春爛漫(はるらんまん) 校長 三浦 浩文 春爛漫、校庭の桜も、皆さんの

平成27年4月6日(月)
東京都立墨東特別支援学校
No. 1
春爛漫(はるらんまん)
校長 三浦 浩文
春爛漫、校庭の桜も、皆さんの入学と進級をお祝いするように咲き誇ってい
ます。おめでとうございます。
始業式を迎え、学校には、児童・生徒の元気な声が響きわたり、活気がみな
ぎってきました。期待と緊張感を胸にそれぞれ進級いたしました。今日は、ど
んな出会いがあるか楽しみに登校してきたと思います。新しい先生、新しい友
達との出会いがありました。不安と期待、そして新しい学年での意気込みが、
表情からも感じ取れます。私たち教職員もしっかり準備してこの日を迎えました。今年度のみん
なの活躍が楽しみです。
今年度の学校経営計画は、21日の全校保護者会で説明させていただきますが、特に今年度大
切にしていきたいことについて、話をさせていただきます。
まず一つ目は、東京都教育委員会から「スポーツ教育推進事業指定校」として指定を受けまし
た。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、多様なスポーツの理解と実践を推
進していきます。障害者スポーツを授業や特別活動に積極的に取り入れ、児童・生徒への理解を
深め、興味・関心を広げていきます。陸上競技やハンドサッカーを中心とした運動部活動をさら
に活性化させ、児童・生徒が積極的にスポーツに関われるようにしていきます。また、交流及び
共同学習として進めてきた地域の学校との交流会などで障害者スポーツを紹介し、スポーツやレ
クリエーションを通して、特別支援学校の理解推進を進めていきます。
二つ目は、人権教育の推進、体罰・いじめの撲滅を継続して進めていきます。大きな事件を経
ても未だに相手の人権について考えていない事件が続いています。誰もが、楽しく学校に通える
ことが何よりも大切です。人はみな違いますので、意見や考え方の違い、嗜好の違いかた衝突す
ることはあります。それでも、お互いに話し合い、違いを認め合うことが必要なのです。いつで
も、どこでも、相手の気持ちを考えて行動することを一人一人が心がけてほしいと思います。新
たな取組というのも恥ずかしいのですが、今年度から児童・生徒の呼称を「苗字+君、さん」を
基本とし、教職員個々の人権感覚のさらなる向上につなげられるよう進めていきます。初めは違
和感があるかもしれませんが、児童・生徒の人権を真剣に考えていくための第一歩です。御理解
と御協力をお願いします。
三つ目は、学習環境整備、医療的ケア・防災体制の充実等による安全・安心な学校づくりです。
児童・生徒の安全・安心な教育環境の実現に向け、インシデント・アクシデントの検証を行い、教
職員のうっかりミスによる事故をなくすよう努力していきます。事故の対する予知・予断・予見・
予防は教職員としての専門性であり、学校内の安心・安全な環境づくりを行うことは、教職員の
使命です。さらに、学校の安全体制を確保するため、防犯・交通安全・防災で関係者と連携して、
児童・生徒の安全確保を図る取組を進めていきます。
本校の目指す学校像である「子供たちの夢や願いをかなえる学校」に向けて、今年度も全教職
員が一丸となって教育活動に取り組んでまいります。先生たちも笑顔一杯、生き生きとした学校
になるように皆さんを精一杯応援していきます。新しい学年が素晴らしい一年になるようにみん
なで力を合わせてがんばりましょう。保護者や地域の皆様の温かい御支援・御協力をよろしくお
願いいたします。
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◎ 4月7日(火)小学部・中学部の入学式、8日(水)高等部の入学式
小学部18名(通学生15名、つばさ1名、かもめ2名)
、中学部12名(通学生8名、つばさ
1名、かもめ3名)、高等部 18名(通学生13名、つばさ1名、かもめ4名)が入学します。