27年度 稲作情報 9月15日号 出穂期からの積算 出穂月日 8月 収穫はシルバーウィーク後半から 9月14日現在 積算温度(日本晴) 1150℃目安 5日 1024.8℃ 8月10日 877.6℃ 8月15日 745.3℃ JA越前たけふでは中長期的に日本晴の生産販売 を強化する「日本晴復活プロジェクト」を実践してお り、管内の生産者は307名、355㌶の面積でこの 作付がされています。次年度以降も面積拡大が望まれ る中、収穫直前までの水管理と適期刈取りに努めてく ださい。 いずれも 日本晴 登熟状況調査結果(9月15日現在) 移 植 直 播 移 植 刈取適期籾水分 25% 集落名 移植・播種日 出穂日 籾水分 青籾残存率 収穫開始時期 片 屋 5月10日 8月13日 25.8% 27.0% 9月18日頃 広 瀬 5月21日 8月16日 29.3% 61.1% 9月27日頃 大虫本 5月14日 8月15日 27.0% 27.9% 9月21日頃 高 5月 8月 6日 26.1% 22.6% 9月19日頃 木 8日 中新庄 5月25日 8月15日 27.0% 27.5% 9月21日頃 平 林 5月10日 8月 7日 26.7% 28.2% 9月21日頃 上 野 5月 8日 8月10日 27.4% 25.5% 9月22日頃 下太田 5月 3日 8月13日 27.9% 32.5% 9月24日頃 片 6月10日 8月27日 30%以上 100.0% 中新庄 6月 6日 8月25日 30%以上 93.7% 平 6月10日 8月27日 30%以上 100.0% 屋 林 9月下旬~10月上旬 日本晴の田植え時期は5月8日~2 5日、二毛作は6月10日前後となっ ており、収穫時期も間延びすると思わ れますが、早いところでは今週末から、 総体的にはシルバーウィーク後半から 片屋 二毛作日本晴 片屋 通常日本晴 収穫期に入ると予想されます。 あきさかりと比べると一穂着粒数が少なく、登熟を高める必要があるため、二毛作の 圃場では収穫直前まで間断通水を継続しながら、品質の向上、屑米率の低下に努めてく ださい。この時期、胴割れ粒の発生は少ないと思われますが、乾燥機での1時間の籾水 分低下率は0.8%以下に設定し、ゆっくり時間をかけて行うようにしましょう。 見た目で判断しない! (二毛作) 左:コシヒカリ 右:日本晴 茎葉色は濃いが籾はかなり黄化 圃場の籾水分では連休後半より刈取開始! □ 日本晴の特徴 □ 最高分げつ数が多く、茎数が過剰になりやすい 成熟期まで葉色が濃く推移する 耐倒伏性が高い(稈長はコシヒカリよりも短め) 登熟期間は積算温度で1150℃ 出穂後の目安日数で45日間 栽培体系 ~ あきさかり同様 収穫目安は出穂45日後 ~ 日本晴 収穫適期の判断と正確な乾燥・調製! ☆ 収穫適期の判断 ☆ ☆ 乾燥時の注意点 ☆ ☆ 籾摺り・調製時の注意点 ☆ 1. 積算温度による推測 1. 時 間 当 た り の 乾 燥 水 分 1. 明 る い 場 所 で の 籾 摺 出穂期以降の積算温度99 は0.8%以内。 り・調製作業を心がけ ※急激な乾燥は胴割れの原 0℃を目安に。 る。 因になります! 2. 籾水分による判断 2. 籾摺りロールの点検を。 刈取開始期の籾水分25% ※片減り、ムラ減りしたロ 2. 仕上げ水分は15.0% ールは肌ずれなどの原因 3. 青籾残存率による判断 を目標に。 1穂あたりの青籾割合10 ~15% に! 3. 仕 上 げ 整 粒 歩 合 7 5 % 以上を目標に。
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