三室戸小学校 校長室だより 2月号(保護者向け) 「感謝の集い」

三室戸小学校 校長室だより
2 月 号 (保 護 者 向 け )
「感謝の集い」
2月25日(木)の1校時に本校体育館で学校ボランティアにかかわってくださっている方々
を対象に児童会が主催し「感謝の集い」をとりおこない、3月の生活目標の「ありがとうの気持
ちを伝えよう」を実践するよい機会にもなりました。
三室戸小学校には登下校見守りボランティア・生け花ボランティア・図書ボランティア・畑ボラ
ンティアの各団体の他、喜老会の方々や自治会の方々が地域での子どもの安全や健全育成
に欠かせない整備や運営に深く関わってくださっています。三室戸学区には総勢100名をこえ
る学校ボランティアがおられますが、本日は代表の21名が参加してくださいました。
まず校長が挨拶で児童に「本校のようなたくさんの方々がこのように深くかかわってくださ
っている地域はめずらしく、本当にありがたいことである。」と謝辞を述べた後、先日、登下校
見守りボランティアさんが以前おっしゃっていた「万一、暴走車や不審者が子ども達に向かって
きた時、私は自分の命をなげうち子ども達を救う覚悟でこの任務にあたっています。」のお言
葉を紹介し、「みんなは保護者の方々をはじめ、地域の方々、学校の先生方に温かく包み込ま
れて生活しています。」と話をしました。まさしくそれは事実で、例えば莵道方面での朝の登校
時には登下校見守りボランティアの方々が20名近く道に出てくださっている時があります。私
は自分の中でこの道を「ほっとロード」と名付けています。心温かい方々が見守ってくださって
いますことによる「ほっと」と安心する「ほっと」、学校に至るこの道は少し坂道で歩くと少し暑く
なる「ほっと」をかけています。また学校内に「ほっとスペース」があります。木曜日10名以上
の図書ボランティアの方々が読みきかせや声かけをしてくださる図書室や10名の方々が汗を
流して整備してくださった畑も「ほっとスペース」です。生け花ボランティアの方々がいけてくだ
さった花の前に立っても「ほっと」します。
そして教頭先生がボランティアの方々の紹介をした後、児童会本部役員の代表がしっかり
とした口調でお礼の言葉を述べ、花束を贈呈しました。まとめにボランティアの方々の代表より
ひとこといただいたのですが、次の言葉が印象的でした。「三室戸の地域の子どもである皆さ
んは三室戸の私たちが守る覚悟です。」「みんなから毎日元気なあいさつをもらい、若がえり
ます。」「特に下校時は注意しなさい。事故は一瞬です。」「きれいな環境で学習してもらうた
めに花を飾っています。」「図書室をどしどし利用してください。」どの言葉も一生懸命してくだ
さっていることだけに心に響いてきました。
最後にこのようにお世話になっているボランティアの方々に小学生ができることはどんなこ
となのかを考えてみました。ボランティアの方々に対して感謝の意味を込めると同時に、自分
のためにコミュニケーション能力や人間関係を伸長させる意味でも大切なことは「あいさつ」
であると考えます。「雪の日に『寒くない。』と声をかけてくれた小学生がいたことが、本当に感
動した。」と語られた登下校見守りボランティアのお言葉が物語っています。
どうかご家庭でも「感謝の集い」や「あいさつ」について、話題にしていただけたらと願って
おります。
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〔校長コラム〕
1年間ご愛読ありがとうございました。
毎月の「学校だより」の挨拶だけでは、語りきれない内容や思いがありましたので、赴任しま
した昨年度からこのような「学校だより」とは別に「校長室だより」を毎月発行させていただい
ております。この「校長室だより」の左ページは学校の様子などを、右ページの「校長コラム」
では、少しくだけた私の思いの入った内容を掲載しております。今回は年度末ということで、
「校長コラム」のコンセプトをお伝えしたり、「校長コラム」に寄せられましたご意見から今後の
「校長コラム」のあり方を考えていきたいと思います。
〔「校長コラム」のコンセプト〕
①自分が感動しないことは人に伝わらない。私の「感動」を大切にしてきました。
②自分が経験したり、足で稼いだりしたことをお伝えしてきました。
③子どもの視点・学校の視点を絡ませて記載してきました。
④子どもの善行や前向きな気持ちをできるだけお伝えできるように特集しました。
⑤できうるかぎり双方向になるように「感想欄」を設けました。
〔「校長コラム」に寄せられましたご意見から〕
「私もそう思います。」や「そんな経験あります。」「楽しく読ませていただいています。」等の
温かいお言葉や励ましのお言葉を多数いただき、やる気の源になっております。
同時に様々な方面でご指摘をいただくことで、視野を広めたり、考えを新たにできありが
たく思います。その中から代表的なご意見を掲載します。
① 東宇治中学校の話題が多いのでは?→東宇治中ブロック小中一貫教育を推進する中
で、自分自身の中学教員の経験をいかし、児
童や保護者が9年間を見通すために中学校
の情報提供や紹介をしてきました。小学校の
話題紹介とのバランスも考慮し、引き続き紹介
したいと考えています。
② 児童の個人名は避けたほうがよいのでは?→よい行いや活躍をした児童の名前を記
載しましたが、個人情報保護の観点や
同じような行いをしていて、名前の載らな
い児童のことを考慮すると今後は慎重に
扱うべきであると考えます。
「感想欄」(ご意見をお願いします。))
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