4号 - K-INT

【めざす子ども像】
緑丘小学校
学校だより
○
自ら学ぶ子
○
思いやりのある子
みどり
○
たくましい子
平成27年
7月16日
文
校
口
責
長
出
悟
「通知表は子どもを伸ばすきっかけ」
「いじめは絶対に許されない」
通知表の学習の記録の欄には、①基礎的な
知識・技能の習得、②知識・技能を活用して
課題を解決するために必要な思考力・判断力
・表現力等の能力、③学習意欲の視点からお
子さんの状況を記載しています。
「よかった、
悪かった」とだけ、見るのではなく、どの教
科のどんな学力で子どもの力が発揮されたの
かなど、子どもの努力の様子をご確認くださ
い。
行動の記録では、あいさつ、後始末などの
基本的な生活習慣、人や自然とのかかわり方、
約束やきまりを守っているか、仕事への取り
組みなどの面から評価し記載しています。行
動の状況や学習面での意欲や成果につながる
面です。しかし、△をもらってもがっりする
必要はありません。私自身、忘れ物や後始末、
落ち着いた行動などの基本的生活習慣はいつ
も△でしたが教員にはなれました。校長にも
なれました。
担任が文章で記載している内容を読みまし
た。先生方が、お子さんの努力を認め、応援
していることがよく分かりました。特にその
内容から、この子たちは絶対に「いじめはし
な い 」「 い じ め は さ せ な い 、 見 逃 さ な い 」 お
子さんだろうと強く感じました。紹介します。
①やり方が分からず、戸惑っている友だちに
積極的に関わり、サポートする姿を頼もしく
思いました。②助けられているばかりじゃな
くて、自分も何かしないと・・・という心を
お互いにもつのが良い友だちだと思う。とい
う価値の高い意見を書くことができました。
③周囲に対する気配りにはいつも感心しま
す。わたしがやりますという言葉が自然に出
てくることが、本当に素晴らしいと思います。
④友だちの失敗にも大丈夫だよと励ました
り、一人でいる子に声をかけ友だちを思いや
ったりする姿は周囲からも信頼されていま
す。⑤困っている友だちに自分から声をかけ
るなど、相手の立場に立った思いやりのある
姿は周囲も信頼を寄せています。⑥今何をす
べきかを考えて行動することができ、自分の
意見をもつことの大切さを理解しています。
日頃の行動にも友人を大切にしようとする気
持ちがにじみ出ており、周囲からの信頼も厚
く 頼 り に さ れ て い ま す。」 ⑦ 「 周 囲 を よ く 見
て行動し、困っている友だちをさり気なく手
助けすることができます。」
「子どもは親にとって大事な宝物、常に自
分の子どもだったら」という思いで緑小一丸
となって子どもたちと向き合っていきます。
「ぞうさん」の歌は皆さん知っています。
日本で一番有名な歌だと言っても過言ではな
いでしょう。作詞は「まど・みちお」さんで、
昭和23年につくられました。
1番の「ぞうさん ぞうさん お鼻が長い
のね」は誰が誰に言っている言葉でしょうか。
おそらく森の中で、猿だかキリンだかが子象
に 向 か っ て 言 っ て い る 言 葉 で す。「 お 鼻 が 長
いのね」は「お前の鼻は長くて変だぞ」とい
う意味です。ところが子象は「そうよ母さん
も長いのよ」と言い返します。けっして「お
前だってお尻が赤くて変だぞ」とか「首が長
いじゃないか」とは言い返しません。鼻が長
いことに誇りを持っているのでしょうか。
そう言い返された猿だかキリンだかは、は
っとしたんでしょうね。言葉ががらっと変わ
り ま す 。「 ぞ う さ ん ぞ う さ ん 誰 が 好 き な
の」すると子象は「あのね母さんが好きなの
よ」と返します。たったこれだけのやりとり
のなかに、母親への愛情に裏打ちされた子象
の強さが表現されていると私は思います。
「いじめ自殺」が大きな問題となっていま
す。いじめの根源には、自分と違うものを排
除しようとする気持ちがあるのでしょうか?
「同調圧力」という言葉もあります。人に自
分と同じものを求める圧力です。人と同じこ
とで安心する気持ちもあるのかもしれませ
ん。今一度、いじめについて子どもたち一人
一人の考えを学校・保護者とも認識する必要
があります。
いじめの基本的姿勢は、①いじめは誰より、
い じ め る 子 ど も が 悪 い 。「 け ん か 両 成 敗 」 的
な対応をしてはならない。②いじめは卑劣な
行為であり、人間として絶対許されない。③
悩みを打ち明けることはけっして恥ずかしい
ことではなく、いじめを大人に伝えることは
正しい行為である。④学校は「いじめから全
力 で 守 る こ と」「 安 心 し て 過 ご せ る 環 境 を つ
くること」を約束し徹底すること。⑤いじめ
は反社会的行為であり、見て見ぬふりをする
者も加害者である。最近では、携帯電話やパ
ソコンを使った「ネットいじめ」が懸念され
ています。これは、インターネットに、いじ
める相手を誹謗・中傷する文書を書き込んだ
り、写真等を無断で掲載するものです。短期
間に広がるので注意が必要です。気になるこ
とがあれば、すぐに相談してください。きち
んと対応してまいります。協力して解決して
いきましょう。
【3つの宝】①心をひらく あいさつ運動
②心をみがく 清掃活動
③心をたがやす 読書活動