都市計画運用指針の改正による民間の雨水貯留施設等の位置づけ

水 国 下 流 第 46 号
平成27年1月18日
各都道府県 下水道担当部長 あて
各政令都市 下水道担当部長 あて
国土交通省水管理・国土保全局
下水道部 流域管理官
都市計画運用指針の改正による民間の雨水貯留施設等の位置づけについて
「土砂災害警戒区域における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する
法律」
(平成 26 年法律第 109 号)の施行等に併せて、
「都市計画運用指針の改正につい
て(平成 27 年 1 月 18 日付国都計第 135 号国土交通省都市局長通知)
」が、別紙1のと
おり、各都道府県知事、各指定都市の長あてに通知された。
このうち、9.都市再生特別地区(2)基本的な考え方において、容積率制限等の緩和
等を認める上で、積極的に評価することが考えられる環境貢献の取組の例示の一つとし
て、地域の浸水被害防止のための雨水貯留施設の整備等の都市の防災機能の確保に資す
る取組が新たに記載された。
これにより、都市再生特別措置法で規定する都市再生緊急整備地域(全国で 62 地
域)において、都市再生特別地区を指定し、容積率制限等の緩和を行う場合は、処理水
再利用等による親水空間の整備等に加え、雨水貯留施設の整備等についても、環境貢献
の取組として評価することも考えられる旨の例示の補足が行われたものである。
平成 26 年 7 月に策定された「新下水道ビジョン」
(下水道政策研究会報告書)におい
ても、
「事業主体は、都市計画部局のほか、必要に応じ住民や企業等の関係者等と連携
し、まちづくりにあわせて、共通のデータに基づき浸水対策を実施する」こととされて
おり、上記の改正の趣旨も踏まえ、今後とも都市計画部局と連携して、民間事業者によ
る雨水貯留施設等の整備等の一層の促進に努めていただくようお願いする。
なお、各都道府県におかれては、この旨管内市町村(指定都市を除く。
)にも周知願
いたい。
(別紙1)都市計画運用指針の改正について(平成 27 年 1 月 18 日付国都計第 135 号)
(国土交通省都市局長通知)