岐阜県障がい者 農業参入チャレンジ事業開始

がい者農業参入チャレンジセン
祉協議会がこの事業を受託し、「障
て行うこととなり、岐阜県社会福
東海地方でも、国の機関である
東海農政局では、すでに数年前か
証されています。
て実施されており、その効果も検
県・鳥取県・島根県等多くの県に
こととなりましたが、すでに長野
し、その結果をもとに実施される
ついて」というアンケートを実施
(就労系)の農業への取り組みに
また、本事業は、昨年8月に県
が「障がい者福祉サービス事業所
とを目的としています。
障がい者の福祉増進に寄与するこ
域 の 拡 大 や 工 賃 の 底 上 げ を 図 り、
を派遣し、農家が安心して仕事を
門知識・技術を持ったサポーター
こういった場合、専門的な技術
や知識が必要になる場合がありま
することも含みます。
を事業所内で選別や小分けしたり
設外就労や、農家が収穫したもの
農家等の仕事のお手伝いについ
ては、農家へ赴いて仕事を行う施
行っていきます。
組む等あらゆる農業と福祉がコラ
者事業所自身が自前で農業に取り
い者事業所が行うことや、障がい
岐阜県障がい者
農業参入チャレンジ事業開始
ター」を立ち上げました。
ら「東海地域の農業分野における
任せ、事業所も技術等が無くても
事業の概要
本事業は、障がい者の地域にお
ける自立生活の実現を目指し、経
障がい者就労促進ネットワーク」
取り組む事ができます。
すが、チャレンジセンターから専
ボレーションするための支援を
済的自立を支えるため、就労関係
を作り、県内でも多数の事業所等
者が農業に取り組む事ができるよ
ういろいろな相談に応じていきま
す。
▲市場へ出荷するために、重さを量りながら丁寧に袋詰めして
いきます。=下呂市A型事業所マコト
▲障がい者の方が水耕栽培に挑戦。水菜の移植作業に真剣に取り組んで
います。=海津市B型事業所アグリピア農場
今年度「障がい者農業参入チャ
レンジ事業」を県が新規事業とし
事業所等を利用する障がい者の職
が参加しています。
本事業は、農業法人や農家等が
行っている仕事のお手伝いを障が
事業の内容紹介
その他、農家が安心して仕事を
発注できるように、また、障がい
▲事業所が所有する畑で、障がい者の方がたくさんの
苗を協力し合って植えています。=下呂市B型事業
所たんぽぽファーム
(第640号)( 2 )
毎月15日発行 平成27年9月15日発行
就労場所の提供
現在の活動状況 ありがたいことに、すでに数種
の仕事の問い合わせがあり、現在
本事業の開始と今後の情報提供の
就 労 系 事 業 所 約 2 9 0 事 業 所 に、
今後の活動の一助とするための先
り具体的な事業のイメージ作りや
また、農業者・就労系事業所・
行政機関等にご参加いただき、よ
調整している最中でもあります。
希望についてアンケートを行った
進 事 例 報 告 等 を 内 容 と し た「 障
現在のチャレンジセンターの活
動については、5月下旬に、県内
事業所から希望有りと
がい者農業参入チャレンジセミ
ところ、
の返事を受けました。
ナー」を9月3日に開催しました。
調査しています。
を得て、JA他、農業法人や企業
でマッチングができるよう計画い
より多くの農業者や障がい者事
業所の訪問等を行い、多数の仕事
農業者からの仕事の発注につき
ましては、岐阜県農業会議の協力
等に本事業の周知を図っていると
E-meil [email protected]
(内線)2661
FAX 058 ―275 ―4888
電話
チャレンジセンター
058 ―273 ―1111
岐阜県障がい者農業参入
岐阜県社会福祉協議会
岐阜県福祉会館内
岐阜市下奈良2‐2‐1
お問い合わせ
たしております。
今後に向けて
現在は、この事業所全てを訪問
し、より詳しいご希望等の状況を
60
ころです。
▲岐阜大学に就職された障がい者の方が、除草剤の散布
作業を行っています。=岐阜大学農場
農業者等
農作業の実施
障がい者
施設
農業団体等
・健康福祉部
・農政部、林政部、商工労働部
・教育委員会
福祉団体
毎月15日発行 平成27年9月15日発行
( 3 )(第640号)(昭和33年 8 月30日第三種郵便物認可)
事業イメージ
障がい者農業就労支援サポーター
技術支援
マッチング
障がい者農業参入チャレンジセンター(県社会福祉協議会)
障がい者農業就労支援コーディネーターの配置(2名)
・障がい者施設と農業者等の仕事の橋渡し
地域ネットワーク協議会
県プロジェクトチーム
○平成27年度~平成29年度
・「障がい者農業参入チャレンジセンター」の設置によるマッチングの開始
・農業者、障がい福祉施設の相互理解の促進
・実際のマッチング事例を通じて、障がい者が従事できる農作業のリスト化、成果・課題の分析(平成29年度)
・農福連携の普及啓発⇒自主契約の推進
○平成30年度以降
・作業請負(施設外就労等)の通年化の検討(複数の農業者からの作業受託等)
・新たな農福連携モデルの検討(6次産業化、施設自身の営農、農業者による障がい者の直接雇用)
事業スケジュール