浜松地域マグネシウム事業化研究会 「マグネシウム新時代を拓く 材料・加工・表面処理」 難燃性マグネシウム合金の出現を契機に、自動車のみならず航空機、高速鉄道車両への展開が、 検討され始めています。一方、パソコン筐体や、2輪車用キャストホイールに実用化され、車椅子も 含む福祉介護機器への応用も軌道に乗り始めました。これら新用途を切り拓くには、新しい材料や 加工法、さらに表面処理が必須です。これらの最新技術に焦点をあて、今後のマグネシウムの展開 を考えて頂く講演会となっています。この機会に是非ご参加ください。 ■日 時 : 平成27年7月16日(木)13:15~17:30 ■会 場 : グランドホテル浜松(浜松市中区東伊場1-3-1) ■定 員 : 先着50名 ■ 参加費 : 2,000円(税込) 交流会参加費 5,000円(税込) ■主 催 : 公益財団法人 浜松地域イノベーション推進機構・浜松市 ■協 賛 : 一般社団法人 日本マグネシウム協会 開催内容 【第1部】講演会:13:15~17:20 開会挨拶 浜松地域マグネシウム事業化研究会 会長 静岡大学 特任教授 中村 保 氏 13:15~13:20 講演①「MgおよびMg-Li合金板材の温間プレス成形加工と新表面処理によるPC筐体の開発」 ㈱カサタニ 開発技術統括部 研究開発担当 小原 美良 氏 13:20~14:10 講演②「マグネシウム合金製車椅子に展開されたホットスタンピング技術」 ㈱キャップ 代表取締役 高井 三男 氏 14:10~15:00 副会長(㈱東海理化 専務取締役)中村 弘之 氏 15:15~15:40 特別報告「自動車マグネシウム適用拡大検討委員会」活動報告 (一社)日本マグネシウム協会 講演③「耐熱性Mg-Al-Zn-Ca-Sr系合金および化学的な金属樹脂接合技術」 ㈱新技術研究所 代表取締役社長 平井 勤ニ 氏 15:40~16:30 講演④「モーターサイクル用大型マグネ真空ダイカスト部品の開発」 ヤマハ発動機㈱ 技術本部 【第2部】交流会:17:30~19:00 材料技術開発グループ 主事 (参加費:5,000円税込) 鈴木 貴晴 氏 16:30~17:20 講師紹介 ㈱カサタニ 開発技術統括部付 研究開発担当 小原 美良 氏 「MgおよびMg-Li合金板材の温間プレス成形加工と新表面処理によるPC筐体の開発」 マグネシウム合金板材由来の薄肉性や表面均一性を最大限に利用し、量産性を確保するためのプレス成形加工 法を開発した。その成果を活用し、A4サイズノートパソコン部品を製造、さらにマグネシウムリチウム合金プレス成 形加工を実現し、ウルトラブックの軽量薄型化に貢献した。弊社が取り組んだマグネシウム合金とマグネシウムリチ ウム合金のプレス成形加工製品の製造技術開発について表面処理技術を含めて紹介する。 ㈱キャップ 代表取締役 高井 三男 氏 「マグネシウム合金製車椅子に展開されたホットスタンピング技術」 炭素繊維と熱可塑性樹脂の型内含侵とMg板の塑性加工に欠かせない要素技術として型を300度域まで迅速に昇温す る、コアー技術を弊社が研究開発し日欧米にても、未だ先駆けの工法を紹介する。この成形法は、次世代ものづくりの 基盤技術に必要な構造部品の超軽量・高強度化の達成ツールとして中小企業・ベンチャー企業が活用しやすいコスト パフォーマンスに優れた工法であり、試作品例も合わせて紹介する。 (一社)日本マグネシウム協会 副会長(㈱東海理化 専務取締役)中村 弘之 氏 「自動車マグネシウム適用拡大検討委員会」活動報告 マグネシウムは、自動車軽量化に大きく貢献できる材料であるが、採用には、課題が多い材料でもある。 日本マグネシウム協会では、「自動車マグネシウム適用拡大検討委員会」を設置し、自動車メーカー、ダイカストメー カーを中心として、自動車へのマグネシウムダイカスト部品の適用を拡大するため、課題である耐熱性、耐食性、製造 プロセスを解決するための検討を行っている。ここでは、この委員会の活動内容の概略を報告する。 ㈱新技術研究所 代表取締役社長 平井 勤二 氏 「耐熱性Mg-Al-Zn-Ca-Sr系合金および化学的な金属樹脂接合技術」 マグネシウム材料は、その結晶構造が稠密六方晶系で、塑性加工が難しいため、主にダイカスト製品が使用されてき た。マグネシウム製品市場に素形材の提供が不可欠であるが、このために新規な合金組成の設計、加工因子の解明 が求められている。この課題を意識して、研究を実施してきたので、その概要について紹介する。また、電子部品分野 で実用化されている、金属材料と樹脂を接合分野でユニークな化学的接合技術についてご紹介する。 ヤマハ発動機㈱ 技術本部 材料技術開発グループ 主事 鈴木 貴晴 氏 「モーターサイクル用大型マグネ真空ダイカスト部品の開発」 二輪車の運動性能や燃費の向上のため、車体の軽量化に取り組んでいる。スポーツタイプのモーターサイクルのフ レームは従来からアルミニウム製であり、高強度化や薄肉化、接合技術開発に取組んできたが、更なる軽量化を狙い マグネシウムに材料置換を行った。マグネシウムに最適な設計、工法、表面処理を組み合わせることで大幅な軽量化 を実現するとともに、スーパースポーツモデルYZF-R1のエンジンカバーやリヤフレーム、ホイールに採用されている。 【お問合せ・お申込】 公益財団法人 浜松地域イノベーション推進機構 Tel:053-489-8111 Fax:053-450-210 ○ E-mail:[email protected] ○ URL: http://www.hai.or.jp/ ○ 申込期限:平成27年7月9日(木) ○下記参加申込欄に必要事項をご記入の上、E-mailまたはFaxにてお申込み下さい。 会 社 会社名: 住 業種: 所:〒 TEL: 参加者 (複数名でもまとめ てご記入くださ い。) FAX: 氏名: 所属・役職: E-mail: 講演会 ・ 交流会 (出席するものへ○を付けてください)
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