B-20 財団法人JKA 平成23年度 社会支援「押手」 トレーニング機器の開発 補助事業 北海道工業大学 創生工学部 機械システム工学科 ロボットダイナミクス研究室 竹澤 聡 B-20 序論 ・押し手装置とは… 目の丌自由な方の為の鍼治療用 訓練装置である. ※江川翔太 ,竹澤聡,作成 北海道工業大学,2008 B-20 序論 ・目の丌自由な人が鍼灸師として 従事する人が多く,現在も多く の割合を占めている. ⇓ ・しかし,目の丌自由な方々は, 鍼治療における押し手の構えを 正確に行うことは困難である. B-20 序論 ・押し手とは… 刺し手 (鍼を 刺す手) (鍼を 支える手) B-20 序論 ・押し手の役割 ○鍼を安定させる ○鍼に力が入りすぎないようにする ○鍼がぶれないようにする ・目の丌自由な人が出来るように,訓練装置 の開発が進められた. ⇒ 押し手装置 B-20 原理 B-20 原理 ブザー 鏡面 吸収材 フォト 赤外線LED トランジスタ ・赤外線LEDとフォトトランジスタを用いて, ブザー(音)とLED(光)で反応する. B-20 目的 ・しかし,従来の押し手装置では,鍼の刺入時に かかる下圧を検知できない. ⇒ 水平方向の検知システムに加え,鉛直方向を 検知できる押し手装置の3次元化を目指す. B-20 理論 ひずみゲージの導入 ※ひずみゲージ, TYPE :UFLK-1-23-3LHT,東京測器研究所 B-20 理論 押し手 駆動部 固定部 ワイヤ センサー部 10mm×10mm×10mm ひずみ ゲージ 鉛直方向 検出 ・10mm四方の物体にひずみゲージを接着 ・ワイヤーが引っ張られると物体が歪む原理 B-20 理論 ※ 山川 豊,竹澤 聡,製作,北海道工業大学,2012 B-20 実験 右上部 左上部 中央部 ※ 東京測器研究所,マルチレコーダ,TMR-200 ・重り(水:500g)を特定の位置に配置し,4箇所に 設けられたひずみゲージがどのような反応を示 すのか,マルチレコーダを用いて計測した. 左下部 右下部 B-20 結果 CH1 CH3 CH2 CH4 左上部(CH1)に力を加えた時 右上部(CH3) 左下部(CH2) 右下部(CH4) B-20 結果 力を加えていない時 中央部に力を加えた時 ・それぞれ取り付けたひずみゲージ に変化が見られた. ⇒3次元化への応用に追従できる. B-20 課題 ・ひずみゲージが均等に検知するよ うに改善 ・実践時(鍼灸治療時)におけるひず みゲージのデータ分析 ・鉛直方向の検知時による視聴覚的 出力(音や光等にて出力) B-20 結言 ・押し手装置の3次元化に大きく 前進した. ・ひずみゲージの特性における更 なる研究及び分析. ・鍼治療における医学的分野への 調査も試みる. B-20 謝辞 本研究は,財団法人JKAの平 成23年度個人研究補助事業 で実施されました.深く謝意 を表します.
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