福祉レクリエーション実技

福祉レクリエーション実技
授業科目名
skills Training for Social Welfare Recreation Work.(S)
開講内容
学年・学期
3・半期
履修の方法
選択
授業方法
単位数
実技
1
担当教員
小池和幸・高崎義輝
関連資格
福祉レクリエーションワーカー、高校福祉科教諭
授業の概要
福祉レクリエーション支援に必要な「活動分析」と「活動アレンジ」の技術及び「コミュニケーションスキル」についての実技、演習を行う。
授業の一般目標
1)福祉レクリエーション支援の実際を理解し、支援に必要な「活動分析」、「活動アレンジ」の技術や「コミュニケーションスキル」を習得する。
2)ロールプレイを行い対象者と支援者の理解を深め実践的な知識と技術を習得する。
授業の到達目標
■
認知的領域
■
情意的領域
医療・福祉現場で活用できる「活動分析」「活動アレンジ」及び「コミュニケーションスキル」を理解する。活動分析、活動アレンジができる。レクリ
エーション支援の評価ができる。
対象者中心(クライアントオリエンテッド)の福祉レクリエーション支援志向になる。
技能表現的 脳血管障害や認知症等の対象を理解し、意図的な福祉レクリエーション支援ができる。
領域
授業計画(全体)
主にグループ単位で活動分析、活動アレンジ、コミュニケーションスキルトレーニング等の実技・演習後、振り返りを行う。授業の内容に応じてグループ間で役割を分
担しディスカッションし授業ごとの課題を解決し発表する。
■
授業計画(各回のテーマ等)
回 授業テーマとその内容
[テーマ] オリエンテーション
[内容] ①授業概要の説明
①
②
回 授業テーマとその内容
[テーマ] レクリエーション活動分析3
[内容] ①認知症予防プログラムにおけるレクリエーション活動の分析。②フロー
⑨ の概念と活動分析の関係。
[テーマ] 回想法1
[内容] ①回想法とは。②認知症高齢者を対象としたグループ回想法の実際。
[テーマ] レクリエーション活動アレンジ1
[内容] ] ①援助対象に合わせたレクリエーション活動アレンジの理解。②対象の
⑩ ニーズに合わせたレクリエーション活動のアレンジ。
[テーマ] 回想法2
[内容] ①回想法によるコミュニケーションスキルの理解。②認知症の理解。③回
③ 想法プログラムの進め方。
⑪
[テーマ] 回想法3
[内容] ①ロールプレイによるグループ回想法の演習。(認知症高齢者のモデル
④ 体験)
[テーマ] レクリエーション活動アレンジ3
[内容] ①利用者のレクリエーションニーズの理解。②フローマップを利用したレク
⑫ リエーション活動の「楽しさ」の所在
⑤
[テーマ] 回想法4
[内容] ①グループ回想法のまとめ。(効果、活用法、応用事例)
[テーマ] レクリエーション活動アレンジ2
[内容] ①ゲームアレンジシートを活用した目的別レクリエーション活動の開発。
[テーマ] レクリエーション支援の評価1
[内容] ①レクリエーションの評価とは。②レクリエーションに関する最近の研究事
⑬ 例の紹介※レポート課題の提示
[テーマ] 回想法5
[内容] レクリエーション支援とコミュニケーションスキルの仕組みについて。グ
⑥ ループワークの仕組みと方法(回想法を例に)
[テーマ] レクリエーション活動分析1
[内容] ①活動分析とは。 ②活動分析の必要性。 ③レクリエーション活動の効
⑦ 果。(楽しさの効果)
[テーマ] レクリエーション支援の評価2
[内容] ①心理テストによる評価。(HDS-R、MMSE、バウムテスト、基本チェックリ
⑭ スト等)
⑮
[テーマ] レクリエーション支援の評価3
[内容] ①運動生理学的な評価。(心拍計、筋電計、重心動揺計等)
[テーマ] レクリエーション活動分析2
[テーマ] まとめ
[内容] ①転倒予防プログラムにおけるレクリエーション活動の分析。②アベドンの
[内容] ①授業目標到達度の自己評価。レクリエーションがもたらす「人の変
⑧ 社会的相互作用の段階。
⑯ 化」。楽しさとレクリエーション効果の関係。
成績評価方法(方針)
授業内レポート(評価割合30%)、授業外レポート(評価割合70%)、の結果を総合して成績評価を行う。出席は評価に加えず欠格条件とする。
成績評価方法(詳細)
成績評価方法 到達目標
認知的領域
情意的領域
技能表現的領域
履修上の注意(受講学生に望むこと)
評価割合(%) ・2/3以上の出席がない学生は、単位を修得することができない(欠格条件)
定期試験
授業内レポート
○
30%
授業外レポート
○
70%
演習・実技
授業態度
減点あり
出席
欠格条件
・授業態度が悪い(私語、居眠り等)学生は、成績評価から減点する。
・実技は特に受身にならないよう積極的に参加すること。
・実技と講義の両方の講義形態を用いるので授業時間確保のために遅刻は
特別な場合を除いて認めない方針である。
・授業の内容によって教室の形を変化させる場合に協力を要請する。
・注)レポート課題等提出物は指定された様式で丁寧に作成されたもののみ
を受け付ける。(条件を満たさないレポートは評価対象から除外する。)
関連科目
介護福祉とレクリエーション活動援助、介護福祉とレクリエーション援助演習
教科書
なし(必要に応じて資料を配布する。)
連絡先
小池和幸(F201)水14:20~15:50 高崎義輝(F216)水14:20~15:50
参考書
「楽しさの追及を支えるための介入技術」日本レク協会編