(d)振動停止機構 ローラが前進又は後退している間だけ振動装置が作動し、前進から後進あるいは後進から 前進への切り返し時等のローラ走行停止時には振動装置も連動して自動的に停止している 機構である。 図2.7.7 振動停止機構 [省エネルギーになる理由] (1) ポイント 振動装置の働く「時間の差」で示される。 (2) 概 要 従来、振動ローラにより前進、後退を繰り返しながら締固めを行なう場合、振動装置は作 動させたままで締固めを行っていた。しかし、前進から後進あるいは後進から前進への切り 返しの時はローラの走行が一時的に停止するために、振動装置が働いたままだと停止した場 所だけ締固め過ぎてしまい、無駄な動力の消費となっていた。振動停止機構によれば、ロー ラの走行停止中は振動装置も自動的に停止しているので、無駄な動力の消費が無くなり省エ ネルギーになる。
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