□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 新刊案内ティーンズのココロ通信『みどりごの魔宵歌』山口市立中央図書館１３７号平成２７年５月１日発行〒７５３−００７５山口市中園町７−７江東うゆう／著辰巳出版Ｔ/エウＴＥＬ：０８３−９０１−１０４０ＦＡＸ：０８３−９０１−１１４４『プラネット・オルゴール』小沢章友／著講談社Ｔ/オア『リセット』【７】Ｅメール：ｉｎｆｏ＠ｌｉｂ−ｙａｍａ．ｊｐ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 如月ゆすら／著アルファポリスＴ/キユ『都会（まち）のトム＆ソーヤ』【１２】友だちはやみねかおる／著講談社Ｔ/ハカ『コミック密売人』ピエルドメニコバッカラリオ／作岩波書店ＴＦ/ハヒ『自分で考える勇気』御子柴善之／著岩波書店Ｔ１３４/カイ『空想法律読本』盛田栄一／著ＫＡＤＯＫＡＷＡＴ３２０/モエ『東大合格生の秘密の「勝負ノート」』太田あや／著文藝春秋Ｔ３７６/オア『おいしい和食のキホン』村林新吾／著岩波書店Ｔ５９６/オイ『されど罪人は竜と踊る』【１６】浅井ラボ／著小学館ＴＢ/アラ『これはゾンビですか？』【１８】木村心一／著ＫＡＤＯＫＡＷＡＴＢ/キシ『銀砂糖師たちの未来図』三川みり／著ＫＡＤＯＫＡＷＡＴＢ/ミミ新学期が始まって１か月が経ちましたね。新しい学年、新しいクラスで、新しい友だちはできましたか？今回のテーマは「友だち」です。みなさんも友だちと一緒にいろいろな思い出をつくってくださいね。今回から新しいメンバーでココロ通信を担当します。よろしくお願いします！『ひとり暮らしののぞみさん』蜂飼耳／文径書房Ｔ／ミハ作者の蜂飼耳（はちかいみみ）さんは、中原中也賞を受賞した詩人。その詩人が描くちょっと切ない友情の物語。主人公ののぞみさんの部屋に突然小鳥が現れて、仕事に追われた生活が一変します。家で待っている小鳥のために、おいしい最中を買い家路を急ぎ、一つの布団で窮屈な思いをしながらも一緒に休んだり・・・。ちょっと大変だけど、のぞみさんは、とても幸せそうです。誰かのために、何かをするのは楽しいものですね。一人でいるより友だちと一緒にいるのがいいなと思わせてくれる作品です。（Ｈ・Ｙ）『ボックス！』上・下百田尚樹／著太田出版ＴＢ／ヒナ天才高校生ボクサーのカブちゃんと努力家で秀才のユウちゃん。お互いに尊敬しあう幼なじみのふたり。高校のボクシング部を舞台に繰り広げられる、友情、恋愛、挫折、葛藤の物語。登場人物のすべてがそれぞれ大事役割を担い、輝いています。個人的には明るくてひたむきなマネージャー、丸野智子さんに泣かされました。才能ってなに？本当の強さって？ぜひこの物語の中でみつけてみてください。（Ｋ・Ｍ）『ネバーランド』『縞模様のパジャマの少年』ジョンボイン／作岩波書店恩田陸／著ＴＦ／ホシベルリンから引越してきたブルーノは、ある日、巨大なフェンス越しに縞模様のパジャマを着た少年と出会います。フェンスの向こうは、実は強制収容所。それを知らないブルーノは少年と友だちになり、何度も会って、語り合います。いつかフェンスの中に入ってみたいと思っていたブルーノは、少年のお父さんを一緒に探すという目的で、ついに、フェンスを越えて中へ。ブルーのの運命は・・・。（Ｈ・Ｙ）『どうして君は友だちがいないのか』（14 歳の世渡り術シリーズ）橋下徹／著河出書房新社Ｔ１５９／ハト大人たちは「友だちを作ろう」「友だちを大切に」「誰とでも仲良くしましょう」などと簡単に言ってしまいます。でもここに書かれているのは、そういったきれいごとではありません。これから君たちが、友だちとのつきあい方につまずいた時、あるいは今置かれた自分の立場や状況がつらくなった時に、自分らしく世の中を生きていくためにどう考え、どのように立ち回っていけばよいのか、この本はそのヒントをくれるはずです。（Ｋ・Ｍ）集英社Ｔ／オリど田舎にある伝統ある男子校の寮、松籟館（しょうらいかん）を舞台に冬休み。居残り組として寮に残った美国（よしくに）、寛司、光浩の三人。夜な夜な寮に忍び込む統（おさむ）。四人はあまり接点はなかった。クリスマスの夜に統が告白をする。それをきっかけに告白していく。松籟館という場所で同じ時間を供にしていくうちに友情が生まれていく。そして冬休みが終わる頃には、それぞれの人生を歩み始めた四人。（Ｈ・ｋ）『名前探しの放課後』上・下辻村深月／著講談社Ｔ／ツミ主人公、依田いつかは、ふと気が付くと三ヶ月前の過去にいた。もとの世界では、終業式の日に自殺する人の名前探しを始めた。「死なない」未来のために、いつかは今まで関わってこなかった人たちと関わり、友情が生まれていく。また、いつか自身も友だちによって成長していく。名前探しは未来を変えることができるのか。青春ミステリー。（Ｈ・ｋ）