今さら聞けない 臨床シリーズ講演会 シリーズ 第 ⑥ 回 そうだったのか! 無歯顎補綴治療 基本編 義歯は義歯床と人工歯から成る 講師 野村 修一 氏 新潟大学 名誉教授 と き ところ 2015年 8月 23日 ホテル金沢 (日) 午前9:30~12:00 4階 エメラルド 金沢市堀川新町1番1号 TEL:076-223-1111 対 象 : 会員医療機関の 歯科医師、 スタッフ (定員 100人) ※定員になり次第締め切ります 参加費 : 無料 主 申込みは裏面から 催 : 石川県保険医協会 金沢市尾張町2-8-23 太陽生命金沢ビル8階 TEL 076-222-5373 FAX 076-231-5156 Eメール [email protected] 「そうだったのか!無歯顎補綴治療」は、基本編と応用編の2回に分けて開催します。 応用編については、日程等の詳細が決まり次第ご案内します。 <ご案内> 最近の歯科疾患調査によれば、高齢者の残存歯数は経年的に増加傾向にあり、診療室における歯 牙疾患管理ばかりでなく、在宅・施設等でも口腔ケア(有歯顎)ニーズも増加傾向にあるようで す。また、『口から食べること』への歯科支援として摂食嚥下機能の維持・回復への取り組みも広 がり、歯科に対する国民の期待も多岐にわたる現状と思われます。 その一方、古くからの歯科ニーズとして、『欠損補綴』も依然として大きな比重を占めることも 異論のないところと思われます。しかし欠損補綴のなかでも有床義歯は多くの経験と知識が必要と なる難しい治療とされ、診療室はもとより、往診先でもたびたび困難を経験するところでもありま す。 そこで、この有床義歯治療のステップアップを目指し、新潟大学歯学部で長年にわたりこの 分野に携わってこられた野村修一先生をお招きして、基礎から分かりやすく解説をいただく機会を 得ました。 多くの会員にご参加をいただきたく、お知らせいたします。 そうだったのか!無歯顎補綴治療 基本編 : 義歯は義歯床と人工歯から成る 2015年 8月23日 (日) 午前9:30~12:00 / ホテル金沢 4階 エメラルド 抄 録 野村 修一 長寿化にともなって無歯顎の期間が長く、顎堤が極度に吸収した症例と遭遇することが増えている。 調整を繰り返しても下顎義歯では床下粘膜の疼痛が消えない、上顎義歯では脱離しやすいとの訴えが 続く。下顎では安定不良による動揺、上顎では辺縁封鎖の不足に起因することが多い。上下顎義歯は一 対で機能するので、条件の悪い方の安定を優先させるのが得策である。通常は下顎義歯であろう。下顎 では顎堤吸収が大きくなると、義歯安定の面では唇・頬や舌から受ける側方圧の影響が強くなってくる。 そこで、人工歯の排列位置や義歯外形は筋圧のバランスがとれたスペースに一致させることが重要とな る。下顎義歯がこの所定のスペースに納まっていて、床内面と顎堤粘膜との位置関係が大きくずれなけ れば、咬合接触によって床内面は顎堤粘膜側に圧接される。吸着していなくとも維持が回復することで、 不快少なく義歯を使用できる症例は多い。咬合接触は義歯の維持安定を持続させる源となるので咬合 採得、咬合調整は極めて重要であり、丁寧に行うことが肝要となる。義歯補綴治療では粘膜面と咬合面 とは一体と考えるべきである。 今回は基本編として、高度顎堤吸収症例への対処として、下顎義歯の安定と上顎義歯の吸着を図る方 法を説明する。 <講師略歴> 昭和48年3月 新潟大学歯学部卒業 昭和48年5月 新潟大学助手(歯学部 歯科補綴学第1講座) 昭和59年4月 新潟大学助教授(歯学部 歯科補綴学第1講座) 平成 5年5月 新潟大学助教授(歯学部附属病院 特殊歯科総 平成20年7月 補綴系分野再編成により包括歯科補綴学分 野(有床義歯学)を担当 平成26年3月 新潟大学定年退職 平成26年4月 新潟大学名誉教授 合治療部) 平成10年1月 平成14年4月 日本補綴歯科学会 専門医、指導医 新潟大学教授(歯学部 加齢歯科学講座) 新潟大学大学院教授(医歯学総合研究科口腔生 日本老年歯科医学会 認定医、指導医 命科学専攻 加齢・高齢者歯科学分野) 申込締切:8月19日(水) FAX 076-231-5156 定員に達した場合、上記に関係なく締め切 ります (1)医療機関名 ― (2)電話番号 (3)参加者名 ― ① ( 歯科医師 ・ その他: ) ② ( 歯科医師 ・ その他: ) ③ ( 歯科医師 ・ その他: ) 講師にここが聞きたい! ~疑問・質問欄~
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