平成27年9月18日の決定事項 PDF(198.0KB)

平成 27 年
10 月
吉日
薬事委員会決定事項
薬事委員会 書記
薬剤部 小泉 祐一
平成 27 年 9 月 18 日の薬事委員会で以下の薬剤について決定いたしました。他の事柄について
もあわせてご報告いたします。
① 新規採用医薬品
ハーボニー配合錠(消化器内科)
【院外限定】
薬効:
抗ウイルス剤
申請理由:
ジェノタイプ1型(=ジェノタイプ 1b 型)の慢性 C 型肝炎治療薬。イン
ターフェロンやリバビリンとの併用をフリーにした医薬品。日本の治験段
階で100%の治癒率に達している
採用中止薬剤: なし
ガドビスト静注 1.0mol/L シリンジ 7.5mL/10mL(放射線科)
薬効:
非イオン性 MRI 用造影剤
申請理由:
高い緩和能と高濃度化(従来の Gd 造影剤の 2 倍)により優れた造影効果
が期待できる。高濃度化により臨床用量を従来の Gd 造影剤の半分量とす
るメリットもあり。構造的には生体内安定性に優れたマクロ環形キレート
であり優れた造影能と安定性を併せ持つ Gd 造影剤である。
採用中止薬剤: マグネビスト
② 製剤特性変更医薬品
マンニットール注射液(300mL)
⇒
マンニットール S 注射液(300mL)
結晶ができにくい
マンニットール注射液(300mL)
<D-マンニトール 60 g>
術中・術後・外傷後及び薬物中毒時の急性腎不全の予防及び治療する場合。
脳圧降下及び脳容積の縮小を必要とする場合。
眼内圧降下を必要とする場合。
D-マンニトールとして、通常1回体重1 kg 当り 1.0~3.0 g(5~15mL)を点滴静注する。なお、
年齢、症状により適宜増減する。ただし、D-マンニトールとして1日量 200 gまでとする。投与速
度は 100mL/3~10 分とする。
マンニットール S 注射液(300mL)
<D-マンニトール 45 g、D-ソルビトール 15 g>
術中・術後・外傷後及び薬物中毒時の急性腎不全を浸透圧利尿により予防及び治療する場合。
脳圧降下及び脳容積の縮小を必要とする場合。
眼内圧降下を必要とする場合。
通常、体重1 kg あたり7~20mL を点滴静注する。投与速度は、3~10 分間に 100mL とする。なお、
年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日量は、D-マンニトールとして 200 gまでとする。
③ 注射剤払出方法の変更
翌日の定期の締め時間を朝 8 時から午後に変更しています。定期発行は朝 8 時と午後の 2 回に分け
ています。それに伴い、当日投与する薬剤を優先的に払い出ことができます。また、翌日の投与で
いいものを区別することができます。
④ 後発医薬品変更について
財務省から
国民皆保険を維持し、限られた医療資源を大きなリスクに活用するため、後発医薬品の使用割合
の目標を 80%に引き上げ、診療報酬改定で対応する提言。80%の目標を達成するため、DPC の後発
医薬品係数の上限を現行の 60%から 80%に引き上げることを提示。
後発品が年に 2 回、発売されるため、継続的に後発品の変更を行う。
先発名
後発名
ラクツロースシロップ 60%
リーバクト配合顆粒 4.15g/包
ジフルカンカプセル 100mg
カルブロック錠 16mg
ピアーレシロップ65%(モニラックと同じ%)
アミノバクト配合顆粒
4.74g/包
フルコナゾールカプセル100mg「サワイ」
アゼルニジピン錠16mg「NP」
フロモックス錠 100mg
リバロ OD 錠 2mg
セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「サワイ」
ピタバスタチンCa・OD錠2mg「MEEK」
アレグラ錠 60mg
ビソルボンシロップ 0.08%
フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg「サワイ」
備考
65%主流
アミノ酸同量
ブロムヘキシン塩酸塩シロップ0.08%「イセイ」 先発製造中止
※これまでどおり、外来での処方は先発品での対応もできるようにする。