28 27 立教大学 安松 幹展 暑熱環境下での長時間の間欠的運動パフォ

暑熱環境下での長時間の間欠的運動パフォ
ーマンスに対する水分補給の効果
研究代表者
立教大学
安松 幹展
この研究は、暑い環境下で 90 分間(前半 45 分、後半
45 分)のサッカー模擬試合中に、250ml ずつ 4 回にわけ
て合計 1000ml の水分を補給すると、運動パフォーマン
ス低下を予防できることを実証した有意義なものです。
成年男子 10 名を被験者として、試合中に飲水した群(W
群)としなかった群(C 群)に分けて比較したところ、
発汗量は両群ともほぼ同一であったが、体重減少量は C
群では 3.3 %と多かったが、W 群では有意に少なく 2 %
以下に抑えられました。
その結果、主観的な運動強度(RPE)や喉の渇き感の
申告、血中乳酸濃度及び心拍数は、W 群では C 群より有
意に低く抑えられた。さらに 30m スプリントとシャトル
ランの時間にも水分補給の有効性が認められたが、シュ
ート技術やパス技術などサッカー技術系のテスト結果に
は影響しませんでした。サッカーの試合中に水分補給を
行うのは困難を伴う場合も考えられますが、本研究の成
果を踏まえて全ての選手が積極的に行って最高のパフォ
ーマンスを発揮して欲しいものです。
暑熱環境下のサッカーの水分の補給が運動パフォーマンスの低下を予防できる。
5.5
3
0
m
ス
プ
リ
ン
ト
タ
イ
ム
︵
秒
︶
水分摂取群
コントロール群
#
#
5.0
4.5
4.0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18
セット数
水分摂取群とコントロール群の30mスプリントタイムの比較 平均値±標準誤差 # p<0.05,1セット目のタイムとの有意差
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