義について説明できる。
3.インシデント、アクシデント事例の分析法について概説できる。
4.歯科診療における感染対策について説明できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 安全管理の概論と基礎
第 2 回 事故発生の原因と防止対策
第 3 回 医療事故、ヒヤリ・ハット事例の分析法
第 4 回 歯科医院における医療事故の事例検討・インフォームドコンセント
第 5 回 感染管理とは
第 6 回 感染管理の実践方法
第 7 回 感染管理のまとめ
第 8 回 インシデントレポート作成の実際
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:上原)
(担当者:上原)
(担当者:上原)
(担当者:足立・上原)
④ 授業時間外の学習
すべての授業が予復習を前提としています。特に第2回~5回は事前に配布された資料を読んで理解しておく
こと(授業のはじめに小テストを実施します)。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
0%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「製作物・実技など」:レポート、小テスト
⑥ 履修上の注意など
復習よりも予習を前提とした授業内容になっています。授業の理解を深めるためには、復習よりも予習によっ
て予め授業内容を把握しておくことが重要です。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『5日間で学ぶ医療安全超入門』 日本医療マネジメント学会監修 学建書院
参考書:『イチから学ぶ歯科医療安全』 海野雅浩編集 医歯薬出版
『歯科衛生士のヒヤリ・ハットの事例と対策』 松田裕子監修 口腔保健協会
− 23 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
器
材
学
(O16130)
1
15
1 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
吉田 秀夫*
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
歯科領域の治療に使用される歯科材料・器械の種類と利用方法について理解する。
概要:歯科材料全般に要求される機能性と安全性について、基本的な物理学的、化学的ならびに生物学的な観
点から学理の講義を進める。次に各論として、歯科領域の治療に使用される歯科材料ならびに歯科器械の詳細に
ついて説明し、有効な性能を発揮させるために必要かつ適切な利用方法と安全性を担保するための注意事項を習
得させる。
② 学習の到達目標
一般目標:歯科診療の補助に必要な主要歯科材料の種類、基本的性質および標準的な使用法を修得する。
小窩裂溝填塞の適応症・術式および填塞材の種類と特徴を説明できる。
修復法の種類、特徴を説明できる。修復に必要な充填剤、合着材の前準備と標準的な使用法を説明できる。
補綴治療の臨床ステップを概説できる。
印象採得、咬合採得、模型制作に必要な材料の種類、特徴を説明でき、標準的な使用法を説明できる。
歯科用金属の種類と特徴を概説できる。金属や合成樹脂の研磨法を概説できる。
③ 授業の内容・計画
第1回 歯科材料学概論
第2回 小窩裂溝填塞法
第3回 歯科用充填材料学
第4回 歯科用合着・接着材料学
第5回 歯科用印象材料学
第6回 歯科用模型材料学
第7回 歯科用金属学
第8回 歯科用機械学
④ 授業時間外の学習
授業前の学習は、不要。(歯科特有の用語や用法が多く、初心者には混乱することが有る為)
授業後の学習は、各章の最初に記載されている「本章の要点」が抵抗なく理解出来るようにする。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:歯科衛生士国家試験の出題形式に準じた選択問題。
「平常点」:講義に無関係な私語等は減点。
⑥ 履修上の注意など
器材学で扱う内容は、座学(教科書や講義のみの勉強)だけでは理解できない場合が有る。将来、臨床の場で
適切な使用法が出来ることを念頭に置いておく。
⑦ 教科書・参考書
教科書:検討中(後期の授業開始までに通知)
参考書:『イラストと写真でわかる歯科材料の基礎』竹澤保政 監著 京都永末書店
『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版
『新・歯科衛生士教育マニュアル 保存修復』片山 直 小松正志 松尾敬志 編集 クインテッセンス社
− 24 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
アシスタントワークⅠ
(O16140)
1
45
1 後期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎畑山千賀子
澤田美佐緒
破魔 幸枝
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
アシスタントワークⅠでは、安全で専門的な診療補助を行うために必要な基礎知識および技術を修得すること
を目的とする。医療従事者としての歯科衛生士の役割を認識できるよう、診療室内の環境整備から患者対応、チ
ェアーサイドアシスタントの基本である共同動作、主要歯科材料の取り扱いまでを学ぶ。
② 学習の到達目標
患者さんに配慮した的確な共同動作を実践するとともに、主要歯科材料の特性や用途を理解し適正な取り扱いを実施する。
③ 授業の内容・計画
A クラス
担当者
B クラス
担当者
第 1 回 実習室の使用方法、患者誘導・共同動作 畑山 マネキンの取り扱い バキューム操作①
澤田
第 2 回 マネキンの取り扱い バキューム操作①
澤田 実習室の使用方法、患者誘導・共同動作 畑山
第 3 回 衛生材料作成 診療室の環境整備
畑山 歯科用石膏の基礎知識、取り扱い
破魔
第 4 回 歯科用石膏の基礎知識、取り扱い
破魔 衛生材料作成 診療室の環境整備
畑山
バキュームテクニックとスリーウェイシ
アルジネート印象材練和①…
第5回
畑山
破魔
リンジ操作②(基本操作相互実習)
(基本操作)その他の印象材
バキュームテクニックとスリーウェイシ
アルジネート印象材練和①…
第6回
破魔
畑山
(基本操作)その他の印象材
リンジ操作②(基本操作相互実習)
バキュームテクニックとスリーウェイシ
第7回
畑山 アルジネート印象材練和②(機械練和) 破魔
リンジ操作③(応用操作相互実習)
バキュームテクニックとスリーウェイシ
第 8 回 アルジネート印象材練和②(機械練和) 破魔
畑山
リンジ操作③(応用操作相互実習)
第 9 回 アルジネート印象材練和③(相互実習) 破魔 合着セメントの基礎知識と取り扱い
畑山
第10回 合着セメントの基礎知識と取り扱い
畑山 アルジネート印象材練和③(相互実習) 破魔
第11回 口腔内写真撮影
畑山 スタディモデル枠入れ
破魔
第12回 スタディモデル枠入れ
破魔 口腔内写真撮影
畑山
第13回 ラバーダム防湿(相互実習)
澤田 仮封材・接着セメントの取り扱い
畑山
第14回 仮封材・接着セメントの取り扱い
畑山 ラバーダム防湿(相互実習)
澤田
第15回 実技実習まとめ①
畑山 実技実習まとめ②
澤田
④ 授業時間外の学習
解剖学、生理学などの基礎知識を十分理解しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、実習後レポートの提出状況、欠席時の補習状況
「製作物・実技など」:実技テスト、小テスト
⑥ 履修上の注意など
履修上の注意など 医療従事者としてふさわしい態度と身だしなみで受講すること。また欠席しないよう体調
管理には十分留意 すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新歯科衛生士教本 歯科材料の知識と取り扱い』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新歯科衛生士教本 歯科器械の知識と取り扱い』 全国歯科衛生士教育協議会監修 参考書:『イラストと写真でわかる歯科材料の基礎』 末永書店
随時紹介する。
− 25 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口腔保健衛生学概論
(O16210)
2
15
1 前期 必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎原 久美子
上原 弘美
金久 弥生
澤田美佐緒
高藤 真理
大川 直美
5 号館 3 階
研究室
講 義
① 授業の概要・ねらい
人々の健康・福祉を支援し、QOL向上に貢献する歯科保健医療・福祉のあり方を理解することは、歯科衛生士をめざ
す者には重要である。そこで、口腔保健衛生学概論では、口腔保健の概要を理解し、医療職に求められる倫理、コミュニ
ケーション能力、業務に対する責務などのキャリアについて自覚することを目的とする。これにより、歯科衛生士になるための
資質を育むために必要な知識を理解し、法律、業務、責務を基盤とし、広く医療・予防に関わるところの専門性を学ぶ。
② 学習の到達目標
1)歯科衛生士の行う歯科衛生を説明できる。
2)歯科衛生を実践し口腔保健を守り向上させることで、ひとの健康に関わることを説明できる。
3)歯科衛生士法と歯科衛生士の業務内容を関連づける。
4)医療従事者の一員として、いのちを支えることを理解し、社会的に貢献できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 講義概要、歯科衛生士とは
(担当者:原)
第 2 回 歯科衛生の歴史
(担当者:原)
第 3 回 歯科衛生士と法律・歯科衛生士法
(担当者:原)
第 4 回 歯科衛生活動のための理論
(担当者:原)
第 5 回 歯科衛生士と安全管理
(担当者:原)
第 6 回 歯科衛生士と医療倫理
(担当者:原)
第 7 回 歯科衛生過程とは
(担当者:原)
第 8 回 歯科衛生過程の実際
(担当者:原)
第 9 回 歯科衛生士の活動と組織
(担当者:原)
第 10 回 歯科衛生士の活動の場①(医療施設での歯科衛生士、歯科衛生士の組織)
(担当者:上原)
第 11 回 歯科衛生士の活動の場②(高齢者歯科・介護施設や訪問歯科での歯科衛生士)(担当者:金久・澤田)
第 12 回 歯科衛生士の活動の場③(地域貢献・ボランティア・災害・海外での活動)(担当者:高藤・大川)
第 13 回 海外における歯科衛生士
(担当者:原)
第 14 回 目指す歯科衛生士像(グループワーク)
(担当者:原)
第 15 回 日本の歯科衛生士の現状と展望・授業まとめ
(担当者:原)
④ 授業時間外の学習
将来の自分の姿を想像しながら受講を進めていくために、「歯科衛生士」への興味を深める。
新聞やニュースなどで、健康や医療に関することなど積極的に読むようにつとめる。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度など
「製作物・実技など」:病院見学記録など
⑥ 履修上の注意など
この講義は自らが目指す歯科衛生士像を明確にすることを目的としている。歯科衛生士とはどのような職業な
のかをきちんと理解し、今後の学習目標を明確にすることができるように授業を受講すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科衛生学総論』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 歯科衛生士と法律』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:『歯科保健関係統計資料』『最新歯科衛生士教本 歯科医療倫理』『国民衛生の動向』
− 26 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科予防処置論
(O16230)
2
15
1 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
福田 昌代
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
う蝕・歯周疾患の病因・病態を歯科衛生の観点でとらえ、宿主・病因・環境の相互作用を理論的に学ぶ。また、
予防は対象者を全人的にとらえることが重要であることから、予防における歯科衛生ケアプロセスを展開するた
めに必要なリサーチ力とアセスメント能力を高め、実践できる理論を学ぶ。
② 学習の到達目標
1)う蝕予防のメカニズムを理解する。
2)う蝕の発生要因とう蝕予防処置の種類を関連づけて理解する。
3)フッ化物の安全性を理解する。
4)う蝕予防法の種類を述べる。
5)歯周疾患と全身との関係性を理解する。
6)歯周疾患のリスクを述べる。
7)歯周疾患の病因・病態から予防法を導き出す。
8)歯科予防処置に必要なインスツルメントを知る。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科予防処置の概要,予防の概念
第 2 回 う蝕のメカニズム
第 3 回 う蝕予防処置の種類
第 4 回 フッ化物とは何か 小テスト1
第 5 回 フッ化物の効果,フッ化物局所応用法1
第 6 回 フッ化物局所応用法2,フッ化物の安全性1
第 7 回 フッ化物の安全性2,う蝕予防(セルフケア):フッ化物配合歯磨き剤,まとめ
第 8 回 歯周疾患予防の基礎知識1(予防的歯石除去とは) 小テスト2
第 9 回 歯周疾患予防の基礎知識2(対象となる組織の健康像について)
第 10 回 歯周疾患予防の基礎知識3(歯周組織に病的変化を招く因子1・付着物・沈着物について)
第 11 回 歯周疾患予防の基礎知識4(歯周組織に病的変化を招く因子2・プラークについて)
第 12 回 歯周疾患予防の基礎知識5
(歯周組織に病的変化を招く因子3・歯石について・歯周組織の病的変化について1)小テスト3
第 13 回 歯周疾患予防の基礎知識6(歯周組織の病的変化について2)
第 14 回 歯周疾患予防の基礎知識7(歯周疾患の分類)
第 15 回 予防的歯石除去に必要な器具・器材の名称と用途 まとめ 小テスト4
④ 授業時間外の学習
その回のテーマにあたる項目については事前に教科書を読んでおく。また授業の最初に前回の復習を行うので、
授業終了後必ずプリントを見直しておくこと。第 4 回・第 8 回・第 12 回・第 15 回に小テストを行うので、そ
れまでの内容を復習しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
5%
15%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度
「製作物・実技など」:小テスト
− 27 −
⑥ 履修上の注意など
この科目は、口腔の二大疾患を予防していくために必要な方法の基礎となる科目である。次に続く実践科目の
基礎となるものであるため、自主的に理解を深める努力をすること。そのため体調を整え、講義には必ず出席す
ること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』 全国歯科衛生士教育協議会監修医歯薬出版
参考書:『最新歯科衛生士教本 保健生態学』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新歯科衛生士教本 歯科予防処置』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『歯科衛生士のためのう蝕予防処置法』 医歯薬出版
− 28 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科保健指導論
(O16240)
講 義
2
30
1 前期 必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎原 久美子
金久 弥生
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
口腔を健康に保つことの健康観や社会的な意義を理解し、歯科保健指導に必要な思考法と基礎的知識の習得を
目的とする。
② 学習の到達目標
(1)口腔保健に関する制度及び思考の方法を理解する。
(2)保健指導に必要な行動理論を学ぶ。
(3)歯科専門職としてのコミュニケーション技術を学ぶ。
(4)小集団に対する歯科保健指導の方法を理解する。
(5)ライフステージの概念を理解し、各ステージの心身の状態や生活の特徴、口腔管理上の留意点を記述する。
(6)全身状態や生活状態から対照者を把握する方法を理解する。
(7)口腔の健康に関する問題を抽出するための観察方法や指標を記述する。
(8)POS 理論に適した業務記録を作成する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 講義概要・歯科保健指導の定義・健康の概念・予防の概念
(担当者:原)
第 2 回 日本の保健施策(健康日本 21 第 2 次、健康増進法・歯科口腔保健に関わる条件について)
(担当者:金久)
第 3 回 口腔保健健康像の理解 1(正常な口腔・歯周組織)
(担当者:金久)
第 4 回 口腔保健健康像の理解 2(口腔粘膜)
(担当者:金久)
第 5 回 口腔保健健康像の理解 3(口腔機能)
(担当者:金久)
第 6 回 生活行動と行動変容
(担当者:金久)
第 7 回 対象者の把握(生活行動の把握)
(担当者:金久)
第 8 回 対象者の把握(全身状態の把握)
(担当者:金久)
第 9 回 歯口清掃の基礎知識 1(歯ブラシの形状・規格)
(担当者:原)
第 10 回 歯口清掃の基礎知識 2(成人用歯ブラシの選択)
(担当者:原)
第 11 回 歯口清掃の基礎知識 3(小児用歯ブラシの選択)
(担当者:原)
第 12 回 歯口清掃の基礎知識 4(歯ブラシの取り扱い・管理方法・ブラッシングの利点・欠点)
(担当者:原)
第 13 回 歯口清掃の基礎知識 5(補助的清掃用具:歯間ブラシ・デンタルフロスについて)
(担当者:原)
第 14 回 歯口清掃の基礎知識 6(その他の補助的清掃用具について)
(担当者:原)
第 15 回 各種ブラッシング法 1(毛先磨き)
(担当者:原)
第 16 回 各種ブラッシング法 2(脇腹磨き)
(担当者:原)
第 17 回 歯磨剤・洗口剤
(担当者:原)
第 18 回 染色剤・口腔染色法
(担当者:原)
第 19 回 口腔清掃状態に関する指標 1(OHI・OHI-S)
(担当者:原)
第 20 回 口腔清掃状態に関する指標 2(PCR)
(担当者:原)
第 21 回 口腔清掃状態に関する指標 3(PHP・PI)
(担当者:原)
第 22 回 口腔清掃状態に関する指標 4(練習問題・まとめ)
(担当者:原・金久)
第 23 回 受診票・予診票からの情報収集
(担当者:金久)
第 24 回 業務記録
(担当者:金久)
第 25 回 A クラス 対象者からの情報収集・医療面接(メディカルインタビュー)
(担当者:金久)
B クラス 口腔内の情報収集(自己の口腔清掃状態の把握)
(担当者:原)
第 26 回 A クラス 対象者からの情報収集・医療面接(メディカルインタビュー)
(担当者:金久)
B クラス 口腔内の情報収集(自己の口腔清掃状態の把握)
(担当者:原)
第 27 回 A クラス 口腔内の情報収集(自己の口腔清掃状態の把握)
(担当者:原)
B クラス 対象者からの情報収集・医療面接(メディカルインタビュー)
(担当者:金久)
− 29 −
第 28 回
第 29 回
第 30 回
A クラス 口腔内の情報収集(自己の口腔清掃状態の把握)
B クラス 対象者からの情報収集・医療面接(メディカルインタビュー)
自己の生活行動・歯科保健行動の把握
授業まとめ
(担当者:原)
(担当者:金久)
(担当者:原・金久)
(担当者:原・金久)
④ 授業時間外の学習
毎日の生活の中で行っている歯磨きに目を向けること。また住民の健康を保つための地域の取組みについて広
報誌などから情報収集をしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
10%
10%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度
「製作物・実技など」:レポートの内容や提出状況
⑥ 履修上の注意など
ここで学ぶことは歯科衛生士の柱となる考え方や知識なので、遅刻や欠席することなく積極的に授業に出席す
ること。自分以外の人の生活や口腔の健康に関心を持ち、常に歯科専門職としての視点を学んでいることを意識
すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『改訂歯ブラシ事典』松田裕子編著 学建書院
『オーラルヘルスケア事典』松田裕子編著 学建書院
参考書:『最新歯科衛生士教本 保健生態学』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『人体の構造と機能2 栄養と代謝』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
− 30 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
う蝕予防の実践Ⅰ
(O16310)
2
30
1 後期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
◎福田 昌代
御代出三津子 5 号館 3 階
畑山千賀子
研究室
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
う蝕予防の実践Ⅰでは、う蝕予防法とその具体的な処置法に対する理論と実際の方法について、実習を通じて学ぶ。
また、相互実習では、実際の臨床現場を想定しながらう蝕予防の術式についてより実践に近い形で授業を展開する。
② 学習の到達目標
歯科衛生士をめざす学生として、口腔に興味を持ち、口腔疾患の中でも特にう蝕の原因を理解し、う蝕の予防
方法を習得する。また、患者に対する対応についても学ぶ。
③ 授業の内容・計画
回
A クラス
担当者
B クラス
第 1 回 オリエンテーション・う蝕の原因について・う蝕予防法について(復習) 合同・講義
第 2 回 う蝕活動性試験 合同・講義
第 3 回 う蝕活動性試験1
畑山
口腔内診査・プラーク付着確認実習
第 4 回 口腔内診査・プラーク付着確認実習
福田・御代出 う蝕活動性試験1
う蝕リスクについて・フッ化物配合
第5回
畑山
PTC 相互実習
歯磨剤・フッ化物歯ブラシ塗布法
う蝕リスクについて・フッ化物配合
第 6 回 PTC 相互実習
福田・御代出
歯磨剤・フッ化物歯ブラシ塗布法
第 7 回 小窩裂溝塡塞法 合同・講義
畑田・御代出 フッ化物局所応用法 1(綿球塗布法)
第 8 回 小窩裂溝塡塞法
第 9 回 フッ化物局所応用法 1(綿球塗布法)
福田
小窩裂溝塡塞法
第10回 フッ化ジアンミン銀の取り扱い・塗布法 畑田・御代出 フッ化物局所応用法 2(トレー法)
第11回 フッ化物局所応用法 2(トレー法)
福田
フッ化ジアンミン銀の取り扱い・塗布法
フッ化物の取り扱い・洗口法・イオ
第12回
畑田・御代出 フッ化物局所応用法 3(綿球塗布法 2)
ン導入法
フッ化物の取り扱い・洗口法・イオ
第13回 フッ化物局所応用法 3(綿球塗布法 2)
福田
ン導入法
第14回 う蝕活動性試験 2
畑山
う蝕予防のための PMTC
第15回 う蝕予防のための PMTC・まとめ
福田・御代出 う蝕活動性試験 2・まとめ
担当者
福田
畑山
福田・御代出
畑山
福田・御代出
畑山
畑山
福田
畑田・御代出
福田
畑田・御代出
福田
畑田・御代出
福田・御代出
畑山
④ 授業時間外の学習
各実習の内容に応じた教科書を必ず読んでから実習に臨むこと。また、前期に受講した「歯科予防処置論」の内容に
ついてはすべて理解した上で受講すること。口腔の観察や口腔清掃については、毎日の生活の中で興味を持って取り組む。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
90%
5%
5%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度・小テスト
「製作物・実技など」:実習後レポート評価、提出状況
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士に必要な知識・技術を習得するための授業である。体調を整え,講義・実習には必ず出席すること
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』 医歯薬出版
『歯科衛生士のための齲蝕予防処置法』 医歯薬出版
参考書:『全国歯科衛生士教育協議会編集:新歯科衛生士教本 歯科予防処置第2版』医歯薬出版
『全国歯科衛生士教育協議会監修:最新歯科衛生士教本 口腔保健管理』医歯薬出版
『全国歯科衛生士教育協議会監修:最新歯科衛生士教本 保健生態学』 医歯薬出版
− 31 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯周疾患予防の実践
(O16340)
2
30
資格取得要件
担当者名
◎福田 昌代
御代出三津子 5 号館 3 階
破魔 幸枝
研究室
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
1 後期 必修
実 習
研究室
① 授業の概要・ねらい
歯科予防処置論の知識を踏まえ、歯周疾患の病因・病態を理解し、歯周疾患予防における歯科衛生士の果たす役
割を学ぶ。そして予防のための知識と具体的な技術を習得する。また、相互実習により患者への対応法なども習得する。
② 学習の到達目標
予防的歯石除去法の基本的な技術習得を目標とする。
③ 授業の内容・計画
回
A クラス
シックルスケーラー操作1(基本操
第1回
作・ポジショニング・口腔内診査)
担当者
破魔
第 2 回 歯面研磨法講義・実習
福田
第 3 回 シックルスケーラー操作2(上顎前歯部) 破魔
第 4 回 歯面研磨相互実習
福田・御代出
第 5 回 シックルスケーラー操作3(下顎前歯部)
超音波スケーラー・エアースケーラ
ーの知識 講義
シックルスケーラー操作4(診査・上
第7回
下顎前歯部)
第6回
第 8 回 超音波スケーラー相互実習
破魔
B クラス
歯面研磨法講義・実習
シックルスケーラー操作3(下顎前歯部)
破魔
超音波スケーラー相互実習
偶発事故対応法・小テスト/ 実技テスト 福田 / 破魔
シックルスケーラー操作5(臼歯部)
破魔
エアースケーラー相互実習
福田・御代出
シックルスケーラー相互実習(上顎前歯部)破魔・御代出
シャープニング
福田
シックルスケーラー相互実習(下顎前歯部)福田・御代出
シックルスケーラー操作6(臼歯部)
・
第15回
破魔
まとめ
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
福田
シックルスケーラー操作1(基本操
破魔
作・ポジショニンクグ・口腔内診査)
福田・御代出
歯面研磨相互実習
シックルスケーラー操作2(上顎前歯部)
破魔
超音波スケーラー・エアースケーラ
福田
ーの知識 講義
福田
福田・御代出
担当者
シックルスケーラー操作4(診査・
上下顎前歯部)
実技テスト / 偶発事故対応法・小テスト
エアースケーラー相互実習
シックルスケーラー操作5(臼歯部)
シャープニング
シックルスケーラー相互実習(上顎前歯部)
シックルスケーラー操作6(臼歯部)
シックルスケーラー相互実習(下顎前
歯部)・まとめ
破魔
福田・御代出
破魔
破魔 / 福田
福田・御代出
破魔
福田
破魔・御代出
破魔
福田・御代出
④ 授業時間外の学習
前期に受講した「歯科予防処置論」の内容を見直しておくこと。次回の内容について、該当する教科書を必ず熟読して
から受講すること。チェアの操作方法など他の科目で学習したことも関連するので必ず事前学習を行ってから受講すること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
90%
5%
5%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度・小テスト
「製作物・実技など」:実技テスト、実習後レポート評価,提出状況
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士に必要な知識・技術を習得するための授業であるので、体調を整え、講義・実習には必ず出席すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』 医歯薬出版
参考書:『目で見るペリオドンタルインスツルメンテーションⅠ ベーシックスキル』 医歯薬出版
『トータルスケーリングテクニック』 医歯薬出版
− 32 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
予防と歯科衛生ケアプロセスⅠ
(O16350)
2
30
1 後期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎金久 弥生
高藤 真理
大川 直美
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
歯科保健指導論で学習した知識をもとに、演習および実習を通して対象者の口腔の状態を把握し、適切な口腔
保健管理の方法を考案する。実習を通して多様な歯口清掃用具と正しい使用方法を修得する。
② 学習の到達目標
(1)歯口清掃用具の種類と形状ならびに使用方法を説明する。
(2)対象者の口腔の状態について指標を用いて把握する。
(3)正しい歯口清掃の方法を実施することができる。
(4)対象者の口腔状況を把握し、対象者に応じたブラッシング指導法を選択することができる。
(5)ライフステージという概念を理解し、胎児期から老齢期にいたる対象者の心身の状態や生活状況の特徴を理
解する。
(6)障害や・疾患のために特別な配慮を要する人の社会的・精神的特性を理解する。
(7)他者に対してプラークコントロールを実践する。
(8)歯科衛生過程の概要を説明する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回
第 2 回
第 3 回
第 4 回
第 5 回
第 6 回
第 7 回
第
第
第
第
8
9
10
11
回
回
回
回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
A クラス
担当者
B クラス
オリエンテーション・医療面接・問
自己の口腔清掃状態の把握(100%
金久
診法
磨き)
自己の口腔清掃状態の把握(100%
オリエンテーション・医療面接・
高藤・大川
磨き)
問診法
ライフスステージの考え方
歯科衛生過程(アセスメント・情
歯磨剤・洗口剤の使用方法
高藤・大川
報収集)
補助的清掃用具
歯科衛生過程(アセスメント・情報
歯磨剤・洗口剤の使用方法
金久
収集)
補助的清掃用具
歯科衛生過程
プラークチェック(OHI・PMA)
高藤・大川
(業務記録・情報解釈・分析)
歯科衛生過程
金久
プラークチェック(OHI・PMA)
(業務記録・情報解釈・分析)
小テスト(ブラッシング実技・筆記)
乳幼児症例指導法
金久
学齢期症例指導法
学齢期症例指導法
大川
乳幼児症例指導法
妊産婦症例指導法 / 成人症例指導法1
高齢者・要介護者
金久
成人症例指導法2
障がい者症例指導法
高齢者・要介護者
成人症例指導法2
高藤
障がい者症例指導法
個別指導の媒体作成法
高藤
ブラッシング指導相互実習
ブラッシング指導相互実習
金久・大川 個別指導の媒体作成法
担当者
高藤・大川
金久
金久
金久
高藤・大川
金久
高藤・大川
金久・高藤・大川
大川
金久
金久 / 高藤
高藤
金久
金久・大川
高藤
④ 授業時間外の学習
口腔衛生状態把握の指標などの歯科保健指導論で学習した内容を復習しておくことや、市販されている多くの
商品の中から歯ブラシや歯磨き剤を選択し購入する時の基準は何かなどを事前に調べておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
− 33 −
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:小テスト・授業参加・受講態度
「製作物・実技など」:実習レポート・実技試験(提出物は、提出期限および内容を評価対象とする)
⑥ 履修上の注意など
本科目では具体的な歯口清掃用具や手技を学ぶため、学修した内容を日常生活で積極的に実践して身に付ける
ようにする。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『改訂歯ブラシ事典』 松田裕子編 学建書院
『オーラルヘルスケア事典』 学建書院
『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 保健生態学』 可児徳子 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 高齢者歯科』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:『歯科保健指導関係資料』(最新版) 口腔保健協会
その他随時紹介する。
− 34 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
コンピュータ演習Ⅱ
(O14050)
1
30
2 前期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
笹井 隆邦
7 号館 5 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
学内では実習終了時での発表会、就職した後での集団的指導などでプレゼンテーションを行う機会が増加して
いる。この授業ではそのような機会で利用されるプレゼンテーションソフトの使い方について学ぶ。また、静止
画を取り込み、プレゼンテーションに利用することによってそれらを利用しないときに比べよりわかりやすく説
明することができる。そこで静止画を編集して発表用スライドに組み込み、実際にプレゼンテーションを行える
ことを目標とする。
② 学習の到達目標
PowerPoint の基本操作をマスターし、プレゼンテーションをする。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 はじめに
第 2 回 デジタルカメラ・スマホ等のデータの取り込み・編集
第 3 回 スキャナーによるデータの取り込み・編集
第 4 回 ペイントの利用
第 5 回 PowerPoint の操作
第 6 回 スライドの作成I(写真等の貼り付け)
第 7 回 スライドの作成Ⅱ(構成)
第 8 回 スライドの作成Ⅲ(ペイント)
第 9 回 スライドの作成Ⅳ(アニメーションの設定)
第 10 回 スライドの作成V(プレゼンテーションの練習⇒スライドの修正)
第 11 回 スライドの作成Ⅵ(プレゼンテーションの練習)
第 12 回 プレゼンテーションの実行Ⅰ(1 班)
第 13 回 プレゼンテーションの実行Ⅱ(2 班)
第 14 回 プレゼンテーションの実行Ⅲ(3 班)
第 15 回 プレゼンテーションについての討議
④ 授業時間外の学習
スライド作成、プレゼンテーション実行のため、準備・練習をする。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
45%
25%
0%
30%
「定期試験」:レポート試験
「平常点」:授業参加、受講態度など
「その他」:プレゼンテーションの実行
⑥ 履修上の注意など
各自が興味を持って、積極的にプレゼンテーションを行うことが大切なので、出席することが大事である。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:『Windows8/Office2013 対応版 Word/Excel/PowerPoint 標準テキスト』 定平 誠 技術評論社
− 35 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
生 命 倫 理
(O14120)
2
15
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
樫 則章*
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
科学技術の不断の発展、価値観の多様化などの社会状況のもとで、人間の生と死のはざまから多くの道徳的・
倫理的問題が、山のように提起されている。この授業では、それらの問題をとりあげて多角的に検討する。
その上で、学生のみなさんがそれらの問題について自分なりの考えをもつことができるようにすることが本授
業のねらいである。
② 学習の到達目標
生命倫理のさまざまな問題の基本的な事実的知識および倫理的問題点の理解を踏まえた上で、自分なりの考え
をもつこと。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 現代社会と医学・医療
第 2 回 インフォームドコンセント
第 3 回 患者の権利
第 4 回 医学研究の倫理
第 5 回 生命維持治療の拒否
第 6 回 生命維持治療の差し控え
第 7 回 安楽死
第 8 回 脳死
第 9 回 臓器移植
第 10 回 人工妊娠中絶
第 11 回 生命の選別
第 12 回 生殖補助医療
第 13 回 遺伝子医療
第 14 回 再生医療
第 15 回 健康と疾患
④ 授業時間外の学習
各回の授業後、それぞれの個別目標を必ず習得しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験(持込み許可物はなし)
「平常点」:各回の授業後に感想や質問を書く。
⑥ 履修上の注意など
授業中によくわからないことがあれば、その場ですぐに質問すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:『生命倫理と医療倫理 改訂 3 版』 伏木信次・樫 則章・霜田 求編、金芳堂、2014 年
『歯科医療倫理 第 2 版』 全国歯科衛生士教育協議会監修、樫 則章ほか、医歯薬出版、2014 年
− 36 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
国 際 関 係 論
(O14210)
2
15
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
富岡 宣之*
7館2階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
国家や西欧国際体系などの基本概念を学び、国際関係論の基礎的な知識を得ることができるようにする。また、
地球規模でみた口腔保健にかかわるいくつかの問題を考えていく。
② 学習の到達目標
現代の社会人として欠かせない国際的な感覚を養うこと。人々の安全・安心を問い、グローバルな視点で口腔
保健を考えられること。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 国際関係と国際関係論
第 2 回 武力紛争
第 3 回 平和
第 4 回 人権の国際的保護
第 5 回 多文化共生
第 6 回 人間の安全保障
第 7 回 国連開発計画の人間開発指数・人間貧困指数
第 8 回 国際援助
第 9 回 国連ミレニアム開発目標(1)8つの目標
第 10 回 国連ミレニアム開発目標(2)口腔保健との関連
第 11 回 世界の口腔健康関連統計、口腔保健に関する国際目標
第 12 回 歯科分野の非政府組織(NGO)
第 13 回 医療ツーリズムと歯科、医療従事者の国際移動
第 14 回 グローバル化と社会福祉の変容
第 15 回 まとめと補足
④ 授業時間外の学習
次回授業内容の関連資料が配布された際には、受講前に一読すること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加、授業態度、レポート
⑥ 履修上の注意など
毎回の出席カードに講義の感想・質問を書くことを義務づける。これが平常点の一部になる。
また、質問については、必要があれば、次回の授業で回答する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しないが、講義用資料を配布する。
参考書:『オーラル・ヘルス・アトラス』 神原正樹・井上孝 監訳 口腔保健協会
− 37 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
く ら し と 法 律
(O14220)
2
15
2 前期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
佐野 光彦
7館2階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
私たちが日常生活を送る場合には、様々なルールを意識している。ルール=規範には、常識、習慣、道徳などが含
まれます。また、法律も規範の中では大きなウェイトを占めています。コミュニティの絆が弱くなってきた現代の日本社会
では、隣人関係、職場、学校など様々な場所で私たちはトラブルに巻き込まれる可能性が高まって来ました。まさに訴
訟社会になりつつあると言えるのではないでしょうか。そこで本講義では、知らなかったでは許されない法律の基礎を学
び、合わせて法的な問題と倫理との関係についても、みなさんと一緒に考えて見ようと思います。そして、みなさんが社
会を構成する一員として、基本的な法律知識を身につけ、それを生かすことができるようになることをねらいとします。
② 学習の到達目標
1.基礎的な法律用語を説明することができる。日常生活上での様々な(法律)手続ができるようになる。
2.歯科衛生士として要求される社会的教養の修得を目指し、歯科衛生士としての資質の向上を目標とする。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 私たちと法律とのかかわり―法とは何か?を考える(規範、法源、裁判)
第 2 回 法律はどのようにしてできるのかを考える①―国家と法との関係(近代立憲主義、三権分立、社
会契約論)
第 3 回 法律はどのようにしてできるのかを考える②―国家と法との関係(日本国憲法、基本的人権)
第 4 回 人はなぜ罪を犯すと罰せられるのかを考える①―刑法と私たち(罪刑法定主義、犯罪の成立要件)
第 5 回 人はなぜ罪を犯すと罰せられるのかを考える②―刑法と私たち(裁判員裁判、死刑廃止、冤罪)
第 6 回 愛がはじまる時、終わるとき―男と女の問題を考える(結婚、離婚、家族、夫婦別姓)
第 7 回 親子関係は変化してきたのかを考える①―子どもは親を選べない(児童虐待、扶養、相続)
第 8 回 親子関係は変化してきたのかを考える②―生殖医療の弊害?(代理母、人工授精、障がい、人工
妊娠中絶、民法 772 条)
第 9 回 契約って何だろう?かについて考える①―民法と私たち(民法の基本原則、契約)
第 10 回 契約って何だろう?かについて考える②―民法と私たち(動産、不動産、賃貸契約)
第 11 回 医療と法律とのかかわりを考える①―医療過誤、薬害など(過失、損害賠償)
第 12 回 医療と法律とのかかわりを考える②―臓器移植問題(違法阻却、生命倫理、臓器移植法)
第 13 回 私たちの日常生活と法律について考える―悪徳商法などから身を守る(借金、クレジット、連帯保証)
第 14 回 まとめ①―私たちの生活に法律を
第 15 回 まとめ②―テスト対策など
④ 授業時間外の学習
新しい事件やトピックスも講義の中で取り上げるので、世の中の出来事をテレビのニュースや新聞などで
チェックすること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
40%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:レポート、コメントペーパー、授業中の質疑・発表
⑥ 履修上の注意など
講義時にレジュメ、資料等を配布しますので、紛失しない様に保管して下さい。また、レジュメには講義の内
容をどんどん書き込んで下さい。現代日本社会の様々な法律的な問題を共に考えましょう!
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:講義中に提示。
− 38 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
地 球 と 環 境
(O14230)
2
15
2 前期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
笹井 隆邦
7 号館 5 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
現在、地球を取り巻く環境が深刻な状況になってきている。例えば地球温暖化、森林破壊、砂漠化などである。
また、我々の周りには健康を脅かす様々な化学物質、電磁波等が溢れている。それらについて、現状、原因物
質、影響、対策等を紹介し、環境問題について理解を深めたい。 ② 学習の到達目標
さまざまな環境問題について理解を深める。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 はじめに
第 2 回 生態系と生物多様性
第 3 回 共生と寄生
第 4 回 外来生物
第 5 回 環境破壊による生態系への影響
第 6 回 ゲンジボタルの生息環境
第 7 回 里山・ビオトープ
第 8 回 熱帯林の減少と砂漠化
第 9 回 酸性雨・オゾン層破壊
第 10 回 食品添加物
第 11 回 合成洗剤と化粧品
第 12 回 環境ホルモン
第 13 回 シックハウス・電磁波
第 14 回 自然エネルギー
第 15 回 補足とまとめ ・・・ 理解度の確認
④ 授業時間外の学習
次回のテーマについて調べておく。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度等
⑥ 履修上の注意など
適宜印刷物を配布する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:適宜紹介する。
− 39 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
日本文化の理解
(O14250)
1
15
2 前期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
中葉 芳子
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
日本文化は、古代から現代まで脈々と続いてきたものである。昔とは変わってきているものが多いが、古代の
風俗・習慣などを受け継いでいるものも見られる。特に、国風文化の最盛期である平安時代の風俗・習慣などは、
現代の文化にも大きな影響を与えている。
そこで、古代から現代まで続く文化を取り上げ、その文化が中世・江戸時代にかけて変化・発展していき、現
代の文化にどのような影響を与えているかを考えていきたい。
② 学習の到達目標
・昔から変わらない文化、近代になって変容した文化を理解することを通して、視野を広げることを目標とする。
・歯科衛生士として、季節に合わせた行事やディスプレイが考えられるようになる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 概説 日本文化について
第 2 回 花見、紅葉狩り
第 3 回 雛祭り、端午の節句
第 4 回 正月行事(お雑煮、おせち料理、正月飾りなど)
第 5 回 成人式・法要(冠婚葬祭の一環として)
第 6 回 七夕・十五夜(暦と二十四節気)
第 7 回 お盆、節分
第 8 回 まとめ 現代の日本文化へ
④ 授業時間外の学習
授業前に各回のテーマに関して、知っていること、おこなっている行事などを、家族に確認しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
40%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度
⑥ 履修上の注意など
それぞれのテーマについて、学生からの意見・経験も求めるので、積極的な授業参加を希望する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:必要に応じてプリントを配布する。
参考書:授業中に指示する。
− 40 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口腔健康統計学
(O15140)
1
30
2 前期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
玉川 裕夫
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
現代医療では、Evidence-based medicine(EBM)という概念が広く受け入れられ、専門職である歯科衛生士
は、予防処置や歯科保健指導など様々な状況下で EBM に基づいた実践が求められる。保健統計学では、歯科疾
患の疫学や歯科衛生統計の実データをもとに、演習を通して自ら思考し、多種多様な情報から診療現場で有用な
Evidence を収集・選択・評価する能力を身につけることを目的とする。
② 学習の到達目標
・歯科疾患の疫学的特徴を列挙できる。
・歯科衛生統計の各種指標について説明できる。
・統計学的指標の概要を説明できる。
・情報の収集・選択・評価の体系について説明できる。
・自ら収集した情報を使ったプレゼンテーションができる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 疫学概論
第 2 回 統計概論(一般衛生統計)
第 3 回 う蝕の疫学
第 4 回 歯周疾患の疫学
第 5 回 その他の疫学、歯科疾患実態調査
第 6 回 歯科衛生統計①(統計手順)
第 7 回 歯科衛生統計②(統計処理)
第 8 回 発表テーマの検討
第 9 回 資料収集①(オリジナルデータの収集)
第 10 回 資料収集②(収集済みデータの整理と加工)
第 11 回 発表準備①(プレゼンテーションファイル準備)
第 12 回 発表準備②(プレゼンテーション個人予行演習)
第 13 回 発表①(前半学生プレゼンテーション、学生相互評価)
第 14 回 発表②(後半学生プレゼンテーション、学生相互評価)
第 15 回 まとめ(プレゼンテーションの評価)
④ 授業時間外の学習
基本的なコンピュータ操作(インターネット検索、Microsoft Word、Excel、Power Point 等)を行う。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
20%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:講義参加、受講態度、小テスト等
「製作物・実技など」:プレゼンテーション
⑥ 履修上の注意など
インターネット上にある各種情報を正しく判断できる基礎的知識を身につけておくだけでなく、それらを患者
さんにどのように説明するかについても、日頃から考えておくこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 保健情報統計学』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
講義資料を適宜配布
参考書:『ビジュアル歯科保健医療統計学』 安井利一監修 医歯薬出版
− 41 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
社 会 福 祉 総 論
(O15150)
1
15
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
川島 芳雄
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
日本の社会保障制度は、歴史的にはドイツとイギリスの制度をモデルにしてきた。最近では、アメリカの考え
方を取り入れた新たな制度が主流になりつつある。そのような歴史的経緯が、日本の社会保障制度は複雑で分か
りにくいという印象をつくり出してきた。
授業では、日本の社会保障制度について、その歴史的な経緯を踏まえながら、主要な現行制度について理解を
深め、将来の歯科衛生士として求められる総合的な能力の向上を図る。
② 学習の到達目標
現代日本の主要な社会保障制度について、基礎的な知識を身につける。
③
授業の内容・計画
第 1 回 社会保障制度の歴史と日本型社会保障制度のしくみ
第 2 回 社会保険制度①(所得保障)
第 3 回 社会保険制度②(医療保障、介護保障)
第 4 回 社会福祉の対象
第 5 回 社会福祉の法律と機関(貧困層、高齢者)
第 6 回 社会福祉の法律と機関(児童、障害者)
第 7 回 社会福祉援助活動の方法(ケースワーク、グループワーク)
第 8 回 社会福祉の専門職
④
授業時間外の学習
各回の授業終了後に、授業中に示した教科書の該当箇所と社会福祉小六法の関連法規に目を通しておく。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験(記述式)
「平常点」:授業への取組姿勢
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士と関わりが深い事項について、受講生に理解を確認する場面もあるので、積極的な参加が望まれる。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『コメディカルのための社会福祉概論』 鬼﨑信好 著 講談社
参考書:『社会福祉小六法』 ミネルヴァ書房編集部 ミネルヴァ書房
『歯科衛生士のための衛生行政・社会福祉・社会保険』 末高武彦 著 医歯薬出版
※ 教科書・参考書とも最新版のもの
− 42 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
資格取得要件
臨 床 歯 科 Ⅲ
(口腔外科・歯科放射線)
(O16040)
講 義
2
30
2 前期 必修
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
担当者名
研究室
◎足立 了平
5 号館 3 階
上原 弘美
研究室
他
① 授業の概要・ねらい
口腔外科学・歯科麻酔学・歯科放射線学は全身との関わりが深い分野であり、これらの医学知識を修得するこ
とは有病患者に対する的確な口腔機能管理を実践するうえで基盤となる。歯科医療スタッフだけでなく、他の保
健、医療、福祉(介護)関係者と共にチーム医療の一翼を担い、地域社会に貢献できる歯科衛生士を目指す。
② 学習の到達目標
1.顎顔面領域に発生する疾患を挙げて概説できる。
2.全身疾患と口腔の関連について概説できる。
3.全身麻酔法、局所麻酔法、精神鎮静法について説明できる。
4.全身管理の知識および一次救命処置の手順が説明、実施できる。
5.放射線の性質、人体への影響、被曝防護について説明できる。
6.歯、顎顔面領域の画像検査の種類、特長、適応と手順について概説できる。
7.パノラマ、口内法標準X線写真の正常画像およびう蝕、歯周病の画像について読影ができる。
8.放射線治療における口腔合併症とその対応について概説できる。
③ 授業の内容・計画 (①第 1 回~第 15 回は口腔外科の曜日、第 16 回~ 30 回は放射線・麻酔の曜日に実施)
第 1 回 口腔外科とは
(担当者:足立)
第 2 回 全身疾患の理解
(担当者:足立)
第 3 回 口腔外科の診査・検査・薬剤
(担当者:足立)
第 4 回 口腔の先天異常
(担当者:足立)
第 5 回 口腔・顎顔面領域の損傷
(担当者:足立)
第 6 回 口腔・顎顔面領域の炎症
(担当者:足立)
第 7 回 口腔粘膜疾患①
(担当者:足立)
第 8 回 口腔・顎顔面領域ののう胞
(担当者:足立)
第 9 回 口腔・顎顔面領域の腫瘍
(担当者:足立)
第 10 回 唾液腺疾患、神経疾患
(担当者:足立)
第 11 回 粘膜 疾患②、血液疾患
(担当者:足立)
第 12 回 口腔の小手術①-インプラント-基礎
(担当者:足立・野阪)
第 13 回 口腔の小手術②-インプラント-臨床
(担当者:足立・野阪)
第 14 回 口腔の小手術③-抜歯・歯根端切除・創傷の治癒
(担当者:上原)
第 15 回 口腔外科における歯科衛生士の役割
(担当者:足立)
第 16 回 歯科医療と放射線
(担当者:足立)
第 17 回 放射線の性質
(担当者:足立)
第 18 回 歯科におけるエックス線検査
(担当者:足立)
第 19 回 口内法エックス線写真の読影
(担当者:足立)
第 20 回 パノラマX線撮影
(担当者:足立)
第 21 回 エックス線撮影における歯科衛生士の役割
(担当者:足立)
第 22 回 写真処理と画像保存の実際
(担当者:足立)
第 23 回 放射線治療・周術期の口腔機能管理
(担当者:足立)
第 24 回 麻酔学(全身管理学)
(担当者:足立)
第 25 回 局所麻酔
(担当者:足立)
第 26 回 全身麻酔
(担当者:足立)
第 27 回 周術期の全身管理-術前・術中管理・偶発症の予防
(担当者:足立)
第 28 回 一次救命処置講義①(市民救命士講義部分)
(担当者:足立)
第 29 回 一次救命処置実技②(市民救命士実技部分)
(担当者:足立+ FAST インストラクター)
第 30 回 放射線・麻酔のまとめ
(担当者:足立)
− 43 −
④ 授業時間外の学習
本授業は、1年次の解剖、生理、薬理、病理学などが基礎になっています。事前に支持された専門基礎科目の
復習を必ず行うこと。放射線の授業では読影の理解を深めるために画像模写を実施するが、いくつかの課題につ
いては授業外に完成させることになります。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
0%
40%
0%
「定期試験」:筆記試験(60 分)
「製作物・実技など」:レポート、小テスト
⑥ 履修上の注意など
本授業は、1 週間に 2 日(月・金 15 回ずつ)、計 30 回ありますが、曜日によって口腔外科と放射線・麻酔を
分けています。口腔外科、麻酔は 1 回〜 2 回の完結型ですので休むとその講義は二度とありません。また、放射
線は 1 回ごとの積み重ねで進んでいきますので、基礎的なところを聞き逃すと後半は難しくなります。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 顎・口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔』 全国歯科衛生士教育協議会監修
医歯薬出版
『歯科衛生士テキスト 歯科麻酔学』 佐久間泰司編 学建書院
『最新歯科衛生士教本 歯科放射線』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新常用歯科辞典』 中原 泉 医歯薬出版
参考書:『新・歯科衛生士教育マニュアル 口腔外科学・歯科麻酔学』 池邉哲郎編 クインテッセンス出版
『歯科衛生士のための口腔外科学』 古森孝英編 永末書店
− 44 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨 床 歯 科 Ⅳ
(小児歯科)
(O16050)
1
30
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎竹内 幸雄
福田 昌代
7 号館 2 階
非常勤講師
控室 他
① 授業の概要・ねらい
小児の発育過程にある精神的・身体的特徴を理解し、小児の口腔内疾患について学習する。乳歯及び幼弱永久
歯のう蝕治療に際し、小児との接し方及び役割を学ぶ。また小児歯科の中で大きな比重を占めるう蝕予防におい
てインターネットなどで多くの情報を持つ保護者に対して、正しい方向性を提示でき不安をもって来院する子供
の心に寄り添える衛生士になれるよう知識・技量・心を身に付ける。
② 学習の到達目標
小児歯科特有の治療の意味合いを理解し技量を身に付けるだけでなく、対象である小児患者及び保護者への対
応を身に付ける。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 小児歯科概論 小児歯科とは
(担当者:竹内)
第 2 回 小児の心身の発育と生理的特徴、顔面頭蓋と歯の発育その異常 歯列咬合の発育と異常
(担当者:竹内)
第 3 回 小児歯科診療1:小児歯科診療の特徴と問題点、診察・検査・診断
(担当者:竹内)
第 4 回 小児歯科診療2:小児の歯冠修復、歯内療法
(担当者:竹内)
第 5 回 小児歯科診療3:小児の外科処置、咬合誘導、フッ化ジアミン銀、フッ素
(担当者:竹内)
第 6 回 小児歯科における患者との対応法
(担当者:竹内)
第 7 回 小児歯科診療の実際
(担当者:竹内)
第 8 回 子供のむし歯の原因を考える(教科書では教えていない意外な原因)
(担当者:竹内)
第 9 回 小児歯科診療における歯科衛生士の役割1 う蝕予防
(担当者:竹内)
第 10 回 小児歯科診療における歯科衛生士の役割2 診療補助
(担当者:竹内)
第 11 回 小児歯科診療における歯科衛生士の役割3 口腔保健管理
(担当者:竹内)
第 12 回 小児歯科診療における歯科衛生士に役割4 母親教室
(担当者:竹内)
第 13 回 小児歯科診療における歯科衛生士の役割5 リコール
(担当者:竹内)
第 14 回 まとめ
(担当者:竹内)
第 15 回 小児歯科診療における衛生士の関わり方
(担当者:福田)
④ 授業時間外の学習
受講前に教科書をよく読んで講義内での質問に答えることが出来るようにしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、小テスト
⑥ 履修上の注意など
問題意識をもって授業に臨むこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 小児歯科』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:特になし
− 45 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨床歯科Ⅴ
(矯正歯科)
(O16060)
1
30
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎龍野 耕一
澤田美佐緒
7 号館 2 階
非常勤講師
控室 他
① 授業の概要・ねらい
歯学領域への社会的負託と潜在的可能性に鑑み、、幼年期から老年期まで受診機会が幅広く、その来科者の受
診動機形成過程も多様な矯正歯科臨床において、歯科医学的・心理学的患者支援と治療支援に求められる心身に
亘る専門知識と多職種協働参画への認識を、本学学生が私の講義から取得しまた修得することを願っている。
② 学習の到達目標
前段の目的を果たすため、ヒトの QOL に対する生物学的・心理学的理解と歯科矯正学の専門的知識が一定の
水準に達するに留まらず、矯正歯科臨床・教育・研究に関わる今後の学習動機が形成されることを到達目標とする。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 矯正歯科臨床概説
第 2 回 ヒトの成長と発育
第 3 回 正常咬合と不正咬合
第 4 回 検査と診断
第 5 回 なぜ治るのか?
第 6 回 治療に対する考え方
第 7 回 矯正装置と患者の生活
第 8 回 治療の benefits and harms
第 9 回 矯正歯科患者の満足と不満
第 10 回 矯正歯科臨床での実践に向けて
第 11 回 治療支援のための歯科臨床心理学
第 12 回 歯科衛生士の矯正歯科臨床Ⅰ
第 13 回 歯科衛生士の矯正歯科臨床Ⅱ
第 14 回 歯科衛生士の矯正歯科臨床Ⅲ
第 15 回 歯科衛生士による教育と研究
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:澤田)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
(担当者:龍野)
④ 授業時間外の学習
さまざまな社会生活と矯正歯科臨床とを結びつける事象に関心を持ち始めるとともに、特にマスメディアに映
る著名人の顎顔面形態や、歯列の印象と表情から受ける印象に関心を寄せ、自分なりの評価とその理由を考える
ように心がける。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
50%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験により総括的評価を行う。
「平常点」:中間試験および随時到達度チェックを行い形成的評価を行う。
なお、受講態度等は形成的評価に加え加点減点を行う。
⑥ 履修上の注意など
将来、臨床歯科医療職のみならず教育職や研究職に就くことも視野に入れ、好奇心をもって履修することを
強く期待する。自学自習の動機形成に主眼を置く履修を望むとともに、受講逸脱行動(遅刻、私語他)はこれを
禁止する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 咀嚼障害・咬合異常 2 歯科矯正』全国歯科衛生士教育協議会 編 医歯薬出版
参考書:『歯科矯正学 第 5 版』相馬邦道他 編 医歯薬出版
『健康のための心理学』小林芳郎 編著 保育出版社 その他、随時紹介を行う
− 46 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨床歯科Ⅵ(高齢者・障害者)
(その1)
1
(O16070)
30
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎北垣 志麻
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
障害の概念および障がい児、障がい者の口腔の特徴と歯科疾患の特質を教授し、歯科衛生士として必要な知識
を修得し、臨床に必要な技術を理解する。
② 学習の到達目標
障害の概念と障がい者の現状が説明できる。障害の種類と口腔および歯科的特徴が説明できる。障害者歯科の
臨床に必要な手技の基本が理解できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 障害者歯科概論
第 2 回 歯科医療で特別な支援が必要な疾患について ①(精神発達障害等)
第 3 回 歯科医療で特別な支援が必要な疾患について ②(運動障害等)
第 4 回 歯科医療で特別な支援が必要な疾患について ③(精神および行動障害等)
第 5 回 障害者の歯科医療と行動調整について
第 6 回 障害者の口腔保健管理・リスク評価・安全管理について
第 7 回 摂食・嚥下リハビリテーションと歯科衛生士の役割について
第 8 回 地域における障害者歯科について
第 9 回 障害者と薬剤について
④ 授業時間外の学習
各回、あらかじめ教科書を一読しておくこと
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度など
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士として、歯と口腔だけでなく、子どもから成人、高齢の障がい者について理解し、対応できるよう
意欲的に受講すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 障害者歯科第2版』 全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版
参考書:『歯科衛生士のための障害者歯科』 緒方克也 編 医歯薬出版
− 47 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨床歯科Ⅵ(高齢者・障害者)
(その2)
1
(O16070)
30
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
駒井 正
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
高齢者の特性を理解し、その歯科医療と口腔ケアの考え方を身に付けることをめざす。高齢者の特性について
は身体能力の分析、生活習慣病の理解、認知症への対応、口腔ケアと地域保健について理解させる。
② 学習の到達目標
生活習慣病、認知症の理解と地域保健の進め方や口腔ケアの実際について基本的な理解をえることを目標しす
る。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 高齢者の身体能力(サルコペニア・ドコモ・ADL・聴覚・嗅覚・味覚)
第 2 回 生活習慣病(脳血管疾患・心疾患・糖尿病・骨粗しょう症)
第 3 回 認知症と介護
第 4 回 咀嚼・嚥下障害と口腔ケア、口腔リハビリ
第 5 回 高齢者の口腔疾患
第 6 回 歯科衛生士と地域活動
④ 授業時間外の学習
参考書の読書
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
100%
0%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
⑥ 履修上の注意など
口腔の機能から消化 ・ 吸収の整理を理解して、摂食・嚥下のリハビリテーションが論理的に展開できるように
学習してほしい。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 高齢者歯科第2版』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:随時紹介
− 48 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
臨 床 検 査 学
(O16120)
1
15
2 前期 必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎足立 了平
上原 弘美
澤田 浩秀
酒井 健雄
森松 伸一
5 号館 3 階
研究室 他
講 義
① 授業の概要・ねらい
臨床検査医学の概念と口腔領域における日常検査の知識を学ぶ。臨床検査によって全身状態及び口腔内環境を
客観的に把握して問題解決につなぐという科学的根拠に基づいた口腔疾患の予防、治療計画の立案を的確に 実
践できるための基礎を養う。
② 学習の到達目標
1.歯科臨床の場でチーム医療の実践に必要な臨床検査について説明できる。
2.歯科に特有の臨床検査の意義と実施方法について説明できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 チーム医療の実践に必要な臨床検査
(担当者:足立)
第 2 回 歯科臨床における臨床検査の重要性と歯科衛生士の役割
(担当者:上原)
第 3 回 口腔領域の臨床検査
(担当者:上原)
第 4 回 基礎臨床検査概論①(スクリーニング検査;一般検査、血液検査、出血性素因) (担当者:酒井)
第 5 回 基礎臨床検査概論②(感染症検査)
(担当者:森松)
第 6 回 基礎臨床検査概論③(肝機能検査、糖尿病検査、生理機能検査)
(担当者:澤田ひ)
第 7 回 症例検討①臨床検査データの読み方と疑われる疾患
(担当者:足立)
第 8 回 症例検討②グループワーク
(担当者:足立)
④ 授業時間外の学習
全身の状態を把握するために基本的な生理学(人体の機能)と解剖学(人体の構造)について、事前に再学習
しておくこと。症例検討はレポートを完成させ提出を義務付けます。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
90%
0%
10%
0%
「定期試験」:筆記試験(60 分)
「製作物・実技など」:レポート
⑥ 履修上の注意など
臨床検査を理解することは歯科衛生士(ケアプセス)におけるアセスメントや計画の立案に非常に重要です。
臨床検査学は口腔外科や放射線とも関連が深い学問であるため、両科目の教科書を参考にすることもあります。
この3教科の授業は同時に進行するのでその関連性について十分に理解を深めることが重要です。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 臨床検査』 全国歯科衛生士教育協議会編 医歯薬出版
参考書:『口腔医療に必要な臨床検査-歯科治療には臨床検査ありき』 井上孝編集 デンタルダイヤモンド
− 49 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
アシスタントワークⅡ
(O16150)
2
30
2 前期 必修
資格取得要件
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
実 習
担当者名
研究室
◎畑山千賀子
御代出三津子
澤田美佐緒 5 号館 3 階
高藤 真理
研究室
破魔 幸枝
東 麻夢可
① 授業の概要・ねらい
「歯科診療補助論」で学習した基礎的理論と「アシスタントワークⅠ」で習得した基礎的技術をもとに、より
歯科医療現場に則した診療補助を行うために必要な知識および技術を修得することを目的とする。様々な診療
場面を想定し、それぞれの診療行為における歯科衛生士の役割を認識したうえで、安全に的確におこなえる診
療補助業務を修得する。
② 学習の到達目標
診療科目別(補綴・保存・歯内・外科・小児・矯正・歯周外科・歯科放射線)の診療補助業務および使用器具
のセッティングを実施する。
③ 授業の内容・計画
回 第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
A クラス
担当者
B クラス
担当者
保存修復時の診療補助①…
歯内療法時の診療補助①…
畑山・御代出
破魔・東
(歯間分離・歯肉圧排・隔壁調整)
(根管治療時の器具の取り扱い)
歯内療法時の診療補助①…
保存修復時の診療補助①…
畑山・御代出
破魔・東
(根管治療時の器具の取り扱い)
(歯間分離・歯肉圧排・隔壁調整)
保存修復時の診療補助②…
歯内療法時の診療補助②…
レジン充填・グラスアイオノマーセメ 畑山・御代出
破魔・東
(根管充填時の器具の取り扱い)
ント修復・仮封材の取り扱い
保存修復時の診療補助②…
歯内療法時の診療補助②…
破魔・東 レジン充填・グラスアイオノマーセメ 畑山・御代出
(根管充填時の器具の取り扱い)
ント修復・仮封材の取り扱い
補綴時の診療補助① …
小児歯科の診療補助…
畑山・御代出
澤田・東
暫間被覆冠作製・切削器具の取り扱い
(ラバーダム防湿相互実習)
小児歯科の診療補助…
補綴時の診療補助① …
畑山・御代出
澤田・東
(ラバーダム防湿相互実習)
暫間被覆冠作製・切削器具の取り扱い
補綴時の診療補助② …
保存修復時の診療補助③…
畑山・御代出
破魔・東
暫間被覆冠作製・仮着材の取り扱い
スタディーモデル作製(印象採得)
保存修復時の診療補助③…
補綴時の診療補助② …
畑山・御代出
破魔・東
スタディーモデル作製(印象採得)
暫間被覆冠作製・仮着材の取り扱い
歯周外科時の診療補助…
保存修復時の診療補助④…
畑山・御代出
破魔・東
(使用器具の取り扱い・歯周パック)
スタディーモデル作製(枠入れ)
保存修復時の診療補助④…
歯周外科時の診療補助…
畑山・御代出
破魔・東
スタディーモデル作製(枠入れ)
(使用器具の取り扱い・歯周パック)
矯正治療時の診療補助…
歯科放射線治療時の診療補助①…
澤田・御代出
高藤・東
(使用器具の取り扱い)
(口内法・現像方法)
歯科放射線治療時の診療補助①…
矯正治療時の診療補助…
澤田・御代出
高藤・東
(口内法・現像方法)
(使用器具の取り扱い)
歯科放射線治療時の診療補助②…
各科目別評価・まとめ
畑山・御代出
高藤・東
(口外法・読影)
歯科放射線治療時の診療補助②…
畑山・御代出
高藤・東 各科目別評価・まとめ
(口外法・読影)
1・2 年生 合同実習
畑山
④ 授業時間外の学習
関連科目である臨床歯科Ⅰ~Ⅴの内容を十分理解しておくこと。
− 50 −
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度、実習後レポートの提出状況、欠席時の補習状況
「製作物・実技など」:実技テスト、小テスト
⑥ 履修上の注意など
履修上の注意など 医療従事者としてふさわしい態度と身だしなみで受講すること。また欠席しないよう体調
管理には十分留意すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新歯科衛生士教本 歯科材料の知識と取り扱い』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新歯科衛生士教本 歯科器械の知識と取り扱い』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 保存修復学・歯内療法学』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:随時紹介する。
− 51 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
アシスタントワークⅢ
(O16160)
)
1
30
2 前期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
◎上原 弘美
中田 康夫 5 号館 3 階
澤田美佐緒 研究室 他
東 麻夢可
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
対象者の全身状態を的確に把握し、安全で質の高い歯科医療を提供し、チーム医療の一員として専門性を持っ
て業務を実践できるよう、歯科衛生士に必要な知識・技術を演習を通して修得し、 歯科診療補助に応用できる能
力を身につける。バイタルサインなど看護の技術、患者の全身状態や障害を理解したうえでの歯科診療補助のあ
り方、在宅歯科診療や先端歯科医療など幅広く歯科医療について学習する。
② 学習の到達目標
(1)様々な疾患 ・ 病状にある歯科診療の対象者に対する歯科衛生士の果すべき役割を理解する。
(2)訪問診療や入院中患者等への対応ができるようバイタルサイン、体位変換、吸引などの知識と技術を習得する。
(3)先端の歯科医療について学習することで、幅広く歯科医療について興味を持ち新しい情報を吸収できる姿勢を身につける。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 チーム医療と多職種連携
第 2 回 全身疾患を持つ患者の歯科診療補助
第 3 回 口腔内写真撮影法(講義)
第 4 回 口腔内写真撮影(演習)
第 5 回 インプラントにおける歯科衛生士の役割
第 6 回 ホワイトニングにおける歯科衛生士の役割
第 7 回 ベッドメイキング
第 8 回 体位変換、移動の援助(車椅子~ベッド、車椅子~歯科用ユニット)
第 9 回 バイタルサイン(血圧、脈拍、体温の測定)
第 10 回 吸引
第 11 回 口腔外科の診療補助(抜歯・小手術、手術時手洗い)
第 12 回 口腔外科の診療補助(滅菌手袋・ガウンの装着、全身管理)
第 13 回 在宅訪問診療における歯科診療補助
第 14 回 障害者の歯科診療補助
第 15 回 補足、授業内容の理解度の確認
( 担当者:上原 )
( 担当者:上原 )
( 担当者:東 )
( 担当者:東 )
( 担当者:上原・東 )
( 担当者:上原・東 )
( 担当者:中田・澤田 )
( 担当者:中田・澤田 )
( 担当者:中田・澤田 )
( 担当者:中田・澤田 )
( 担当者:上原・東 )
( 担当者:上原・東 )
( 担当者:澤田・東 )
( 担当者:澤田・東 )
( 担当者:上原 )
④ 授業時間外の学習
1 年次で受講した専門基礎分野、専門分野の内容を十分に理解しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
10%
10%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度
「製作物・実技など」:実習後レポート
⑥ 履修上の注意など
幅広い視野を持ち、様々な臨床場面に対応できる歯科衛生士を目標にして、多方面にわたる学習をおこなうので私た
ちを取り巻く医療 ・ 福祉 ・ 保健などの情報に日々関心を持って新聞やテレビを見るように心がけてください。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 臨床検査』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 顎 ・ 口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 歯の硬組織・歯髄疾患 保存修復・歯内療法』全国歯科衛生士教育協議会監修
医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 高齢者歯科 第 2 版』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:『デンタルハイジーン別冊 もっと知りたい!病気とくすりハンドブック』
一戸達也・河合峰雄・重枝昭広編著 医歯薬出版
− 52 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
オーラルリハビリテーション
(O16170)
1
15
2 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
金久 弥生
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
口腔の健康とは、単にう触や歯周病がないというだけでなく、食べることにより生命を維持し幸福感を味わい、
人と会話することで社会性を保つことである。本講義から摂食・嚥下リハビリテーションが対象者の QOL に直
結する歯科衛生士の重要な役割の一つであることを理解し、口腔の機能を管理するための知識を学ぶ。
② 学習の到達目標
(1)摂食・嚥下のメカニズムを理解する。
(2)摂食・嚥下障害の原因・評価・訓練法について理解する。
(3)摂食・嚥下リハビリテーションにおける歯科衛生士の役割について理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科衛生士と摂食・嚥下リハビリテーション
第 2 回 摂食・嚥下のメカニズム
第 3 回 摂食・嚥下障害を引き起こす疾患の理解
第 4 回 摂食・嚥下障害の評価方法
第 5 回 摂食・嚥下リハビリテーションと口腔のケア
第 6 回 摂食・嚥下障害における訓練の基礎
第 7 回 摂食・嚥下障害における栄養管理とリスク管理
第 8 回 まとめ
④ 授業時間外の学習
人体の構造・機能、口腔の構造・機能について復習をしておくこと。
摂食・嚥下機能に興味を持ち、日常で可能な観察を行うよう心掛ける。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:小テスト、授業参加・態度
⑥ 履修上の注意など
臨地実習中の授業となるため、体調に配慮し、欠席しないように気を付けること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『歯科衛生士のための摂食・嚥下リハビリテーション』
公益社団法人日本歯科衛生士会監修 医歯薬出版
『高齢者歯科 第 2 版』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『歯・口腔の構造と機能 口腔解剖学・口腔組織発生学・口腔生理学』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
− 53 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
チェアサイドの口腔ケア法
(O16180)
実
習
2
30
2 前期 必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎福田 昌代
破魔 幸枝
東 麻夢可
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
1年次歯周疾患予防管理の実践で習得した予防的歯石除去法の基礎技術をもとに、歯周疾患予防と治療に必要
な技術を習得する。また、相互実習により歯周疾患の患者への対応法なども習得する。
② 学習の到達目標
安全で正しいインスツルメントの操作方法を習得することをめざす。また、口腔を観る目を養う。
③ 授業の内容・計画
回
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
A クラス
担当者
B クラス
担当者
キュレットスケーラーの基礎知識(合同)講義
福田
グレーシータイプキュレット操作 1
福田・東
破魔
シックルスケーラー相互実習
(基本操作・上顎前歯部)
グレーシータイプキュレット操作 1
福田・東
破魔
シックルスケーラー相互実習
(基本操作・上顎前歯部)
グレーシータイプキュレット操作 2
口腔内診査相互実習
福田・東
破魔
(上・下顎前歯部)
グレーシータイプキュレット操作 2
福田・東
破魔
口腔内診査相互実習
(上・下顎前歯部)
グレーシータイプキュレット操作 3
PMTC 相互実習
福田・東
破魔
(前歯部・ルートプレーニング)
グレーシータイプキュレット操作 3
福田・東
破魔
PMTC 相互実習
(前歯部・ルートプレーニング)
福田 /
破魔・東
小テスト 1/ 実技テスト 1
実技テスト 1(キュレット前歯部)/
(キュレット前歯部)
小テスト
1
破魔・東
/ 福田
シャープニング
福田
キュレット操作相互実習 1(上顎前歯部)破魔・東
キュレット操作相互実習 1(上顎前歯部)破魔・東 シャープニング
福田
グレーシータイプキュレット操作 4
超音波スケーラー相互実習・歯面清掃
福田・東
破魔
(臼歯部)
器の取り扱い
グレーシータイプキュレット操作 4
超音波スケーラー相互実習・歯面清掃器の取
福田・東
破魔
(臼歯部)
り扱い
キュレット操作相互実習 2(下顎前歯
グレーシータイプキュレット操作 5
福田・東
破魔
部)
(臼歯部・ルートプレーニング・根分岐部)
キュレット操作相互実習 2(下顎前歯
グレーシータイプキュレット操作 5
破魔
福田・東
(臼歯部・ルートプレーニング・根分岐部)
部)
福田 /
破魔・東
小テスト 2・まとめ / 実技テスト 2
実技テスト 2(キュレット臼歯部)/
(キュレット臼歯部)
破魔・東 小テスト 2・まとめ
/ 福田
④ 授業時間外の学習
1年次の歯周疾患予防の実践でのインスルツルメンテーションの習得は必須である。また、その日に習得した
ことを繰り返し行う事で身についていくので、放課後または家庭での練習が必要である。チェアの取扱い、患者
対応など基本的な実技も習得済みであることを前提として受講する必要があるので、必ず事前に確認しておくこ
と。
− 54 −
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
85%
10%
5%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加・受講態度・小テスト
「製作物・実技など」:実技テスト・実習後レポート評価、提出状況
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士に必要な知識・技術を習得するための授業であるので、体調を整え、講義・実習には必ず出席する
こと。欠席したまま補習を受けていない場合は次の実習を受講できない場合があるので注意すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』 医歯薬出版
参考書:『目で見るペリオドンタルインスツルメンテーションⅡ―アセスメントトインスツルメンテーション―』 医歯薬出版
『目で見るペリオドンタルインスツルメンテーションⅢ ―デブライドメント―』 医歯薬出版
『トータルスケーリングテクニック』 医歯薬出版
− 55 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
ベッドサイドの口腔ケア法
(O16190)
実
1
30
2 後期 必修
習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎上原 弘美
澤田美佐緒
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
脳血管障害 ・ がん・誤嚥性肺炎など全身疾患を有する患者への全身状態を考慮した口腔衛生管理、要介護高齢
者などを対象とした訪問口腔衛生管理の理論と技術を演習を通して学習する。医療 ・ 福祉 ・ 介護の分野で多職種
との連携をとることができ、口腔衛生管理においては指導的立場となりうる知識 ・ 技術を習得する。
② 学習の到達目標
・全身状況と口腔の関連を理解する。
・全身疾患を持つ対象者の適切な口腔衛生管理がおこなえる。
③ 授業の内容・計画
第 3 回~第 14 回は A・B 2 クラスに分かれておこなう
第1回
第2回
第3回
第4回
第
第
第
第
5
6
7
8
回
回
回
回
第9回
第 10 回
第
第
第
第
11
12
13
14
回
回
回
回
Aクラス
担当者
Bクラス
オリエンテーション
口腔と全身のリスク評価
全身状態の把握方法①高齢者体験
澤田 薬と口腔衛生管理
とアセスメント
全身状態の把握方法②片麻痺体験
澤田 周術期の口腔衛生管理
とアセスメント
ベッドサイドにおける口腔のケア 澤田 疾患と口腔衛生管理 GW
摂食・嚥下機能訓練
澤田 疾患と口腔衛生管理 GW発表
食事形態の調整
澤田 口腔外科疾患患者の口腔衛生管理
食事介助の実際
澤田 人工呼吸器装着中の口腔衛生管理
全身状態の把握方法①高齢者体験と
薬と口腔衛生管理
上原
アセスメント
全身状態の把握方法②片麻痺体験と
周術期の口腔衛生管理
上原
アセスメント
疾患と口腔衛生管理 GW
上原 ベッドサイドにおける口腔のケア
疾患と口腔衛生管理 GW発表
上原 摂食・嚥下機能訓練
口腔外科疾患患者の口腔衛生管理 上原 食事形態の調整
人工呼吸器装着中の口腔衛生管理 上原 食事介助の実際
第 15 回 補足、授業内容の理解度の確認
④ 授業時間外の学習
1年次に学習した「臨床歯科医学の基礎」の内容が基本になるので復習しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度など
「製作物・実技など」:実習後レポート・グループワーク発表
− 56 −
担当者
上原
上原
上原
上原
上原
上原
上原
上原
澤田
澤田
澤田
澤田
澤田
澤田
上原・
澤田
⑥ 履修上の注意など
教本だけでなく、参考書などを使用して自ら学習すること。
学習した内容を振り返り、実習後レポートに簡潔にまとめること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 顎 ・ 口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『歯科衛生士のための摂食 ・ 嚥下リハビリテーション』公益社団法人日本歯科衛生士会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 高齢者歯科 第 2 版』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:『入院患者に対するオーラルマネージメント』 財団法人 8020 推進財団
『ピンポイントで読む チームのための有病者歯科医療』 白川正順監著 クインテッセンス出版
『有病者歯科マニュアル』 編集白川正順 他 医学情報社
− 57 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科衛生ケアプロセス論
(O16220)
1
15
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎原 久美子
畑山千賀子
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
歯科衛生過程は対象者を理解し、その対象者にあった歯科衛生介入方法を計画し、それに基づいて実践・評価
していく思考過程であり、より良い問題解決を図るための意図的な活動である。そしてこの過程は問題の認識を
根底として、事実の情報から物事を捉える科学的な思考である。この授業では、概念や方法論を学び実践できる
ようになるための知識・技術・態度を習得する。
② 学習の到達目標
(1)歯科衛生過程の概要を説明できる。
(2)歯科衛生過程の各プロセスを説明できる。
(3)歯科衛生診断について説明できる。
(4)歯科衛生計画立案について説明できる。
(5)歯科衛生介入と業務記録について説明できる。
(6)歯科衛生評価について説明できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科衛生ケアプロセスとは
(担当者:原)
第 2 回 歯科衛生アセスメント
(担当者:原)
第 3 回 歯科衛生診断
(担当者:原)
第 4 回 歯科衛生計画の立案〜歯科衛生介入
(担当者:原)
第 5 回 歯科衛生評価と記録
(担当者:原)
第 6 回 歯科衛生ケアプロセスの展開(演習:歯科衛生アセスメント〜歯科衛生診断) (担当:原・畑山)
第 7 回 歯科衛生ケアプロセスの展開(演習:歯科衛生計画立案〜歯科衛生介入・評価) (担当:原・畑山)
第 8 回 歯科衛生ケアプロセスの展開(評価)
(担当:原・畑山)
④ 授業時間外の学習
毎回課題が出るので、課題に沿って復習をしてください。また、歯周疾患・う蝕の原因と成り立ち、予防に
使用する用具、用品、口腔の機能・生理などの知識が充足していなければ歯科衛生ケアプロセスは展開していく
ことができません。十分に知識を蓄えておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業態度など
「製作物・実技など」:レポートおよび提出物
⑥ 履修上の注意など
一連の流れを順に追って進めていくので、欠席すると理解が難しくなる。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:『歯科衛生ケアプロセス』 下野正基監修 医歯薬出版
− 58 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
こころと歯科衛生ケアプロセス
(O16250)
1
30
2 前期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
中條 信義*
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
歯科衛生士ケアプロセスにおいては、対象者との関係性が重要である。単に知識をまとめて説明するだけでは
対象者が納得して受け入れ、さらに行動を変えるまでのケアに行きつくことは少ない。ここでは人を理解するた
めの理論と、様々な対象者と関係を築くための基本的な知識を学習し、医療現場に適したコミュニケーションを
実現できる能力を身につける。
② 学習の到達目標
1)円滑なコミュニケーションのための理論を説明できる。
2)対象者を理解する方法を説明できる。
3)こころの疾患についての知識を得て、対応方法を実施できる。
4)医療の場での面接技法を実施できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 コミュニケーションの理解
第 2 回 医療の場でのコミュニケーション
第 3 回 医療面接・問診法とは
第 4 回 医療面接・問診法の技術
第 5 回 話を聞く基本姿勢と共感すること
第 6 回 人との関係性を築くことについて
第 7 回 心の発達について エリクソンとハビガーストの観点から
第 8 回 心のメカニズム 精神分析理論の観点から
第 9 回 対象者理解の基礎
第 10 回 対象者理解(小児期)
第 11 回 対象者理解(成人)
第 12 回 対象者理解(高齢者)
第 13 回 モチベーションとは
第 14 回 障がいのある対象者 精神障害と発達障害について
第 15 回 歯科衛生士ケアプロセスにおけるコミュニケーションのまとめ
④ 授業時間外の学習
授業だけでは理解が深まらないので必ず復習すること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
10%
0%
10%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度と演習参加態度など
「その他」:ミニレポート
⑥ 履修上の注意など
・自己の過去の体験や感情と照らし合わせながら考えること。
・演習授業なので主体的に参加すること。 ・他の学生に迷惑になる行動や態度は慎むこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『でんたるこみゅにけーしょん』 山田隆文著 学建書院
『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』全国歯科衛生士教育協会 医歯薬出版 参考書:授業の進行にあわせて紹介する。
− 59 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
予防と歯科衛生ケアプロセスⅡ
(O16360)
1
30
2 後期 必修
資格取得要件
担当者名
研究室
◎大川 直美
原 久美子
5 号館 3 階
御代出三津子
研究室 他
東 麻夢可
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
演 習
① 授業の概要・ねらい
予防と歯科衛生ケアプロセスⅡでは、対象者に応じた集団歯科保健指導を行うために必要な知識および技術を
修得することを目的とする。歯科衛生ケアプロセスⅠで学んだことをもとに、対象者の特徴や口腔内の状態、歯
磨き到達目標を把握し、集団歯科保健指導に用いる原稿・媒体をグループで作成する。また同時に、話法および
媒体の活用法など効果的な伝達技術についても修得する。
② 学習の到達目標
対象者の発育段階に応じた集団歯科保健指導を実施するための過程を知り、必要な技術を修得する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 集団歯科保健指導の概要
第 2 回 歯科衛生士と学校歯科保健活動
第 3 回 集団歯科保健指導における媒体の目的と意義
第 4 回 対象者に応じた媒体の活用法
第 5 回 対象別歯科保健指導 〜媒体原案作成〜
第 6 回 対象別歯科保健指導 〜媒体原案チェック〜
第 7 回 対象別歯科保健指導 〜集団指導におけるブラッシング法
第 8 回 対象別歯科保健指導 〜媒体作成とブラッシングチェック①
第 9 回 対象別歯科保健指導 〜媒体作成とブラッシングチェック②
第 10 回 対象別歯科保健指導 〜媒体作成〜
第 11 回 対象別歯科保健指導 〜学生相互発表〜
第 12 回 対象別歯科保健指導 〜学生相互発表〜
第 13 回 発表・担当教員チェック
第 14 回 発表・担当教員チェック
第 15 回 媒体修正、再チェック
(担当者:大川)
(担当者:原)
(担当者:御代出)
(担当者:多田)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
(担当者:大川・原・御代出・東)
④ 授業時間外の学習
媒体作成の資料として、日頃から各自でパンフレットや新聞記事等、口腔に関する情報を収集し整理しておく。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
10%
40%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加、受講態度
「製作物・実技など」:原稿作成、媒体作成、発表
⑥ 履修上の注意など
この授業は、「地域口腔保健支援実習Ⅱ」と関連しており、授業で作成した原稿と媒体を使用して、実際に実
習先で集団歯科保健指導を行います。また、実習との関連性から、口腔保健学科履修規則に基づき、繰越再試験
を行いません。
⑦ 教科書・参考書
教科書:こちらで準備します。
参考書:『最新歯科衛生士教本 保健生態学』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『歯科保健指導ハンドブック』 日本歯科衛生士会編 医歯薬出版
『歯科保健指導関係資料』 財団法人口腔保健協会
− 60 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
食 生 活 指 導
(O16370)
1
15
2 前期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
吉田 幸恵*
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
歯科衛生ケアプロセス実践の一環としての食生活指導を行うために必要な基本的な知識を習得する。
② 学習の到達目標
・歯科疾患と食生活の関わりを知る。
・歯科疾患予防を目的とした食生活指導の必要性を理解する。
・食生活指導を実施するのに必要な基本的な知識を習得する。
・自身の食生活を評価する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科疾患と食生活
第 2 回 食生活と健康
第 3 回 日本人の食生活の現状,国民健康栄養調査
第 4 回 望ましい食生活 食事バランスガイドと食生活指針
第 5 回 食事摂取基準①(概要と推定エネルギー必要量)
第 6 回 食事摂取基準②(栄養素の各指標)と食品成分表)
第 7 回 ライフステージ別の口腔状況と食生活
第 8 回 まとめ
④ 授業時間外の学習
授業の始めに前回の内容について小テストするので、必ず復習をしておくこと。
教科書(Ⅲ編 栄養の基礎,Ⅳ編 食生活と食品)は事前に読んでおく。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
40%
0%
0%
「定期試験」:レポート
「平常点」:小テスト
⑥ 履修上の注意など
教科書のⅡ編「歯と口の生化学」と関連が深いので目を通しておくこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 人体の構造と機能 2 栄養と代謝』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:特に使用しない。
− 61 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
総 合 歯 科 実 習
(O16430)
3
45
資格取得要件
担当者名
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
2 後期 必修
実 習
研究室
◎上原 弘美 5 号館 3 階
他
研究室
① 授業の概要・ねらい
病院歯科または歯科診療所における臨地実習を通して、基礎および専門科目で学習した知識の理解を深め、歯
科医療における歯科衛生士の役割を理解するとともに、歯科衛生士の 3 大業務を総合的に実践できる能力を習得
する。また歯科診療の流れに沿った適切な患者対応を学習する。
② 学習の到達目標
(1)病院歯科、歯科診療所の役割・機能を知る。
(2)チーム医療における歯科衛生士の役割を学ぶ。
(3)歯科衛生士の 3 大業務の内容について理解を深める。
(4)医療安全 ・ 感染予防対策について理解を深める。
(5)臨地実習を通して、医療職種としての歯科衛生士の基本的態度を養う。
③ 授業の内容・計画
実 習 前:実習前オリエンテーション(学内)
実 習 施 設:病院歯科または歯科診療所
実 習 後:実習後カンファレンス(学内)
詳細については、実習前に実習要領にて説明する
④ 授業時間外の学習
臨地実習では 2 年次前期までに学習した全ての知識・技術が必要になる。学習した内容を整理し復習して自
分のものにしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:臨地実習の評価
「製作物・実技など」:実習日誌、実習態度など
「その他」:実習前後レポート
評価は、身だしなみ、実習態度、実習目標の達成度、実習記録、実習に関するレポートを総括的に評価する。
実習記録や実習レポートの提出期限を守らなければ減点対象とする。また、特別な理由がない限り、実習の
欠席は認めない。
⑥ 履修上の注意など
欠席 ・ 遅刻 ・ 早退は認めないので、体調を自己管理して臨むこと。 ⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:『新常用歯科事典』 中原 泉 医歯薬出版 『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』 全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版
『臨床実習 HAND BOOK(歯科衛生士教育サブテキスト)』真木吉信監著 クインテッセンス出版
− 62 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
診療補助実習Ⅰ
(O16440)
3
45
2 後期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎畑山千賀子
高藤 真理
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
病院歯科・歯科診療所における臨地実習を通して、歯科治療の流れ、歯科器械や歯科材料・薬剤についての基
本的知識を確認し理解を深める。また歯科衛生士の歯科診療における役割を知り、3大業務を総合的に学習する
ことを目的とする。
② 学習の到達目標
(1)歯科診療の流れを理解する。
(2)歯科器械・歯科薬品・歯科材料の知識を整理する。
(3)歯科診療における共同動作の基本ルールを理解する。
(4)歯科衛生士の 3 大業務の内容について理解を深める。
(5)病院歯科、歯科診療所の役割・機能を知る。
(6)歯科チーム医療における歯科衛生士の役割と責任を理解する。
(7)医療安全・感染予防対策について理解を深める。
(8)臨地実習を通して、医療職種としての歯科衛生士の基本的態度を養う。
③ 授業の内容・計画
実 習 前:実習前オリエンテーション(学内)
実 習 施 設:病院歯科 歯科診療所
実 習 後:実習後カンファレンス(学内) 詳細については、実習前に実習要領にて説明する。
④ 授業時間外の学習
臨地実習では 2 年次前期までに学習したすべての知識・技術・態度が必要になる。学習した内容を整理し復
習し自分のものにしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:臨地実習の評価
「製作物・実技など」:実習日誌、実習態度など
「その他」:実習前レポート 評価は、身だしなみ、実習態度、実習目標の達成度、実習記録、実習に関する
レポートを総括的に評価する。 実習記録や実習レポートの提出期限を守らなければ減点対象とす
る。また、特別な理由がない限り、実習の欠席は認めない。
⑥ 履修上の注意など 欠席・遅刻・早退は認めないので、体調管理には十分留意すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『臨床実習 HAND BOOK(歯科衛生士教育サブテキスト)』クインテッセンス出版
参考書:『新常用歯科事典』 中原 泉 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
− 63 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口腔保健衛生学実習Ⅰ
(O16460)
3
45
2 後期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎金久 弥生
澤田美佐緒
東 麻夢可
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
小児歯科および矯正歯科診療所における臨床実習を通して、それぞれの専門医における歯科治療の特性と
歯科衛生士の役割を学ぶ。また、小児歯科では、保護者を含めた対象者への対応方法について実践的に学ぶ。
② 学習の到達目標
(1)小児歯科・矯正歯科の役割・機能を知る。
(2)小児歯科・矯正歯科における歯科衛生士の役割を理解する。
(3)小児期・矯正中の口腔保健管理を学ぶ。
(4)小児歯科における対象者や保護者への対応方法を修得する。
③ 授業の内容・計画
実 習 前:実習前オリエンテーション(学内)
実 習 施 設:小児歯科・矯正歯科診療所
実 習 後:実習後カンファレンス(学内)
④ 授業時間外の学習
臨地実習では 2 年次前期までに学習したすべての知識・技術が必要になる。学習した内容を整理し復習して
自分のものにしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:臨地実習の評価
「製作物・実技など」:実習日誌・課題レポート・実習態度など
「その他」:実習前後レポートなど
評価は、身だしなみ、実習態度、実習目標の達成度、実習記録、実習に関するレポートを総括的
に評価する。
実習記録や実習レポートの提出期限を守らなければ減点対象とする。また、特別な理由がない限り、
実習の欠席は認めない。
⑥ 履修上の注意など
欠席・遅刻・早退は認めないので、体調を自己管理して臨むこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 小児歯科』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 歯科矯正』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書:『新常用歯科辞典』中原泉 医歯薬出版
『臨床実習 HAND BOOK(歯科衛生士教育サブテキスト)
』眞木吉信監著 クインテッセンス出版
− 64 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
プレゼンテーション技法
(O14010)
1
30
3 前期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
中田 康夫
7 号館 4 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
臨床において医療従事者のコミュニケーション能力が重要であることは誰もが疑う余地のないことであるが、
情報を伝え・公開する能力であるプレゼンテーション能力が、そのコミュニケーション能力の重要な一部である
ことを理解している人はまだまだ多くない。患者や医療従事者にとって有用な情報があっても、情報を伝えるた
めの技能であるプレゼンテーション技法が身についていないためにその情報が適切に伝えられなければ、その情
報は存在しないのと同じである。そこで、本科目では、プレゼンテーション能力をコミュニケーション能力の一
部と位置づけ、人を動かすプレゼンテーションを実践するための基礎的技法・能力の修得を目指す。
② 学習の到達目標
・プレゼンテーションの要点について述べることができる。
・人を動かすプレゼンテーションを行うことができる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 ガイダンス、プレゼンテーションとは
第 2 回 プレゼンテーションに向けたグループワーク(1) テーマの設定と内容の検討(1 グループ 8 分)
第 3 回 プレゼンテーションに向けたグループワーク(2) 資料の作成
第 4 回 プレゼンテーションに向けたグループワーク(3) 資料の推敲
第 5 回 プレゼンテーションに向けたグループワーク(4) 資料の加筆修正
第 6 回 プレゼンテーションに向けたグループワーク(5) 予行演習・修正・完成
第 7 回 中間プレゼンテーション(前半の 4 グループ)とクリティーク(ピア&教員による)
第 8 回 中間プレゼンテーション(後半の 4 グループ)とクリティーク(ピア&教員による)
第 9 回 クリティークの内容を元にしたプレゼンテーション内容の改善
第 10 回 クリティークの内容を元にしたプレゼンテーション内容の完成
第 11 回 最終プレゼンテーション(前半の 4 グループ)とピア評価
第 12 回 最終プレゼンテーション(後半の 4 グループ)とピア評価
第 13 回 個人プレゼンテーション(前半約 20 人)(1 人 3 分)
第 14 回 個人プレゼンテーション(後半約 20 人)(1 人 3 分)
第 15 回 まとめ
④ 授業時間外の学習
プレゼンテーションの準備は、授業時間外の時間をも有効に活用して、入念に行うこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
0%
0%
30%
「定期試験」:レポート
「その他」:プレゼンテーションの内容
⑥ 履修上の注意など
・USB メモリを必ず持参すること。
・欠席した回の課題については、授業時間外に自己責任で達成しておくこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:なし
参考書:適宜紹介する
− 65 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
生 涯 発 達 論
(O14140)
2
15
3 後期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
柳原利佳子
7 号館 5 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
人間の発達を全生涯にわたってなされる変化・変容の視点から検討する。人間発達を受精から死に至るまでの
一生涯を対象として捉え、さまざまな現象を心理学的側面から概説する。個体の生物学的要因としての発達的変
化のイメージを描くだけではなく、社会・文化的要因として家族関係、進路選択など、さまざまなライフイベン
トについての将来展望を構築し、生涯発達の視点を理解することを目指す。
② 学習の到達目標
人間は乳幼児期にみられる著しい心身の発達だけではなく、死に至るまで常に変化・変容し続ける存在である
という見方を学ぶ。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 生涯発達とは
第 2 回 発達初期におけるヒトの特殊性
第 3 回 ハヴィガーストの発達課題
第 4 回 情緒の発達
第 5 回 愛着理論
第 6 回 愛着行動の測定
第 7 回 ピアジェの認知的発達理論
第 8 回 前半の補足とまとめ
第 9 回 身体の認知と性役割観
第 10 回 世代を超えた発達の影響
第 11 回 エリクソンの発達課題
第 12 回 アイデンティティの形成とモラトリアム
第 13 回 配偶者選択
第 14 回 個人の生き方と少子化問題
第 15 回 補足とまとめ
④ 授業時間外の学習
人間の生涯発達に関して、興味、関心を持ち、ニュース等の情報に積極的に注目する意識をもつこと。また、
毎回復習チェックもしくは小テストを実施するので、授業の中で出てきた専門用語など、授業後にその都度まと
めて整理しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
55%
45%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:小テスト・小レポートなど
⑥ 履修上の注意など
私語厳禁。積極的な授業参加を期待します。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。毎回プリントを配布します。
− 66 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
遺伝子と再生医療
(O14160)
1
15
3 後期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
坂本 秀生
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
妊娠2カ月前後に胎児で歯胚の形成が始まり、生後半年ほどで乳歯が生え始め、6 歳頃に永久歯へと生え替わ
る。これら一連の仕組みは遺伝情報による計画的な出来事である。
現時点では失った永久歯を補う為に義歯を用いているが、遺伝子の仕組みを理解し再生医療へと応用すれば、
歯を再生する事も理論的には可能で理想的な治療法と言える。本講義では遺伝子の基本的な働き、再生医療実現
への技術的知識と理論を会得し、歯科医療にどのように活かすことが可能か理解することをねらいとする。
② 学習の到達目標
再生医療の基礎学問である分子生物学を理解し、遺伝子の作用を学習する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 分子生物学の基礎
第 2 回 生物と遺伝子
第 3 回 遺伝子の本体
第 4 回 遺伝子の複製
第 5 回 遺伝情報の伝達
第 6 回 遺伝情報の転写
第 7 回 遺伝子発現の調節機能
第 8 回 後天的な遺伝子発現調節
④ 授業時間外の学習
二回目の講義以降は復習をしっかり行なっておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
20%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:受講態度
⑥ 履修上の注意など
動画を用いたり教科書中心の図表を行うので、板書を書き取るより内容を理解しながら履修すると効果的。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『好きになる分子生物学』萩原清文 著 講談社サイエンティフィック
参考書:『分子生物学イラストレイテッド』 田村隆明 著
羊土社
− 67 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科医療と法律・制度
(O15130)
1
15
3 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
新庄 文明
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
保健・医療・福祉の各部門における事業と制度は、法律・法令にもとづいて実現される。また歯科衛生士や医
療専門職の業務や役割もまた、法律によって規制され、時代や社会の要請に応じて変化してきた。本講では、歯
科医療を含む保健・医療制度の歴史と現状について理解し、歯科医療の専門家として、具体的な課題に対して様々
な社会資源を活用できる幅広い知識と能力を養い、積極的に対処する姿勢を確立することを目的とする。
② 学習の到達目標
本科目では急激な高齢化と少子高齢社会の到来、地域社会の変容、価値観の多様化などを背景として、市民参加・
地域主体型政策への変換に対応しうる専門家としての歯科衛生士の自覚を高めることを目標とする。また、その
ため、歯科衛生士の身分や業務内容を保護し規定する「歯科衛生士法」その他関係法規や制度について学び、法
的根拠に裏付けられた歯科衛生士業務の重要性を理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 医療と社会保障制度の沿革と現状
第 2 回 衛生関係法(医師法、歯科医師法・歯科衛生士法)
第 3 回 医療関係者に関する法律、医療法、薬事関係法ならびに社会保障関係法
第 4 回 医療のしくみと動向
第 5 回 社会福祉のしくみと動向
第 6 回 保健・医療・福祉の連携
第 7 回 介護・介護予防と口腔保健
第 8 回 現状と課題についての総合的検討(ワークショップ)
④ 授業時間外の学習
日頃から新聞・ニュースを通じて現代の社会・経済と保健医療動向を把握する姿勢を身に着ける。
また臨床実習を通じて医療現場における歯科衛生士の役割と他職種との協働の重要性について理解を深める。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
10%
5%
5%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:質問などの積極性
「製作物・実技など」:課題発表におけるプレゼンテーション
「その他」:受講態度
⑥ 履修上の注意など
個別課題について内容を整理して発表する技能、積極的に問題発見と対処の習慣を獲得するためのワーク
ショップなどを、適宜行う。発表態度や質問など、積極的な受講の姿勢を加点として評価する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『歯科衛生士のための衛生行政・社会福祉・社会保険』末高武彦 著 医歯薬出版
参考書:1年生の「衛生学・公衆衛生学」で用いた教科書・配布資料
− 68 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
災害援助と救急医療
(O15160)
1
15
3 後期 必修
講 義
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎足立 了平
高藤 真理
他
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
災害時の健康被害の概要と支援の必要性を理解し、それを通して命の大切さを知り高い倫理観を養う。
② 学習の到達目標
1.災害時の健康被害の概要を説明できる。
2.歯科衛生士として被災者の心情を考えた支援のあり方を時系列で説明できる。
3.一次救命処置(心肺蘇生法+AED)が的確に実施できる。
4.歯科臨床において救急処置を必要とする場面と予防法について説明できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 災害時の健康被害の概要と支援の必要性、災害サイクル
第 2 回 一次救命処置(心肺蘇生法+ AED)
第 3 回 歯科臨床における救急医療
第 4 回 阪神・淡路大震災の概要と問題点
第 5 回 災害サイクルにおける健康被害と支援①−発生期、急性期トリアージ
第 6 回 災害関連死
第 7 回 災害サイクルにおける健康被害と支援②−亜急性期、慢性期の支援
第 8 回 災害サイクルにおける健康被害と支援③−静穏期の準備
(担当者:足立・高藤)
(担当者:足立・高藤)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
(担当者:足立・宮田)
(担当者:足立)
(担当者:足立)
④ 授業時間外の学習
一次救命処置は事前学習が基本になり、事前配布の資料を理解しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
80%
0%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験(60 分)
「製作物・実技など」:レポートなど
⑥ 履修上の注意など
第2回の一次救命処置は講義であるが、神戸市市民救命士の資格取得のための講義であるため休まないこと。
本科目は災害時の歯科衛生士の働きとリンクしており、本科目が基礎編、災害時の歯科衛生士の働きが実技・ 応
用編になる。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『救急蘇生法の指針 市民用 2010』
日本救急医療財団心肺蘇生委員会監修 へるす出版
参考書:『災害時の公衆衛生−私達にできること』 國井修編集 南山堂
『歯科における災害対策−防災と支援』 中久木康一編集 砂書房
− 69 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
医療情報システム学
(O15170)
1
15
3 後期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
玉川 裕夫
7 号館 2 階
非常勤講師
控室
① 授業の概要・ねらい
医療情報システム学は、現代医療を支える実学であると同時に、将来の医療を生み出す大きなゆりかごでもある。
本講義では、医療情報の持つ特性からはじめ、病院情報システムの構成要素をへて、地域を舞台とした医療連
携や遠隔医療で必要となる標準化の意義にいたるまで、情報処理技術が医療現場でどのように応用されているか
について、身近に感じられるテーマとともにとりあげる。将来、電子化された病院や診療所で活躍する立場を視
野にいれ、自ら考えることを重視する。
② 学習の到達目標
・医療情報の特性について説明できる。
・病院情報システムを構成する内容について説明できる。
・医療における標準化の意味を説明できる。
・クラウド上に蓄積された医療情報を利用できる。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 医療情報の特性と医療情報システムの基礎
第 2 回 病院情報システム I :電子カルテとオーダエントリシステム
第 3 回 病院情報システム II :医事会計システム、医用画像システム、部門システム
第 4 回 医療情報の標準化
第 5 回 広域の医療情報システム
第 6 回 医療情報の一次利用と二次利用
第 7 回 実習1:医療情報を扱うものが身につけておくべきルール
第 8 回 実習2:医療情報を扱うもののルールの評価
④ 授業時間外の学習
医療の現場で使われている情報通信技術について、各種情報に触れておく。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
40%
0%
0%
「定期試験」:筆答試験
「平常点」:学習態度、毎回提出するレポートの内容
⑥ 履修上の注意など
PC(または携帯)を使ってインターネットにアクセスできること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:講義資料を適宜配布
参考書:『第 2 版医療情報サブノート』日本医療情報学会医療情報技師育成部会編
篠原出版社 ISBN:978-4-88412-374-1
− 70 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科医療と経済
(O15180)
1
15
3 後期
講 義
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
高藤 真理
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
歯科医療を経済学や経営学の視点から学び、日本の医療政策における歯科医療の位置づけや口腔の健康と医療
費の関係を学習する。
また、質の高い医療を効率的にマネジメントするための医療マネジメントの考え方も取り入れ、歯科医療マネ
ジメントと歯科衛生士の関わりについても学習する。
② 学習の到達目標
・日本の医療政策における歯科医療の位置づけを知り、歯科医療や歯科保健の医療費との関係を理解する。
・歯科医療マネジメントと歯科衛生士の関わりを理解する
③ 授業の内容・計画
第 1 回 医療経済学と歯科医療
第 2 回 社会保障の変遷
第 3 回 日本の歯科医療政策
第 4 回 歯科医療の需要と供給
第 5 回 医療マネジメント
第 6 回 歯科医療マネジメント
第 7 回 歯科医療マネジメントと歯科衛生士
第 8 回 まとめ
④ 授業時間外の学習
新聞や雑誌、本から、日本の医療・歯科医療に関することを探し、読んでみてください。そして、自分なりに
それらを整理してください。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加、レポート
⑥ 履修上の注意など
何かを感じてこの科目を選択したのだと思います。貪欲に、かつ柔軟に、授業に取り組んでください。
⑦ 教科書・参考書
教科書:随時プリント配布する
参考書:適宜紹介する
− 71 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
う蝕予防の実践Ⅱ
(O16320)
1
30
3 後期 必修
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
◎原 久美子
大川 直美
5号館3階
研究室
① 授業の概要・ねらい
う蝕予防の実践Ⅱでは、高等学校における小集団歯科保健指導を行うために必要な知識と技術を修得すること
を目的とする。「予防と歯科衛生ケアプロセスⅡ」で修得した伝達技術をもとに、高校生の身体的・精神的な特
徴や口腔内の状態を把握し、問題解決学習型指導に用いる原稿・媒体をグループで作成する。また同時にブラッ
シングの個別指導方法も修得する。
② 学習の到達目標
対象者が自身の問題を把握し、主体的な解決を行うことができるような小集団歯科保健指導を実施する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 小集団歯科保健指導総論
第 2 回 小集団歯科保健指導
第 3 回 小集団歯科保健指導
第 4 回 小集団歯科保健指導
第 5 回 小集団歯科保健指導
第 6 回 小集団歯科保健指導
第 7 回 小集団歯科保健指導
第 8 回 小集団歯科保健指導
第 9 回 小集団歯科保健指導
第 10 回 小集団歯科保健指導
第 11 回 小集団歯科保健指導
第 12 回 小集団歯科保健指導
第 13 回 学生相互発表、評価
第 14 回 スライド手直
第 15 回 まとめ
媒体案チェック、完成
プレゼンテーション技法
スライド案作成
スライド作成
スライド作成・PMA指数
スライド作成・う蝕活動性試験(RDテスト)
スライド作成・口腔内染色とTBI
スライド作成・小集団指導法
スライド作成・講話方法
スライドチェック、完成
リハーサル
(担当者:原)
(担当者:原)
(担当者:大川)
(担当者:大川)
(担当者:原)
(担当者:原)
(担当者:大川)
(担当者:大川)
(担当者:原)
(担当者:原)
(担当者:原・大川)
(担当者:原・大川)
(担当者:原・大川)
(担当者:原・大川)
(担当者:原・大川)
④ 授業時間外の学習
高校生の身体的・精神的特徴、う蝕活動性試験(RDテスト)、について復習しておくこと。
パワーポイントでのプレゼンテーションについて自ら学習しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
60%
10%
30%
0%
「定期試験」:プレゼンテーション発表
「平常点」:受講態度
「製作物・実技など」:原稿作成、媒体作成
⑥ 履修上の注意など
グループでの作業となるので欠席しないよう体調管理には十分留意すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
参考書: 随時紹介する。
− 72 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
歯科衛生ケアプロセスの実践
(O16330)
2
15
3 後期 必修
資格取得要件
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
講 義
担当者名
研究室
◎原 久美子
上原 弘美
金久 弥生 5 号館 3 階
福田 昌代
研究室
澤田美佐緒
畑山千賀子
① 授業の概要・ねらい
この授業は歯科衛生士学生としての学びの集大成の授業である。口腔保健は、歯科衛生を基盤とし口腔の疾患
を予防し健康を増進することを目的とする。歯科衛生士の活動の場は、歯科疾患の予防・臨床・公衆衛生(地域
保健)に加えて、口腔機能の回復や全身疾患の予防・改善へと拡大している。これまでに培った知識や技術を、
より実践的なものへ結びつけていくために、1)国民の 90%以上が罹患している歯周疾患に対する歯科衛生過
程の展開から実践力を身につける、2)急性期医療における歯科衛生ケアプロセスの展開から実践力を身につけ
る。3)口腔機能は、歯科衛生管理を基に機能の回復や維持を図るものであることから、複雑な展開が必要であ
る。そのために必要なアセスメント能力と実践の方法を習得する。さらに就業後、歯科衛生士として活躍するた
めには自己研鑽を積み生涯学習が必要であることを認識し、その方法を知る授業を行う。
② 学習の到達目標
1)歯周疾患に対する歯科衛生ケアプロセスの展開から実践力を身につける。
2)急性期医療における歯科衛生ケアプロセスの展開から実践力を身につける。
3)口腔機能管理に必要なアセスメント能力と実践する力を養う。
4)在宅療養要介護者に対する口腔機能管理における歯科衛生士の役割を理解し、他職種と連携した指導計画の
立案方法を修得する。
5)歯科衛生士としの生涯学習の必要性ならびに方法を学ぶ。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 歯科衛生過程の実践(歯科衛生過程の復習)
(担当者:原)
第 2 回 歯科衛生過程の実践(歯科衛生過程の書面化・業務記録・歯科衛生実施指導説明書)
(担当者:原)
第 3 回 歯科衛生過程の実践(保健指導症例検討)
(担当者:原)
第 4 回 歯科衛生士としての生涯学習
(担当:金久)
第 5 回 歯周疾患管理① 歯周疾患治療時における歯科衛生過程(アセスメント・歯科衛生診断)
(担当者:福田・畑山)
第 6 回 歯周疾患管理② 歯周疾患治療時における歯科衛生過程(計画立案・介入)
(担当者:福田・畑山)
第 7 回 歯周疾患管理③ 歯周疾患治療時における歯科衛生過程(評価)
(担当者:福田・畑山)
第 8 回 口腔衛生管理① 急性期医療における歯科衛生過程の実際
(担当者:上原)
第 9 回 口腔衛生管理② 効果的な実践のための歯科衛生過程の展開(グループワーク)
(担当者:上原)
第 10 回 口腔衛生管理③ 急性期医療における歯科衛生ケアプロセスについて発表
(担当者:上原)
第 11 回 介護保険制度と歯科衛生士の業務
(担当者:澤田)
第 12 回 訪問看護師の業務と役割と理解
(担当者:金久・澤田)
第 13 回 在宅療養指導における歯科衛生過程
(担当者:澤田)
第 14 回 他職種と協働した在宅療養指導
(担当者:澤田)
第 15 回 まとめ
(担当者:原)
④ 授業時間外の学習
課題に沿って、学習する。
− 73 −
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
10%
20%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」: 学習姿勢・受講態度など
「製作物・実技など」:レポート・発表・ 演習による制作物
⑥ 履修上の注意など
実践的な手法を学ぶので、積極的に授業に参加すること。
⑦ 教科書・参考書
教科書: 今までに購入した教科書を用いる。
参考書: 随時紹介する。
− 74 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
地域口腔保健支援実習Ⅰ
(O16410)
3
45
3 前期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
◎福田 昌代
畑山千賀子 5 号館 3 階
研究室
御代出三津子
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
既習の知識・技能を実践と結びつけながら特に歯科衛生士の予防業務の理解を深め、実践能力を養う。歯科診
療における歯科衛生士業務を修得するために臨床実習現場において、歯科衛生士としての必要な態度、知識、技
能および人間性を身につける。
② 学習の到達目標
(1)地域の口腔保健を担う、かかりつけ歯科に勤務する歯科衛生士の役割を学ぶ。
(2)第 2 次予防、第 3 次予防における歯科衛生士の役割について学ぶ。
(3)保護者実習を通じて、歯科衛生士として基本的な対象者への対応ならびに技術の習得状況を確認する。
(4)保護者を担当し、対象者に応じた歯科予防処置が実施できる。
(5)保護者を担当し、対象者に歯科衛生管理の必要性を説明できる。
(6)歯科衛生ケアプロセスの思考を理解する。
③ 授業の内容・計画
実 習 前:実習前オリエンテーションならびに事前実習を行う。
第 1 ~ 12 日:
11 日間:歯科診療所
1 日間:神戸常盤大学短期大学部歯科診療所
実 習 終 了 後:実習後カンファレンスを行い、実習まとめとする。
④ 授業時間外の学習
歯周疾患予防に関連する内容については十分に理解して実習に臨む必要があるため、歯周疾患、歯科予防処置
論、歯周疾患予防の実践、チェアサイドの口腔ケア法について関連する教科書、資料を必ず実習までに熟読する。
また、SC・PMTC の基本的な手技については復習し、実践できるように家庭や実習先で練習すること。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:実習態度・実習先による評価
「製作物・実技など」:オリエンテーション、カンファレンス受講態度、実習目標の達成度、実習記録
「その他」:巡回指導者による評価ならびに保護者参加型実習評価
評価は、身だしなみ、実習態度、実習目標の達成度、実習記録、実習に関するレポートを総括的
に評価する。
実習記録や実習レポートの提出期日を守らなければ減点対象とする。また、特別な理由がない限り、
実習の欠席は認めない。
神戸常盤大学短期大学部歯科診療所での保護者参加型実習については合否を判定し、不合格の者
は再実習を行う。
⑥ 履修上の注意など
事前学習を十分に行うこと。また、欠席・遅刻・早退は認めていないので体調を整えて実習に臨むこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:特になし。
参考書:『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『新歯科衛生士教本 歯科予防処置』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『歯科衛生士テキスト 歯周疾患』 クインテッセンス出版
『歯科衛生士教育サブテキスト 臨床実習』クインテッセンス出版
『新常用歯科辞典』 医歯薬出版
『歯科衛生ケアプロセス』 医歯薬出版 その他必要に応じて随時紹介する。
− 75 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
地域口腔保健支援実習Ⅱ
(O16420)
2
45
3 通年 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
◎原 久美子
5 号館 3 階
大川 直美
研究室
東 麻夢可
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
学校教育における学校保健の役割を理解し、各年代に応じた歯科保健指導を体験することにより、歯科衛生士
として集団歯科保健を推進する上での能力を養う。
② 学習の到達目標
(1)幼児期、学童期の発達段階および日常の生活行動について理解し、口腔保健活動を展開するための知識・技
術・対応方法などを習得する。
(2)行動変容を促すライフスキル教育である「生きる力」をはぐくむ支援を行う。
(3)「歯の衛生週間」に行われる地域での行事に参加し、地域歯科保健における歯科衛生士の役割を理解する。
(4)高校生の身体的・精神的な特徴や口腔内の状況を把握し、問題解決学習型の小集団指導を実践する。
③ 授業の内容・計画
実 習 前:実習前オリエンテーションを行う。
実 習 後:実習後カンファレンスを行う。
実 習 施 設 等:神戸市内の小学校、幼稚園、高等学校及び「歯の衛生週間」に行われる地域での歯科保健活動。
④ 授業時間外の学習
実習に必要な知識に関して事前学習を十分に行ない実習に望むこと。特に「予防と歯科衛生ケアプロセスⅡ」
で学んだ内容について、必ず復習しておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:実習当日評価(実習に取り組む態度・姿勢、身だしなみ等)
「製作物・実技など」:実習目標の達成度、実習記録(実習目標は地域口腔保健支援実習Ⅱ 実習要領参照)
「その他」:実習に関するレポート
⑥ 履修上の注意など
グループごとに実習を行うため、特別な理由がない限り欠席は認めない。
⑦ 教科書・参考書
教科書: 特になし。
参考書:『新常用歯科事典』 中原 泉 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み 1 保健生態学』
全国歯科衛生士教育協議会監修 医療薬出版
『最新歯科衛生士教本 口腔保健管理』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『歯科保健指導ハンドブック』日本歯科衛生士会編 医歯薬出版
− 76 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
診療補助実習Ⅱ
(O16450)
3
45
資格取得要件
担当者名
◎上原 弘美
5 号館 3 階
高藤 真理
研究室
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
3 前期 必修
実 習
研究室
① 授業の概要・ねらい
病院歯科における臨床実習を通して、患者を中心としたチーム医療のあり方について学び、多職種連携におけ
る歯科衛生士の役割を知る。また全身疾患と口腔の関係を理解し、全身疾患を有する患者の口腔衛生管理につい
て学習する。安全で質の高い歯科医療を提供するために歯科衛生士として必要な全身管理の知識 ・ 技術を習得し
て、歯科診療補助に応用できる能力を身につけることを目的とする。
② 学習の到達目標
1.病院歯科の役割・機能を知る。
2.歯科口腔外科における歯科診療補助を理解する。
3.チーム医療における歯科衛生士の役割と責任を理解する。
4.さまざまな全身疾患と口腔の関係について学ぶ。
5.全身疾患を有する患者の口腔衛生管理について学ぶ。
6.歯科医療において必要な全身管理について学ぶ。
7.医療安全・感染予防対策について理解する。
8.実習を通して、医療職種としての歯科衛生士の基本的態度を養う。
③ 授業の内容・計画
実 習 前:実習前オリエンテーション(学内)
実 習 施 設:病院歯科
実 習 後:実習後カンファレンス(学内)
詳細については、実習前に実習要領にて説明する
④ 授業時間外の学習
臨地実習では 2 年次後期までに学習した全ての知識・技術が必要になる。学習した内容を整理し復習して自分
のものにしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:臨地実習の評価
「製作物・実技など」:実習日誌、課題レポート、実習態度など
「その他」:実習前後レポートなど
評価は、身だしなみ、実習態度、実習目標の達成度、実習記録、実習に関するレポートを総括的に
評価する。
実習記録や実習レポートの提出期限を守らなければ減点対象とする。また、特別な理由がない限り、
実習の欠席は認めない。
⑥ 履修上の注意など
欠席 ・ 遅刻 ・ 早退は認めないので、体調を自己管理して臨むこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない
参考書:『新常用歯科事典』 中原 泉 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 臨床検査』 全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 顎 ・ 口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔』全国歯科衛生士教育協議会監修
医歯薬出版
『臨床実習 HAND BOOK(歯科衛生士教育サブテキスト)』真木吉信監著 クインテッセンス出版
− 77 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
口腔保健衛生学実習Ⅱ
(O16470)
3
45
3 前期 必修
実 習
資格取得要件
担当者名
研究室
◎澤田美佐緒
金久 弥生 5 号館 3 階
東 麻夢可
研究室
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
① 授業の概要・ねらい
高齢者施設・口腔保健センター等における実習を通して、要介護高齢者・障がい者に対する歯科衛生士の役割
を学ぶ。特別な配慮を要する対象者の生活や状態を捉え、対応方法を習得するとともに歯科衛生士が担う口腔保
健の意義を理解し、口腔機能管理を実践できる能力を養う。また、保健所の実習では地域保健について学習する。
② 学習の到達目標
(1)高齢者施設、口腔保健センター、保健所等の役割・機能を知る。
(2)要介護高齢者・障がい者の全身状態や生活などを理解する。
(3)障害を持つ人に対する歯科治療や回復期・維持期における支援の方法を知り、対応できる能力を養う。
(4)特別な配慮が必要な人に対する歯科衛生士の役割を理解する。
(5)口腔保健に関わる地域支援の仕組みや歯科衛生士の業務について学ぶ。
(6)歯科診療所以外の施設における他職種との連携について学ぶ。
③ 授業の内容・計画
実 習 前: 実習前オリエンテーション(学内)
実習施設: 高齢者施設
6 日間
口腔保健センター・保健所・回復期医療施設など
実 習 後: 実習後カンファレンス(学内)
6 日間(いずれか 1 か所)
④ 授業時間外の学習
臨地実習では2年次後期までに学習したすべての知識・技術が必要になる。学習した内容を整理し復習して自
分のものにしておくこと。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
50%
30%
20%
「平常点」:臨地実習の評価
「製作物・実技など」:実習日誌・課題レポート・実習態度など
「その他」:実習前後レポートなど評価は、身だしなみ、実習態度、実習目標の達成度、実習記録、実習に
関するレポートを総括的に評価する。
実習記録や実習レポートの提出期限を守らなければ減点対象とする。また、特別な理由がない限り、
実習の欠席は認めない。
⑥ 履修上の注意など
欠席・遅刻・早退は認めないので、体調を自己管理して臨むこと。
⑦ 教科書・参考書
教科書:特になし
参考書:『新常用歯科辞典』中原泉 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 高齢者歯科第2版』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 障害者歯科第2版』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『最新歯科衛生士教本 保健生態学第2版』全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版
『臨地実習 HAND BOOK(歯科衛生士教育サブテキスト)
』眞木吉信監著 クインテッセンス出版
− 78 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
災害時の歯科衛生士の働き
(O16510)
1
30
資格取得要件
担当者名
◎高藤 真理
足立 了平 5 号館 3 階
玉村 由紀
研究室
他
歯科衛生士国家試験
受験資格取得必修
3 後期 必修
実 習
研究室
① 授業の概要・ねらい
災害時における、歯科医療従事者、特に歯科衛生士の役割について学ぶ。災害救援活動の実際を学ぶことを通
じて、医療における口腔保健の重要性を学習する。
また、救命医療における AED、BLS の実習から、他職種との連携に必要な知識と技術を習得し、チーム医療を円滑に
遂行するための能力を養う。
② 学習の到達目標
・災害時における口腔保健の重要性を理解する。
・災害時の歯科の役割を理解する。
・災害時の歯科衛生士の役割を理解する。
・平時における防災の重要性とその方法を理解する。
③ 授業の内容・計画
第1回
第2回
第3回
オリエンテーション
災害を知る[人と防災未来センター見学]
災害を知る[人と防災未来センター見学]
第4回
救急蘇生
第5回
救急蘇生
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
静脈確保
点滴準備
災害時における歯科衛生士の活動の実際[被災地・海外支援活動]
災害時における歯科衛生士の活動の実際[被災地支援活動 専門性]
災害時における歯科衛生士の活動の実際[被災地支援活動 多職種連携]
第8・9・10 回の授業の振り返り
災害時の口腔保健の重要性[避難所対策を考える・まとめる]
災害時の口腔保健の重要性[診療所・病院の防災対策
を考える・まとめる]
災害時の口腔保健の重要性[活動の実際を考える]
災害時の口腔保健の重要性[活動の実際をまとめる]
(担当者:高藤・足立)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:足立・高藤・玉村・
インストラクター保持者等)
(担当者:足立・高藤・玉村・
インストラクター保持者等)
(担当者:足立・玉村・高藤)
(担当者:足立・玉村・高藤)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:ゲストスピーカー・足立)
(担当者:ゲストスピーカー・高藤)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:高藤・足立)
(担当者:高藤・足立)
④ 授業時間外の学習
日本や世界で起こっている災害(人災、天災)について意識を向け、その情報を収集し、まとめる。
「災害援助と救急医療」とリンクしています。相互の繋がりを意識して受講してください。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
70%
30%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:授業参加、レポート
⑥ 履修上の注意など
歯科衛生士は、危機的な状況下でも対応できる柔軟性が必要です。災害時には特にそれが重要です。そのことを
頭に置き、自ら理解を深めながら解決することを心がけて授業に取り組んで下さい。
グループワークの際は、自身の意見を積極的に伝えること、他者の意見に耳を傾けることに留意し、全員で協
力してグループの意見をまとめて下さい。
⑦ 教科書・参考書
教科書:随時プリントを配布する 参考書:適宜紹介する
− 79 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
ボランティアの理論と実践
(O16520)
1
30
3 前期
演 習
選択
必修
資格取得要件
担当者名
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
研究室
◎大川 直美 5 号館 3 階
長谷部 治 研究室 他
① 授業の概要・ねらい
保健医療福祉分野における専門職とボランティアとの協働は、少子高齢化や人間関係の希薄化といった大きな
課題を抱えたわが国において、今後ますます重要となる。また、ボランティア活動を通して多くの人々と接し、
人間理解を深めることは、専門職者としての倫理や使命感を深めることに寄与する。本講義では、ボランティア
の歴史や概念といったボランティアの理論を理解した上で実践活動を行い、ボランティア活動を通して知り、聞
き、得た経験を活かし、歯科衛生士として地域社会にどのような貢献が出来るかを考察する。
② 学習の到達目標
専門職を目指す学生として視野を広げ、保健・医療・福祉の連携および、ボランティアとの協働について理解
することを目標とする。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 ボランティアとは?
(担当者:大川)
第 2 回 ボランティア活動の実際とその動機
(担当者:大川)
第 3 回 ボランティアの概念・歴史
(担当者:大川)
第 4 回 近年におけるボランティアの動向
(担当者:大川)
第 5 回 地域ボランティア活動の現状と課題
(担当者:大川)
第 6 回 ボランティア実践に向けて
(担当者:ゲストスピーカー・大川)
第 7 回 ボランティアの実践( 地域でのボランティア活動)
(担当者:大川)
第 8 回 ボランティアの実践( 地域でのボランティア活動)
(担当者:大川)
第 9 回 ボランティア実践の振り返り
(担当者:大川)
第 10 回 ボランティア実践の発表
(担当者:大川)
第 11 回 歯科衛生士とボランティア活動①(現状と課題)
(担当者:ゲストスピーカー・大川)
第 12 回 災害ボランティアとは
(担当者:長谷部・大川)
第 13 回 災害時における専門職とボランティアとの連携
(担当者:長谷部・大川)
第 14 回 歯科衛生士とボランティア活動②(活動事例とその検討)
(担当者:大川)
第 15 回 補足とまとめ・理解度の確認
(担当者:大川)
④ 授業時間外の学習
ボランティア活動に関する新聞記事等を読み、ボランティアに関する関心を高めておくこと。また、身近な地
域で行われているボランティア活動についての調査を行い、それについて授業の中で発表する。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
10%
10%
30%
「定期試験」:レポート試験
「平常点」:授業参加、受講態度
「製作物・実技など」:レポート
「その他」:ボランティアの実践活動への参加度とその報告内容
⑥ 履修上の注意など
授業における討議への意欲的な参加が期待される。
授業期間中に必ず一度は地域でのボランティア活動に参加する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない
参考書:『学生のためのボランティア論』(2006)岡本榮一・菅井直也・妻鹿ふみ子 編 社会福祉法人 大阪ボランティア協会出版部
− 80 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
コミュニカティブイングリッシュ
(O16530)
1
30
3 前期
演 習
選択
必修
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択必修
脇本 聡美
7 号館 5 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
国際的に通用する価値観を持ち、様々な文化的背景を持つ人々とコミュニケーションする能力を身につけるこ
とは現代社会において不可欠である。コミュニケーションの手段として、国際社会の共通語とも言える英語を習
得することがその最初のステップと考え、この授業では日常生活で使われる基礎的な英語表現に慣れること、ア
ウトプットの能力をつけることを目的とする。
「海外研修」を受講予定の学生は履修すること。
② 学習の到達目標
海外での日常生活に必要な英語コミュニケーション能力を習得する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 Introduction Where are you from?
第 2 回 Would you like chicken or fish?
第 3 回 Can I have your passport, please?
第 4 回 My mother has her own business.
第 5 回 Can I check my email?
第 6 回 Are you ready to order?
第 7 回 Destination: The U.K.
第 8 回 Where’ s the station?
第 9 回 Can I use my card in this ATM?
第 10 回 Do you have a non-smoking room?
第 11 回 I have a stomachache
第 12 回 I’m from Japan
第 13 回 Destination: New Zealand
第 14 回 Presentation
第 15 回 Review
④ 授業時間外の学習
各ユニットの復習課題、プレゼンテーション準備
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
50%
50%
0%
0%
「定期試験」:筆記試験
「平常点」:課題、授業での取組み、プレゼンテーション
⑥ 履修上の注意など
教科書は必ず持参すること。課題を仕上げること。全員が与えられたテーマでプレゼンテーションを行う。
⑦ 教科書・参考書
教科書:Passport 1 Angela Buckingham, Lewis Lansford Oxford UP
参考書:随時紹介する
− 81 −
授業科目名(コード番号)
時間
単位
開講 卒業
数/ 学年
数
時期 要件
授業形態
単位
海 外 研 修
(O16540)
1
30
3 前期 選択
演 習
資格取得要件
担当者名
研究室
歯科衛生士国家試験
受験資格取得選択
野村 慶雄
大川 直美
畑山千賀子
5 号館 3 階
研究室
① 授業の概要・ねらい
歯科衛生士発祥の地であるアメリカの歯科衛生士教育の実態を見学し、また、歯科衛生士教員等の講義を受け
保健に関わるグルーバル企業の現場を見学することにより、口腔保健に関わる企業の取組みを学習する。
海外研修を通して、国際的な感覚を備え、口腔保健の立場から国際貢献できる基礎能力を養う。
② 学習の到達目標
1)日本とアメリカの歯科衛生士の教育、資格、業務内容などの相違について理解する。
2)アメリカの先進的な歯科医療事情を理解する。
3)アメリカと日本の口腔ケアの違いを理解する
4)日本とアメリカにおける医療制度の相違を理解する。
③ 授業の内容・計画
第 1 回 アメリカの医療制度について
第 2 回 アメリカの歯科衛生士教育について
第 3 回 アメリカの歯科衛生士の資格と業務について
第 4 回 アメリカでの海外研修
第 5 回 アメリカでの海外研修
第 6 回 アメリカでの海外研修
第 7 回 アメリカでの海外研修
第 8 回 アメリカでの海外研修
第 9 回 アメリカでの海外研修
第 10 回 アメリカでの海外研修
第 11 回 アメリカでの海外研修
第 12 回 アメリカでの海外研修
第 13 回 アメリカでの海外研修
第 14 回 アメリカでの海外研修のレポート作製
第 15 回 海外研修成果の発表
(担当者:野村)
(担当者:大川)
(担当者:畑山)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
(担当者:野村他)
④ 授業時間外の学習
コミュニカティブイングリッシュを履修する。
配付資料に目を通すと共に復習を行う。
⑤ 成績評価の方法・基準
定期試験
平 常 点
製作物・実技など
そ の 他
0%
70%
30%
0%
「平常点」:受講態度
「製作物・実技など」:研修目標ならびに研修後のレポート
⑥ 履修上の注意など
アメリカの歯科医療を含む医療事情を理解するのに先立ち、アメリカにおける歯科衛生士教育を理解する。
また、研修を通してアメリカの異文化を理解する。
⑦ 教科書・参考書
教科書:使用しない。
参考書:使用しない。
− 82 −