第 3 回ばら積み液体危険物部会(平成 27 年 1 月 7 日開催) 国際海事

第 3 回ばら積み液体危険物部会(平成 27 年 1 月 7 日開催)
国際海事機関・汚染防止・対応小委員会第 2 回会合(PPR 2)に提出された、ばら積み液体危険物の
海上輸送に関する提案等について対応方法の検討を行った。本部会での検討内容が PPR 2 へ向けた具
体的対策の基礎資料となる事が確認された。検討を行った主な提案は次の通りである。
.1 ばら積み液体物質暫定査定ガイドライン(MEPC.1/Circ.512)の改正提案(事務局:
PPR 2/3/1)については、現時点では、当該項目の追加による不都合は無いと考えられる。
.2 使用済み調理用油を MEPC.2/Circular のリスト 1 に追加する提案(ベルギー、ノルウェー、
INTERTANKO 及び IPTA 共同提案:PPR 2/3/2)については、化学薬品のように組成が決まっ
ていないものをリスト 1 へ追加することへの懸念があるとの意見が出た。
.3 酸素依存型重合防止剤が要求される製品の見直しに関する提案(DGAC 及び CEFIC 共同提
案:PPR 2/3/4)については、Annex に記された統一解釈の内容に反対はしないが、改正 SOLAS
条約及び IBC コードの要件に従わないこととなるため、将来的には同条約及びコードの発
行後、直ちに改正が必要となると考えられる。なお、改正 SOLAS 条約で固定式イナート・
ガス装置の設置が求められる船舶の最低 DWT 8,000 トンとは、タンクの容量ではなく、船
舶の DWT であることが再確認された
…等