函館観光に 13 言語の情報サイト

函館観光に 13 言語の情報サイト
「はこぶら」で増加する東南アジア客向け PR 強化
タイ語に加えインドネシア語・マレー語にも対応
函館を 2013 年度に訪れた外国人宿泊客数は、約 29 万人と前年度比約 62%の増加。うち 12 年
秋に定期便が就航した台湾からの観光客が全体の約 74%を占めた。また、PRを展開してきた東
南アジアのうち、特にタイからの観光客は前年度比 3.8 倍と急増し、国・地域別では台湾、香港、
中国に次いで多かった。マレーシアやインドネシアなどからの宿泊客数も増加していることから、
函館市は東南アジア向けに観光情報サイトなどの充実を図り更にPRを強化している。
函館の観光スポットなどを紹介した市公式観光情報サイト「はこぶら」は 08 年 12 月から多言
語化を進め、今や日本語を含めて 13 言語に対応した国際色あふれるサイトとなっている。
公開時は、観光スポット、グルメ、お土産
情報などを 10 ページにまとめ、英語・中国
語(繁・簡)・韓国語・ロシア語版の5言語
を用意した。12 年にはフランス語・ドイツ
語・スペイン語・ポルトガル語・タイ語版も
追加。14 年秋にはインドネシア語・マレー語
版も登場。いまや「はこぶら」は外国語での
閲覧が全体の1割を占め、アクセスの多い順
に中(繁)
・英・中(簡)
・韓となっている。
この4言語に加えて、誘致を強化している東
南アジア地域のタイ・インドネシア・マレー
語の計7言語については、内容の充実を図
り、現在は 100 ページの構成となった。全体
的に大きな写真を配し視覚に訴えるレイア
ウトで目的の情報にもアクセスしやすくな
る工夫をしている。函館を訪れる外国人旅行
者が良く行く観光地を「7つの見どころ」と
して、季節ごとの写真、観光情報、地図等、
必要と思われる情報を1ページにまとめて
いる。その一つ「元町」の紹介ページでは、
言語に対応したガイドマップも掲載されて
おり、A4判2ページにプリントアウトして
観光で気軽に使える。そのほか、最新ニュー
スの発信や、SNS サイトとの連動など「今」
函館市公式観光情報サイト「はこぶら」英語版
の函館を伝える工夫もされている。
タイ語版に加え、9月に開設したインドネシア語版、10 月新設のマレー語版へのアクセスも増
えており、函館市観光部は「東南アジアの国々は新規市場として有望」と観光客数増加に期待を
寄せている。
年月
2008 年 12 月
対応言語の状況
対応言語数
英語、中国語(簡/繁)
、韓国語、ロシア語
計
(公開時)
6 言語
(日本語を含む)
2012 年 4 月
仏語、独語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語
2014 年 9 月
インドネシア語
2014 年 10 月
マレー語
を追加
を追加
函館市公式観光情報サイト「はこぶら」
を追加
計
11 言語
計
12 言語
計
13 言語
多言語対応状況
函館市は印刷物でも多言語化が進んでおり、
「函館市観光パンフレット『浪漫函館』」や「はこ
だてガイドマップ」は日本語・英語・中国語(繁・簡)
・韓国語・ロシア語・フランス語の各言語
版がある。
「はこぶら」の簡略版である4ページの「函館市観光リーフレット」は、上記7言語に
加えドイツ語・タイ語版もあり、14 年度中にはインドネシア語・マレー語版も発行される予定だ
という。
「函館市観光パンフレット『浪漫函館』
」中国語(繁体字)版
問い合わせ先
実施主体: 函館市観光部
T E L : 0138-21-3396