堂下 浩 学位 博士(総合情報学) 教育研究業績 事項 年

○堂下 浩
○学位
博士(総合情報学)
○教育研究業績
事項
年月
教育上の
能力に関 教育方法の実践例
する事項
その他
概要
オープンキャンパス「千葉県に
存在した銀行 ~銀行の数から H26.7
地域経済を考える~」の開発
オープンキャンパスを利用した、ゼ
ミ学生によるインタビュー調査とプ
レゼンテーション技能の実習。ま
た、本プロジェクトでは情報大の学
生5名が中心となり、戦前・戦中に
千葉銀行に統合された銀行の足跡
並びに統合の経緯を地域に残され
た資料、生存する関係者にインタ
ビュー調査を行い、その成果をビ
デオ動画として作成した。なお、成
果物として動画を作成し、Youtube
に公開する予定。
オープンキャンパス「『伸びる会
社vs.ダメな会社』を見分ける術
H23.7
とは何か? ファンドマネー
ジャーに聞く」の開発
オープンキャンパスを利用した、ゼ
ミ学生によるインタビュー調査とプ
レゼンテーション技能の実習。ま
た、本プロジェクトでは情報大の学
生2名がベンチャー投資ファンドの
ファンドマネージャーへのインタ
ビュー調査を行った。なお、成果物
として動画を作成し、Youtubeに公
開した。
「プロジェクトちば(東京情報大
学と千葉市の連携協定による
地域連携プロジェクト)」代表
東京情報大学が千葉市と締結した
地域連携の理念を具現化するため
に5本(開始当初)の連携事業を立
ち上げた。連携事業には研究活動
だけでなく学生も参加する教育活
動も含まれ、その学内調整役と千
葉市との交渉役として「プロジェクト
ちば」事業の統括を行った。
H25.7~現
在に至る
千葉市との地域連携協定 (提
H25.7
携責任者)
東京情報大学が立地する千葉市と
の関係を強化するために、本学は
平成25年7月に千葉市と地域経済
活性化を取り組むための地域連携
協定を締結した。その際千葉市側
と協定締結に向けた交渉作業に従
事するとともに、連携事業を立ち上
げるための調査を本学教員側とも
行った。
NHK文化センターとのエクステ
ンション事業に関する協定 (提 H25.5
携責任者)
東京情報大学が千葉ステーション
キャンパスを開設し、エクステンショ
ン事業を実施するにあたり、長年
に渡り本事業で実績を有するNHK
文化センターとエクステンション事
業のための協定を交わした。さらに
はNHK文化センターと幾つかのプ
ログラムを行動開催するとともに、
エクステンション事業に関わる様々
なノウハウの本学への移転に努め
た。
「起業家育成塾」の企画と運営
H24.10
指揮
千葉ステーションキャンパスの開設
に伴い地域振興への貢献策とし
て、起業を志す学生や一般社会人
を対象に起業家育成を目指した生
涯教育のプログラムを企画・運営
指揮した。具体的には、千葉県を
代表するベンチャー企業と言える
株式会社スタートトゥデイの社長
や、ベンチャー企業への投資家を
招き、講演会やパネルディスカッ
ションなどを開催した。なお、本プロ
グラムはコラボ産学官千葉支部
(事務局:千葉信用金庫)が共催と
なり、千葉県や千葉市、そして地元
商工会等の公的機関が後援した。
実績として6回開催したが、本学と
地域連携協定を交わしている千葉
市による本事業への関心は高い。
今までに2回の起業家育成塾に熊
谷市長が講演者として登壇した。
事項
年月
現実の金融市場を知るための
学外ゼミ演習
職務上の
実績に関 その他
する事項
概要
ゼミ演習では金融に関する演習を
行ってきたが、サブプライム問題以
降、金融市場が混乱する中で教科
書や論文では現実の市場を理解
することが困難となった。そこで、
金融市場に関連した専門家へのイ
H22.9 ~現
ンタビューや立法府の委員会等に
在に至る
学生を同伴して、現実の金融市場
を知るための学外ゼミ演習を実施
している。具体的には、ゴールドマ
ンサックス証券のアナリスト等への
インタビュー、国会の金融関連委
員会への傍聴など。
学会研究助成(学会が実施する
調査事業における貸金業法の
H27. 5
制度研究に関する研究パートの
代表者として助成された)
パーソナルファイナンス学会による
教育研究助成
学会研究助成(貸金業法が与
えた事業者金融分野に関する
影響調査プロジェクトに対して
代表者として助成された)
H25. 8
パーソナルファイナンス学会による
教育研究助成
発行又は発表の年月
年度
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
○著書・研究論文
著書、学術論文等の名称
著書
「JCFAレポート 2011」
改正貸金業法が招いた副作
学術論文 用に関する検証【査読付論
文】
単
単
Adverse Effects of the
Money Lending Business Law 単
on Owners of Micro-Entities
総量規制がもたらす貸金市場
への影響分析 ―改正貸金
共
業法は適切な政府介入なの
か―【査読付論文】
ヤミ金融市場における資金需
要者の行動分析【査読付論 共
文】
日本消費者金融協会
日本消費者金融協会 堂下浩 岸紀
子 貸金業法完全施行直前、借りられ
なくなった資金需要者が代替手段とし
てヤミ金融からの借入を行うことへの
被害増加が懸念されていたが、表面的
には被害は顕在化していない。その背
景としてヤミ金融市場が「被害」から
「利用」に変化している実態を調査結果
から指摘した(全30頁のうちpp.22~27
を担当)
平成26.11
「パーソナルファイナンス研究」
パーソナルファイナンス学会
No.1(2014),pp.55-65
改正貸金業法が招いた副作用として、
法律の完全施行後に行った利用者へ
のアンケート調査の結果分析より、1)
零細事業主への資金供給が脆弱に
なった点、2)返済困難者に限らず返済
余力のある資金需要者の消費行動が
鈍った点などを論じた。 査読付論文。
平成26.11
本稿では、2006年に改正された貸金業
法が引き起こした副作用の中でも、零
細事業者(中小規模の株式会社・有限
会社、及び個人事業主)が受けた資金
早稲田大学クレジットビジネス研究
繰りの変化について調査した。その結
所, No. IRCB14-001, pp.1-10
果、貸金業法の改正により資金供与力
が低下したことで資金繰りが悪化し、廃
業やリストラに陥った零細事業者が多
数発生したことを論定した。
H26.7
伊藤幸郎 堂下浩 樋口大輔 内田治
本論文では、,総量規制導入前後の借
り手データを用いて、延滞行動の違い
を統計分析した。従来の研究では別会
「法と経済学研究」2014年度 全国 社から債権譲渡されたデータも一部混
大会 査読論文」法と経済学研究 在されていたため、分析上のノイズとし
(2014), No. ZR14-13
て働いていた可能性が危惧されてき
た。そこで本研究ではで大手貸金業者
から新たに借りてデータを収集し再分
析を行った。 (共同研究につき本人の
担当部分抽出不可能) 査読付論文。
平成23.6
H25.10
「パーソナルファイナンス学会年
報」パーソナルファイナンス学会
No.13(2013), pp.1-14
堂下浩 内田治 本論文では、違法な
金融手段である「ヤミ金融」と「カード現
金化」の利用パターンを資金使途の観
点から比較・検証した。金銭管理能力
の低い資金需要者は貸し渋りを受けた
早い段階で「カード現金化」を安易に選
択する可能性を示し、違法金融が使い
分けられている点を示唆した。なお、内
容の主たる部分を堂下が担当し、内田
は統計解析を担当した。(共同研究に
つき本人の担当部分抽出不可能) 査
読付論文。
著書、学術論文等の名称
発行又は発表の年月
総量規制の影響に関する実
証分析 ― 追加データによる
共
検証 ―
【査読付論文】
Adverse effects caused by
the revised Money Lending
Business Law
単
ヤミ金融利用の実態に関する
共
調査報告【査読付論文】
総量規制の影響に関する実
証分析【査読付論文】
共
ヤミ金融の被害についての簡
単
潔な報告
消費者金融市場の壊滅によ
り再び活発化したヤミ金融に
単
関する調査
【査読付論文】
2010年 消費者金融の利用
共
に関する調査報告書
Brief Report on
Displacement of Consumer
Finance Market from
Nonbank to Yamikin
単
年度
H25.10
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
樋口大輔 堂下浩 河原周平 本論文で
は、ノンバンクからの借入の総額を年
収の3分の1までと制限する総量規制
の導入前後における長期的データを収
集し、規制の導入がノンバンクの借り
手に与えた影響を分析した。その結
「パーソナルファイナンス学会年
果、総量規制の導入後に観察される状
報」パーソナルファイナンス学会
況から、規制による多重債務の抑制が
No.13(2013), pp.81-91
実現していることに改めて疑問を提示
せざるを得ない結果となった。なお、内
容執筆を樋口が担当し、堂下と河原は
データの収集と解析を担当した。(共同
研究につき本人の担当部分抽出不可
能) 査読付論文。
H25.3
本稿では、2006年に改正された貸金業
法による副作用を債務者行動の視点
から論述した。金利規制により、借りら
早稲田大学クレジットビジネス研究 れなくなった「自営業者」等の層と、低
所, No. IRCB13-001, pp.1-10
い金利で借りられるようになった「公務
員」等の層で格差が一段と進んだ実態
を報告し、パーソナル金融の経済的意
義を報告した。
H24.9
「パーソナルファイナンス学会年
報」パーソナルファイナンス学会
No.12(2012), pp.1-19
堂下浩 内田治 ヤミ金融市場に流入
する資金需要者はあらゆる資金調達
の手段を使い、万策尽きた後にヤミ金
融業者からの借入れに依存する傾向
をアンケート調査の結果から論定した。
なお、内容の主たる部分を堂下が担当
し、内田は統計解析を担当した。(共同
研究につき本人の担当部分抽出不可
能)。
H24.9
「パーソナルファイナンス学会年
報」パーソナルファイナンス学会
No.12(2012), pp.1-24
樋口大輔 堂下浩 田邉亮平 総量規
制導入時から2011年9月末までの17ヶ
月間のデータを用いた延滞率などの推
移を分析し、総量規制が多重債務者の
減尐に寄与していない点を明らかにし
た。(共同研究につき本人の担当部分
抽出不可能)。
H24.3
堂下浩 2007年から継続的に行ってき
た資金需用者へのアンケート調査から
早稲田大学クレジットビジネス研究 資金需要者の窮状が年々悪化の一途
所, No.IRCB12-002, pp.1-67
を辿り、ヤミ金融市場に流入する実情
をアンケート調査の分析結果から報告
した。
H23.7
「パーソナルファイナンス学会年
報」パーソナルファイナンス学会
No.11(2011), pp.1-14
堂下浩 貸金業法が2006年12月に改
正された。そして、ヤミ金融の強引な回
収や追い貸しは鳴りを潜めた一方で、
正規の金融業者から融資を拒絶され
た利用者を狙ってソフトに対応してい
る。こうしたヤミ金融市場の実態を資金
需要者へのアンケート調査から明らか
にした。 査読付論文。
H23.3
堂下浩 内田治 本稿はインターネット
によるアンケート調査の結果をまとめ
たものである。調査は、市場が収縮す
る変容を資金需用者側から定点調査と
して観測すること、総量規制導入直後
の貸金市場や資金需要者の行動を把
早稲田大学クレジットビジネス研究
握することを目的に実施。「消費者金
所, No. IRCB11-002, pp.1-39
融の申込み状況」と「消費者金融成約
状況と総量規制」で消費者金融の現状
について調査結果を報告。なお、内容
の主たる部分を堂下が担当し、内田は
統計解析を担当した。(共同研究につ
き本人の担当部分抽出不可能)
H23.3
本稿では、これまで筆者が行ってきた
アンケート調査から、正規業者から借り
られなくなった資金需要者がソフトヤミ
金にシフトしている事実を紹介し、お金
早稲田大学クレジットビジネス研究
が借りられ取立もかつてのヤミ金ほど
所, No. IRCB11-001, pp.1-8
厳しくないソフトヤミ金に対して、利用
者は自分が被害者であることをほとん
ど認識できていない事実を明らかにし
ている。
著書、学術論文等の名称
消費者ローン現在利用者の
時系列変化に関する分析
Part3【査読付論文】
Anxiety about the Full
Implementation of the
Revised Money Lending
Business Law
発行又は発表の年月
年度
共
H22.9
単
準 学 会 誌 貸金業法が零細事業主に与
単
掲載論文 えた影響
河岸の空に月が出ているの
に、信蔵ははじめて気がつい 単
た
借金棒引き策が惹起する混
乱とその末路
改正貸金業法が招いた副作
用
単
単
消費者保護を目指した金銭カ
単
ウンセリング窓口の充実を。
経済弱者層に浸潤するヤミ金
融
単
〜過度な規制の見直しを〜
借入困難に追い込まれた総
量規制抵触者。副作用はこれ 単
から顕在化
静かに蔓延するヤミ金融市
場への警戒を
単
消費者金融市場壊滅の裏で
単
再び活発したヤミ金融
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
堂下浩 内田治 貸金業法が2006年
12月に改正された。本調査では、法改
正前の06年5月、改正後の07年5月、
08年5月、そして09年5月に消費者金融
「パーソナルファイナンス学会年
の利用者に対して行ったアンケート調
報」パーソナルファイナンス学会
査から、制度変更が債務行動に与えた
No.10(2009), pp.1-18
変化を資金需要者の側から分析した。
なお、内容の主たる部分を堂下が担当
し、内田は統計解析を担当した。(共同
研究につき本人の担当部分抽出不可
能)。
H22.6
貸金業法は2006年12月に改正され、
2010年6月18日に完全施行された。そ
の改正貸金業法が消費者信用市場に
早稲田大学クレジットビジネス研究 与える影響について、2007年5月と
所,No. RM06, pp.1-14
2009年5月の2回にわたりアンケートで
追跡調査を行い、その結果を日本経済
新聞「経済教室」で報告した。本稿はそ
れらを整理・更新した英語版である。
H26.8
「月刊 公明」公明党機関誌委員
会,Vol104, pp52-57
改正貸金業法が零細事業主に与えた
影響分析を先行研究を整理しながら、
またアンケート調査の分析結果を用い
て論じた。その結果、貸金業法が零細
事業主の資金繰りに悪影響を及ぼした
ことを論定した。
H26.6
庶民生活において「借りられない不幸」
の重みを藤沢周平著『日暮れ竹河岸』
「クレジットエイジ」日本消費者金融 の一編を引用しながら、資金需要者の
協会,特別号, pp.18-23
心理を解説した論文。そして貸金業法
の完全施行後に同様の不幸が日本国
内に蔓延している事実を論じた。
H26.5
貸金業法が借金棒引き策であった点を
論じ、そのパターンが鎌倉時代におけ
「クレジットエイジ」日本消費者金融 る「永仁の徳政令」の酷似している点を
協会,Vol.392, pp.24-29
指摘した。そして発生したモラルハザー
ドが室町時代に続いていた歴史学の
研究を紹介した。
H25.8
「月刊 公明」公明党機関誌委員
会,Vol92, pp56-61
改正貸金業法が招いた副作用として、
メディア等の風評により広範な消費者
が消費行動を抑制させた点などを指摘
し、自公政権による貸金業法の見直し
を提言した。
H25.5
実証研究のデータを基に、返済困難者
救済のために自治体の相談窓口が単
「クレジットエイジ」日本消費者金融 に債務整理サービスに偏らず、福祉や
協会,Vol.388, pp.18-23
就労支援部門との連携した有機的な
救済体制を構築すべきであると提言し
た。
貸金業法の改正後、信用収縮によって
ヤミ金融への利用者が増加傾向にあ
る。貸金市場での需給ギャップの問題
点を貸金利用者の実態調査から報告
する。
H24.10
「消費者情報」関西消費者協会,
No.436, pp.12-14
H23.12
総量規制の影響を受けた借り手と、規
制の影響を受けなかった借り手の延滞
「クレジットエイジ」日本消費者金融 率を比較した結果、制度の趣旨に反し
協会,Vol.382, pp.20-23
て、総量規制によって貸付を停止され
た顧客の延滞率の方が高くなって行く
傾向を示した。
H23.11
「月刊 公明」公明党機関誌委員
会,Vol72, pp60-65
今日、ヤミ金融の利用者は反復継続
的な利用により高金利への負担感を増
しつつある実態をアンケート調査の結
果から報告し、資金需要者保護の観点
から改正貸金業法の見直しを提言し
た。
H23.7
「金融ジャーナル」日本金融通信
社,Vol.52, No.7,pp.76-79
本稿では資金需要者へのアンケート及
びインタビュー調査よりヤミ金融のソフ
ト化という現象を生み出している点を論
定した。そしてヤミ金融被害が表面化
しない危険性を指摘した。
年度
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
H23.5
平成23年2月9日と同年3月11日に実施
されたJCFAメディアセミナーで講演し
た内容を解説する形態で執筆した論
「クレジットエイジ」日本消費者金融
文。本稿では、法改正における信用収
協会,Vol.376, pp.28-29
縮の実態とヤミ金融やカード現金化と
いった違法金融の実態について述べ
た。
H23.3
アンケート調査の結果から消費者の利
用者による債務行動の変化を分析し
「クレジットエイジ」日本消費者金融 た。特に調達が困難となった資金需要
協会,Vol.375, pp.18-27
者の行動をヤミ金融とカード現金化と
いった違法な金融に依存する実態を定
量データに基づき指摘した。
再拡大し始めてヤミ金融市場 単
H23.2
「月刊 公明」公明党機関誌委員
会,Vol62, pp60-65
ヤミ金融の強引な回収や追い貸しは鳴
りを潜めたが、正規の金融業者から融
資を拒絶された利用者を狙ってソフトに
対応している。こうした実証研究を通し
て得られた実態から法改正の意義を述
べた。
「借りられず不幸」となった資
単
金需要者の行方
H22.12
改正貸金業法により市場は信用収縮
「クレジットエイジ」日本消費者金融 を発生させた。そして市場から調達が
協会,Vol.31, No.12, pp.18-21
困難となった資金需要者の行動をアン
ケート調査から検証した。
H22.12
消費者金融市場が収縮する中で、資
金需要者の債務行動と行動が変化し
た実態を報告。こうした状況下でヤミ金
「週刊ダイヤモンド」『寄稿論文』ダ
等違法金融が資金需要者に被害者意
イヤモンド社,Vol.99, No.1, pp.147
識を感じさせない形態で跋扈しつつあ
る実態を、アンケート調査から推計され
たデータに基づき指摘した。
著書、学術論文等の名称
発行又は発表の年月
第1回・第2回JCFAメディアセ
単
ミナー開催
失われた小口金融市場の秩
単
序
法改正で消費者金融市場は
単
壊滅
零細企業の資金繰り悪化、開
業率の低下を懸念させる改正 単
貸金業法
貸金市場の破壊についての
簡潔な報告
改正貸金業法完全施行と多
重債務問題
単
単
「改正貸金業法」という壮大な
単
る社会実験・下
改正貸金業法の完全施行が零細企業
の資金繰を悪化させ、事業の縮小や廃
業・倒産が増える可能性を危惧した。
加えて、今までは注目されていなかっ
たが、今後は開業率が低下して、ベン
チャー企業の成長が難しくなる点を指
摘した。
H22.9
「金融ジャーナル」日本金融通信
社,Vol.51, No.9, pp.26-29
H22.7
2006年に貸金業法が改正されてから
2010年6月の完全施行までの期間で、
貸金市場における資金需要者の債務
「クレジットエイジ」日本消費者金融
行動を分析し、貸し渋りを受けた結果、
協会,Vol.31, No.7, pp.15-17
ヤミ金や親族・知人からの借り入れに
依存する傾向を強めた状況をインタ
ビュー調査結果から報告した。
H22.3
2010年6月の改正貸金業法の完全施
行を前に、改正貸金業法完全施行と多
重債務問題について検証した。そし
「日本経済新聞」『経済教室』
て、貸し渋りが横行している実態と、過
(2010.3.22)日本経済新聞社,pp.24
払い金返還請求が多重債務者の債務
行動是正に役立っていない点に警鐘を
鳴らした。
H22.3
「経Kei」ダイヤモンド社,No.101,
pp8-11
改正貸金業法が制定された後、勃興し
た過払い金返還請求ビジネスの実態と
多様化・変容化してきたヤミ金融の現
状を資金需要者へのアンケート調査を
引用しながら解説した。
「改正貸金業法」という壮大な
単
る社会実験・上
H22.2
「経Kei」ダイヤモンド社,No.100,
pp10-13
改正貸金業法が制定されてからの資
金需要者による債務行動をアンケート
調査より報告した。同時に資金供給側
である貸金業者のデータ分析、さらに
はヤミ金融組織へのインタビュー調査
から市場に与えた影響を解説した。
対談・討 「改正貸金業法」完全施行の
単
論の掲載 波紋
H22. 5
「戦略経営者」TKC,Vol.25, No.5,
pp.66-67
改正貸金業法の完全施行が零細企業
の資金繰を悪化させ、事業の縮小や廃
業・倒産が増える可能性を指摘した。
年度
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
H22. 2
堂下浩 杉山淳二 露木琢磨 浪川攻
宮澤秀臣 金融機関と制度の変遷から
銀行とノンバンクの境界について議論
「クレジットエイジ」日本消費者金融
した。内容は2009年12月5日に実施さ
協会,Vol.31, No.2, pp.12-15
れた東京情報大学公開講座での公開
討論会がベース。(討論形式につき本
人の担当部分抽出不可能)
ノンバンク市場の現状と可能
共
性
H22. 1
堂下浩 内野雅一 木下盛好 藤沢久
美『エコノミスト』編集長である内野雅
「クレジットエイジ」日本消費者金融 一氏、アコム株式会社代表取締役であ
協会,Vo.31, No.1, pp.4-15
る木下盛好とともにノンバンク市場の
今後に関して討論した。(討論形式に
つき本人の担当部分抽出不可能)
スタートアップ教育「起業体験
単
プログラム」
H27.3
スタートアップカンファレンス2015
(慶應義塾大学)
千葉市経済部の担当者と、大学と自治
体で連携したスタートアップ教育の実
績内容と課題についてパネルディス
カッション方式で討論した。
貸金業法が中小・零細企業の
資金繰りに与えた影響分析 単
(学会口頭発表)
H26.10
第15回パーソナルファイナンス学
会(上智大学)
貸金業利用者へのアンケート調査から
見出されたモラルハザード、消費の委
縮、そして格差の拡大など改正貸金業
法が招いた副作用を点を報告した。
H26.10
増原義剛 堂下浩 飯田 隆雄 2006年
パーソナルファイナンス学会 第1回 の貸金業法制定の自民党小口金融小
消費者金融部会(早稲田大学大
委員長であった増原・元衆議院議員を
学)
交えた学会討論会にて、パネリストとし
て討論を行った。
著書、学術論文等の名称
今、銀行を考える
その他
発行又は発表の年月
共
改正貸金業とパーソナルファ
イナンスの問題点(招待討論 共
パネリスト)
改正貸金業法完全施行の社
会的影響分析(学会口頭発 共
表)
起業体験プログラム実施経験
から見える、新しい日本の自 単
立教育の未来(パネリスト)
改正貸金業法が招いた副作
用に関する検証(学会口頭発 共
表)
伊藤幸郎 堂下浩 樋口大輔 内田治
本研究では、2010 年 6 月の貸金業法
完全施行により導入された総量規制の
効果を評価することを目的に、資金需
要者に与えた影響について分析した。
H26.5
第11回法と経済学会(駒沢大学)
H25.10
千葉市と共催して起業家体験プログラ
ムを実施している本学の事例を紹介し
白熱 ベンチャー教室 2014!(慶應 た上で、中学校教育で本プログラムを
義塾大学)
実施する意義、自治体が本プログラム
に取り組む上での課題などを指摘し
た。
H25.10
第14回パーソナルファイナンス学
会(関西学院大学)
堂下浩 内田治 貸金業利用者へのア
ンケート調査から見出されたモラルハ
ザード、消費の委縮、そして格差の拡
大など改正貸金業法が招いた副作用
を点を報告した。
貸金業法完全施行前後にお
ける、クレジット会社及び専業
会社の利用者による延滞実 共
績ついての比較分析(学会口
頭発表)
H25.10
第14回パーソナルファイナンス学
会(関西学院大学)
樋口大輔 堂下浩 河原周平 伊藤幸
郎 クレジットカードの利用者と消費者
金融専業の利用者を総量規制の抵触
者層と非抵触者層に分け、その延滞率
を総量規制導入の前後で比較し、制度
が公平に機能していない点を指摘し
た。
金融制度を巡る立法府での
状況に関する報告
H25.9
三菱UFJモルガン・スタンレー
機関投資家に対して金融制度を巡る
立法府の動きに関して報告した。
H24.10
第13回パーソナルファイナンス学
会(日本大学商学部)
樋口大輔 堂下浩 河原周平 総量規
制の抵触者層と比聖職者層の延滞率
を、総量規制導入の前後の各1年間で
比較し、総量規制が多重債務者の減
尐に寄与していない点を報告した。
第13回パーソナルファイナンス学
会(日本大学商学部)
堂下浩 内田治 ヤミ金融と偽装ヤミ
金融(「カード現金化」など)の利用者を
比較分析し、両者とも違法金融として
括られるものの、債務行動では異なる
パターンを有する点を報告した。(発表
の主たる部分を堂下が担当し、内田は
統計解析を担当)
第12回パーソナルファイナンス学
会(九州産業大学)
樋口大輔 堂下浩 田邉亮平 総量規
制導入時から2011年9月末までの17ヶ
月間のデータを用いた延滞率などの推
移を分析し、総量規制が多重債務者の
減尐に寄与していない点を報告した。
単
総量規制の影響に関する実
共
証分析(学会口頭発表)
ヤミ金融市場における資金需
要者の行動分析(学会口頭発 共
表)
総量規制の影響に関する実
証分析(学会口頭発表)
共
H24.10
H23.10
著書、学術論文等の名称
発行又は発表の年月
ヤミ金利用の実態に関する調
共
査報告(学会口頭発表)
法と経済学セミナー(招待講
演スピーカー)
年度
H23.10
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
第12回パーソナルファイナンス学
会(九州産業大学)
堂下浩 内田治 法改正後に跋扈する
ヤミ金融市場の実態をアンケート調査
から報告する。さらに調査から推定さ
れるヤミ金融市場について報告した。
(発表の主たる部分を堂下が担当し、
内田は統計解析を担当)
堂下浩 2011年度第1回法と経済学セ
ミナーにおいて招待講演として、「改正
貸金業法が資金需要者に与えた影響
に関する調査分析」について講師を務
めた。
単
H23.5
2011年度 第1回 法と経済学セミ
ナー
消費者金融利用者に関する
調査分析から見えるヤミ金融 単
跋扈の実態(講演)
H23.6
消費者金融利用者への調査から信用
クレジットマネジメント研究会(早稲 収縮とヤミ金融跋扈の実態を報告し
田大学)
た。そして、法改正が消費者保護に逆
行する成果を解説した。
H23.6
UBS証券
改正貸金業法後の消費者金融市場に
ついて解説するとともに、法改正後に
広がりつつあるヤミ金融市場の実態に
ついて講演した。併せて立法府におけ
る法改正の取り組みについて報告し
た。
改正貸金業法(金利規制及び
総量規制)が資金需要者に与
単
えた影響に関する調査分析
(学会セミナー)
H23.5
資金需要者への調査から浮き彫りに
なった非合法金融の実態を、最も深刻
法と経済学会(政策研究大学院大
な貸し渋りを経験する零細事業主 の
学)
側面を中心に報告した。さらに政策学
視点から改正貸金業法を評価した。
ヤミ金融市場の今(講演)
H23.3
日本消費者金融協会
再拡大するヤミ金融市場の実態をアン
ケート及びインタビュー調査の結果か
ら報告する。特にカード現金化に流れ
る実態とメカニズムを解説した。
日本消費者金融協会
再拡大するヤミ金融市場の実態をアン
ケート及びインタビュー調査の結果か
ら報告する。特に零細事業主と専業主
婦がヤミ金融に狙われている実情を報
告した。
第11回パーソナルファイナンス学
会(札幌大学)
貸金業法の改正以来、貸金市場は混
乱する様相を見せている。特に「借りら
れず不幸」となった利用者は資金需要
を充たすために貸金の代替機能に頼
らざるを得なくなっている。そこで、資金
需要者への調査から浮き彫りになった
非合法金融の実態を、最も深刻な貸し
渋りを経験する零細事業主 の側面を
中心に報告した。
法改正後の消費者金融市場
の実情とヤミ金融跋扈の実態 単
(講演)
単
再拡大し始めたヤミ金融市場
単
(講演)
改正貸金業法が与えた非合
法金融の変質・変容化に関す 単
る考察 (学会口頭発表)
H23.2
H22.10
単
H22.7
メリルリンチ証券
資金需要者への調査から得られた知
見を通して改正貸金業法を評価した。
そして法改正が失敗である点を指摘す
るとともに、日本の金融市場における
政策リスクの大きさを指摘した。
デフレ経済が社会に与える影
単
響(講演)
H22.8
消費科学センター
デフレ経済下で完全施行された改正貸
金業法が社会や経済に与える影響に
関して報告した。
大阪府商工労働部金融室貸金業
対策課
堂下浩 コミュニケーション科学研究所
大阪府の貸金市場の動向を府登録業
者及び利用者へのインタビュー調査と
アンケート調査により報告した。(全144
頁。共同研究につき本人の担当部分
抽出不可能)
Policy Evaluation for the
Revised Money Lending
Business Law(講演)
貸金業者等動向調査事業報
共
告書(委託調査報告書)
H22.3