授業科目名 理学療法評価学各論 主担当教員 中川 司 対象学年 2 開講学期 通年 授業形態 演習 担当教員 中川 司 科目区分 専門科目 単位数 2 必修・選択 必修 理学療法評価学総論で履修した知識を基に、各検査・測定項目の実施に 授業概要 必要な準備や機材を理解しその実技をそれぞれ受講者が互いに検者・被 検者となり履修する。また得られた情報を現在の状態把握に活用でき、治 療計画立案にいたる目標設定に必要であることを理解する。 理学療法評価の意義・目的が理解でき、プロセスが説明できる。筋力測定・ 反射検査・感覚検査の意義を想起し計測ができる。対象者(学生模擬患者) 授業目標 に対し配慮ができる。履修した検査項目を必要に応じて選択し実施でき、 結果を比較・分析できる。分析結果から治療計画が立案できる。実施したプ ロセスのレジュメを作成し、発表できる。 教科書を読まない学生にとっては、プリントが判りやすかったようであるが、 教科書やシラバスをよく読んでいる学生にとっては、講義の流れの変化と 履修上の注意 その理由をその都度理解することが必要である。遅刻しない学生にとって は、遅く講義が始まることが許せないようであるので時間どおり開始しま す。演習時は膝・肘が裸出できるように白衣・運動服等活動しやすい服装 で履修すること。 項目 テーマ 1. 筋力測定 意義と目的、段階付け 2. 徒手筋力測定実技1 下肢大関節1 3. 徒手筋力測定実技2 下肢大関節2 4. 徒手筋力測定実技3 上肢大関節1 5. 徒手筋力測定実技4 上肢大関節2 6. 徒手筋力測定実技5 体幹・頚部 授業計画 7. 筋力測定機器の紹介 粗大筋力測定機器と等速運動機器の紹介 8. 筋持久力と疲労 意義と目的・検査方法の紹介 9. 感覚テスト 意義と目的・分類・検査方法の紹介・記録法 10. 感覚テスト実技1 表在感覚 11. 感覚テスト実技2 深部感覚 12. 反射検査 意義と目的・分類・検査方法の紹介・記録法 13. 反射検査実技1 深部腱反射 14. 反射検査実技2 病的反射 15. まとめ 104 16. 運動麻痺の評価 意義と目的・分類・検査方法の紹介 17. 協調性障害の評価 意義と目的・分類・検査方法の紹介 18. 運動器の評価 整形外科領域の検査 19. 運動発達の評価 原始反射と姿勢反射 20. 正常歩行観察の実際1 正常歩行を観察し左右差を抽出 21. 正常歩行観察の実際2 左右差に対する因子を想起し検査測定内容 を決定 22. 正常歩行観察の実際3 検査測定内容を実施 23. 正常歩行観察の実際4 実施した観察・検査項目の分析 24. 正常歩行観察の実際5 治療計画の立案 25. 評価発表 1 正常歩行観察の実際1∼5で行った内容の個人発表 26. 評価発表2 正常歩行観察の実際1∼5で行った内容の個人発表 27. 評価発表3 正常歩行観察の実際1∼5で行った内容の個人発表 28. 評価発表4 正常歩行観察の実際1∼5で行った内容の個人発表 29. 評価発表 正常歩行観察の実際1∼5で行った内容の個人発表 30. まとめ 教科書 参考書 授業の進め方 成績評価方法 と基準 理学療法評価学 松澤正 金原出版 新・徒手筋力検査法 Helen J.Hislop 協同医書出版社 図解 四肢と脊柱の診方 STANLEY HOPPENFEELD 医歯薬出版 ベッドサイドの神経の診方 田崎義昭 南山堂 解剖学教科書 選択した教科書の内容が盛りだくさんなので、特に重要な部分の要点をプ リントとして配布しそれを中心に講義を進める 筆記試験(65%)と実技テスト(25%)小テスト・レポート(10%)で評価する。レ ポートの評価はその内容と提出期限も対象とする。実技実習の出席状態も 評価対象となる。 4/5 回以上の出席が必要。 オフィスアワー 授業改善への 工夫 聞いた内容を自分でまとめていくことが多くなるよう、プロジェクターなどの ビジュアル資料を使用せず、各細目の講義後、演習でイメージの擬似体験 を通して学習した内容の実像化を試みている。 その他 105
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