美術実技講習会 <下地作りについて>

美術実技講習会
<下地作りについて>
同じ絵を描いても下地をしっかり作ってから描くのと、白い画用紙に描くのでは仕上がりが大きく変わってきます。そこで、今回は、下地作りの例を紹介したいと思います。
ジェッソを使った下地作り
ジェッソという下地材です。白いクリーム状の液体で、乾燥
すると耐水性があり、とても丈夫です。絵の具を塗り重ねて
から水をつけたスポンジでゴシゴシこすっても、よほど力を
いれないかぎり、紙は破れません。アクリル絵の具を 3 色ほ
ど塗り重ねてから、スポンジで擦ると、下の色が出てきてと
てもよい味が出るので、オススメです。
指やペインティングナ
アクリル絵の具で3色
イフでジェッソを塗る
色を塗り重ねる
スポンジで擦って下に
浮き出た色をぞうきん
塗った絵の具の層を出
でこすりおとすか、水
す
で洗い流す。
素敵な下地が完成☆
1000mlで約2000円
同じ絵の下地ありとなしの比較
(カラーケントに紙粘土で使った下地)
(下地の上にクレヨンとポスカで描いた亀)
(画用紙の上にクレヨンで描いた亀)
(背景の色塗りをしてポスカで仕上げた亀)
下地あり
水をまぜて柔らかくした紙粘土に、
紙粘土とボンドを混ぜたなんちゃってジェッソで下地
木工ボンドをまぜたものを指で塗
作り(コストはジェッソの10分の1☆)
った。紙粘土と木工ボンドは1対1
なんと約200円で1000mlできます!!
位。木工ボンドが少ないと、ポロポ
ロ崩れる心配があるので、少ないよ
りも、多い方がよい。
塗った所が分かるように、あらかじ
め、アクリル絵の具を塗っておいた
り、カラーケント紙に塗ったりする
とわかりやすい。
材料:木工ボンド、紙粘土、水
下地なし
下地作りの一手間で、仕
上がりの印象が全くちが
紙粘土1袋を500mlの水に一晩つ
けておき、柔らかくなったら木工ボン
ド500mlと混ぜてクリーム状にな
ったら完成☆
乾いたら耐水性になるので、色を塗り
重ねても大丈夫です。
いますね!
ジェッソを下地に
塗った作品☆