H27.7.28 №12 振り込め詐欺対策速報群馬県警察本部新車のカタログ等を悪用した詐欺について～犯人は巧妙な手口でお金を引き出そうとしてきます、気を付けてください！～【事例１（カタログを準備）【事例１（カタログを準備）】 80代の女性は、平成27年6月、長男を装う犯人から「飲食店で書類が入った鞄を紛失した。」「今日中に500万円を取引先に支払わなければならない。」「さらに、500万円が必要になった。」等とだまされ、現金1,000万円を犯人に手渡してしまった。犯人は、被害者が金融機関で預貯金を引き出す際に不審に思われないよう、あらかじめ被害者に対し、自動車販売店で新車（外車）のカタログを受け取って金融機関に行き、新車の購入代金としてお金が必要と説明するように指示し、新車のカタログを自動車販売店に手配していた。【事例２（見積書を準備）【事例２（見積書を準備）】 70代の女性は、平成27年7月、会社の上司等を装う犯人から「息子さんが盗まれた鞄の中には会社の大事な書類が入っていて、仕事の契約が取り消しになり、会社に損失を出してしまうかもしれない。既に私は母親から1,200万円を立て替えてもらっている。いくら立て替えることができますか。」等とだまされ、現金約2,000万円を犯人に手渡してしまった。犯人は、被害者が金融機関で預貯金を引き出す際に不審に思われないよう、あらかじめ被害者に対し、自動車販売店で自動車（外車）の見積書を受け取って金融機関に行き、自動車の購入代金としてお金が必要と説明するように指示し、自動車の見積書を自動車販売店に手配していた。事例のとおり、被害者が金融機関で預貯金を引き出す際に不審に思われないよう、犯人自らが自動車販売店に連絡して新車のカタログ等を手配し、被害者に取りに行かせた上で金融機関に向かわせ、現金を準備させるという事案が全国で発生しています。金融機関の皆様には、お客様の様子を確認しながらの「チェックリスト」等を活用した声掛けをお願いします。お客様が詐欺の被害に遭っていると思われる不審点を、少しでも発見できた場合には、速やかに最寄りの警察署へ通報をお願いします。