残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す

第75号
オ ア
医療法人済恵会 広報誌
オアシス75号
シ ス
平成27年8月
広報誌オアシス 制作 広報委員会
〒379-0116 群馬県安中市安中3532-5
℡(027)382-3131 FAX (027)382-6568
残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す
今年の夏は 暑いですね。暑い日が長い間
市の救急病院とし て、また唯一回復期病棟
続いておりますが、皆様お変わりあ りません
を持つ病院と し て患者さんの期待に応えなく
でし ょ うか。かつて私は 暑さにも寒さにも強
ては なりません。今回の工事を前に極力救
い と 自 負 し て お り ま し た 。 し か し 4 年 前 の 6 月、
急車 の要 請を受けよ う と 院 内で話し 合 いまし
梅雨の中休みの非常に暑い日、運動後異常
た。いろ いろ な問題が出てくる こと は 承知の
なだる さと 喉の渇き に襲われ まし た。すぐ に
上です。特にこの医学が進んだ世の中で、
血液検査をし たと ころ C R Pと いう 検査値が1
専門が違う患者さんが来たらどう する ?と い
0 以 上 を 示 し て い ま し た 。 ( 正 常 値 0 . 2 以 下)
う こと が最大の問題です。し かし 夜 中にす べ
こ れ は 体 の 中 に 何 か 炎 症 が 起 こ って い る と 上
ての専門がそろ う病院などありません。まし
昇し ます。また肝機能、腎機能なども少し 上
て自分たちが普段診療し ている 患者さんに
昇 し て お り ま し た 。 こ れ が 熱 中 症 か 、 と 身 を もっ
ついてはこの病院が最も承知し ているので
て 体験し まし た。幸い一日点滴を受けた ら回
す。と にかく診察し よ う 、特にかかりつけの患
復し まし たが、肝機能腎機能など多臓器不
者さんについては 絶対に断らないという こと
全 を 起 こ す 危 険 性 が あ った わ け で す 。 み な さ
をあ らためて確認し まし た。
んこれ から疲れも出ます。どうぞ お気を付け
ください。
病院の実力を上げ る には すべての職員の
努力が必要です。あらゆる職種の職員が自
さて病院と 老健めぐみでは 、足場が組まれ
分たちの仕事を全うし 、さらに職種間でし っ
建 築 工 事 の 真 っ最 中 で す 。 特 に 病 院 で は 正
かり連携を保ち 決し て縦割りだけの仕事と な
面玄関前の駐輪スペースが撤去され 工事が
らないよ う 努力し てまいります。患者さんの
行われます。この工事は 病院4 階の増床工
更なる ご 支援と ご 指導をお願い致し ます。
事によるもので、将来的には 病院の中枢部
この暑さも当分続き そう ですが、くれぐれも
門が新築棟に移ります。工事中皆さまには
ご 自愛ください。それでは 最後に皆さまへ改
ご 迷惑をお掛けし ますが、どうぞ お気を付け
めまし て、残暑お見舞い申し 上げ ます。
てお通り下さい。また老健めぐみと 旧病院の
間では エレベータ ーホ ール の工事が行われ
て い ま す 。 新 し く な った 給 食 室 と め ぐ み の 居
室がエレベータ ーでつながれ、今後は めぐ
みの入所者の皆さんにも温冷配膳車での給
食 が 用 意 さ れ ま す 。 温 か い も の は よ り 温 か く、
冷たいものは よ り冷た い状態で配膳され ます
のでどう ぞ ご 期待ください。
今回の須藤病院の増床工事は 群馬県全体
でベッド の削減計画が示され ている 中、県内
最後の増床と な る かもし れ ません。それ だけ
に私たち須藤病院の責任は 重大です。安中
医療法人 済恵会
理事長
須藤 英仁
第75号
オ ア
シ ス
平成27年8月
看護計画からはじめよう
皆 さんこんにち は 、今 年 は 猛 暑 日 ( 酷 暑 と 言っ
戻 る こ と が必 要 だと 思 いま す 。
て もいいのでは ) が続 いて お り 、記 録 を更 新 中
看護計画は 患 者さんの苦痛が改善され 、入
です 。屋 外 での作 業 に限 らず 、屋 内 にお いて も
院 前の生活 に戻 る こと ができ る こと を目 標 と し
水 分 と 塩 分 補 給 を し っか り 行 い 、 熱 中 症 を 予 防
て 、 看 護 師 が 目 的 を も って 患 者 さ ん の 状 態 を 観
し て ください。また 少し でも体調不 良を感じ た
察 し 、必 要 な 援 助 や 生 活 指 導 を行 う た めにあ り
場 合 は 、 早 期 に受 診 をし て く ださ い。
ます 。そし て 看 護師 全員 が1 人の患 者さんに、
さて 看護部は 毎週水曜日に院長指導の下、
同 じ 看 護 を 提 供 で き る よ う に 計 画 す る も の で す。
早 朝 勉 強 会 を 行 って お り ま す 。 疾 患 の 勉 強 、 検
ま ず 看 護 計 画 を確 認 し て 、 今 日 患 者 さ んに何 を
査 、 処 置 な ど 内 容 は 多 岐 にわ た り ま す 。 現 在 は
目 的 に、どんな 看 護 ・ 援 助 を行 う のか理 解 す る
過 去 の看 護 の振 り 返 り から、看 護 記 録 、看 護 計
必 要 があ る と 思 います 。そし て 考 え な がら必 要
画 につ いて 勉 強 をし て いま す 。
な こ と を 観 察 し 、 援 助 を 行 い 結 果 ま で 記 録 す る。
皆 さ ん は 看 護 記 録 や 看 護 計 画 って 何 ? と 思
この一 連 の過 程 を身 に付 け る こと で、看 護 記 録
われ る こと でし ょ う 。簡 単に説 明 し ます と 、看 護
が簡潔 に記 入 でき 、だれ が見 て も患 者 さんの状
記 録 は 医 師 の診 療 記 録 と 同 様 に、患 者 さん個々
態 がわかる よ う にな る と 考 え ま す 。
に 看 護 師 が 行 った 看 護 を 記 録 す る こ と で す 。 看
最 後 に、 今 後 は 看 護 計 画 を確 認 し て から患 者
護 師 が 行 った こ と を 記 録 す る の は 簡 単 な こ と だ
さんのと ころ に向 かう こと を、習 慣 化 し ま す 。現
と 思 いま せ んか? わざ わざ 勉 強 す る 必 要 があ る
在患者 さんの傍で、夜 勤看 護師 と 日 勤看護 師
のでし ょ う か? し かし 看 護 記 録 に沢 山 の時 間 を
が 情 報 交 換 を 行 って い ま す 。 そ の 場 を 活 用 し 、
要 し ている 現実 があ り 、問 題 であ る と 感 じ て い
看 護 計 画 を確 認 し て いき ます 。さらに、看 護 計
ます。
画 につ い て も 、 記 録 委 員 を 中 心 に 見 直 し 、 だ れ
本 来 看 護 記 録 は 看 護 計 画 に 沿 って 記 録 し な
が見 て も目 標が理解 でき る 表 現 に変 え て 行 き
け れ ば な り ま せ ん。 そ し て 、 患 者 さ んに な ぜ こ の
た い と 思 って い ま す 。 目 的 が な く 、 食 事 や 入 浴
看 護 が必 要 か、 看 護 を 行 った 結 果 か ら次 に何 を
介 助 を す る の で は 介 護 に な って し ま い ま す 。 看
す る か等 、頭 の中 で考 え た 課程 も記録 す る 必
護が看護であ る よ う に、日々考 え る こと を続け
要 があ る のです。し かし 看 護 師 は 考 え る こと と
た いと 思 いま す 。
同 時 に 行 動 を す る 、 も っと 極 端 な と き は 考 え る
前 に行 動 し て いる こと があ り ま す 。そう す る と 、
記 録を行 う 時に思考 過程 をどう 書く か悩 んでし
ま い、時 間 がかかる のでは な いかと 思 いま す 。
で は ど う し た らいいので し ょ う 。 私 は 看 護 計 画 に
看護部長
佐藤 明美
一歩前へ
まず、はじ めに皆さんにお聞きし たいことがありま
着するようになりまし た。来院されている皆さんには、
す。
聞かれることのない会話ですが、外来診察のスム ー
「私たちは、笑顔で親切な対応を約束します。」これ
ズな流れ を作るために活用され ています。また、来
は 、注射コーナ ーに掲示されている、「 私たちの約
院中、お困りの際にもスム ーズな対応ができると 思
束」という文章の最初の一文です。常日頃から、私た
いますので、インカムを装着しているスタッフにお声
ち外来スタッフは、「外来は病院の顔」という意識を
かけ頂ければと思います。
持って患者さんの対応に当たるように心掛けていま
2つめに、現在行っている保険証の確認方法を変
すが、患者さん、その家族、病院を訪れてくださる皆
えていこうと考えています。現在は 受付け時に一括
様からご 覧になって、私たちは 、笑顔で対応できて
して確認作業を行っていますが、事前に採血や、検
いるでしょ うか?親切な対応は できていますか?ご
査の指示が出ている場合には 、確認を会計時にさ
存じの方も多いと思いますが、須藤病院の外来はと
せて頂き、採血や、注射、検査を行うまでの時間を
ても混雑しています。そんな中、私たちもスムーズな
短縮できるよ うにし て行こうと 考えています。勿論、
受診、検査を心がけ、必死に対応させて頂いており
急に全てというわけには 行きませんので、段階を踏
ます。し かし 、特に午前中の外来では 、皆さんをお
んでということになります。し かし 、今まで患者さんも
待たせしてしまう状況が発生してしまっています。そ
慣れている方法を変更して行くわけですから、もしか
の忙し さや混雑の中で、「 笑顔で親切な対応」 がで
したらご迷惑をお掛けしてしまう事もあるかも知れま
きているかといえば、お恥ずかしながら、すべての場
せん。ですが、スムーズな外来運営のため、是非とも
面で胸を張って「できています。」とは言い難いという
ご理解とご協力を賜りたいと思います。
のが現実です。そこで、今私たちが混雑を緩和し て、
「私たちは常に進歩します。そして一歩前への行動
少しでも余裕を持って「笑顔で親切な対応」ができる
を起こします。」これも冒頭に挙げた「私たちの約束」
よ うにするために、取り組んでいることを紹介させて
の中の一文です。須藤病院の外来スタッフとして私
頂きたいと思います。
たちは 常に進歩し て行く事を目指し ています。そし
1つめに、イン カム の活用です。イ ン カム と言われ
てそれは 、須藤病院を訪れる患者さんが、スム ーズ
ても、何のことだか分からない方も多いと思いますが、
に診察を終え、満足して帰宅することができる。と言
簡単に言ってしまえば無線機です。外来受診されて
うことに繋がる進歩でありたいと考えています。これ
いる方の中には、看護師や、事務員が耳にイヤホン
からも一歩前へ、私たち外来スタッフ一人一人が胸
を着けて仕事をしている姿を見たことがある方も多い
を張って「笑顔で親切な対応をしています。」と言うこ
と思いますし、急に独り言を言うスタッフに驚いたこと
とができるよう努力し続けたいと考えています。
がある方もいらっし ゃ るのでは ないかと思います。イ
最後になりますが、来院の際、何かお気づきのことが
ン カム という無線機は 、一対一の会話では 無くて、
あれば、どうぞ お気軽にお声掛け下さい。患者さん
一人の発信を他の全員に伝えることができます。た
の何気ない一言が私たちを成長させて下さるかも知
とえば、受付のスタッフが「注射の須藤さんが来まし
れません。そして、これからも、皆様の傍にある須藤
た」と発信すれば、そのほかにインカムを着けている
病院であり続けて行きたいと思っています。どうぞ よ
スタッフ全員が「注射の須藤さんが来たのね」と認識
ろしくお願いします。
することができるのです。このイン カム を看護師や、
事務員だけでなく、放射線科、検査科のスタッフも装
外来看護主任 山田貴久
医 事 課 ~ 新 システム起 動 後 半 年 が経 過 して~
厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお
過ごしでしょうか。
ます。患者さまのご協力をお願いいたします。
当院では3月1日より電子カルテ、再来受付機、自
ど、職員の対応等についてご指摘もありました。
動精算機とすべてのシステム の入替えを行いまし
また、頂いたご意見の中には、事務員や看護師な
当院では 「 私たちの約束」という5 つの約束を掲
た。平成20年に電子カルテシステム を導入し、約
げています。
7年間使用してきました。
その中に「私たちは笑顔で親切な対応を約束しま
以前から電子カ ルテを使用し ているとは いえ、新
す」という約束があります。
しいシステムに慣れるまでに時間を要してしまい、
患者さまが来院し、最初に出会う職員が受付にい
患者さまには ご 迷惑をお掛けし ております。運用
る事務員です。この約束を忘れることなく、きめ細
面ではまだ改善すべき点がありますが、各部署と
やかな対応ができるよう事務員一同努力してまい
連携を取りながら、よりスム ーズに診療から会計ま
りますのでよろしくお願いいたします。
で進めるように調整を行っていきます。
新システム について、患者さまよりご 意見も頂い
ております。最近頂いた中で、「 精算機の画面に
表示されている金額が後ろに並んでいる人に見え
てし まうのが気になる」 というものがあ りまし た。今
後、次に支払う順番の方は少し精算機から離れた
ところ に並んで頂くように対応し ていきたいと思い
自動精算機前に一列に並んでお待ちいただくように案内表示を出しました。
医事課 小川