保育料等の改正案について(PDF形式 207KB)

資料4
平成27年 1 月29日
福 祉 部 児 童 課
保育料等の改正について(案)
1 改正日
平成27年4月1日
2 新制度について
新制度では、従来バラバラに行われていた財政支援の仕組みを共通化するため、教
育・保育施設(認定こども園、幼稚園、保育所)を通した共通の「施設型給付費」と、
小規模(定員が19人以下)の保育施設等を対象とした「地域型給付」が創設されると
ともに、これらの教育・保育施設の利用者がこの給付を受けるには、市町村から利用希
望に応じた認定(1~3号認定)が必要となりました。
また、保育施設の利用時間については、新たに「保育標準時間」と「保育短時間」の
2区分が設けられました。
3 保育料の算出方法について
保育料は、児童の父、母などの扶養義務者(場合により、祖父母等を含む)の市民税
所得割合計を基に算出します。なお、4月~8月は、前年度、9月~3月は、当該年度
の市民税課税額を積算根拠とします。
また、保育料は、同じ認定区分であれば、施設等の種類を問わず、同一とします。
なお、現在、所得税額を基礎として算出する際に行っていた年少扶養控除の再計算に
ついては、国が廃止前の年少扶養控除を反映した額で階層区分を設定したことから、今
後は、行いません。
4 上乗せ徴収について
本市では、教育・保育の質の向上に向けた取り組みが必要であると各施設で判断する
場合には、額や徴収理由をあらかじめ開示し、保護者に説明・同意を得たうえで、上乗
せ徴収を行うことを可能とします。
5 教育施設(幼稚園・認定こども園)の保育料(1号)の考え方について
新制度では、これまでの施設ごとではなく、国が定める徴収基準額表を限度に、市が、
応能負担による保育料として定めることとされました。
このため、本市では、国が示した「教育標準時間設定を受けた子どもの利用者負担の
イメージ(月額)」の「利用者負担」の額の積算基準と同様に、北名古屋市の私立幼稚
園の実際の授業料及び入園料との平均値(21,200円)から就園奨励費補助及び授
1
業料補助の単価を差し引いた額を基本とし、かつ、国の所得階層区分と同じ5階層で設
定します。
なお、平成27年度は、本市内の全ての幼稚園及び近隣市町に所在するほとんどの私
立幼稚園が新制度に参加されないため、本市の大多数の保護者は、これまでどおり、各
施設へ授業料を納付します。
☆ 保育料(1号)月額表は、別紙1のとおり。
☆ 市内幼稚園の授業料平均
20,163円
入園料平均
合
計 額
1,044円(合計額を36月で除したもの)
21,200円(100円未満切り捨て処理)
6 新制度における教育・保育施設等の保育料(2・3号)の考え方について
※ 保育施設等:保育所・認定こども園・地域型保育事業
本市では、平成20年4月改正において、徴収総額が国の徴収基準額の65%程度と
する目標を掲げ、その第1段階として62%となる改正を行いました。しかし、その後、
新制度の実施が公表されたため、改正は、その対応と併せて実施することとして、見送
りをいたしました。
本市の財政状況が悪化している中で、保育園をはじめとする児童福祉施設への老朽化
対策や、高まる保育需要への対応等が必要であることから、利用者の皆さまへ、一定の
負担増を求める必要が生じています。
このような現状であることから、今回の改正においても、平成20年4月改正におい
て目標とした65%を目指した改正を行うこととします。
なお、新制度において、新たに設定された保育標準時間(11時間)と、保育短時間
(8時間)については、国が示したとおり、保育標準時間認定の▲1.7%とします。
また、階層を、国が示す8階層から14階層とすることで、階層区分変更に伴う不公
平感の緩和を図ります。
☆ 保育料(2・3号)月額表は、別紙2のとおりです。
7 低所得世帯等の減免について
国の方針に沿い、国基準の第2・3階層で、かつ、以下に該当する世帯を対象とした
軽減措置を実施します。
(対象世帯)
ひとり親世帯等、在宅障害児(者)のいる世帯、その他の世帯(生活保護法に定める
要保護者等特に困窮していると市町村の長が認めた世帯
☆ 保育料月額表は、別紙1・2の下部に記載しています。
8 保育料(1号)の兄弟姉妹の同時入所について
小学校3年生以下の児童を3人以上養育しており、幼稚園等を利用している場合には、
2
2人目は、1/2、3人目以降は、無料とします。
※ 保育料(2・3号)は、0~5歳の6年間が適用期間であることから、保育料(1
号)についても、3~8歳の6年間としています。
9 保育料(2・3号)の兄弟姉妹の同時入所について
就学前の児童を3人以上養育しており、保育所等を同時に利用している場合には、2
人目は、1/2、3人目以降は、無料とします。
10 第3子無料化事業について(保育料/3号)
県が所得制限を導入した後も、市の独自施策として、それまで、市が負担してきた部
分についての減額措置を継続してきましたが、多子世帯の負担軽減としては、同時入所
の減額措置を実施していること、3歳未満のみが対象であること、及び、近隣他市も県
制度の範囲内での実施としていることから、本市においても、県補助対象者のみに縮小
します。
※ 平成26年度の市独自事業対象者:17人、年間支出金額:1,704千円
11 延長保育料について
午後6時30分を超えて、延長利用する場合に徴収します。
鹿田南、徳重保育園(保育時間が午後7時まで):月1,000円(新設)
能田、久地野、西之保、弥勒寺保育園、久地野保育園分園(保育時間が午後7時を超
える園):月2,000円
12 特別延長保育料について
土曜日午後1時以降に保育を利用される方は、保育料月額とは別におやつ代として、
利用毎に日額300円を徴収します。
能田、久地野、鹿田南、徳重、西之保、弥勒寺保育園、久地野保育園分園
13 主食費について
保育料に含まれるものとして取り扱い、別徴収は、行いません。
14 みなし寡婦控除について
保育料の算定に非婚の母・父を対象として寡婦(寡夫)控除を適用します。(本制度
は、平成26年4月1日から実施)
3
別紙1
保育料(1号)月額表
階層
区分
世帯状況
推定年収
保育料
A
生活保護世帯
―
0 円
B
市民税非課税世帯
(市民税所得割非課税世帯含む)
~270万円
3,000 円
C1
市民税所得割課税額
77,100円以下
~360万円
11,600 円
C2
市民税所得割課税額
211,200円以下
~680万円
16,000 円
C3
市民税所得割課税額
211,201円以上
680万円~
21,200 円
※ 給付単価を限度とする。
※ 推定年収は、夫婦(片働き)と子ども2人世帯の場合のおおまかな目安。
ひとり親世帯等の月額表
階層
区分
B
C1
世帯状況
推定年収
保育料
市民税非課税世帯
(市民税所得割非課税世帯含む)
~270万円
0 円
市民税所得割課税額
77,100円未満
~360万円
8,600 円
※ ひとり親世帯等
ひとり親世帯、在宅障害児(者)のいる世帯、その他の世帯(生活保護法に定める
要保護者等)、特に困窮していると市長が認めた世帯。
4
別紙2
保育料(2・3号)月額表
単位:円
保育料
2号(3歳以上児)
階層区分
推定年収
4歳以上
3号(3歳未満児)
3歳児
標準時間
短時間
標準時間 短時間 標準時間 短時間
A
生活保護世帯
B
市民税非課税世帯
C
市民税均等割のみ課税世帯
D1 市民税所得割額 24,300円未満
―
~260万円
~330万円
D2 ᐥ 48,600円未満
D3 ᐥ 72,800円未満
D4 ᐥ 97,000円未満
D5 ᐥ 133,000円未満
D6 ᐥ 169,000円未満
D7 ᐥ 235,000円未満
D8 ᐥ 301,000円未満
D9 ᐥ 349,000円未満
D10 ᐥ 397,000円未満
~470万円
~640万円
~930万円
~1,130万円
D11 ᐥ 397,000円以上 1,130万円~
0
0
0
0
0
0
3,000
3,000
3,000
3,000
4,500
4,500
6,700
6,500
6,900
6,700
9,300
9,100
8,500
8,300
8,700
8,500
11,100
10,900
12,600 12,300
12,800 12,500
15,600
15,300
14,800 14,500
15,000 14,700
19,400
19,000
17,000 16,700
17,200 16,900
20,500
20,100
19,000 18,600
22,000 21,600
26,500
26,000
20,500 20,100
23,500 23,100
31,500
30,900
22,000 21,600
25,000 24,500
41,000
40,300
22,500 22,100
25,500 25,000
48,000
47,100
23,000 22,600
26,000 25,500
55,000
54,000
23,500 23,100
26,500 26,000
62,000
60,900
24,000 23,500
27,000 26,500
64,000
62,900
※ 給付単価を限度とする。
※ 推定年収は、夫婦(妻は、パートタイム労働程度を想定(所得税が非課税となる程度の収入)と子ども
2人世帯の場合のおおまかな目安。
ひとり親世帯等の月額表
保育料
階層区分
B
市民税非課税世帯
C
市民税均等割のみ課税世帯
D1 市民税所得割額 24,300円未満
2号(3歳以上児)
推定年収
~260万円
3号(3歳未満児)
4歳以上
3歳児
標準時間
標準時間 短時間 標準時間 短時間
0
0
0
0
0
~330万円
D2 ᐥ 48,600円未満
短時間
0
3,700
3,500
3,900
3,700
6,300
6,100
5,500
5,300
5,700
5,500
8,100
7,900
9,600
9,300
9,800
9,500
12,600
12,300
※ ひとり親世帯等
ひとり親世帯、在宅障害児(者)のいる世帯、その他の世帯(生活保護法に定める要保護者等、特に
困窮していると市長が認めた世帯。
5