平成27年度大潟村分散型エネルギーインフラプロジェクト・マスタープラン 策定事業に係る調査及び報告書作成支援業務委託契約に関する仕様書 1.総則 (1) この仕様書は、平成27年度大潟村分散型エネルギーインフラプロジェクト・マスター プラン策定事業に係る調査及び報告書作成支援業務委託について仕様を定めるも のである。 (2) 契約期間 契約締結日から平成28年3月10日まで 2.委託の基本方針 (1) 受託者は、事業の実施にあたり委託者と協議のうえ遂行すること。また、総務省の 分散型エネルギーインフラプロジェクト・マスタープラン策定事業の方針に従い事業を 遂行すること。 (2) 受託者は、関係法規・規定を遵守し、委託者の方針に沿って、その業務を忠実に 行うこと。 3. 委託業務の内容 (1) マスタープランの策定 大潟村の地域特性やエネルギー需要状況等を把握し、地域に適した分散型エネ ルギーシステムの構築を行う。また、分散型エネルギーシステムの事業化に向けて、 村民や地元企業の参画や地域還元を図る事業スキーム構築に向けて、以下の内容 を中心として、必要な調査を実施する。 ①地域特性の把握 大潟村の地域特性を把握し、マスタープラン作成の前提条件として整理する。 ・社会条件(地理状況、インフラ状況、その他自然条件等) ・気象条件(気温、風速、湿度、日射量、その他) ・街区状況(街区面積、建物立地状況等) ・再生可能エネルギー等の分散型エネルギーの賦存量、利用可能量 ②エネルギー需要調査 村内における公共施設、民間施設、住宅等のエネルギー需要家を調査し、エリア毎の エネルギー需要の調査を行う。 ・地域内におけるエネルギー需要家の特定及び各需要家における時間帯別・季節別 需要量の把握 ・地域内の需要量の将来予測 ・地域全体及びエリア毎のエネルギー需要パターンの設定 ③分散型エネルギー供給能力調査 村内における再生可能エネルギー等の分散型エネルギーの供給能力の調査を行う。 ・分散型エネルギーの供給設備の設定(賦存量、立地条件を踏まえた検討等) ・分散型エネルギー供給設備の供給能力(稼働条件・維持管理要件等)の整理 ・準拠すべき関連規制・法制度、制約条件の確認と課題解決 ④地域エネルギープロジェクトの基本構想 ・事業のコンセプト(達成したいアウトカム)の整理 ・地域エネルギー事業のシステムの全体像の整理 ⑤分散型エネルギーシステムの構築 これまでに整理した地域特性、エネルギー需要、分散型エネルギー供給能力、地域エ ネルギープロジェクトの基本構想等を踏まえて、村内における分散型エネルギーシステム の構築を行う。 ・検討する分散型エネルギーシステムの設定(複数ケース) ・ケース毎の分散型エネルギーの供給設備(稼働条件・維持管理要件等)及び インフラ整備条件の整理 ・ケース毎の事業収支の検討(コスト(初期投資額、維持管理費等)、需要家のエネル ギー購入料金等の検討) ・導入効果の検討(地域経済効果等の検討) ・準拠すべき関連規制・法制度、制約条件の確認と課題解決 ⑥事業化検討 想定する分散型地域エネルギープロジェクトの事業スキーム、資金調達等の検討を行 う。 ・事業スキームの検討(事業主体のあり方、地域の参画方法、利益の還元方法等の検 討) ・資金調達の検討(資金需要、資金構成、資金調達方法等の検討) ・事業化に向けた課題の整理と対応方法の検討 ・事業化スケジュールの検討 ⑦推進体制 事業化に向けた今後の推進体制等について検討を行う。 ・地域における合意形成の方策検討 ・推進体制の検討(地域協議会等の設立・運営等) (2) 参画可能性のある民間事業者との対話支援 (3) 分散型エネルギーシステムの先進事例調査(国外)の計画、実施支援 分散型エネルギーシステムの発達した国外事情について、ビジネスモデルの実態と 分散型エネルギー利用の技術等の調査を行う予定とし、それらに関係する一切のアテ ンドを行う。 (4) 打合せ協議 4. 守秘義務 受託者は、業務上知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。 5. 予算額 21,119千円(消費税及び地方消費税含む)以内とする。 6. 報告書等の作成 (1)本業務の報告書を作成すること。成果品として提出すること。 ①中間報告書 A4版(平成28年1月中旬予定) ②最終報告書 A4版(平成28年3月初旬予定) ③上記成果品の電子データ 一式 (2)様式等については、別途協議すること。 7. その他 本仕様書に記載がない場合は、委託者と協議をし、業務の円滑な運営が図られるよ う誠実に業務運営に努めること。
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