茨城県消防救助技術大会開催 - 公益財団法人 茨城県消防協会

 日頃の消防救助訓練の
成果を競う「第四十二回
茨城県消防救助技術大
会」が、六月十七日(水)
茨城県立消防学校におい
て開催されました。
近年の消防を取り巻く
状況は、都市構造の近代
化と過密化による災害の
複雑化、異常気象等に起
因する自然災害の増加、
また首都圏直下地震等を
はじめとする大規模災害
の発生も懸念され、住民
の生命・身体・財産を災
害から守る消防の任務
は、ますます重要性を増
してきており、特に災害
救助に携わる隊員にとっ
て、専門知識と体力、そ
して高度な救助技術を修
得することは、正に急務
とされております。
今回の大会には、県内
二十四消防本部・四千三
百八十五名の消防職員か
ら選抜された精鋭三百七
十二名の隊員が、日頃の
訓練の成果を発揮し、互
いに持っている救助技術
を披露し、技術の相互交
昭和41年9月30日
発 行 所
水戸市千波町1918番地
茨城県総合福祉会館内
公益財団法人 茨城県消防協会
編集発行人
消防協会長 葉 梨 衛
印刷所
冨士オフセット印刷㈱
1部 15円
購読料は年会費に含まれています
県消防救助
技術大会
換、研鑽の場となりました。
開会式に続き、団体競技の三種目「ロ
ープブリッジ救出」、「障害突破」、「引揚
救助」の順に実施され、本番さながらの
熱気と緊張感溢れる救助技術が披露され
ました。
隊員各位のこれまでのご努力と、それ
を支えてこられた関係者の皆様のご労苦
に敬意を表しますとともに、今後ますま
すのご精進とご健闘を心から祈念いたし
ます。
なお、本大会で優秀な成績を収めたチ
ームは、七月十七日(金)に入間東部地
区消防組合東消防署において開催された
関東大会に出場し、立派な成績を収めま
した。県大会及び関東大会の成績は次の
とおりです。
6・7月号
《陸上の部》
◎ロープブリッジ救出
一位 常陸太田市A〔井坂彰良・菊池
仁康・根本拓磨・大関駿斗〕
二位 常陸太田市B〔會澤卓也・大曽
根敦・高橋翔・加藤雄貴〕
三位 筑西広域A〔早瀬融・萩原将大・
鈴木秀明・小島巧〕
四位 かすみがうら市A〔小島優希・
小松﨑靖・圓城寺辰夫・皆川将
吾〕
五位 石岡市A〔菊地輝・鈴木一将・
小松﨑佑太・藤岡隆裕〕
六位 日立市A〔菊池直幸・本城裕也・
新妻佳央・穴水龍太〕
※一~三位は関東大会出場
◎障害突破
一位 ひたちなか・東海A〔立原歩夢・
柴田翔平・楠本雄太・内山健一・
田村慧〕
茨城西南A〔石塚史好・若旅俊
二位
樹・岡田和人・渡邉拓也・澤邉
貴弘〕
三位 日立市A〔金成宗典・川﨑弘基・
讃岐匡朗・菊地竜也・落合優〕
四位 日立市B〔渡邉義典・神永和成・
鈴木政敏・和田真輝・佐藤庄悟〕
五位 茨城西南C〔長妻秀一・横山貴
志・後藤大祐・矢部泰宏・栗田
翔平〕
六位 土浦市B〔中泉英行・福本純・
糸山直宏・菊田晃嗣・桐原拓麻〕
※一~三位は関東大会出場
◎引揚救助
一位 ひたちなか・東海A〔野田寛人・
消防救助技術大会開会式
平成27年8月15日
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3.
6.
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12月15日発行)
防
消
城
茨
1
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第三種郵便物認可 第644号
茨城県消防救助技術大会開催
安藤恭平・永井愁・田中仁・永
井祐行〕
二位 かすみがうら市A〔中山喬仁・
久保庭友輝・飯田浩樹・林賢司・
永沼好浩〕
三位 稲敷広域A〔油原圭彦・折原慎
吾・小暮竜太・羽成翔・大野卓
也〕
四位 茨城町B〔江幡光・小林純・遅
野井隆弘・木村顕・清宮隼人〕
五位 日立市A〔加藤綾・小林敬弘・
中澤亨太・渡邉夏樹・雨海慶大〕
六位 茨城西南B〔永塚一樹・諏訪康
太・久保木貴大・石原朋哉・山
室潤紀〕
※一~二位は関東大会出場
第四十四回 消 防 救 助
技術関東地 区 指 導 会
研修は、最初に県防災・危機管理課の
大高参事兼課長から「県の防災・危機管
理 行 政 に つ い て 」、 県 防 災 航 空 室 の 飛 田
室 長 か ら「 県 防 災 航 空 隊 に つ い て 」
、県
立 消 防 学 校 の 齋 藤 校 長 か ら、
「消防学校
教育訓練について」それぞれ順次説明が
ありました。
続いて、日本消防協会が実施している
出前講座を活用し、長野県消防協会参与
でもある五十嵐幸男先生を講師として招
消防団長研修会を
日立市で開催
平成二十七年度消防団長研修会が日立
市の「国民宿舎鵜の岬」及び「日立市消
防拠点施設」を会場に、七月九日(木)
~十日(金)の日程で開催されました。
この研修会は当協会の重要行事で、毎
年茨城県との共催で実施しており、今年
の出席者は、各市町村消防団長又は副団
長(代理出席)四十四名、同随行者三十
五名、茨城県七名、日本消防協会六名な
ど、合計九十三名に上りました。
き「災害対応事例等を踏まえた消防団運
営について」講演頂きました。
休 憩 を は さ み、「 日 本 消 防 協 会 福 祉 共
済 制 度 等 に つ い て 」、 日 本 消 防 協 会 の 磯
部火災共済部長及び小林福祉部主幹から
制度の概要等について説明を受けました。
最後に、日本消防協会が実施している
健 康 増 進 事 業 の 一 環 と し て、「 消 防 団 員
の健康セミナー」が行われ、ヘルシーメ
ニューの開発やメタボ減量指導等で幅広
く活躍する(株)けんこう総研代表取締
役のタニカワ久美子先生に「ロコモを未
然に防ぐ」と題して、運動機能の低下を
抑える手法等について、簡単な運動を踏
まえ御講演頂き、身体を動かしながら受
講した影響なのか、出席した皆さんはリ
ラックスした様
子で聞き入って
いました。
翌日は、日立
市の消防拠点施
設であり東日本
大震災時にも災
害対策本部とし
て機能した日立
市消防本部にて
視察研修を実施
し、震災時の市
の対応状況等の
説明を受けると
ともに、施設の
免震構造等につ
いて視察しまし
た。日立市消防
本部の皆様、御
協力ありがとう
ございました。
タニカワ講師の講演
(七月十七日・埼玉県富士見市・
入間東部地区消防組合東消防署)
《陸上の部》
◎ロープブリッジ救出
常陸太田市二チーム(入賞)
筑西広域(入賞)
※常陸太田市二チーム及び筑西広域は
全国大会出場
◎障害突破
ひたちなか・東海(入賞)
日立市(入賞)
※ひたちなか・東海は全国大会出場
《水上の部》
◎基本泳法
茨城西南〔山口敬介〕
(入賞)
五十嵐講師の講演
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昭和41年9月30日
第三種郵便物認可 第644号
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平成27年8月15日
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12月15日発行)
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第三種郵便物認可 第644号
昭和41年9月30日
第三十回茨城県幼年少年婦人
防火大会 筑西市で開催
幼少年婦人防火委員会長表彰受賞者
茨城県、茨城県幼少年婦人防火委員会
及び筑西市など七団体の共催による茨城
県幼年少年婦人防火大会が、平成二十七
年八月七日(金)に筑西市の明野公民館
イル・ブリランチにおいて、来賓を始め
大勢の参加者を得て盛大に開催されまし
た。
この大会
は、火災予
防思想の一
層の普及と
民間防火組
織の結成促
進を図るた
め、幼年消
防クラブ、
少年消防ク
ラブ、婦人
防火クラブ
と消防関係
機関が一堂
に会し、相
互に交流を
深めること
を目的に毎
年会場を別
にして開催
されます。
大会は、
主催者とし
て橋本知事
と葉梨消防
協会長が挨
拶し、続い
て開催地筑
西市の須藤
市長から挨
拶、その後、
消防協会長表彰受賞者
茨城県議会を代表して山岡県議会副議長
から来賓祝辞を頂戴して表彰へと移りま
した。
表彰式終了後のアトラクションでは、
明野保育園幼年消防隊の園児による可愛
い演舞が披露され、会場は大いに盛り上
がりました。
続いて、下館工業高校ジャズバンド部
によるジャズコンサートが行われ、軽快
で懐かしいジャズ音楽に多くの拍手が送
られました。
本大会の準備にあたられた地元消防本
部や筑西市などの関係者の皆様に改めて
感謝申し上げます。
なお、受賞者は次のとおりです。
茨城県幼少年婦人防火委員会長表彰
『優良民間防火組織』
ともべ幼稚園幼年消防隊ほか八団体
『優良民間防火組織クラブ員』
西美栄子(久慈大みか女性防火クラブ)
ほか七名
『優良民間防火組織指導者』
柴田幸子(すみれこども園幼年消防隊)
ほか七名
茨城県消防協会長表彰
『優良民間防火組織』
水戸市立河和田保育所幼年消防クラブ
ほか九団体
『優良民間防火組織クラブ員』
直井安希子(赤塚地区女性防火クラブ)
ほか八名
『優良民間防火組織指導者』
木村直文(石岡幼稚園幼年消防クラブ)
ほか八名
としての知識や技術の習得に努めました。
今後、地域に戻られてからも、研修の
成果を地元消防団員に対する教育訓練に
活用しながら、ご活躍されることをご期
待いたします。
編 集 後 記
TEL029[224]3450 FAX029[224]3430
水戸市袴塚 1-1-2
残暑お見舞い申し上げます。
今年度の行事も着々と進み、来月下旬
からは消防ポンプ操法競技大会地区大会
が始まります。熱い中での訓練は大変か
と思いますが頑張ってください。選手の
皆さんには、暑さ対策とともに、体調管
理に留意され十分な成果が得られること
をご祈念いたします。
い つ も の こ と で す が、「 茨 城 消 防 」 で
は消防に関する行事や珍事など、記事の
提供をお待ちしております。
ま た 、 広 告 掲 載 を 募 集 し て お り ま す
( 掲 載 料: 掲 載 一 回 税 込 み 五 千 四 百 円、
掲載サイズについては誌面四頁の掲載広
告を参照して下さい。)。是非、ご連絡く
ださい。 (き)
水戸スポーツ株式会社
消 防 団員幹部教育
第五十五期指導員養成科修了
今年も、県
立消防学校に
おいて県内各
市町村から三
十九名の参加
を得て、消防
団員幹部教育
第五十五期指
導員養成科
が、六月十三
日~十四日と
七月九日~十
日の延べ四日
間の日程で行
われました。
消防団員の
教育訓練を担
当する幹部課
程ということ
で、「 幹 部 の
心得」をは
じ め、「 現 場
指揮・安全管
理」、「訓練礼
式」、「防災対
策全般」、「火
災 防 ぎ ょ」、
「 救 助・ 救 命
活動」等、訓
練を重点とし
た研修を実施
し、幹部団員
指導員養成科入校生
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昭和41年9月30日
第三種郵便物認可 第644号
防
消
城
茨
平成27年8月15日
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3.
6.
8.
10.
12月15日発行)