第 403号 平成 27年 4月別冊

4300
平成27年4月別冊
国立大学法人兵庫教育大学
学
報
第403号 平成27年4月別冊
大学院学校教育研究科入学式(関連記事11~18ページ)
学校教育学部入学式(関連記事19~22ページ)
目
◇学内委員会等委員 …………………………………2
次
◇学長の式辞及び入学生代表挨拶 ………………11
- 1 -
4301
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
- 学 内 委 員 会 等 委 員 -
◎は委員長又は議長を,○は副委員長又は副議長を示す。*は専攻長心得を示す。表示のない委員会は未定。
〔
〕は担当課を示す。
経営協議会
教育研究評議会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
委員氏名
職
◎加治佐哲也 学
長
◎加治佐哲也 学 長
福本 謹一 理
事
福本 謹一 理 事
上口 孝之 理
事
上口 孝之 理 事
井筒紳一郎 理
事
井筒紳一郎 理 事
福田 光完 副学長
名(所 属)
授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教 授(人間発達教育専攻)
28. 3.31
27. 4. 1~
学外者
28. 3.31
26.
4. 1~
学外者
28. 3.31
26. 4. 1~
学外者
28. 3.31
26. 4. 1~
学外者
28. 3.31
26. 4. 1~
学外者
28. 3.31
26.
4. 1~
学外者
28. 3.31
26. 4. 1~
学外者
28. 3.31
26. 4. 1~
学外者
28. 3.31
松村 京子 連合学校教育学研究科長
松村 京子
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
博
尾上 浩一
高井 芳朗
高橋 香代
○藤浪 芳子
村田
治
桃田 武司
安田 正義
期
草野 次郎 附属図書館長
草野 次郎 教
大橋
任
〔総務課〕
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
教育内容・方法開発専攻長
米田
豊 教育実践高度化専攻長
西岡 伸紀
連合学校教育学研究科研究主幹
福田 光完 副学長
岩井 圭司 人間発達教育専攻副専攻長
髙野美由紀 特別支援教育専攻副専攻長
吉岡 秀文
教育内容・方法開発専攻長心得・副専攻長
長尾 義人
教育内容・方法開発専攻長心得・副専攻長
岸田 恵津
教育内容・方法開発専攻長心得・副専攻長
淺野 良一 教育実践高度化専攻副専攻長
森
秀樹 附属小学校長
27. 4. 1~
28. 3.31
〔総務課〕
- 2 -
4302
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
企画運営会議
委員氏名
職
◎加治佐哲也 学
長
福本 謹一 理
事
上口 孝之 理
事
井筒紳一郎 理
事
名(所 属)
任
藤原 賢二 キャリア支援課長
期
岡田 雅弘 入試課長
27. 4. 1~
28. 3.31
27. 4. 1~
28. 3.31
〔企画課〕
人事・労務委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
福本 謹一 理 事
福田 光完 副学長
◎上口 孝之 理 事
森田 啓之 学長特別補佐
井筒紳一郎 理 事
吉水 裕也 学長特別補佐
福田 光完 副学長
小南 浩一 学長特別補佐
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
田中 雅和 学長特別補佐
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
松村 京子 連合学校教育学研究科長
長尾 義人 教育内容・方法開発専攻長*
岩佐 文雄 総務部長
○米田
豊 教育実践高度化専攻長
湯浅 賢一 教育研究支援部長
新井
秋光 恵子
石野 秀明
大野 裕史
岡村 章司
濵中 裕明
吉田 達弘
森山
潤
大野 裕己
竹西 亜古
加藤 久恵
原田 敦子
佐良 俊久
中村 俊弘
中西 光範
森田
27. 4. 1~
28. 3.31
27.
4. 1~
(人間発達教育専攻)
教 授
28. 3.31
27. 4. 1~
准教授(人間発達教育専攻)
28. 3.31
27.
4. 1~
教 授(人間発達教育専攻)
28. 3.31
准教授(特別支援教育専攻) 27. 4. 1~
28. 3.31
27. 4. 1~
教育内容・方法開発専攻)
(
教 授
28. 3.31
27.
4. 1~
(
教育内容・方法開発専攻
)
教 授
28. 3.31
教 授(教育実践高度化専攻) 27. 4. 1~
28. 3.31
准教授(教育実践高度化専攻) 27. 4. 1~
28. 3.31
27. 4. 1~
(教育実践高度化専攻)
教 授
28. 3.31
27.
4. 1~
准教授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
27. 4. 1~
総務課長
28. 3.31
27. 4. 1~
財務課長
28. 3.31
27. 4. 1~
環境マネジメント課長
28. 3.31
27.
4. 1~
教育支援課長
28. 3.31
27. 4. 1~
研究支援課長
28. 3.31
27. 4. 1~
学生支援課長
28. 3.31
北本
章 附属小学校教頭
肇 教職キャリア開発センター長
淳
片桐由紀子
- 3 -
26. 4. 1~
28. 3.31
岩佐 文雄 総務部長
〔総務課〕
4303
国立大学法人兵庫教育大学学報
評価委員会
研究推進委員会
委員氏名
職
上口 孝之 理
事
井筒紳一郎 理
事
名(所 属)
任
期
委員氏名
遊間 義一
前田 貞昭
○山本 忠志
笠原
恵
黒岩
督
松本
剛
大野 裕己
河邊 昭子
名(所 属)
任
期
松村 京子 連合学校教育学研究科長
草野 次郎 附属図書館長
26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
経営協議会委員
28. 3.31
教 授(人間発達教育専攻) 25. 7. 1~
27. 6.30
25.
7. 1~
(
教育内容・方法開発専攻
)
教 授
27. 6.30
教 授(教育内容・方法開発専攻) 25. 7. 1~
27. 6.30
准教授(教育内容・方法開発専攻) 26. 9. 4~
27. 6.30
教 授(教育実践高度化専攻) 25. 7. 1~
27. 6.30
25.
7. 1~
教 授(教育実践高度化専攻)
27. 6.30
26. 7. 1~
准教授(教育実践高度化専攻)
28. 6.30
准教授(教育実践高度化専攻) 26. 7. 1~
28. 6.30
藤浪 芳子 経営協議会委員
草野 次郎
職
◎福本 謹一 副学長
◎福田 光完 副学長
○古川 雅文 教育実習総合センター長
井澤 信三 教 授(特別支援教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
渥美 茂明 教 授
28. 3.31
26. 4. 1~
堀江 祐爾 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
26.
4. 1~
島本 好平 助 教(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
大野 裕己 准教授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
湯浅 賢一 教育研究支援部長
〔研究支援課〕
学生委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
福田 光完 副学長
〔企画課〕
◎小南 浩一 学長特別補佐
財務委員会
委員氏名
職
上口 孝之 理
事
井筒紳一郎 理
事
名(所 属)
任
期
◎福田 光完 副学長
草野 次郎 附属図書館長
松村 京子 連合学校教育学研究科長
桃田 武司 経営協議会委員
26. 4. 1~
28. 3.31
名須川知子 教 授(人間発達教育専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
26.
4. 1~
井澤 信三 教 授(特別支援教育専攻)
28. 3.31
26. 4. 1~
森田
猛 准教授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
27.
4. 1~
菅井 三実 教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
森廣浩一郎 教 授(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
26.
4. 1~
隅元みちる 准教授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
湯浅 賢一 教育研究支援部長
竹村 厚司 教 授(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27. 4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
森田 啓之 准教授
29. 3.31
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
〔学生支援課〕
吉岡 秀文 教育内容・方法開発専攻長*
米田
平成27年4月別冊
豊 教育実践高度化専攻長
古川 雅文 教育実習総合センター長 26. 4. 1~
28. 3.31
26. 4. 1~
森
秀樹 附属小学校長
28. 3.31
〔財務課〕
- 4 -
4304
国立大学法人兵庫教育大学学報
大学情報委員会
ファカルティ・ディベロップメント推進委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
委員氏名
◎福田 光完 情報化統括責任者
諭
竹内 俊一
島本 好平
淺野 良一
山本 忠志
名(所 属)
授(特別支援教育専攻)
〔教育支援課〕
上口 孝之 事務局長
〔研究支援課〕
社会連携委員会
委員氏名
情報公開・個人情報保護委員会
職
名(所 属)
任
期
職
名(所 属)
事
森田 啓之 学長特別補佐
井筒紳一郎 理
事
秋光 恵子 教 授(人間発達教育専攻)
◎福田 光完 副学長
期
川内 充延
隆
27. 4. 1~
29. 3.31
26. 4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
講 師
28. 3.31
27.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
)
教 授(
29. 3.31
准教授(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
26. 4. 1~
教 授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
草野 次郎 附属図書館長
初田
松村 京子 連合学校教育学研究科長
掛川 淳一
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
原田 智仁
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
岩佐 文雄 総務部長
岸田 恵津 教育内容・方法開発専攻長*
湯浅 賢一 教育研究支援部長
27. 4. 1~
28. 3.31
〔企画課〕
豊 教育実践高度化専攻長
庭瀬 敬右 附属幼稚園長
任
◎井筒紳一郎 社会連携センター長
上口 孝之 理
米田
期
宮元 博章 准教授(人間発達教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
鳥越 隆士 教 授(特別支援教育専攻)
28. 3.31
澁江 靖弘 教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 7. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
岡本 信一 准教授
28. 3.31
26. 4. 1~
長瀬 久明 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
26.
4. 1~
伊藤 博之 講 師(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
山中 一英 准教授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26. 9. 1~
28. 8.31
26.
4. 1~
准教授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻)
助 教(
28. 3.31
26. 4. 1~
教 授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
26. 4. 1~
附属中学校長
28. 3.31
委員氏名
任
◎吉水 裕也 学長特別補佐
○小和田善之 情報処理センター長
髙野美由紀 教
職
福本 謹一 副学長
草野 次郎 附属図書館長
石原
平成27年4月別冊
27. 4. 1~
28. 3.31
〔総務課〕
- 5 -
4305
国立大学法人兵庫教育大学学報
キャンパス環境・安全委員会
委員氏名
職
上口 孝之 理
名(所 属)
遺伝子組換え生物等取扱安全委員会
任
期
委員氏名
湯浅 賢一 教育研究支援部長
27. 4. 1~
28. 3.31
〔総務課,環境マネジメント課〕
安全衛生委員会(嬉野台地区)
名(所 属)
任
期
◎福田 光完 総括安全衛生管理者
山本 忠志 衛生管理者
国見 新吾 衛生管理者
森田
淳 研究支援課長
人権委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
◎福本 謹一 副学長
有園 博子 教 授(人間発達教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
小南 浩一 教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
多田 ウェンディ 講 師
28. 3.31
26. 4. 1~
○岸田 恵津 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
26.
4. 1~
松本 伸示 教 授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
26. 4. 1~
駒田 一敏 附属中学校教頭
28. 3.31
上口 孝之 事務局長
26. 6. 1~
28. 5.31
26.
6. 1~
前田 智子 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 5.31
前芝 武史 准教授(教育実践高度化専攻) 26. 6. 1~
28. 5.31
〔総務課,学生支援課〕
恵 准教授(教育内容・方法開発専攻)
〔総務課〕
附属図書館運営委員会
委員氏名
名(所 属)
任
職
名(所 属)
任
期
◎草野 次郎 附属図書館長
安全衛生委員会(山国地区)
職
期
〔研究支援課〕
西口 直希 産業医
委員氏名
任
西口 直希 保健管理センター所長
岩佐 文雄 総務部長
笠原
名(所 属)
松田 吉郎 教 授(教育内容・方法開発専攻)
大関 達也 准教授(人間発達教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
國岡 髙宏 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
大嶋
浩 教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
長瀬 久明 教 授
28. 3.31
26. 4. 1~
竹西 亜古 教 授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
27. 4. 1~
森
秀樹 附属小学校長
28. 3.31
職
職
26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
吉岡 秀文 教 授
28. 3.31
渥美 茂明 教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
澁江 靖弘 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
事
◎福田 光完 総括安全衛生管理者
委員氏名
平成27年4月別冊
期
◎福田 光完 総括安全衛生管理者
谷川 理紗 衛生管理者
西口 直希 産業医
〔総務課〕
石倉 健二 教 授(特別支援教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
)
小川 聖雄 准教授(
28. 3.31
27. 4. 1~
新山 眞弓 教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
27. 4. 1~
小山 英樹 教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
27.
4. 1~
(教育実践高度化専攻)
當山 清実 准教授
29. 3.31
湯浅 賢一 教育研究支援部長
〔研究支援課〕
- 6 -
4306
国立大学法人兵庫教育大学学報
附属学校運営委員会
委員氏名
附属学校就学指導委員会
職
名(所 属)
任
期
福本 謹一 副学長
委員氏名
職
名(所 属)
宇野 宏幸 教 授(特別支援教育専攻)
山本 忠志 附属中学校長
西口 直希 保健管理センター所長
岸本美保子 附属幼稚園教頭
庭瀬 敬右 附属幼稚園長
北本
森
章 附属小学校教頭
秀樹 附属小学校長
駒田 一敏 附属中学校教頭
山本 忠志 附属中学校長
古川 雅文 教育実習総合センター長
岸本美保子 附属幼稚園教頭
授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
北本
湯浅 賢一 教育研究支援部長
田中 雅和 学長特別補佐
附属学校安全委員会
髙野美由紀 教 授(特別支援教育専攻)
職
鬼頭 英明 教
章 附属小学校教頭
駒田 一敏 附属中学校教頭
〔附属学校事務室〕
委員氏名
期
石野 秀明 准教授(人間発達教育専攻)
秀樹 附属小学校長
谷田 増幸 教
任
◎福本 謹一 副学長
庭瀬 敬右 附属幼稚園長
◎森
平成27年4月別冊
名(所 属)
任
期
岡村 章司 准教授(特別支援教育専攻)
授(人間発達教育専攻)
湯浅 賢一 教育研究支援部長
庭瀬 敬右 附属幼稚園長
岩堀 真二 附属学校事務室長
◎森
秀樹 附属小学校長
〔附属学校事務室〕
山本 忠志 附属中学校長
動物実験委員会
岸本美保子 附属幼稚園教頭
北本
委員氏名
章 附属小学校教頭
名(所 属)
任
期
◎福本 謹一 副学長
吉岡 秀文 教 授(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
宇野 宏幸 教 授(特別支援教育専攻)
29. 3.31
渥美 茂明 教 授(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
吉本 剛典 教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
駒田 一敏 附属中学校教頭
神田 睦美 附属幼稚園特定養護教諭
堀
職
祥三 附属小学校教諭
藤田 定彦 附属中学校教諭
岩堀 真二 附属学校事務室長
湯浅 賢一 教育研究支援部長
〔研究支援課〕
加門隆太朗 附属幼稚園PTA会長
高瀬 久史 附属小学校PTA会長
小川 晶弘 附属中学校PTA会長
〔附属学校事務室〕
- 7 -
4307
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
研究倫理審査委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
安藤 福光 准教授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
溝邊 和成 教 授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
27. 4. 1~
隈元みちる 准教授(教育実践高度化専攻)
29. 3.31
27. 4. 1~
加藤 久恵 准教授(教育実践高度化専攻)
29. 3.31
26.
4. 1~
(教育実践高度化専攻)
別惣 淳二 准教授
28. 3.31
期
◎福本 謹一 副学長
西口 直希 保健管理センター所長
26. 4. 1~
28.3.31
27.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
教 授
29. 3.31
助 教(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
助 教(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
教 授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28.3.31
27.
4. 1~
学外者
29. 3.31
横川 和章 教
尾關
金
徹
度享
島本 好平
森山
潤
山田 尚子
授(人間発達教育専攻)
〔研究支援課〕
〔教育支援課〕
学校教育学部教務委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
名(所 属)
任
期
◎福本 謹一 副学長
○吉水 裕也 学長特別補佐
大学院学校教育研究科教務委員会
委員氏名
職
期
◎福本 謹一 副学長
○吉水 裕也 学長特別補佐
吉國 秀人 准教授(人間発達教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
石野 秀明 准教授(人間発達教育専攻)
28. 3.31
27. 4. 1~
秋光 恵子 教 授(人間発達教育専攻)
29. 3.31
遠藤 裕乃 准教授(人間発達教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
27.
4. 1~
(特別支援教育専攻)
河相 善雄 教 授
29. 3.31
27. 4. 1~
原田 誠司 教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
26.
4. 1~
吉本 剛典 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
小池 敏司 教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
27. 4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
竹村 静夫 准教授
29. 3.31
27.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
)
吉田 達弘 教 授(
29. 3.31
羽田
潤 准教授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
河内
勇 准教授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
27. 4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
村上 裕介 准教授
29. 3.31
26.
4. 1~
上原 禎弘 教 授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
森山
潤 教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
掛川 淳一 准教授(教育内容・方法開発専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
永田 智子 准教授
29. 3.31
- 8 -
隅元みちる 准教授(学校教育専修) 27. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
石野 秀明 准教授(学校教育専修)
28. 3.31
27. 4. 1~
秋光 恵子 教 授(学校教育専修)
28. 3.31
吉田 達弘 教 授(教科・領域教育専修) 27. 4. 1~
29. 3.31
26.
4. 1~
(教科・領域教育専修)
羽田
潤 准教授
28. 3.31
27. 4. 1~
原田 誠司 教 授(教科・領域教育専修)
29. 3.31
26.
4. 1~
吉本 剛典 教 授(教科・領域教育専修)
28. 3.31
小池 敏司 教 授(教科・領域教育専修) 26. 4. 1~
28. 3.31
27.
4. 1~
(教科・領域教育専修)
竹村 静夫 准教授
29. 3.31
27. 4. 1~
村上 裕介 准教授(教科・領域教育専修)
29. 3.31
26.
4. 1~
河内
勇 准教授(教科・領域教育専修)
28. 3.31
上原 禎弘 教 授(教科・領域教育専修) 26. 4. 1~
28. 3.31
永田 智子 准教授(教科・領域教育専修) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
松本 伸示 教 授(教科・領域教育専修)
29. 3.31
別惣 淳二 准教授(学校教育専修) 26. 4. 1~
28. 3.31
石橋由紀子 准教授(特別支援教育専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
26. 4. 1~
北本
章 附属小学校教頭
28. 3.31
〔教育支援課〕
4308
国立大学法人兵庫教育大学学報
大学教員業績評価制度検討委員会
委員氏名
職
名(所 属)
平成27年4月別冊
学術図書出版委員会
任
期
福本 謹一 副学長
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
◎福本 謹一 副学長
◎福田 光完 副学長
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
上口 孝之 事務局長
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
岸田 恵津 教育内容・方法開発専攻長*
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
米田
吉岡 秀文 教育内容・方法開発専攻長*
大野 裕己 准教授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
)
島本 好平 助 教(
28. 3.31
27. 4. 1~
湯浅 賢一 教育研究支援部長
28. 3.31
米田
豊 教育実践高度化専攻長
27. 4. 1~
29. 3.31
教 授(人間発達教育専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
(人間発達教育専攻)
教 授
29. 3.31
27. 4. 1~
准教授(人間発達教育専攻)
29. 3.31
27.
4. 1~
教 授(特別支援教育専攻)
29. 3.31
准教授(特別支援教育専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
教 授
29. 3.31
27. 4. 1~
教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
27.
4. 1~
教 授(教育内容・方法開発専攻)
29. 3.31
准教授(教育実践高度化専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
27. 4. 1~
(教育実践高度化専攻)
教 授
29. 3.31
27.
4. 1~
准教授(教育実践高度化専攻)
29. 3.31
教 授(教育実践高度化専攻) 27. 4. 1~
29. 3.31
宮元 博章 准教授(人間発達教育専攻)
橋川喜美代
小林小夜子
嶋﨑まゆみ
河相 善雄
岡村 章司
竹村 厚司
有働眞理子
岸田 恵津
○當山 清実
長澤 憲保
安原 一樹
原田 智仁
豊 教育実践高度化専攻長
〔研究支援課〕
Hyokyo嬉望奨学生選考委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
◎福本 謹一 副学長
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
吉岡 秀文 教育内容・方法開発専攻長*
米田
豊 教育実践高度化専攻長
上口 孝之 事務局長
〔学生支援課〕
情報処理センター員
〔総務課〕
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
長瀬 久明 協力教員
森廣浩一郎 協力教員
佐田久真貴 准教授(人間発達教育専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
森田
猛 准教授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
26. 4. 1~
金
度亨 助 教(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
掛川 淳一 准教授
28. 3.31
加藤 久恵 准教授(教育実践高度化専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
藤原
克彦 研究支援課図書館事務室長
岩堀 真二 附属学校事務室長
〔研究支援課〕
- 9 -
4309
国立大学法人兵庫教育大学学報
教職キャリア委員会
委員氏名
職
名(所 属)
任
期
◎加治佐哲也 学長
福本 謹一 副学長
福田 光完 副学長
上口 孝之 事務局長
鬼頭 英明 人間発達教育専攻長
宇野 宏幸 特別支援教育専攻長
長尾 義人 教育内容・方法開発専攻長*
米田
豊 教育実践高度化専攻長
新井
肇 教職キャリア開発センター長
吉本 剛典 教員養成スタンダード運営室長
26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
准教授(特別支援教育専攻)
28. 3.31
教 授(教育内容・方法開発専攻) 26. 4. 1~
28. 3.31
26.
4. 1~
教育内容・方法開発専攻
(
)
教 授
28. 3.31
26. 4. 1~
准教授(教育内容・方法開発専攻)
28. 3.31
26.
4. 1~
教 授(教育実践高度化専攻)
28. 3.31
中村菜々子 准教授(人間発達教育専攻)
石橋由紀子
國岡 髙宏
初田
隆
有山 篤利
新井
肇
藤原 忠雄 就職支援部門長
岸田 恵津 キャリアデザイン支援部門長
古川 雅文 調査研究部門長
森田 啓之 ボランティア活動支援部門長
古川 雅文 教育実習総合センター長
湯浅 賢一 教育研究支援部長
藤原 賢二 キャリア支援課長
〔キャリア支援課〕
- 10 -
平成27年4月別冊
4310
-
国立大学法人兵庫教育大学学報
式
辞
学長
平成27年4月別冊
-
加治佐
哲也
平成27年度大学院学校教育研究科入学式(昼間クラス)式辞
国立大学法人兵庫教育大学大学院学校教育研究科昼間クラス平成27年度268名の入学生の皆さん,ご入学お
めでとうございます。本学を代表いたしまして,心よりお祝い申し上げます。また心より歓迎いたします。
皆さんは様々な目的や課題を持たれて入学されたと思います。本学大学院の大きな特色の一つは,入学生が
非常に多様であるということです。現職の教員の方がたくさんおられます。派遣で来られている方,修学休業
で来られている方。大学を卒業してすぐに大学院で学んで教員になろうとしている方,いったん大学を卒業後,
民間会社等で社会人を経験して教員を目指して,学び直しに来られた方。さらには学校教育関係の心理専門職
に就こうとする方,スクールカウンセラー等々です。留学生の皆さんもたくさんおられます。こういうふうに
多様であるということが本学の大学院の特色であります。そういう皆さんに,ぜひ2年,遅くとも3年の間に
それぞれの目的をぜひ達成していただきたいと切望しております。
大学院ですので,学部とは全く違う大きな重みがあると思います。皆さんは自分の人生の中の一つの時期を
この大学院で過ごすことによって,さらにその次の自分のキャリアを切り開くという気持ちで入学されている
と思います。そのために,時間とお金をかなり投資されているということであります。ぜひ,目的を叶えてい
ただきたいと思います。
これから大学院で学ばれる皆さんに申しあげたいことが3点ほどあります。
一つは,この2年ないし3年の間に皆さんがそれぞれの,先程申しあげております目的を達成すると同時に,
その中で培われることかもしれませんが,学び方を学んでいただきたいということです。
皆さんは高度専門職に在ります,あるいは修了後高度専門職に就きます。教員は高度専門職です。心理専門
職ももちろん高度専門職です。それら専門職の特性の一つは常に学びをしなければいけない,一生涯学び続け
なければならないということです。この大学院では,皆さんがそれぞれの目的のために学ぶことと同時に,学
び続けるための基盤をつくっていただきたい。現職にある方は大学院での学び直しをもとに修了後もまたさら
に学ばなければならない。新しく職に入られる方は当然,長く学び続けるための能力を大学院で習得しなけれ
ばなりません。
では,学び続けるための基盤とは何かというと,学ぶ方法を学ぶということです。現職教員の方は豊富な学
校現場での実践経験をお持ちです。その実践を分析したり,実践の意味を解釈し直すための理論の学び方を学
んでいただきたい。また,量的な統計学の調査方法と質的な事例研究の方法を学んでいただきたい。もっと卑
近な例,簡単な例でいいますと,本の読み方を学んでいただきたい,論文の集め方を学んでいただきたい。プ
レゼンの仕方を学んでいただきたい。ディスカッションの仕方を学んでいただきたい。そういうことをぜひ身
につけていただきたいということです。これは皆さんが学び続けるための素地となります。こういうものは一
定の期間,学びを集中しないと身につきません。大学院はその場であるということです。
二つ目は,大学院の学びにとって極めて重要と思って毎年申しあげていることですが,主体的な学びをして
ほしいということです。つまり,皆さんには自分の目的意識・課題意識と自分の計画でもって学んでいただき
たいということです。
大学院では指導教員との交流が極めて密になります。授業も少人数で行われることが多いです。そうします
と,どうしても指導教員や担当の教員に過度に依存する,場合によっては,指導教員等の先生が言われること
- 11 -
4311
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
を絶対視するということが起こりがちです。それは決して悪いことではありません。先生を尊敬できることは
非常に良いことだと思います。また,そういう先生にめぐりあえたことは幸せなことです。ただし,学びの主
体は自分であるということを忘れてはいけません。その先生が必ずしもずっと尊敬できる,あるいは自分の意
向にかなったいいサービスを提供してくれる存在であり続けるとは限らないのです。そのときに過度に依存し
ていると,幻滅や絶望に変わってしまうということがありえます。あくまで学びは自分でやるのであって,指
導教員は自分が,いい意味で上手く活用する,そういう発想を持ってください。
それから同僚との関係でも気をつけなければなりません。とりわけ,派遣で来られている現職教員の方は校
長や教育委員会から一定の目的なり,課題なりを与えられていると思います。そういうものが重荷になってい
る,負担になっている場合もあるわけです。ただでさえプレッシャーがかかっている中で,同僚つまり学びを
同じくする者と自分を過度に比較すると,必ず自分が劣っているというふうに見えてしまいます。友達のほう
が進んでいると見えます。一定のレベルさえクリアすれば必ず修了できますので,同僚と過度に比べたり,あ
るいは地元の教育委員会,校長の期待というものを過度に考えずにやっていただきたいと思います。学びはあ
くまで自分がするものですので,自分の目的や計画,ペースを見失わないようにしてください。しっかり学ん
で元気に明るく帰ることが,地元の学校の子どもたちや,校長,教育委員会に一番貢献することであると考え
てください。
最後の三つ目です。最初に申しあげましたように,この兵庫教育大学の大学院の学生は非常に多様です。そ
ういう多様性を活かしていただきたい。別の言い方をすると,そういう多様な人々でつくられる,あらゆる機
会や場というものを,学びとするんだという気持ちを持っていただきたいということです。自分の目的や課題
を狭く捉えますとそのことだけに集中して,他に目がいかないということになります。そのこと自体は必ずし
も悪いとは思いません。一点に集中して学ぶということは悪いことではありませんが,ただ,こういう多様性
を学びの機会として活かしていただきたいということです。
現職教員の方にとっては,これから教員になろうとする者はまだ現場の課題も知らない,実情も知らない人
ということで,付き合う対象とは思われないかもしれません。けれども,現職教員の方は何が期待されている
かというと,修了後に学校のいろんな立場のリーダーになることです。リーダーにとってもっとも重要な能力
は,若手や同僚を育成することです。若い人々はものすごく変化しております。そういう若い先生を育てる力
をつけると考えて,本学のこれから教員になろうとする大学院生,また学部生,そういう方とも付き合ってい
ただきたい。
もちろん,これから教員や心理専門職になろうとする方にとっては,当然,現職の先生や社会人経験者は今
後の自分の学び方や処し方を考えるうえで非常に参考になると思います。ぜひ積極的に多様な人々とお付き合
いいただきたい。
それでは皆さん,2年間ないしは3年間の学業生活が充実したものであることを祈念いたしまして私の挨拶
としたいと思います。
- 12 -
4312
-
国立大学法人兵庫教育大学学報
入学生代表挨拶
平成27年4月別冊
-
大学院学校教育研究科入学生代表(昼間クラス)
文化表現系教育コース
大
谷
卓
治
冬の眠りから目覚めた草木からは新芽が萌え出て,つややかな色合いの若葉を広げ始めています。うららか
な陽射しをあびて,桜の花もいよいよ咲き誇る今日,私たちは兵庫教育大学大学院の入学を迎えました。
本日はご多用のなか,ご来賓の皆様をはじめ多くの皆様のご臨席を賜り,このように盛大な入学式を挙行し
ていただき,入学生一同,心から感謝申し上げます。
高度な専門性と確かな実践的指導力の育成をめざす兵庫教育大学大学院で学ぶ機会を得た私たちの胸中は,
喜びや期待はもちろん,時代が求める真の教育者たらんとする強い決意で満ちています。
私たちは,今,めまぐるしく変化する世界を生きています。変化は,新たな価値を生み出す一方で,様々な
課題を突きつけてきます。その課題は,複雑で,そう簡単には克服できないようにも見えますが,課題克服の
かぎは,結局のところ私たちは「他者とどのように関わるのか」
「社会とどのように向き合うのか」という「教
育」に行き着くのではないでしょうか。
「教育は最強の武器です。教育によって世界を変えることができます」とは,ネルソン・マンデラのことば
ですが,私たちは,教育に携わる者として,その責任の重さを自覚するとともに,この大学院で学ぶ意義をし
っかりと心に刻んでおきたいと思います。
また,「教育の有り様」を考えるとき,私は二十年前の生徒の姿を思いだします。
当時,私は神戸の長田区にある中学校に勤務し,二年生の担任をしていました。一月十七日の早朝,勤務校
に向かう準備をしていた五時四十六分,大きな揺れに襲われました。あっという間の出来事でした。やっとの
思いで勤務校に到着しましたが,崩れた校舎を目の前に,何もできず,ただただ時間が過ぎるばかりでした。
それからしばらくして,日常を取り戻すための歩みが始まります。まずは生徒を訪ねての避難所の訪問です。
何気ない会話を交わすわずかな時間が,かけがえのない時間のように感じられました。やがて学校は再開。し
かし,校舎四棟のうち二棟が全壊したため,教室が足らず,午前と午後,学年を入れ替えて授業が行われまし
た。取り壊されていく校舎を見ながらの授業は複雑な思いが交錯しましたが,教師も生徒も,同じ時間を過ご
せる喜びを感じていました。そして,地震から一年が過ぎて迎えた卒業式。取り壊しの決まった体育館は,天
井にブルーシートがはられたままでした。「体育館はなくなるけど,思いは残る」と心を一つに歌った最後の
校歌。その歌声は,堂々とした晴れやかな歌声でした。
生徒たちは本当にけなげで,たくましく,朗らかでした。時が来れば,植物が地面から芽を出すように,子
どもたちには,自ずとわきあがってくる生きる力があることを,私は教えられました。と同時に,教師こそ謙
虚に学び,子どもたちに負けないように,成長していかなければならないと,強く思いました。自らの成長を
かけて大学院で学ぶという私たちの決断は,誇るべき決断であると確信しています。
本日,ここに集う私たちは,大学生活から引き続き学ぶ者,現職教員として学ぶ者など,年齢も経歴も様々
ですが,心豊かなたくましい子供を育てたい,自分自身の可能性を最大限に伸ばしたい,という「志」は同じ
です。思えば私たちは,不思議な縁で結ばれて,この加東の地で出会いました。助け合い,励まし合い,とも
に充実した時間を過ごしていきたいと思います。
強い決意を持って新しい生活をスタートするものの,まだまだ未熟な私たちです。学長先生をはじめ諸先生
方には,ご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願い申しあげます。
- 13 -
4313
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
平 成 2 7年 4 月 6 日 ( 月 )
大学院学校教育研究科入学式挙行
昼間クラス(入学者
- 14 -
268名)
4314
-
国立大学法人兵庫教育大学学報
式
辞
学長
平成27年4月別冊
-
加治佐
哲也
平成27年度大学院学校教育研究科入学式(夜間クラス)式辞
国立大学法人兵庫教育大学大学院学校教育研究科夜間クラス平成27年度47名の入学生の皆さん,本日はおめ
でとうございます。本学を代表いたしましてお祝い申しあげます。また,皆さんの本学への入学を心より歓迎
いたします。
皆さまは,非常に様々な背景を持っておられる方々です。ただ,例外なく言えますのが,お仕事をお持ちだ
ということであります。自分のキャリアの中で学び直しをするということで入学されたと思います。新しい資
格・免許を取って新しい職種にチャレンジしようとする,あるいはこれまでの自分の教職等における実践を振
り返り,かつ分析し直して新たなステージに昇りたいという方々だと思います。
いずれにいたしましても,2年間あるいは3年間,場合によってはもう少し長くかかる方もおられるかもし
れませんが,ぜひ目的を達成していただきたいと願っております。
まず,最初に申しあげたいのは,仕事をされながらですから,相当の決意を持って入学されていると思いま
す。ただ,長丁場です。2年,3年あるいはそれ以上を要します。やはり健康にまずは留意することをしてい
ただきたいと思います。恐らく,皆さんが想定している以上に長いし,かつ勉強や研究は容易ではないと思い
ますので,そのことをぜひご留意ください。おそらく,家族の方,あるいはご自分の生活を支えられている方
のご協力が必要だと思います。改めて今日,そういうことを話し合われてみてはいかがでしょうか。
これから大学院で学んで目的を達成していただかなければなりませんが,私からは2点ほどお話ししたいと
思います。
皆さんは既に教員という高度専門職に在ると思います。あるいは,これから新たに免許や資格を取得して,
スクールカウンセラー等の心理専門職に就きたいと思っておられると思います。高度専門職の特性は,その職
にある以上,ずっと学び続けるということです。もちろん,既にそういう職にある方は,大学院に入学された
こと自体が学びのプロセスの一環として来られているということは,よく承知しております。その上で,この
2年ないしは3年で,入学の直接の目的を達成していただくとともに,修了後に学び続けるための力,基盤を
養っていただきたいということであります。
それは,こういう新たな環境に身を置くということによって,本人がリフレッシュすることや,新たなネッ
トワークや学び合う学ぶ仲間をつくるということが,そういう学び続けるための基盤の一つになるかもしれま
せん。また,皆さまはいろいろ実践をされているので,実践を分析する際の理論の学習の仕方をぜひ学んでい
ただきたい。統計学の量的な調査法や質的な事例調査の方法,こういうものは大学院で一定期間集中的に学ば
ないと,なかなか身につきません。ぜひそういうことも学んでください。もっと分かりやすい例で言うと,論
文の集め方・読み方,ディスカッションの仕方,プレゼンの仕方,そういうものをぜひ身につけていただきた
い。それが今後,学び続けるための大きな素地になると思います。
それから二つ目は,大学院ですので,主体的に学んでいただきたいということです。皆さんお仕事をされな
がらですので,なかなか時間がありません。大学の側,つまり授業を担当する教員やゼミの指導教員はそれな
りのことは当然します。ただあくまで学びは自分でするものですので,教員などへの過大な依存はよろしくな
いとはっきり申し上げます。我々提供する側に限界があることもありますが,そういう学びは皆さまのために
ならないということであります。お忙しいのは十分承知しておりますが,あくまで学びは自分でつくるもので
- 15 -
4315
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
す。
皆さんは目的や課題を持って入学されました。そういうものを前提に学びの計画を立てていただきたい。ど
ういう授業を取って,いつどういう学びをしていくかということを,もちろん指導教員と相談されながら計画
を立てていただきたい。そして,あくまで学びは自分でつくるのであって,授業担当教員や指導教員を有効活
用する,そういう発想を持っていただきたいと思っております。おそらく,そうすることが,指導教員と一番
いい関係づくりができると思います。皆さん社会人としてちゃんとやってこられた方ですので大丈夫と思いま
すが,そこのところをぜひご留意いただきたい。それが一番目のところで申しあげました学び続けるための大
学教員等とのネットワークづくりにもつながると思いますので,どうぞよろしくお願いします。
最後になりますけれども,このハーバーランドキャンパスをぜひ大いに活用してください。なかなかお忙し
くて,連日来られることは無いと思いますけれども,土日も空いておりますので,ぜひ自習室なり活用してく
ださい。それからいろいろな研究会をされる際も全て無料ですので,そういうことにも活用していただければ
と思っております。
それでは,2年ないし3年後,皆さまが元気な姿で修了式に臨まれることを期待しまして,私のお祝いの言
葉としたいと思います。本日は本当におめでとうございました。
- 16 -
4316
-
国立大学法人兵庫教育大学学報
入学生代表挨拶
平成27年4月別冊
-
大学院学校教育研究科入学生代表(夜間クラス)
生徒指導実践開発コース
新
川
靖
たくさんの命が冬越しを終え,躍動を始めた春。新たな始まりへの期待を感じるこの良き日に,来賓の皆
様をはじめ,多くの方々のご臨席の下,平成二十七年度兵庫教育大学大学院の入学式を盛大に挙行していただ
きましたことに対し,入学生一同を代表いたしまして,心より感謝申し上げます。
私達一同は,「理論と実践の融合」をかかげ,優秀な教育者を数多く育成してこられた本学の大学院で学ぶ
ことを許されたことに大きな喜びを感じるとともに,諸先輩方が通っていかれた学問の道に続くことに身の引
き締まる思いでこの式典にのぞんでおります。
夜間クラスに入学した私たちの多くはそれぞれに職業を持ち,その職責を果たすためにこれまで努力してま
いりました。本大学院への入学に際しては,「自らの教育実践を見直し,スキルアップをはかりたい」という
思いをもつ者,「教育についてさらに専門的な視点から学びたい」という思いをもつ者など,動機はそれぞれ
違っていても,「よりよい教育を創造していきたい」という志は同じであると思っております。
長野県で四十年間,教師を勤めた毛涯章平先生の著書の中に「教師の力以上には,子供は伸びない。精進を
怠るな。」という言葉がございます。よりよい教育を創造していくためには,自らを高め続けていかなければ
なりません。これからの学びの中で,互いの教育実践や課題意識などを共有し,切磋琢磨していきたいと考え
ております。
また,この度の入学に際して,ご理解やご支援をいただいた職場の関係者の皆様や応援してくれる家族や同
僚の期待に応えるためにも,学生生活を有意義なものとしていきたいです。
とはいえ,多くは職場での業務と並行しながらの通学であるとともに,職業人としての経験の有無にかかわ
らず,大学院生としてはこれからがスタートとなる私達です。様々な場面で,諸先生方にご心配をおかけする
ことがあるかと存じます。時には厳しく,時には温かいご指導を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが,大学教職員の皆様,関係当局の皆様,また,地域の方々の温かいご指導ご支援を心よ
りお願い申し上げ,甚だ簡単ではございますが,入学の挨拶とさせていただきます。
- 17 -
4317
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
平 成 2 7年 4 月 6 日 ( 月 )
大学院学校教育研究科入学式挙行
夜間クラス(入学者
- 18 -
47名)
4318
-
国立大学法人兵庫教育大学学報
式
辞
学長
平成27年4月別冊
-
加治佐
哲也
平成27年度学校教育学部入学式式辞
国立大学法人兵庫教育大学学校教育学部平成27年度172名の入学生の皆さん,ご入学おめでとうございます。
大学を代表いたしまして心からお祝い申しあげますとともに,皆さまを歓迎致します。
保護者の皆さま,本日は入学式へのご参列ありがとうございます。数ある大学の中から兵庫教育大学をお選
び頂きまして本当にありがとうございます。これから4年間お子様の学びと育ちをぜひ見守っていただきたい
と思います。あわせまして本学へのご協力,ご支援をよろしくお願いしたいと思っております。これを機に在
学中だけではなくて,それ以後もまた絆を深めて頂ければありがたいと思っております。
さて,172名の入学生の皆さん,皆さんは学校の教員になるということを目的に入学されたと思います。幼
稚園の先生,保育所の先生,最近増えてきた認定こども園の先生,それから小学校の先生,中学校の先生,中
には高校の先生を目指している方もいると思います。名前の通り,本学は教員を養成する専門の大学です。専
門大学として,本学は教員養成スタンダードという学校の教員が身につけるべき資質や能力を表現した基準を
作成しております。皆さんは4年間,この教員養成スタンダードに書かれた資質・力量の獲得を目指して,教
育を受ける,学修をするということになります。これからオリエンテーションなどで,教員養成スタンダード
がどういうものか,かつそれをどういうふうに使っていくのかについて詳しい説明があると思います。ぜひし
っかり知ってください。
これから本学の教員養成教育の根幹にあるスタンダードについて簡単に申しあげます。スタンダードについ
ての最初の学習であると思ってください。
五つあります。一つは,教師としての素養と使命感です。教員として礼儀作法とか社会常識があるかどうか,
さらには教員という仕事がよく分かっているかどうか,教員として高い志を持っているかどうか,そういうこ
とです。これが一番基本です。
二番目は,子ども理解ということです。先生はプロですから,子どもを正しく知らなければならないのです。
子どもは年齢によって発達状態が違います。障害のある子どももおります。様々な文化的背景あるいは家庭的
な背景を持った子どもがいます。そういうことを正しく理解するということです。これは教育学,心理学の授
業でしっかり学んでください。
三つ目は,国語や算数といった教科,道徳,そういうものの教材を研究する力,また適切に子どもたちに指
導する力です。教科の教材研究や指導力ということになります。最近はICTを活用した授業が進んでいます。
たとえば,反転学習といって子どもたちがタブレットであらかじめ学習の内容を学んできて,授業の本番では
子どもたちがそれを基に相互に議論をする,お互いに教え合うという授業も行われています。そういうことを
ぜひ学んでください。
四つ目は連携・協働ということです。先生は学級を担任しますが,子どもとの関係だけで教育活動が成り立
つわけではありません。もちろん子どもたちとの関係が一番重要ですが,他の先生方,校長先生,あるいは保
護者,地域の方々,その他様々な方々と一緒になって,子どもたちの教育をつくらなければなりません。だか
ら,そういう人々と交流できるコミュニケーション力が必要なわけです。
最後五つ目は,教員は専門職です。専門職というのは,その職にある間はずっと学び続けなければなりませ
ん。学び続ける力が最後の五番目にきます。子どもたちが変わります。学校の教材も変わります。指導法も変
わります。そういうものを常に勉強していかないと教師として通用しなくなります。ですから,学び続けると
いう意識と力をこの4年間で養ってください。
それでは,この教員養成スタンダードに基づいて教育を受け,学修をしていきますが,私は皆さんが4年間
の学業生活を送るなかで大事と思われる点を四つ申しあげたいと思います。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
一つは,こういうことをこういう場で言うことは必ずしも適切ではないとは思いますが,あえて申し上げま
す。学生生活において,守るべき規則は必ず守るということです。二十歳にならないと飲酒はできません。た
ばこも吸えません。それから駐車の仕方等々の交通ルールがあります。これらは守らなければなりません。学
生寮に入られる方も多いと思います。学生寮の規則は守らなければなりません。
先程,私は教師としての素養ということを申しあげましたが,規則を守るということは教師になる者にとっ
てその資質の基本です。駐車違反をする。気分が緩んで飲酒をしてしまう。勧められて飲酒をしてしまう。こ
れらは絶対に許されません。場合によっては処罰されますし,教師への道が断たれることもあります。
何よりも大事なのは普段から規則を守らなければならないという自覚を持っていることです。そうでないと,
採用試験のときに見抜かれます。また,教師になってから,隙が出てしまって規則を破ってしまうということ
が起こりがちです。ですから,そのことをまずは心がけてください。特に最初に誘惑が多いのは飲酒です。飲
酒は絶対になりません。
二番目です。皆さんはグローバル化の時代に生きます。地元の小学校の先生,幼稚園の先生になりたい人が
たくさんいると思います。大変結構なことです。ただし,地元にいてもグローバル化に対応しなければなりま
せん。どこの小学校でも,英語教育が拡充されます。外国で育った子ども等々,いろんな背景を持った子ども
たちが入学してきます。学校で取り上げる教材も様々な外国のものを取り上げなければならない。
ですから,できれば学生の間に留学をすることを勧めます。本学は長期の留学だけではなく,短期の留学プ
ログラムをたくさん設けております。ヨーロッパ,アメリカ,アジアの国々です。国際交流センターがそうい
うプログラムを用意しています。ぜひ活用してください。外国人留学生もたくさんおります。ぜひ留学生との
交流をしてください。
その際に大事なことは英語力です。小学校の先生にも英語は必須です。ぜひ,英語力を身につけていただき
たい。韓国,台湾の大学の学生と英語だけで交流するプログラムもあります。ぜひそれにも参加してください。
それから三番目です。皆さんは,最初に申しあげましたように教員になることが目的です。本学の教員就職
率は非常に高いです。教員就職率が高いことを理由に,本学を志望された方も多いと思いますが,合格して教
員になっている方は,楽に教員になったわけではありません。相応の努力をしているということです。早い段
階から準備をした方が当然ながら,合格するという傾向があります。本学は教職キャリアセンター等で,たく
さんのサービスを準備しております。ご自分の所属されるコースやゼミでも提供されるでしょう。そういうサ
ービスをできるだけ早くから活用してください。
職を得ることが一番の目的のはずですので,そこは最初から忘れないでください。どうしても最初の内は,
なかなかそういう気にならないかと思います。気持はよく分かりますが,職を得るために早くから努力をする
ということをぜひ心がけてください。そのために大学のそういうサービスを活用するということです。
最後の四番目です。皆さんはこういう環境にある本学に入学されました。ここに入学されたからには,本学
の持つ良い面を見るようにしてください。交通が不便であるとか,大学が小さいとか,大学の周りに何が無い
とか,これらは致し方ありません。これを求めることは無いものねだりです。入学された以上は,無いものね
だりは全くの無意味です。
そうではなくて,本学が持つ良さ,強みを見てください。小規模ですけれども教員がたくさんおります。丁
寧な指導,少人数の指導が行われるということです。クラブ活動の種類がたくさんあります。登場機会が多く
なるということになります。大学院が非常に大きいのです。現職教員の大学院生もたくさんおられます。そう
いう方々と交流すると教員になる勉強が自ずとできるということもあります。そういう良い面を見るようにし
てください。それが学びを決定づけます。マイナス面だけ見ていると学びが少なくなります。ぜひそういう心
がけを持ってください。
皆さんの4年間が実り豊かで,かつ教員になるという目的を達成するものであることを祈念いたしまして,
私のお祝いの挨拶としたいと思います。どうぞ頑張ってください。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
入学生代表挨拶
平成27年4月別冊
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学校教育学部入学生代表
学校教育専修
学校心理系コース
北
海
爽
加
穏やかな春の陽射しを受け,ここ嬉野の台地にも新しい息吹きを感じるこの良き日に,この長に厳粛で盛大
な入学式を挙行していただき,誠にありがとうございます。またご多用中にもかかわらず,多数のご来賓の皆
様のご臨席を賜り,心よりお礼申し上げます。
長くつらい受験を乗り越え,只今兵庫教育大学に入学を許可されました私達第三十四回入学生は今まで努力
したことが実ったという感動,そしてこれから憧れの教師という職業の実現に向け,一歩ずつ近づいて行くと
いう希望に満ちあふれています。私達は兵庫教育大学の学生であるという自覚と誇りを持ち,その名に恥じな
いように仲間と共に努力することを誓います。
昨年,ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが,世界の子供たちに教育の必要を訴えたように
これからの時代,教育は重要なテーマとなり,子どもたちの教育を担当する教師も重要な職業となっていきま
す。しかし,今日教師という職業は決して容易な職業ではありません。学力格差,いじめ,学級崩壊,不登校
といった多くの問題があり,それらの問題に広い視野を持って柔軟に対応できる教師が必要とされています。
そのためにも「実践的な教育」といった教育理念のもと行われる本学のカリキュラムや,地域へのボランティ
ア活動に自発的に参加し,本学で学んだことを自分のものにしていきたいと思います。そして実際に教師にな
った時に子ども達,保護者,地域の方々とコミュニケーションをしっかりととり,それらの問題に的確に対応
していきたいと考えています。
時には自分が目指す教師としての理想と現実のギャップに悩むこともあると思いますが,先輩方が作ってこ
られた歴史や実績に負けないよう,仲間と共に夢を切り開いていきます。
今,私達がこうして入学式を迎えられたのも決して一人の力ではありません。共に励まし合い,喜びや苦し
みを経験した友達,どんな時も私達の背中を押し続けて下さった先生方,そして私達を今日まで育ててくれた
家族。私達はこの多くの方々への感謝の気持ちを忘れず,充実した大学生活を送っていくことを誓います。
最後になりましたが,諸先生方,先輩方,地域の皆様,まだまだ未熟な私達ですが,どうかご指導ご鞭撻の
ほど,よろしくお願いします。
以上をもちまして入学生代表の挨拶とさせていただきます。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平 成 2 7年 4 月 6 日 ( 月 )
学校教育学部入学式挙行(入学者
172名)
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平成27年4月別冊
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国立大学法人兵庫教育大学学報
式
辞
学長
平成27年4月別冊
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加治佐
哲也
平成27年度大学院連合学校教育学研究科入学式式辞
27年度の28名の入学生の皆さん本当におめでとうございます。我々4大学一同,皆さんのご入学を心より歓
迎いたします。今日は土曜日ということで,たくさん参列いただきました。本当にありがたいと思います。
皆さんは,一大決心をして入学されたと思います。受験されるについても,そう簡単なことでは無かったと
思います。入学試験もそう易しくはないし,それ以前の指導教員と打ち合せての研究計画の作成もハードルが
高いですので,相当の準備をされて入られたことと思います。これから入学をされるわけですが,修了つまり
博士号取得はもっとハードルが高くなります。3年が一応決まりですけれども,場合によってはそれ以上かか
ってもいいと思います。いずれにいたしましても,相当の決心と投資をされておりますので,ぜひ目的をあき
らめずに叶えていただきたいということを最初に申しあげます。
本連合学校教育学研究科のミッションはご存じのとおり,教育実践学の推進です。理論と実践を架橋・融合
するような研究を,それぞれの専門分野でぜひ結実させてください。そして博士学位を取得してください。こ
れからの教育研究の現場では,とりわけ教員養成の現場では,理論と実践を架橋・融合した教育研究のできる
研究者が強く求められています。実践と理論の両方が分かる研究者です。まずはそのことをご確認ください。
本日は,そういう研究を推進される皆様に三点ほど申しあげたいと思います。
一つは,これは皆さんが言われると思っておられることです。すなわち,研究倫理を強く自覚していただき
たいということです。恐らく,研究倫理を守ることは当然のことだと思っておられると思います。ところが,
最初から研究倫理に悖ることをやろうと思ってやろうとする人は,実際にはいないでしょう。いろんな事情の
なかで,追いつめられてせざるを得ないということになるのです。ですから,そういう自分が苦境に陥った状
況のときでも絶対にやらないという強い意志というものを,ぜひ謙虚になって確認して下さい。この連合学校
教育研究科では研究倫理教育のプログラムを用意いたしております。分かりきったことと軽視するのではなく,
謙虚になってあらためて研究倫理をきちんと学んでいただきたいと思います。
はっきり申し上げて研究倫理を一度でも破ると,研究者としての将来はありません。研究倫理に反する行為
が長く続けば続くほど,その結末は悲惨です。与える影響が大きいということです。本人に対する処罰も大き
い,家族も多大な迷惑をこうむる,さらには指導教員も迷惑します。場合によっては,その専門の学問分野も
信用を失うことになりかねません。研究倫理を破るぐらいなら,研究者を辞める,あるいは論文作成にもっと
時間をかける,研究成果が出るのが遅くなってもいいというぐらいの気持ちが絶対必要です。
二点目です。皆さんは3年間で,博士号を取得することを目指されていると思います。当然です。ただし,
これまでの研究の経歴の長い方,あるいは年齢の高い方も含めてですが,博士号取得後がもっと大事であると
いうことです。博士号というのは,それまでの実績に対する表彰という面もないわけではありませんが,取得
後の研究を推進する能力を証明するという意味合いが強いのです。ですから,博士号取得後は,一層研究に励
んでいただかなければなりません。3年間で取らなければならないですから,極めてハードです。効率的に論
文作成をしなければなりません。
しかし,短期的な成果のみを求めると本当の力はつきません。博士号は取得したけれども,その後の研究成
果は続かないという人は結構おります。評価されるのは最近5年の研究業績ですので,古い研究業績は評価さ
れなくなります。ということは常に新しい研究業績をつくる必要があるということです。そういうことですの
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
で,博士課程では,博士号を取得することを通じて,将来につながる研究能力を身につけないと意味がありま
せん。そのためには時間がかかるかもしれません。むしろ,かかってもいいというぐらいの気持ちで取り組ま
れた方が結局は,研究者として成功することになるのではないでしょうか。
三つ目です。研究者にはネットワークが極めて重要です。研究は基本的には個人で行うものです。しかし,
そうではあっても,研究者間での情報や知見の交換は不可欠です。また研究者には,他の研究者と協力し合い,
助け合いながら実施する共同研究に参画することが求められます。
ぜひこの博士課程の在学中に,研究者ネットワークを作ってください。指導教員とはもちろん,他の連大の
先生方,とりわけ同僚の方々の間の交流を盛んにして下さい。皆さんは4大学それぞれに分かれますので,日
常的に会われることは少ないと思います。連合大学院はそのために,学生が参加できる研究プロジェクトを用
意しています。他にもD1セミナーですとか,4大学の学生が一緒に会する場があります。皆さん忙しいから
なかなか出にくいとは思いますが,ネットワーク作りと思ってぜひ積極的に参加するようにしてください。同
じ連大の院生であっても専門分野がそれぞれ違います。むしろ違う専門分野の方とネットワークを作ることも
有用と思います。先程,二番目に申しあげた研究を続けていくためにも,ネットワークは有効に働きます。ぜ
ひ,そこを心がけていただければと思います。
いずれにいたしましても,これから3年,あるいはそれ以上になるかもしれませんが,学位取得を目指して
頑張ってください。それでは皆さんの健闘を祈りまして,私の挨拶といたします。おめでとうございました。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
入学生代表挨拶
平成27年4月別冊
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大学院連合学校教育学研究科入学生代表
教科教育実践学専攻
川
真
田
早
苗
桜の花が満開となり,春の躍動を感じる今日の佳き日に,私たち二十八名は,兵庫教育大学大学院
学校教育学研究科
連合
第二十期生として入学を許可されましたことを,心より嬉しく誇りに思います。
ご列席の皆様には,ご多用の折にもかかわらず,私ども新入生のため,入学式にご臨席を賜り,心よりお礼
申し上げます。
また,ただいま加治佐学長ならびに構成大学長より,温かいご祝辞をいただき,入学できました喜びをかみ
しめるとともに,私たちに課せられた使命の重さを改めて感じております。
今,日本の教育は変革の歴史的段階を迎えています。知識基盤社会,高度情報化社会,グローバル社会の進
展,価値観の多様化,多発する自然災害等は私たちの社会や生活環境を激しく変貌させています。このような
変化の激しい社会において,今自分が必要とすることを自分の力で選びとり,その生活を充実させていく「主
体的に生きる力」を子どもたちに身に付けさせるため,知識の習得を目的にしてきた従来の教育だけでなく,
知識の活用を可能にする資質・能力の育成をめざす教育へと実質的な変革が求められています。
学校教育学研究においては,社会の変化や,学校,教師,子どもたちの現状を見据え,自らがもつ可能性を
十分に発揮することで,子どもたちが自立することを目指す教育の実現を図ることができるよう,理論的研究
を深め,それを実践的かつ実証的に検証しながら,実践学研究を行うように努める必要があります。
私たち二十八名は,それぞれの研究主題に基づき,子どもたちの健やかな成長を願いながら,日々学校現場
で行われている教育実践を研究対象とし,兵庫教育大学,上越教育大学,岡山大学,鳴門教育大学の優れた研
究環境を活かし,総合的・学際的な視点からの実践的研究を通して,今日の教育課題の解決に努めたいと考え
ます。
しかしながら,もとより未熟な私たちでございます。加治佐学長を始め,学内の諸先生方には,教育学の先
達としてたくさんのことをご教示いただき,またお導きくださいますよう御願い申し上げます。
また,本日よりお世話になります大学職員の皆様,地元加東市を初め,各大学所在地の皆さまにもお力添え
をいただきますよう,重ねてお願い申し上げます。
最後になりましたが,本日はこのような盛大な入学式を行っていただきましたことを心から感謝申し上げ,
入学にあたっての挨拶といたします。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平 成 2 7年 4 月 1 1 日 ( 土 )
大学院連合学校教育学研究科入学式挙行(入学者
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28名)
平成27年4月別冊
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平 成 2 7年 4 月 9 日 ( 木 )
附属小学校入学式挙行(入学者
75名)
平 成 2 7年 4 月 9 日 ( 木 )
附属中学校入学式挙行(入学者
102名)
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平成27年4月別冊
4327
国立大学法人兵庫教育大学学報
平成27年4月別冊
平 成 2 7年 4 月 1 4 日 ( 火 )
附属幼稚園入園式挙行(入園者
3歳児
27名,4歳児
編集発行
7名)
兵庫教育大学総務部総務課
〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1
電 話 (0795)44-2431
http://www.hyogo-u.ac.jp/
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