2015年度大学連携リーグ連携企画講座

2015年度大学連携リーグ連携企画講座
「連携企画講座」とは、社会問題や地域課題を取り上げたいくつかのテーマについて、県内大学等の教員が連携してリレー方式で講義するものです。
第1回
イングリッシュに
親しむ
10/2
(金)18:30∼20:00
やさしい第二言語習得論から英語学習へ
仁愛女子短期大学 教授 内藤 徹
第2回
10/9
(金)18:30∼20:00
『マッサン』で学ぶ英語
福井工業高等専門学校 教授 森 貞
第3回
10/16
(金)18:30∼20:00
日常言語の中の比喩
福井工業大学 准教授 入学 直哉
第4回
10/23
(金)18:30∼20:00
文化を翻訳すること
−近代日本の苦闘−
福井工業高等専門学校 助教 手嶋 泰伸
第5回
連携企画講座の本シリーズは平成23年度に
イギリス文学関連の講座が開講されて以
来、
「イングリッシュ」をキーワードとし
て文学のみならず、語学、文化、社会とい
った人文社会科学に関する幅広い内容の講
座を提供してまいりました。本年度も『嵐
が丘』に関する講座を始め、NHKで放映
された『マッサン』と『ダウントン・アビー』
を題材にした言語・文化論、第二言語習得
論と英語教育、比喩をテーマとした言語
論、翻訳を通して考察する社会文化論など
福井県民の皆様に興味を持っていただける
ようなテーマを揃えました。講師陣ととも
に「イングリッシュ」の世界に浸り、英語、
英文学、英語圏文化・社会により一層の親
しみを感じていただければと思います。
10/30
(金)18:30∼20:00
『嵐が丘』を読む
−二人のヒロインを中心に−
富山大学 講師 小田 夕香理
第6回
11/6
(金)18:30∼20:00
『ダウントン・アビー』
−
「邸」
に託されたイギリスの未来−
福井工業高等専門学校 准教授 原口 治
会 場:AOSSA
(アオッサ)6F 福井市地域交流プラザ 研修室
受講料:無料
主 催:大学連携リーグ
大学連携リーグは、福井県内の全ての高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校)が連携・協力して、教育・研究機能等の充実・強化を
図るとともに、その成果を地域社会に還元し、地域の発展に貢献することを目的として、平成19年に設立されたものです。
対 象:福井県内大学等の学生、一般
イングリッシュに親しむ
講座名
開講日時・会場
講座概要
仁愛女子短期大学
教授 内藤 徹
担当教員
10/2
(金)
18:30∼20:00
研修室607
第二言語がどのような過程で習得されていくのか、そのメカニズムについては
多くの理論的モデルが提案され、いろいろな研究が行われています。
本講座では、普遍文法(Universal Grammar)、臨界期仮説(Critical Period
Hypothesis)、中間言語(Interlanguage)、言語転移(Language Transfer) な
どの諸現象について述べ、第二言語習得の認知プロセスについてやさしく解説
します。そして、具体的にどのように第二言語(ここでは英語)を学べば良い
のかを、理論と実践を交えながら考えていきます。
また、現在の学校の中での英語教育についても考えていきたいと思います。
福井工業高等専門学校
教授 森 貞
10/9
(金)
18:30∼20:00
研修室607
NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』
〔平成26年度後期〕では、英語が頻繁
に使われています。本講座では、ヒロインのエリーが「日本ではウィスキー作
りは無理だ」と主張するスコットランドの貿易商と激論を交わすシーンを始
めとして、数々の印象深い英語台詞を味わいます。また、劇中で歌われたThe
Water is Wide(エリーのお気に入りの歌で『花子とアン』のスコット先生
もお気に入りだった歌)、Auld Lang Syne(蛍の光)等のスコットランド民
謡の歌詞を味わいつつ、実際に歌唱します。「麦の唄」(
『マッサン』の主題歌)
に関しては、日本語歌詞の英訳を通して、英語の「英語らしさ」、日本語の「日
本語らしさ」に触れるとともに、オリジナル歌詞および「歌える」英語翻訳歌
詞を歌唱します。
第3回
日常言語の中の比喩
福井工業大学
准教授 入学 直哉
10/16
(金)
18:30∼20:00
研修室607
この講座では英語と日本語を例に比喩(メタファー)についての理解を深めま
す。まず「隠喩」、「換喩」
、「提喩」などの伝統的な比喩の表現形式を概観した
後、認知言語学の枠組みにおける最新のメタファー理論を取り上げ、人間の無
意識的意識の中で比喩が産出される仕組みを解説し、我々の日常の言語活動が
比喩によっていかに支えられているかを確認します。
第4回
文化を翻訳すること
−近代日本の苦闘−
福井工業高等専門学校
助教 手嶋 泰伸
10/23
(金)
18:30∼20:00
研修室607
rightと権利、citizenと市民、freedomと自由。これらはみな、英単語の一般
的な訳語として定着していますが、本当にそれらは全く同じ意味で使われてい
るのでしょうか?それらの訳語が定着するまでには、明治時代以降の人々が、
江戸時代までの日本にはなかった概念を苦心して翻訳した歴史があります。ヨ
ーロッパの概念が翻訳という作業を通して、日本という別の文化体系の中に輸
入されるとき、その概念はどのような変化をし、どのようにその社会に影響を
与えたのか。民主主義の輸入過程など、そうした問題を上記以外のたくさんの
語句や概念についてみていくことで、現在の我々が当たり前のように接してい
る語句や概念を見つめ直していきます。
第5回
『嵐が丘』を読む
−二人のヒロインを中心に−
富山大学
講師 小田 夕香理
10/30
(金)
18:30∼20:00
研修室607
エミリ・ブロンテの『嵐が丘』には二人のヒロインがいます。キャサリンは物
語の半ばで死を迎え、ヒロインの座はその後娘のキャシーに引き継がれます。
キャサリンは、物語の後半においても大きな影響力をもつ存在ではありますが、
彼女の死後もキャシーをヒロインにして物語が継続されることは何を意味する
のでしょうか。この講座では、ウォルター・スコットら十九世紀の作家たちが
描いたヒロインたちとの共通点を見出しながら、『嵐が丘』における二人のヒ
ロインの在り方を考察します。
第6回
『ダウントン・アビー』
−「邸」
に託されたイギリスの未来−
福井工業高等専門学校
准教授 原口 治
11/6
(金)
18:30∼20:00
研修室603
時は20世紀初頭。イングランドの貴族クローリー家の邸、
『ダウントン・アビー』
で展開される様々な人間模様−NHKテレビの放映等で、この作品にすっかり魅
了されたかたも多いのではないでしょうか。世界規模で大ヒットしていると評
しても過言でない本作品には、多くの人が憧れる「イギリスらしさ」のイメー
ジが随所にちりばめられています。今回は、本作品における「邸」の働きに着
眼し、この「邸」に託されたイギリスの未来について、皆様と一緒に考えるこ
とができれば、と計画しております。すっかり『ダウントン・アビー』の世界
の虜になってしまわれた皆様、どうぞ奮ってご参加下さいませ。尚、本講座は、
平成24・25両年度大学連携リーグ連携研究推進事業の研究成果の一部です。
第1回
やさしい第二言語習得論から英語学習へ
第2回
『マッサン』で学ぶ英語
講座の概要、定員などについては、ホームページ「大学連携リーグ サテライト・キャンパス」をご覧ください。(URL http://info.pref.fukui.jp/daishi/league/)
◆申込方法
◆受講上の注意
ホームページ「大学連携リーグ サテライト・キャンパス」
(URL http://info.pref.
fukui.jp/daishi/league/)で「連携企画講座 H27後期」を選択し、講座日時横の申
込ボタンから電子申請によりお申込みください(携帯電話からの申込はできません)
。
下記の申込書に記入の上ファックスしていただくか、申込書の内容をはがきに記入の
上送付していただいても結構です。
当日は、受付で出席確認を受けてください。
受講できなくなったときは、その都度、必ず電話で連絡をしてください。
環境への配慮から、できるだけ公共交通機関をご利用ください。なお、福井駅西口
地下駐車場の駐車券をお持ちいただいた方には、1時間無料券をお渡しします。
<お問い合わせ先・はがきでの申込送付先>
◆受講決定
〒910−8580 福井県福井市大手3丁目17−1
福井県総務部大学・私学振興課 高等教育グループ
TEL:0776−20−0245 FAX:0776−26−1171
E-Mail:[email protected]
申込を受け付けた時点で受講が決定したものとしますが、定員に達した場合には、
お断りすることがあります。なお、定員に達した場合には、学生を優先させていた
だきます。受講をお断りする場合には、開講数日前にご連絡申し上げます。
応募人数により開講を中止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
受講申込書《FAX:0776−26−1171》
高校生・学生(学校名 )
・一般
(ふりがな)
(男・女)
氏 名
住 所
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(10/30)
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