大島商船 - 全日本船舶職員協会

大 島 商 船 高 等 専 門 学 校
◎学校行事
○平成 27 年度入学式挙行
平成 27 年 4 月 5 日(日)大島商船高等専門学校で,平成 27 年度入学式を挙行しました。今年
度は,商船学科 40 名,電子機械工学科 43 名,情報工学科 42 名,商船学科 3 学年に入学する留
学生 1 名(カンボジア)の合計 126 名が入学し,また,電子・情報システム工学専攻にラオスか
らの留学生 1 名を含む 10 名が入学しま
した。
石田校長は式辞で,新入生の 3 つの心
得として「多くの良 き 友人を作ること 」
「積極的な姿勢で学ぶこと」
「 学んだ事を
実践する喜びを楽しむこと」を話しまし
た。
続いて情報工学科の井神萌さん及び電
子・情報システム工学科の近藤晴香さん
が新入生を代表し,入学の宣誓を行いま
した。新入生はこれから始まる高専生活
に期待を膨ませている様子でした。
平成27年度入学式
また,当日は多くの方から祝文をいただきました。
○平成 27 年度新入生合宿研修開催
平成 27 年 4 月 23 日(木)・24 日(金)国立徳地青少年自然の家において,毎年恒例の新入生
合宿研修を開催しました。この行事は新入生を対象として,団体行動及び共同生活の体験を通じ,
教職員と学生,学生相互間の人間関係を密にするとともに,友愛・協調の精神を養い,本校での
学生生活の基礎を養うことを目的とするもので,新入生・教職員合計 135 名が参加しました。
初日は,豊かな徳地の自然の中,登山を行い,夜は大縄跳びのレクリエーションを行い,2 日
目は,野外炊飯でビーフカレー作りを行いました。2 日間の合宿を通して,随所でまだ知り合っ
たばかりの新入生同士が助け合い,協力して物事を解決する姿が見られ,絆の深まりを感じさせ
ました。
○平成 27 年度第 1 回オープンキャンパスを開催
6月13日(土)、本校にて第1回オープンキャンパスを開催しました。
山口県内や広島県のみならず、中部地方など遠方からも来ていただき、204 名(うち中学生 111
名)の方が参加されました。今回は、スタンプラリー形式で、公開実験室や練習船内の見学、実
習船の体験航海、クラブ活動見学を自由にしていただきました。梅雨の中休みのもと、広い敷地
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を自由に散策していただいた皆様、本当にあ
りがとうございました。
第2回オープンキャンパスは8月21日
(金)、第3回オープンキャンパスは10月1
0日(土)、
コース選択を事前に申込いただく形で実施い
たします。
○赤嶺氏による特別講義開催
6月1日(月),本校卒業生でもある赤嶺正
治氏(本校 航海学科 第 65 期生)が来校し,
商船学科4年航海コース及び商船学科1年の
学生に対して,特別講義を実施しました。
今回の講義では,船舶運航における実務に
ついて話され,船員の心構えなど,ご自身の
経験を交えて話されました。学生は,船舶に
ついて赤嶺氏のもつ多様な視点からの捉え方
などについて,真剣に耳を傾けて聞いていま
した。
赤嶺氏
特別講義開催
◎学生の活躍
○電子情報通信学会中国支部奨励賞を受賞
平成 27 年 2 月 27 日(金)に電子・情報システム工学専攻 1 年の重本昌也君が電子情報通信学
会中国支部奨励賞を受賞しました。これは中国地方において電子・情報・通信に関する工学を学
ぶ学生の向学心を高め,優秀な学生を育成していくことを目的として,電気・情報関連学会中国
支部連合大会の発表者を対象に例年選考されているものです。電気・情報関連学会中国支部連合
大会は情報処理学会,電気学会,電子情報通信学会,照明学会,電気設備学会,映像情報メディ
ア学会の 6 学会によって開催されています。
重本君は,平成 26 年 10 月 25 日(土)に行われた当該大会で発表を行い,受賞しました。発
表題目は「SVM を用いたがん細胞認識システムの開発」で,全体発表者 267 名の中から約 20 名
が受賞者として表彰されました。
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○卒業研究発表講演会優秀発表賞を受賞
平成 27 年 3 月 5 日(木)近畿大学工学部東広島キャンパスで開催された第 45 回学生員卒業研
究発表会において,本校電子機械工学科 5 年檜垣秀一さんと廣森亮さんが優秀発表賞を受賞しま
した。学生員卒業研究発表講演会は,日本機械学会中国四国支部が主催するもので,機械学会の
産業界での役割や機械工学の発展に対する卒業研究の寄与を感じ取ること及び学生同士の交流を
目的として毎年開催されるものです。
優秀発表賞を受賞した学生は校長に報告を行い,校長から「卒業後も研究から学んだことを忘
れず,これからに生かしてください」との激励の言葉を受取りました。
○コンピュータフェスティバルで受賞
平成 27 年 3 月 11 日(水)松江工業高等専門学校で第 22 回コンピュータフェスティバルが開
催され、大島商船高専コンピュータ部の学生が受賞しました。コンピュータフェスティバルは,
中国地区高専コンピュータクラブコミュニティによって毎年開催されるコンテストで,中国地区
にある高等専門学校のコンピュータ系クラブの部員が制作したプログラムや映像などの展示・上
映が行われます。本年度は 75 作品のエントリーがありました。
今回大会では,競技部門において,情報工学科 3 年の藤川晃希さんと山重雄哉さんの作品「ご
注文は原画像ですか?」が第 3 位,ソフトウェア部門において,情報工学科 3 年の石丸佑香さん
と徳山高専情報電子工学科 3 年の大峠和基さんの共同作品「Space Wars」がソフトウェア部門で
第 1 位,そしてメディアコンテンツ部門において,電子機械工学科 4 年の柿本福実さんと津山高
専情報工学科 2 年の萩原涼介さんの共同作品「Regression of KOSEN」が第 1 位を受賞しました。
今回の受賞でソフトウェア部門において 5 連覇となります。
○電子情報通信学会総合大会で受賞
平成 27 年 3 月 12 日(木)立命館大学びわこ草津キャンパスで行われた電子情報通信学会総合
大会情報・システムソサイエティ特別企画(ISS)の学生ポスターセッションにおいて、本校電
子・情報システム工学専攻 1 年の重本昌也さんが優秀ポスター賞を受賞しました。この表彰は,
電子工学および情報通信に関する学術または関連事業に関し,業績のある者の表彰または奨励を
目的として行うもので、ISS ポスターセッション委員会や総合大会 ISS 一般講演の座長及び大会
参加者の成員によって選定されるものです。
ポスター発表題目は「サポートベクタ―マシンを用いた癌細胞の認識検証」で、全体のポスタ
ー発表 268 名の内、受賞資格者 115 名の中から 7 名が受賞者として表彰されました。
◎学生の活動
○平成 27 年度ブックハンティング開催
平成 27 年 5 月 23 日(土)ジュンク堂書店広島駅前店の協力のもと,図書委員によるブックハ
ンティングを実施しました。このイベントは,学生が書店に出向き,自身で選書することによっ
て,良書に親しみを持つとともに,教養を高めることを目的として,例年開催しているものです。
当日は商船学科浦田教員の引率の元,図書委員 12 名が参加しました。購入する本のリストを
作成していた学生や,事前に図書館を見て回って,購入する本のジャンルを決めていた学生など,
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皆積極的に参加していました。
なお,ブックハンティングによって選定された図書は,6 月以降に貸出が開始される予定です。
○国際文化交流ワークショップ with スコットランド開催
スコットラン ド開催
6 月 25 日(木)~27 日(土)の 3 日間に渡り、ジャパン・デスク・スコットランドの中鉢冨
美子氏と戸田有信氏をお迎えし、国際文化交流ワークショップ with スコットランドを開催しま
した。
平成 26 年度に英国・ストラスクライド大学で在外研究を行っていた、本校商船学科・清水聖
治教授とのご縁により、今回開催の運びとなりました。
3 日間とも両氏が国際文化交流について取材された、
・Make Peace in the Philippines
・Our Japan: Bucharest students' views
・Our Scotland: A Japanese perspective
とテーマの異なるドキュメンタリーフィルムを
鑑賞しながら、意見交換をしました。
また、取材にまつわるお話や、スコットラン
ドのエピソードを紹介していただきました。
参加した学生らは、熱心に耳を傾けたり質問
をしたりして、海外や日本への理解を深めた様
子でした。
◎ 教 員関連
○平成27年度名誉教授称号授与式実施
平成 27 年 6 月 1 日(月),平成 27 年度大島商船高等専門学校名誉教授称号授与式を行いまし
た。
名誉教授の称号は,本校の充実発展に特に功労のあった方に授与しており,今年度は,松田充
夫
元 電子機械工学科教授に授与されました。
授与式では,石田校長より,在職中のご尽力に対して感謝の言葉が述べられ,名誉教授の証書
をお渡ししました。
○教員異動
採
用:浦田
清
(商船学科)
浅川
貴史(電子機械工学科)
笹岡
秀紀(電子機械工学科)
山縣
淳子(一般科目-物理)
再雇用:古賀
英司(商船学科)(大島丸 前機関長)
(教務主事補
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前畑航平
記)
大島商船同窓会だより
全船協春季号で手旗踊りのルーツを少しだけ書きました。其の後発案者等を探していたところ
原稿を読んで下った先輩方から電話とメールが多々あり、全面的に修正することと相成りました。
誠に軽率でよく調べもせず書いたことを深く反省いたしております。すいませんでした
事実とあまりにも違ったことで、本当によく知っていなさる方々から新事実をいただくことと
相成ったことはある意味良かったと思っている次第です。最終的に手旗踊りのルーツがほぼ解明
できるようになったのは全船協で手旗踊りの件を取り上げてくださったおかげでありがたく思い
ます。
まず事の始まりは、本校創立 60 周年の次の年に、(S33 年)E59 期内田氏(前全船協会長)が
生徒会長に、N59 期白井氏が同副会長に選ばれました。二人は記憶に残るそして今までにない大
運動会をやろうと思ったそうです。プログラムの一つに踊りがありその担当に白井副会長がなっ
たそうです。その時、他の踊りと別に商船学校ならではの踊りを、ということで海のロマンスと
手旗を組み合わせてはということになり、ある踊りの師匠さんに頼んで踊りの指導をしてもらう
こととなったそうです。
さて手旗踊りを直接指導し、振り付けをしていた
だいた方は、地元で舞踊教室を開いておられた名取
りで、
『花柳梨園」という名のお師匠さんであったそ
うです。
花柳梨園さんの名前は、運動会当日放送担当され
た岡村(学校の事務職員)さんが憶えていてくださ
っていてくれたおかげです。紙面にもう少し余裕が
あればいろいろこれらにまつわるお話があるんです
けど今回はこれくらいでと思います。
途中運動会から商船祭に移行しながら、途切れそ
手旗踊り初披露
内田氏提供
うになったこともあったように聞きました。小生 73
期も踊った記憶がないことから 60 年近く続けられたことは、先輩たちの一途な気持ちと学校を
思う気持ちがあったからだと思います。紙面をお借りして御礼申し上げます。現在では手旗の授
業もなくなっています。手旗踊りで昔をしのぶことができ懐かしい思いです。希望としてはこれ
からも手旗踊りが続いてくれればと願います。このたびの同窓会からの便りは前回に続き手旗踊
りの件だけにとどめます。なこの件についていろいろな方に助言そして情報を寄せてくださった
こと等、深く感謝いたします。
事務局
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前田幸男