「社会性と感情教育」 研究部会 (第 4 回)

教育心理部門
「社会性と感情教育」 研究部会 (第 4 回)
日時 :2015 年 7 月 13 日(月)11:00~15:00
場所 :野間教育研究所 2 階 閲覧スペース
出席 :渡辺弥生・大森美香・小林朋子・飯田順子・藤枝静暁 各兼任研究員
吉久知延所長・金沢千秋・泉水里香
内容 : 各研究員が研究テーマについて発表と説明
◆藤枝静暁氏
「思春期の子どもの学校適応を向上させる心理教育プログラムの開発」の実践途中報告
(科研費基盤研究 C H26~28 年度)
平成 26 年度の実践の紹介
◆大森美香氏
感情経験をめぐる比較文化研究
・各文化における感情経験の規範
・ディスプレイルール 感情表出の適切性を支配するルール(Ekman&Friesen 1969)
・感情経験の価値と規範の文化差
・Eid&Diener の研究(2001)
感情経験についての 4 ケ国の研究データの二次分析
◆渡辺弥生氏:感情リテラシー
・連続講演会「東京で学ぶ
京大の知」
(シリーズ 15 こころの未来)
―私たちのこころは何を求めているのか―第 2 回 の紹介
・表情の発達:果たして表情カードは、感情教育に役立つか混乱させるか。
・歴史にみる表情への関心
◆飯田順子氏:社会性と感情の発達における親子間の相互作用
・
「アメリカのスクールサイコロジストの役割・機能に関するフィールド調査~高校における
道徳教育・キャリア教育の実践を中心として~」
(横張亜希子・醍醐美奈・渡邉祐子・池田
真依子・飯田順子)の紹介
◆小林朋子氏:
「危機(個人 or 学校、地域)
、社会性、感情」に関して
・リサーチクエスチョン 危機状況になるとどのような感情が喚起されやすくなるのか?
→危機状況(災害)での感情表出はどうであったのか
・三浦・小森・松村・前田(2015)
「東日本大震災時のネガティブ感情反応表出―大規模デー
タによる検討―」
(心理学研究 86(2)
)の紹介
・次回研究会は 9 月 14 日(月)午前 11 時~
・次々回研究会は 10 月 26 日(月)午前 11 時~ に決定。