中村由太郎ネ万代理事長が 「神を敬し、 人を愛する

ご挨拶
学校法人光星学院は、中村由太郎初代理事長が建学の精神を「神を敬し、人を愛する」と掲げ、学問と日常生活
を通じて伝えることを志として礎を築いてから半世紀が過ぎ、緒を切って設立された光星学院高等学校(現八戸学
院光星高等学校)は平成 28 年に、学校法人光星学院は平成 31 年にそれぞれ創立 60 周年を迎えます。この間、建
学の精神を守り、就学の道を拓き、八戸学院大学・八戸学院短期大学・八戸学院光星高等学校・同専攻科・八戸学
院野辺地西高等学校・八戸学院短期大学附属幼稚園・同聖アンナ・同第二しののめを有するに至り、地域社会に多
くの人材を輩出して参りました。
平成 13 年に就任した中村覺第3代理事長は、経営基盤の見直しとして財政改革に着手して今日に至り、その着
実な成果をみたことから、平成 24 年度末で理事長職を退任し、「学院主」に就任しました。
さらに、平成 25 年 4 月 1 日には全ての学校名を統一し、新たなシンボルマークを制定。新生「八戸学院」が始
動しました。
現在、我が国は世界的な経済危機に直面しています。このような社会情勢にあってこそ、社会の担い手となる人
材の育成が不可欠であり、創設者中村由太郎の言葉「地域発展の基礎は教育にある」という、このことに常に立ち
戻り、建学の精神への認識を深め、その実現を図っていくことが重要であると考えております。
一方、60 年の歳月は社会・経済情勢に大きな変化をもたらし、グローバリゼーションを背景とした国際化や高
度情報化社会などによって、新たな教育への転換が求められています。少子化の傾向は、私学に厳しい経営を強い
るとともに、少子化だからこそ将来のために上質な教育を提供し、時代に即した人材を送り出すことを求めていま
す。キャンパスに集う学生・生徒・園児と教職員は私どものエネルギーの源であり、このエネルギーを開花させる
ため、さらなる教育基盤の充実と変化が必要です。
この変化を本学院は「イノベーションプログラム」と位置づけ、教育内容(ソフト)の拡充と教育環境(ハード)
の刷新の両面において、「地域連携型教育の推進」に向かっています。
イノベーションは変化へのたゆまざる挑戦を意味し、本学院でも大いなる気持ちを込めています。そしてこの運
動を支えるため、「光星学院イノベーションプログラム(基金)」を創設し、経営基盤の一層の充実を図って参りま
した。
これまでに、八戸学院短期大学附属幼稚園園舎の建設、八戸学院光星高等学校校舎の建替、八戸学院短期大学看
護学科の設置(総合実習館の建設)、八戸学院短期大学幼児保育学科棟の建設、八戸学院野辺地西高等学校多目的
屋内スポーツ施設の建設、八戸学院室内練習場の建設、美保野キャンパス内の総合グラウンドや道路整備等を実施
してきました。
つきましては、本イノベーションプログラム(基金)の意図するところをご理解賜わり、格別なるご協力をお願
い申しあげます。
学校法人光星学院
理事長 法 官 新 一